ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo |
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┃n┣━┫o┣━┫e┣━┓ ★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン
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┗━┛ ☆━┛ ┗━☆ 41-2号 2005.8.1
∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
†01 日本のドキュメンタリー映画のかたち
(3)ベルリン映画祭の多様な試み 大久保 賢一
†02 ワールドワイドNOW ≪ベルリン発≫大垣番外編
遠くから眺めるベルリンの風景 梶村昌世
†03 ドキュメンタリー時評
アルトゥーロ・リプステインの『英雄たちと時代』 藤原 敏史
†04 neoneo坐通信(24) 8月のプログラム
※41-1号より
◇────────────────────────◆◇◆
†05 広場
投稿屋台『クチコミ来来軒!』(17)
新・クチコミ200字評!(16)
『盲ろう児―その教育―』『群集の行動を考える』
『聖断〜昭和天皇、終戦への軌跡〜』(以上の評、清水 浩之)
『シリーズ憲法 第9条・戦争放棄〜忘却』クロスレビュー募集!
投稿:「小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事」レビューリレー(15)
小川紳介の組み立て方 『牧野物語・峠』より 中村 のり子
投稿:『1999年のよだかの星』(監督;森達也)を観て 下平 芳弘
上映:『ルート1』(8/7、横浜美術館レクチャーホール )
『空とコムローイ』(8/19、8/26、アサンテサーナ・カフェ)
『67歳の風景 -若松孝二は何を見たのか-』(8/20より
ポレポレ東中野にて)
テレビ:『映画監督・黒木和雄 いつか来た道』(8/1よりSo-net
チャンネル749にて)
告知:上映の告知の有料化とカンパのお願い 伏屋 博雄
†06 編集後記 伏屋 博雄
★バックナンバー閲覧はこちらまで
まぐまぐ配信 http://www.mag2.com/m/0000116642.htm
melma!配信 http://www.melma.com/mag/39/m00098339/
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┃05┃□広場
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■投稿
■投稿屋台『クチコミ来来軒!』(17)
■屋台引き:清水浩之(短篇調査団 http://d.hatena.ne.jp/tancho/ )
ここはメルマガ上に出店した「投稿屋台」です。皆様の投稿をお待ちしております。
本文とは別に「あなたのお名前(ペンネーム可)/掲載確認のご連絡先(メールアドレ
スor電話)/題名/制作年/監督/見た場所(よろしければあなたのプロフィールや
近況も)を付記してお送りください。ちなみにここでは稿料は出ません。
清水浩之 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp /ファクス:03-3703-0839
■新・クチコミ200字評!(16)
オススメの作品を200字以内の短評で紹介してください!映画・ビデオ・テレビなど
皆さんがノンフィクションだと思う作品だったらなんでも可!もちろん「オススメし
ない映画とその理由!」もOKです。
B-106『盲ろう児―その教育―』
1965年/三井芸術プロ/演出:徳永瑞夫/撮影:菊池周
「文化・記録映画ベスト100」所収(ビデオ販売元:紀伊国屋書店)
http://www.eibunren.or.jp/information/best100.html
「盲聾唖学級」の教育現場を記録した学術映画…なんて堅苦しい外見も吹っ飛ぶくら
い魅力的な、三人の少年少女の冒険譚。光も音もない世界から旅立った彼らが、あら
ゆるモノを一つ一つ手で触れて確かめ、脳裏のキャンバスに描き加えていく姿に、我
々は目や耳で世界を「知った気になっている」のだとあらためて気付かされます。三
人の社会見学に屋根瓦の上まで同行する(笑)徳永監督&菊池カメラマンの心優しき
視線に思わずホロリ。(清水 浩之)
B-107『群集の行動を考える』
1985年/学研映画/演出:新井慎一/撮影:川上皓市・篠田昇
見た場所:neoneo坐「短篇調査団 (12) うわさの巻」
人混みを科学する異色作!大量の鉄球が流れる実験台の中央で、たった一つの球が立
ち止まるだけでも渋滞が起きてしまったり、狭い出口に殺到した球はアーチ状に固ま
って動けなくなったり…と、極めてわかりやすい映像で、都会生活のフシギを解き明
かします。個人的には「人混みは怖いからなるべく避けよう」という教訓を得ました
(苦笑)。プロ野球のヒーローインタビューは観客を緩やかに退出させるための工夫
なんだそうですよ!!(清水 浩之)
B-108『聖断〜昭和天皇、終戦への軌跡〜』
2005年/リュウ・エンタープライズ/監督;近澤駿
放映:2005年7月18日・テレビ東京
ポツダム宣言受諾の「御聖断」をドラマ化…という点ではイッセー尾形さんが昭和天
皇を演じたソクーロフ監督『太陽』と競作です!こちらではグループ魂の新曲、♪犯
人なのか〜犯人じゃないのか〜でお馴染み本田博太郎さんが熱演してますが、むしろ
同時進行で織り込まれる戦争体験者のインタビュー、広島で5歳だった張本勲さんの
「(被爆後避難した)ぶどう畑は地獄図でしたね」といった証言の方が圧倒的にイン
パクト強かったです。(清水 浩之)
■『シリーズ憲法 第9条・戦争放棄〜忘却』クロスレビュー募集中!
