ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
☆━┓ ┏━┓ ┏━┓
┃n┣━┫o┣━┫e┣━┓ ★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン
┗━┫e┣━┫n┣━┫o┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
┗━┛ ☆━┛ ┗━☆ 74号 2007.2.15
∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
†01 日本のドキュメンタリー映画のかたち
コウモリのフェスティバル
<EARTH VISION 地球環境映像祭>(4−最終回) 宇津 留理子
†02 ワールドワイドNOW ≪ニューヨーク発≫
日本とアメリカの温度差 東谷 麗奈
†03 neoneo坐2月後半の上映プログラム
†04 広場
新・クチコミ200字評!(47)
『中江兆民〜一粒の民主の種子を』『市川崑物語』
『決戦!女子寮対男子寮』 (以上の評:清水 浩之)
募集:「自作を語る」などの原稿募集!
上映の告知の有料化とカンパのお願い 伏屋 博雄
†05 編集後記 伏屋 博雄
★バックナンバー閲覧はこちらまで
まぐまぐ配信 http://blog.mag2.com/m/log/0000116642/
melma!配信 http://www.melma.com/backnumber_98339/
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃□日本のドキュメンタリー映画のかたち
┃ ┃■コウモリのフェスティバル<EARTH VISION 地球環境映像祭>
┃ ┃ (4−最終回)
┃ ┃■宇津 留理子
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●冬の時代と新たな光
専従一人体制が続いた、2003〜2005年度の3年間は、「EARTH VISION 地球環境映
像祭」にとって、冬の時代だったと言えると思う。ただ、それは単に暗く厳しいだ
けの時期でもなかった。
●国際環境映像祭のネットワークEcomove International
「地球環境」をテーマとした映像をより多くの国際的な場で紹介し、評価していこ
うと、EARTH VISIONと、5つのヨーロッパの国際環境映像祭は、2002年5月、エコム
ーブ・インターナショナル(Ecomove International)という、国際環境映像祭の
ネットワーク組織を立ち上げた。同年夏には、ヨハネスブルグ環境開発サミットに
あわせて行われた公式教育プログラムである、ヨハネスブルグ・サミット映画祭の
環境部門に参加し、作品を提供。2003年11月には、ドイツ・ベルリンにて、このネ
ットワークに参加している6つの映像祭の主宰者と作品が一堂に会す国際環境映像
祭の祭典Ecomove2003を開催した。
このEcomove2003において、EARTH VISIONが出品した『緑色包囲』(監督:張 克明
(ジャン・クーミン)/2002年)は審査員賞を、『地球の一日』(監督:占部 銀
四郎、中村 大介 アニメーション:一色 あづる)は子どもと若者のための最優秀
環境映像賞を受賞した。
監督の代理として、表彰式でスピーチするのは何だかご褒美のようだったけれど、
この祭典で私が受け取ったのは、それだけではなかった。
●ベルリンの贈り物
『地球の一日』上映中の、会場いっぱいの子どもたちの笑い声、叫び声、足踏み、
さながらライヴのような空気の振動。『緑色包囲』に登場する女性に心打たれ、
「自分に何が出来るかはわからないが、彼女の何かの役に立てば」と連絡先のメモ
をくれた若いジャーナリストの眼差し。
それらは、改めて私に「EARTH VISION 地球環境映像祭」という場が世界と地続き
なのだと感じさせてくれた。
このEcomove2003をきっかけに、『緑色包囲』は翌月開催されたスイスのfilm21に
招待され、『地球の一日』は翌年のロシアのGreen Visionにて受賞した。
●新たな仲間たちの誕生
2004年、アジアに2つの新しい国際環境映像祭が始まった。台湾の宜蘭國際緑色影
展(Yilan Green International Film Festival in Taiwan)、韓国のGreen Film
Festival in Seoulである。
設立前から、いずれの主宰者とも、ざっくばらんにEARTH VISIONの運営や経験につ
いて話し、作品等の情報を提供したこと、そして、2004年に映像祭に招かれ、それ
らの誕生に立ち会うことが出来たことは、私にもうひとつ思い起こさせてくれた。
アジアにおいて「EARTH VISION 地球環境映像祭」という場を作って来たという意
味である。
●15周年という、新しい一歩
さて、この2006年度、新しい事務局長の下、専従スタッフ2人体制が再開した。
職場に相談相手がいることで、滞ってしまっていた流れが動き出した。
「EARTH VISION 第15回地球環境映像祭」という記念の年に、アース・ビジョン組
