日本の不思議はアップダウン構造 |
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■ 日本論の大発見!日本アップダウン構造 ■ 第5号 (2003/11/09) ■
翻訳30数年のプロが、魔法のようなキーワード(アップダウン構造)を
使って、独創的日本論・日本人論・日本語論を展開する。
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□今回のもくじ
1. アップダウン構造の見つけ方 (三角関係を探せ)
2.編集余録 (若者こそアップダウン構造を学ぼう)
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1. アップダウン構造の見つけ方 (三角関係を探せ)
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ありがとう、すみません、おかげさまで、はアップダウン構造の言葉でした。
ごめんなさい、はアップダウン構造ではありませんでした。
今回は、アップダウン構造の言葉の探し方を学びましょう。
アップダウン構造の言葉を見つけるには、三角関係を探すことです。
この三角関係は、ちょっと見ただけでは分かりません。
しかし、慣れると、隠れている三角関係を見つける感が働くようになります。
言葉の探偵さんになったつもりで、隠れた三角関係をあぶり出していきましょう。
では、三角関係とは何か。
例によって、英語の助けを借ります。
「留守番」という日本語を英語に直すとどうなりますか。辞書によると、
留守番をする house-sit
留守番をする人 house sitter
ベビーシッターではなく、ハウスシッターと言うわけですね。
探偵さんがこれで通り過ぎてしまっては、浮気は・・・じゃなかった、三角関係は
見つけだせません。
house sitter は ショートカットそのものです。そこには 2者関係しかありません。
(House) --------------> (sitter)
家 番をする人
日本語「留守番」はどうですか。
留守をするのは、誰ですか、
家ではありません。番をする人でもありません。
留守をするのは、家の主人です。これは隠れた第3者なのです。
(主 人)
↓ ↑
主人が家を ↓ ↑ 主人に代わって
留守にする ↓ ↑ 番をする
↓ ↑
↓ ↑
↓ ↑
( 家 ) ← ← ← ← ← ← (番をする人)
留守番する
家 (house) の番をする (sit) と言えば、単純に済むのですが、日本人は
それでは済まさないのです。何故、番をすることになったのかという理由
(主人の留守)を、言葉ひとつの中に詰め込もうとするのです。
拙著『ありがとう日本アップダウン構造』をお読みの皆さんは、冒頭に
「避雷針」の話があったのを覚えてらっしゃいますか。
英語の Lightning conductor (避雷針) は、
(Lightning) → → → → → (conductor)
雷 (雷が針を通る) (針)
の2者関係に過ぎません。ショートカット構造はシンプルです。
日本語はシンプルでは済まさないのです。
人間が針を使う。
針が、雷を通す。
人間が雷を避ける。
(人間と針と雷の三角関係)
(人 間)
↓ ↑
人間が雷を ↓ ↑ 人間が
避ける ↓ ↑ 針を使う
↓ ↑
↓ ↑
↓ ↑
( 雷 ) ← ← ← ← ← ← → ( 針 )
針が雷を通す
もっと極端な例を一つ。
「留守番電話応答代行サービス」を英語に訳すとどうなりますか。
答えは、 Answering service これだけです。
ーーーーーーー
| 留守 |
| 番 |
| 電話 | + サービス
| 応答 |
| 代行 |
ーーーーーーー
|| ||
Answering + service
日本語は、ショートカット構造の単純な2者関係では飽き足りないのです。
3者関係どころか、時には4者5者6者関係までも、言葉ひとつにぎっしりと
詰め込もうとするのです。
日本語は、現実が複雑怪奇であるということをよく承知しているのです。
単純じゃあないのです、現実は。
しかし、それをあえて単純化して、ショートカット構造で切り取るのが、
西洋語です。単純化するところから、近代科学が生まれ育ちました。
近代科学というものは、複雑極まりない現実を、ショートカット的に切り取って、
限定して、構築された知の体系に過ぎません。
一方、日本は、科学(サイエンス)以上に技術(テクノロジー)が得意です。
科学技術と並び称されるので、両者をごっちゃにしている人が多いのですが、
科学(サイエンス)と技術(テクノロジー)は、全く別物です。
科学(サイエンス)・・・・ショートカット的、純粋理論の世界
技術(テクノロジー)・・・複雑な現実があいて
複雑な現実を相手にする技術(テクノロジー)の分野で、複雑な三角関係言語を
操る日本人が力を発揮するのは当然ですね。
日本技術の強さの根本要因は、日本語のアップダウン構造にあります。
日本語の三角関係は、なかなか味なものですね。
さあ、皆さん方も、日本語の中の三角関係を探してください。
見つけたら、ぜひとも私にメールして下さいね。
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2.編集余録 (若者こそアップダウン構造を学ぼう)
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● 晶子ちゃんからメールをもらいました。私は8人の子ども達のゴッドファーザーで
ありますが、晶子ちゃん(もう20才)は、その中の一人です。
おもしろいことをはじめましたね。日本人には日本が足りない、というコマーシャ
ルが流れていますがまさにそのとおりです。日本のいいところ、文化も言語も
すべてにおいてきれいさをなくしつつありますね。・ ・ ・ ・ ・
私の頭も鍛えてください(笑)
父にもしっかり読んでもらいました。感動していたようです!
彼女はお父さんと一緒にこのメルマガを読んでくれているようです。
彼女のように、これから結婚しようという若者達が、アップダウン構造を学んでくれ
るというのは、とてもうれしいことです。
やがて、アップダウン構造は、日本人全体の常識となります。
これは、間違いございません。
どうか、皆さん、若い人たちにこのメルマガを紹介して戴けませんか。
今回の感想は、「アップダウンの広場」に書き込んでください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.transpace.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi
● 地球市民という言葉が、特に若者達の間で広く受け入れられています。
しかし、このことば、ちょっと注意が必要です。
アップダウン構造と地球市民意識について、短い文章(「アップダウン構造とは」)を
ウエブに載せました。1〜2分で読める短い文章ですので、まだ読んでおられない
方は、是非とも目を通しておいて下さい。
「アップダウン構造とは」 (地球市民意識に根っこをつける)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.transpace.jp/up-rinen.html
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◎ トランスペースの本(書店ではお求めになれません)
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◎■『ありがとう日本アップダウン構造』 昌原容成・著 (1680円)■
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◎ このメルマガのテキストです。
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◎ 日本技術のアップダウン構造、宮大工とアップダウン構造、
◎ などなど、興味ある話題が満載!
◎
◎ 立ち読みは→ http://www.transpace.jp/updown.htm
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■ 日本論の大発見!日本アップダウン構造 ■ 第5号 (2003/11/09) ■
■ 発行所:トランスペース研究所 http://www.transpace.jp/
■■ 著者:昌原容成(まさはらようせい)masa@transpace.jp
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