5月3日(火)深夜に放送されたフジテレビ「NONFIX」のシリーズ憲法『第9条・戦争放
棄〜忘却』(ディレクター:是枝裕和氏)の感想を募集します!今回はお一人様400字
以内を目安にお願いします。当日の放送を見逃した方や関東地方以外の方にもご参加
いただきたいので、録画したビデオテープを「お貸しする」用意もしております。
<録画した番組を売ったり配ったりする>のは犯罪だそうですので、郵便切手550円
分(送料+テープ実費)をお送りいただいた方に、あくまでも参考資料として「お貸し
する」企みです。ご希望の方は清水までメールにてご一報ください。
shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp
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■投稿:「小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事」レビューリレー(15)
■小川紳介の組み立て方 『牧野物語・峠』より
■中村 のり子(大学生)
去る6月26日のneoneo坐で『牧野物語・峠』を見た。1977年に製作されたこのフィル
ムは、三里塚シリーズと後の二本の大作との間にはさまれて、さりげなく佇んでいる
風情がある。が、小川さんの映画術に魅せられている者にとっては、とてもツボをつ
く一作であった。彼の世界の組み立て方の特質が、65分間のうちに簡潔に反映されて
いるからだ。
このフィルムの主題はタイトルの通り、山形の詩人・真壁仁の「峠」という詩をめぐ
るものである。もちろん全体としては、真壁氏のインタビューやその詩の味わいに比
重が置かれている。けれども可笑しいことには、冒頭で出てくるのがまずおばあさん
なのだ。このおばあさんに話を差し向けるインタビュアーは小川さんで、「いろいろ
教えてもらおうと思ってうかがった」と切り出している。物語の導入として自分の動
機とか印象をナレーションで入れ込むといった彼のやり方をよく表しているし、“外
ヅラがすごく良い”らしいことがこの相手への気遣いぶりに見てとれて面白かった。
話をするおばあさんをとらえているショットは、そのアングルや余白のとり方や語り
の間合いから、たぶんそこのシーンだけを見ても小川紳介のフィルムだと分かるよう
なものである。ここまで人物のインタビューに個性を表す監督というのは珍しいだろ
うと思う。
そして真壁氏のインタビューのシーンに入ると、小川さんのリズムの作り方が大作で
あれこういう中編であれ、基本的に変わらないのだということを確認することができ
た。真壁氏が「峠」をよむいきさつについて語っているのを、タイミング良くモノ撮
りショットとか字幕とかをはさんで区切っていく。人物に接近していく時、小川さん
はズームを使うのではなく、ミドルショット→風景ショット→字幕→クロースアップ
というふうにいったんカットを割ることで呼吸を高めていくようだ。また、真壁氏が
「峠」を野外の山あいで朗読するシーンでも、イメージしたいものをある意味画に徹
して即物的に見させようとする(再現などを好む)小川さんの性質が感じられる。そ
して物語が進むに従って、絶妙に反復される「峠」の詩のとりこみ方、その感覚には
すっかり脱帽してしまう。別に私はもともとこの詩に興味があったわけでもないのに、
そこで作り出されていくリズムにハマって、そのうえ詩の背景に横たわる日本の“敗
戦”と“戦後”が抱えてきた普遍的なものにさえ、ふと思い至らされてしまうのだ。
そこには、映画だけの組み立てられた世界がある。
しかし小川さんはとてもうまく構成をするけれど、その出来たフィルムが支配的な制
度のもとで整理されている、といった結果にはなっていない。小川プロのシステムが
なかなかイデオロギー的だったという逸話は耳にするし確かにそんな気はするが、で
もフィルムそのものはそういう制度的な、なめらかに進む劇映画のような状況とは違
っていたと思う。ゲストの石坂健治氏が「いきなり」の映画と言っていたように、ま
た以前このレビューの黒島さんの回で「天然ボケのような」と表現されていたように、
小川さんの構成はけっして分かりやすいものではない。何が何なのかちょっと把握で
きなくて、だから見る側がその意味を勝手にまとめるといったことはなく、むしろ呑
み込まれていってしまう。今回のフィルムでのっけからおばあさんが出てきてしまう
のだって、そうである。小川さんはきっとすごく理論的な考え方を持ち合わせていた
はずだが、その“つじつま”をあえて放っぽり出しておいてもっともっと人間で言う