織委員会では、記念DVDを制作することを決めた。これは、これまで応募されてき
たおよそ2000の作品の中から、「子どものための環境教育」をキーワードに選んだ
9作品を収録したもの。国内の小中学校や環境教育センターに寄贈する。
出会いの場としてのEARTH VISIONを大切にしつつ、広げていく試み。
これは「EARTH VISION 地球環境映像祭」の新たな第一歩になっていく可能性を秘
めていると私は感じている。
●幕を下ろす前に……出会いへの誘い
現時点の私に語れる、この小さな国際映像祭のおはなしは、これでおしまい。予告
していたように、位置づけられていない欠片たちを差し出すことになってしまった。
今思うのは、来月の「EARTH VISION 第15回地球環境映像祭」のこと。作品と制作
者、観客との幸せな出会いがたくさんありますように。
■宇津 留理子(うづ・るりこ)
「EARTH VISION 第15回地球環境映像祭」は3月9日(金)〜11日(日)。新宿の四
谷区民ホールにて。インド、オーストラリア、韓国、タイ、台湾、フィリピン、そ
して、国内の地域から制作者の参加決定。
詳しくは、 http://www.earth-vision.jp へ。
原稿を書き始めた当初は(歌のお姉さんお兄さん風に)爽やかに「コウモリ」の解
題をしよう、などと思っていたのだが……、甘かった。とはいえ、「EARTH VISION
地球環境映像祭」に興味持って情報が欲しい、と思ってくださった方は、
festival@earth-vision.jp へご連絡を。ちなみに、叱責、ご批判等も3月12日
(月)以降は受け付けております。
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃□ワールドワイドNOW ≪ニューヨーク発≫
┃ ┃■日本とアメリカの温度差
┃ ┃■東谷 麗奈
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●アメリカのイラク戦争報道
ニューヨークのメディアで働いていると、アメリカを訪れる日本の映像作家やジャ
ーナリストと会う機会が意外と多い。そうした方たちと話をする度に、ここ数年、
必ず話題に上るのがアメリカのイラク戦争報道だ。そこでしばしば、アメリカ人の
無知が指摘され、「アメリカ人にイラクで起こっていることを伝えたい、伝えなけ
れば、」という議論が始まる。しかし、その度に私の中で何かが引っかかりはじめ、
たとえようのないフラストレーションがせりあがってくる。−果たしてアメリカは、
本当に何も知らないのだろうか−
私が勤めるメディア・センターでは、1970年代から非常に政治的にラディカルな作
品を作り続けている。それはベトナム取材であったり、キューバのフィデル・カス
トロへのインタビューであったり、湾岸戦争直後のフセイン大統領単独インタビュ
ーなどであったが、ここ数年の題材はもちろんイラク戦争である。アーカンソー州
の州兵のイラク派遣を2年近く追いかけたドキュメンタリーは、Discovery Times
Channelの看板番組として全10シリーズとして一年に渡って放送、続いて昨年はバ
グダッドのアメリカ軍病院を2ヶ月に渡って取材した『Baghdad ER』がHBOで放映さ
れ、物議を醸しながらも監督、撮影などを含めたテレビ界のアカデミー賞であるエ
ミー賞を4つも受賞した。たとえ、これが一部のインディペンデント・メディアに
限られた状況だったとしても、それが全米のテレビで配信されていることの効果は
あなどれない。そもそも、前述した『Baghdad ER』の企画をテレビ局に持ち込んだ
ときに局側が難色を示したのは、その題材の過激性ではなく、イラク関係の番組は
もうありすぎるので興味がないというものだった。
これは決して私だけの思い込みではない。メトロポリタン・オペラやニューヨーク
交響楽団の本拠地であるリンカーン・センターが持つフィルム・センターがフィル
ム・コメントという映画雑誌を発行している。一線で活躍する映画批評家や監督が
寄稿する雑誌だが、昨年の秋号にこんな一節で始まるイラク戦争ドキュメンタリー
映画特集記事がある。「1964 年のトンキン湾事件と1968年のテット攻撃(ベトナ
ム戦争)との間には、アメリカ制作の長編ドキュメンタリーはたった二本だけしか
劇場公開されていない。(中略)しかし、イラク占領から3年余り経ったが、既に
14もの長編作品が公開されている。(テレビで放映された大量の報道はこの数には
含まれない。)」もちろん、製作本数があるからといって、それがそのままイラク
で起こっていることについてアメリカ人が知識を持っているということの裏づけに
はならない。しかし、アメリカで公開されるものは、「でも結局アメリカ人の視点
でしょ?」と言われるのには異議を唱えたくなる。劇場でも公開され、イラク関係
のドキュメンタリーで早くから話題になった作品のひとつに、『コントロール・ル
ーム』がある。これはエジプト系アメリカ人の女性監督ジハーン・ヌージャイムが、
アラブで独特の報道を展開するアルジャジーラ局を取材したもので、アメリカの政