臓器のところへ突っ込んでいくようなやり方を選んでいる。これがあったから、小川
さんの世界はいくらうまくても、制度には収まらない豊かなものにあふれているので
はないだろうか。
◇────────────────────────◆◇◆
■投稿:『1999年のよだかの星』を見て
■下平 芳弘(22歳/フリーター)
『1999年のよだかの星』を見た。内容を軽く説明すると、動物実験をテーマに動物愛
護団体、筋ジストロフィーの少年と両親、その治療法を研究をする動物実験センター、
動物実験用の器具を扱う会社を撮影した実写部分と、宮沢賢治の「よだかの星」を組
み合わせたテレビドキュメンタリーだ。
でも僕は、この映画は動物実験、よだかの星をメタファーにした森達也が森達也とし
て生きる事における葛藤がテーマの様に思えた。
象徴的なシーンを紹介すると、筋ジストロフィーの少年の頬をつねるシーンだ。それ
はもちろん暴力ではなくて愛情を込めたものだ。この少年をカメラに晒し、作品を作
る事で森は生活している。それはたくさんの虫を食うよだかや健康な動物にメスを入
れる事で生活する学者とやっている事のベクトルは、長さは違えど一緒だ。飛躍しす
ぎた言い方だけど少年を食っていると言える。単に可愛かったのでつねりたくなった
のなら、編集でカットすればよい。しかし、あくまで取材対象としてクールになれな
い自身の姿を森は晒す。そして別の筋ジストロフィーの患者への動物実験の是非につ
いてのインタビューでも、どんなシリアスな質問にも管を入れられた喉を通した声で
誠実に答える彼に対して、カメラの反対側で葛藤する森の姿を晒す。それらのシーン
から僕は、病院にひっそりと建つ実験動物を祭った墓の様に矛盾を自覚した、決して
一面的ではない優しさを感じた。
撮りたくなければ撮らなければいい。殺したくないなら殺さなければいい。
でも自分が食っていくためには仕方が無いんだ。
問題はこの矛盾を心に刻んで食うかだ。それをして誰かが救われるわけじゃないけど、
自分の世界は確実に豊かになる。
映画館を出て僕はタバコを吸った。風邪ぎみだったせいかいつもより苦く感じた。
☆『1999年のよだかの星』(1999年/監督:森達也/見た映画館:アップリンク)
◇────────────────────────◆◇◆
■上映
■ロバート・クレイマー監督『ルート1』上映会
http://www.populas.com/route1/
日時:8月7日(日)14時30分開場、15時上映開始
映画上映後、佐々木敦氏による講演があります
場所:横浜美術館レクチャーホール
チケット:前売券 1500円 、当日券 1800円
※チケットぴあにて前売券のお取り扱いがございます。(Pコード:551ー390)電子
チケットぴあ、お近くのチケットぴあステーション、ファミリーマート、セブンイレ
ブン、サンクスにてお買い求め頂けます。
お問い合わせ: info@populas.com
作品紹介
『ルート1 Route One/USA』(フランス/1989/英語/カラー/35mm/255分/日本語字幕
あり 監督:ロバート・クレイマー、
※'89山形国際ドキュメンタリー映画祭 山形市長賞(最優秀賞)受賞作品
職業俳優が演じる主人公ドクと監督であるクレイマーが、カナダからフロリダ州キー
ウェストまでアメリカ合衆国の東海岸を走るルート1(旧国道1号線)を南下するロー
ド・ムービー。
クレイマーはカメラを片手に、自らの育った時代とは打って変わって閑散とした街並
みにまなざしを向ける。保護区に収容されたインディアンやスラム街に住む人々、同
性愛を含むマイノリティーなど、さまざまな「アメリカ人」と出会うことで、アメリ
カ合衆国の持つ文化的多様性や、そこにひそむ苦悩を切り取っていく。ドキュメンタ
リーとフィクションの境界が無化されたその手法が、不思議と私たちにリアルな印象
を与える。また映画中では、クレイマーの父親が太平洋戦争直後に広島に進駐し、そ
れが元で精神に異常をきたし、自殺してしまったことも語られている。山形ドキュメ
ンタリーフィルムライブラリー収蔵作品
☆ロバートクレーマー / Robert Kramer
1939年ニューヨークでヨーロッパ系移民の家庭に生まれた。現代映画を代表するイン
ディペンデント作家である。60年代後半、合衆国で公民権運動やベトナム反戦運動が
巻き起こる中で、ニューズリールという、政治運動を伝える映像制作集団の発足に関
わる。やがて運動が過激な暴力に変化していく中、ニューズリールを離れ、ヨーロッ
パに渡り映画を製作する。80年代後半に再びアメリカに戻り『ルート1』を撮影。