策、そしてアメリカのイラク報道に大きな疑問を投げかけた最初の作品群のひとつ
である。
また、昨年は、開戦当時から取材を始めていたインディペンデント作品がようやく
完成して一気に表舞台に出てきた感があり、イラクの市民側にカメラを置こうとし
た作品が次々と公開された。
今年のアカデミー賞候補にもあがっている『My Country, My Country』は、民主選
挙に立候補したスンニ派の医師に密着したもので、これもまた女性監督の作品だ。
もちろん、男性監督も負けてはいない。『The Blood of My Brother 』は、アメリ
カ兵に兄を殺されたイラク人青年と家族のその後を追ったもので、激しく泣き叫び
続ける母と黙って空(くう)を見つめ怒りを持て余す弟の対照が印象に残る。そし
て、様々な映画祭で各賞を総なめにした『Iraq in Fragments』は、シーア派、ス
ンニ派、クルド人の少年たちの日常が三つの物語として語られる、とても美しく、
そして切ない作品だ。
これらの作品が、次々と公開、また放映される背景には、アメリカのドキュメンタ
リー産業の隆盛と、それを後押ししたインディペンデント・メディアの隆盛とが密
接に関わっている。どこの局にも所属せず、権力や権威の外で独立した立場から映
像制作を行っていこうとする作家たちが発信する作品が、インターネット、映画祭、
劇場で注目を集め、大衆に一番近いメディアであるテレビや新聞がその力を無視で
きなくなってきたのかもしれない。あるいは、そうして情報を得ることができる観
客たちが、どこの局も同じような報道をしてきたアメリカのメディアに物足りなさ
を感じ始めたのかもしれない。いずれにせよ、メジャーとは異なる視点を提供する
ドキュメンタリーに視聴者がつき、観客が入り、商業的成功を見込めるようになっ
たのは、アメリカが培ってきたインディペンデント・メディアの活躍なしにはあり
えない。中でも20代、30代の若い世代、そして女性監督たちの活躍は目覚しい。そ
んな状況を見ていると、私にはどこの局も同じようなことを繰り返す日本のテレビ
報道にこそ欲求不満を感じてしまう。
公正な報道とは、それぞれが中立であろうとすることではなく、むしろ色々な視点
が提供され観客に判断が委ねられることだと、先日お目にかかったアジアプレス代
表の野中章弘氏が言われていた。その意味で、少なくともニューヨークはその役割
を果たそうとしている映像作家たちの勢いを、今ひしひしと肌で感じていると思う。
アメリカが常に関わるからだと言われればそれまでだが、世界情勢に関する人々の
関心度は、日本のそれとでは華氏と摂氏の違いぐらいに思える。日本人が思ってい
る程、アメリカ人は愚かでも、無知でもない。だから、インディペンデント作家た
ちの努力が、来年の大統領選挙に向けて、少しづつ人々を揺さぶりはじめているこ
とに希望を託したいと思うのだ。
■東谷 麗奈(ひがしたに・れいな)
前回このコラムでご紹介した、拙作の『Shall We Sing?』がこのほど、東京ビデオ
フェスティバルで、優秀作品賞を受賞しました。現在下記のインターネット上で
20分の短縮版が上映されています。気に入っていただけたら、是非ご投票いただけ
れば幸いです。
http://tvf2007.jp/movie2/vote2007.php?itemid=185
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃□neoneo坐2月後半の上映プログラム
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会場はいずれも神田・小川町のスペースneo(都営新宿線小川町駅B5出口より徒歩
1分、JR御茶ノ水駅聖橋口より徒歩5分)です。
詳細と地図はneoneo坐のサイトをご覧下さい。 http://www.neoneoza.com/
■キネマトロニカ コレクション Vol.1
2月24日(土)25日(日)
デジタルというツールで新たな自由を得た映像作家が、次世代の奔流の中で奏でる
珠玉の映像世界。鬼才・大西健児の手掛ける本格SFムービー『イーストエンド』、
生粋のダメ人間・宮本斉志の抱腹絶倒ショック! ビデオ『東京百萬円と鼠男』、学
生映画界期待の新鋭・片岡裕貴の青春ドラマ『おかえり』、NY仕込みのシネマ術を
披露する池田泰典『In The Past』・『Soullink』。ホンモノを求める映画ファン
に答えるプログラム・それがキネマトロニカ コレクションです。
(WayWast Prductions代表 池田泰典)
〜タイムテーブル〜
02月24日(土)
16:00〜 Aプログラム
18:00〜 Bプログラム
20:00〜 Aプログラム
02月25日(日)
14:00〜 Bプログラム
16:00〜 Aプログラム
18:00〜 Bプログラム
Aプログラム(約80分)
『イーストエンド』
大西健児 作品/34分/ビデオ/2001—2005年
最終戦争後の崩壊した未来世紀を描く本格SFムービー。サバイバル・被爆人間・食
人鬼・共食い・絶望…。煮えたぎる原野に繰り広げられるバイオレンスワールド。
空前絶後の映像世界を体験せよ!
『東京百萬円と鼠男』
宮本斉志 作品/36分/ビデオ/2003年
オレが悪い事をするのは社会トカ家庭なんかが悪いんだ!みんなブチ殺してやる!
死ねチンポ野郎!愛が足りない!抱腹絶倒のショッキングビデオ登場!シャレなの
か本気なのか判断するのはアナタだ!
『Soullink』
池田泰典 作品/10分/DV/2006年
人生に失望し自ら命を絶つ事を選択した青年…。些細な心のつながりが奇跡の一夜
を生み、運命を変える。削ぎ落とされた映像空間、透き通る波長のドラマ。わずか
10分に集約されたファンタジーのかけら。
Bプログラム(約75分)
『In The Past』
池田泰典 作品/37分/DV/2005年
祐史は事故で恋人のさやかを失って以来、友人の励ましをよそに無気力な日々を送
っていた。ある日突然、かつて恋人が持っていた携帯電話に、死んだはずのさやか
から電話がかかってくる。不思議に思いながらも会話を続けていく内に、祐史は恋
人が帰ってきた様な錯覚に囚われ、徐々に現実との境を失っていく…
『おかえり』
片岡裕貴 作品/38分/DV/2006年
ある日突然、アメリカに行っていた兄貴が十年ぶりに帰ってきた…。無愛想な弟と
奔放な兄貴のひと夏の物語。全編岡山ロケ敢行。ひと夏のページを切り取る等身大
のまなざし。紺碧の波間と透き通る大空。青春の出会いと別れがブルーにとけてゆ
く…。
【料金】当日券1プログラム・・・・・・1,000円
【上映問合せ】
WayWest Japan:03-3220-8807
スペースneo(上映日当日):090-3271-5280
■「短編調査団」(43) 悪魔の巻
2月28日(水) 20:00〜
16mm上映 鑑賞無料・上映カンパ歓迎
『シンナーは君を滅ぼす』
1989年/24分/カラー/制作:東映教育映画部/プロデューサー:金指功・津田辰
己/監督:吉田和義/脚本:加藤有芳/撮影:福井久彦
近年シンナーの乱用者は低年齢化し、特に中学生の増加が目立っている。劇構成で
家族や周囲の者までも巻き込むシンナーの恐ろしさを訴える。
『人間やめますか!?—魔の覚せい剤—』
1983年/26分/カラー/制作:東映教育映画部/ プロデューサー:木村滋/脚本
・監督:山口昇/撮影:岩永勝敏
覚せい剤の乱用は、今や低年齢層にまで蔓延しているという。何も知らない少年達
が好奇心やささいなことから中毒へと落ちてゆく。乱用防止のため、覚せい剤の恐
ろしさをとらえる。
『キング・サイズ』(原題:King size)
1968年/7分/カラー/Directed by Kaj Pindal
禁煙を禁じている「キングサイズ王国」など、奇想天外なトリックで青少年と大人
に煙草から遠ざかるようアドバイスするアニメーション。
『ヒロポンは悪魔だ』
1950年代/30分/白黒/制作:創造プロ/
プロデューサー:寺西武・速水逸良/脚本・監督:竹島豊/
出演:伊豆五朗、算田浩一、熊谷冨夫、竹原千代子、橘正己、松田澄子
ある高校生がヒロポンにおかされ、ついに発狂するまでの過程を劇構成にして描い
たもの。
【上映問合せ】清水 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃□広場
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新・クチコミ200字評!(47)
■清水浩之(短篇調査団・2/28は悪魔の巻! http://d.hatena.ne.jp/tancho/ )
オススメの作品を200字以内の短評で紹介してください!映画・ビデオ・テレビな
ど皆さんがノンフィクションだと思う作品だったらなんでも可!もちろん「オスス
メしない映画とその理由!」もOKです。
本文とは別に「あなたのお名前(ペンネーム可)/掲載確認のご連絡先(メールアド
レスor電話)/題名/制作年/監督/見た場所(よろしければあなたのプロフィール
や近況も)を付記してお送りください。ちなみにここでは稿料は出ません。
清水浩之 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp /ファクス:03-3703-0839
B-194『中江兆民〜一粒の民主の種子を』
2003年/制作:紀伊国屋書店+ポルケ/監督:松川八洲雄/出演:坂本長利
2月16日(金)アテネ・フランセ文化センター「松川八洲雄監督特集」で上映!
http://www.athenee.net/culturalcenter/
昨秋の永眠まで40年以上ドキュメンタリー一筋に歩んだ松川監督。ともすれば「説
明」に陥りがちなお堅い題材も、精緻なカット繋ぎとウィットに富むコメント、常
に現代に立脚した問題意識でおいしく料理する名シェフでした。本作では兆民先生
の民権思想啓蒙書『三酔人経綸問答』を大胆に劇化、武力"進出"か非戦かで交わさ
れる明治の論争と、100年後のイラク開戦当時の世論をシンクロさせて「成長して
いない国」を見事に看破します。(清水浩之)
B-195『市川崑物語』
2006年/制作:ロックウェルアイズほか/監督:岩井俊二
見た場所:新宿ガーデンシネマ(全国拡大公開中) http://www.ichikawakon.jp/
ドキュメンタリー映画の敷居が下がりまくる今、遂に取材不要な「机上のドキュメ
ンタリー」が登場? 憧れの巨匠の経歴を「17歳」「か」「18歳の頃」てな具合に
3秒ずつ小刻みに映していけば長編に…という知能犯。金田一シリーズ崇拝の一方
で市川崑・和田夏十ご夫妻の共同シナリオ創作法には殆ど興味を示さない入場料
1,800円の予告編。
「放射能が平気なら」「ニコチンぐらい…」というインテリジェンスに欠けるコメ
ントに暫し呆然。(清水浩之)
B-196『決戦!女子寮対男子寮』
1987年/制作・監督:園子温/出演:河西宏美・小林和子・小口詩子ほか
見た場所:neoneo坐「『エクステ』公開記念!園子温全8ミリ作品完全上映」
2月17日(土)〜21日(水)大阪・PLANET+1でも全作品上映!
http://www.planetplusone.com/special/8.html
今週公開の『エクステ』など快作&怪作を連発する園監督の、現時点で最後の8mm
作品。
学園内抗争アクションかと思いきや、作者の欲求に忠実な舵取りで女の子映画、メ
タフィクションへと脈略なく変態して、「作りたい映画」と「できた映画」のギャ
ップを彷徨う2時間に(笑)でもそれこそ現在の園作品の魅力でもあり、“泣くって
決めて”見に行く映画「体験」しかないヤングの皆さんには、ぜひ一度「経験」し
ていただきたい世界です。(清水浩之)
◇────────────────────────◆◇◆
■募集:「自作を語る」などの原稿募集!
「自作を語る」欄は、監督自らが作品について語るコーナーです。制作した動機や
撮影のポイント、編集で心がけたこと等を内容に盛り込んで頂きたいと思っていま
す。
文字数:1600字程度。厳密な規定はございません。
監督のプロフィール(150字程度)
その他:作品の仕様(制作年度、時間、ビデオ又はフィルム、スタッフ等)
上映のスケジュール、HP等をお知らせください。
原稿締め切り:配信日(1日&15日)の3日前までに、下記に送信ください。
E-mail: visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋まで
稿料:無料。
その他、さまざまなご意見、投稿を募集しています。
◇────────────────────────◆◇◆
■上映の告知の有料化とカンパのお願い
■伏屋 博雄(本誌編集長)
neoneoの購読は無料ですが、経費を(その大部分は稿料ですが)賄うため、上映等の
告知は有料にしています。なお皆様にカンパもお願いしていますので、ぜひご協力
ください。
(1)上映等の告知の有料化 1200字(40字×30行)以内につき、2,000円です。
それ以上の字数の場合は加算します。
(2)カンパのお願い 一口2,000円。何口でも。
送金方法:郵便振込み:00160?8?666528 neoneoの会、又は、
みずほ銀行池袋支店、普通口座、2419782
(有)ネットワークフィルムズ
(銀行振込の場合は、その由を visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛にお知らせ
ください。)
以上、neoneoの継続ため、よろしくお願い致します。
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃05┃■編集後記 伏屋 博雄(ふせや・ひろお)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●宇津留理子さんの4回にわたる連載が終わった。最終回は、アース・ビジョンが
実績を重ね、ヨーロッパ5カ国の環境映像祭とネットワークを形成し、相互に刺激
しあう様子が綴られている。こうした手応えは、確実に映像祭の成長を物語ってい
る。
しかしアース・ビジョンとて財政の逼迫は避けられた訳ではなく、専従スタッフが
2名になったとはいえ、映像祭を支えるには限りなく少ない。存続しているのは、
ひとえにスタッフの持続する志に負うものだ。だからこそ、出品した作品が浮け入
られ、子供を含む観客の反応を直に目の当たりにしたときの昂揚は何にも代えがた
いことだろう。
昨今、映画祭の受難の時代と言われ、消滅した映画祭もあれば、存続が危ぶまれる
映画祭もある。日本にはざっと100ヶ所もの映画祭がある。一見、平穏に見られる
映画祭でも苦難に直面していることが多いのだ。願わくば、これら大小の映画祭の
スタッフが胸襟を開いて、それぞれの抱える問題を話し合い、心ある観客の「知
恵」を汲み取る「器」として機能してもらいたい、と思う。
●ニューヨークに住む東谷麗奈さんからも読み応えのある原稿をいただいた。 ア
メリカのイラク戦争を巡る報道、とりわけインディペンデント・メディアの奮闘振
りが窺われ、日本人がとかく指摘する「アメリカ人の無知」に腹立たしさを隠せな
い。
我々が思っているほど、アメリカ人は画一的でもなく、情報が少ない訳でもない。
むしろ多彩な映像が産まれ論議されている。東谷さんが身を持ってそうした仕事に
参画されていることに、エールを送りたい。それに引き換え日本の画一的なメディ
アのだらしなさが指摘されている。心して読んでみよう。
●私は目下、『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』(5月下旬より渋
谷・ユーロスペースにてモーニングショー 以下、全国順次公開)の宣材づくりに
追われている。一昨日は3月から始まるマスコミ試写の案内状の印刷を発注し(2月
20日に発送予定)、今はチラシづくりを急ぎ、その後はポスターとチケットへとシ
フトしていく。デザインはグラフィックデザイナーの鈴木一誌さんが全面的に協力
くださっている。宣伝担当の原田徹さんとも意見を出し合いながら練り上げていく
のはしんどいけれども楽しい。一方で、懸案のホームページづくりにも適任者が見
つかり、3月には開設する見通しがたった。驚いたことには、彼が小川プロの拠点
だった山形県上山市出身で、小学1年のとき市の公民館で『ニッポン国 古屋敷
村』を見たそうだ。
余りの奇遇に、ただただビックリ。
『映画は生きものの記録である』の東京上映のサポーターを募集しています。具体
的なことはメールでお伝えします。 visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋まで。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行:ビジュアルトラックス visualtrax@jcom.home.ne.jp
■責任編集 伏屋博雄
─────────────────────────────────────
★ご意見・ご感想はビジュアルトラックスまで
★いただいたメールには全て目を通しますが、必ずしも返信できるわけではありま
せん。また、いただいたメールをこのメールマガジンに掲載させていただくことが
ありますが、掲載不可の場合はその旨をお書き添えくださるよう、お願いいたしま
す。
─────────────────────────────────────
★バックナンバー閲覧、およびメールマガジン配信解除はこちらまで
まぐまぐ配信 http://www.mag2.com/m/0000116642.htm
melma!配信 http://www.melma.com/backnumber_98339/
※編集部では配信解除、メールアドレスの変更などは受け付けておりません。
お手数ですが、ご自身でお願い致します。
注)デザインが崩れて見える場合は等幅フォント(MSゴシック、Osaka等)でご覧
ください!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2003-2007 visualtrax
当マガジンの記事を許可なく転載することを禁じます。
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