ヨーロッパ人としての自分とアメリカ人としての自分を映画の中で模索する作業を続
ける。日本の映画作家である諏訪敦彦とヒロシマを主題にした映画を企画していたが、
1999年に急死した。2001年の山形ドキュメンタリー映画祭では彼の功績を称え、レト
ロスペクティブが開かれた。
■『空とコムローイ』上映会
タイの最北端の街メーサイ。麻薬や、エイズの危険にさらされた山岳民族アカ族の子
供と女性達約150人が、家族のように暮らしている。約30年にわたり寮を運営してき
た、イタリア人のペンサ神父と、そこに暮らす人々との出会いを描く私的ドキュメン
タリー。
山深いアカ族の村を歩き、村人の相談相手として、彼らを見守ってきたペンサ神父と
タイ人女性のノイさん。自立した生活ができるように、親元から離れて、タイ語や算
数、アカ族の刺繍や裁縫を学ぶ幼い子供達。この寮を卒業し、新しい家庭を作りかけ
た矢先、エイズに感染してしまったユイとその赤ちゃんファ。突然の大火事にみまわ
れ、19軒の家と1人の老人を失ってしまったアボド村の人々。幼いながらも、自尊心
を持って生きようとする子供たちの輝きが、幸せ、豊かさ、隣人と共に生きることを
問いかける。
Part1は、彼らに初めて出会った2000年から2001年の発見の日々Part2は、出会いから
5年の月日が流れ、小学校に通い始めるファ、都市化する村々、5年にわたる6回の滞
在をふりかえる。
この作品は、2003年の「neo」8月1日号の「自作を語る」で、紹介させていただいた
ものです。あれからちょうど2年。タイの人々を撮影しながらも、編集を重ねながら
浮かび上がってきたことは、彼らが持っているものを、私達、現代の日本人の多くが
失ってしまったということです。
日時:8月19日(金)、20(土)18:30〜
『空とコムローイPart1』(2004年、DV、100分)
8月26日(金)、27(土)18:30〜
『空とコムローイPart2』(2005年、DV、90分)
※上映後に、監督によるトークがあります。
◆会場:アサンテサーナ・カフェ(目黒区三田2-7-10 目黒駅下車・徒歩10分)
◆料金:1300円(1ドリンク付) 要予約 定員25名
◆予約・問合せ:第3世界ショップ
Tel:03(3791)2147 Fax.03(3792)5395
e-mail: info@p-alt.co.jp
詳細は… http://www.p-alt.co.jp/asante/sana/shop.html
◆三浦淳子プロフィール
1960年横浜生まれ。1989年より、8m/mによる私的ドキュメンタリー映画制作を開始。
1992年『トマトを植えた日』(8m/m,50分)でイメージフォーラム大賞受賞。1996年
『孤独の輪郭』(16m/m,53分)がイメージフォーラム特選となる。シネマデュレー
ル、釜山国際映画祭、東京都現代美術館等で上映。
■『67歳の風景 -若松孝二は何を見たのか-』8月20日(土)より上映決定!
常に時代に先行、あるいは並走しながら数々の問題作、衝撃作を世に送りつづけてき
た若松孝二。
この作品は、7月30日から公開される若松孝二の最新作『17歳の風景 少年は何を見
たのか』の東北ロケを中心に、映画監督・若松孝二の、知られざる創作の現場に迫っ
たドキュメンタリーである。
メイキングは竹藤佳世。『17歳の風景』シナリオへの参加をきっかけに、富士山に始
まる東北ロケに完全同行し、今なお映画界の中で突出する、若松孝二の映画の作り方
を記録した。若手から抜擢されたスタッフと監督とが、少年の心情を追いながら共に
旅をし、 互いの関係と、作品をつくりあげていく過程が、もうひとつのロードムー
ビーとして形づくられた。
『67歳の風景 -若松孝二は何を見たのか-』(2005年/DV/67分)監督:竹藤佳世
http://www.mmjp.or.jp/pole2/67sainohukei.htm
ゲストを迎えてのトークイベントあり!
ゲスト:8月23日(火)高間賢治(撮影監督)
8月24日(水)辻 智彦 (「17歳の風景」撮影)
8月25日(木)上野昂志(映画評論家)
8月26日(金)白井佳夫(映画評論家)
8月27日(土)阪本順治(映画監督)
8月31日(水)掛川正幸(ジャーナリスト)
9月 1日(木)山田広野(活弁映画監督)
9月 2日(金)若松孝二(映画監督)
聞き手:竹藤佳世
イベント内容は変更になる場合があります。詳細は劇場までお問い合わせ下さい。
8月20日(土)より緊急レイトショー!連日 21:10から(8/20・21は21:30から)
『17歳の風景』とのセット前売り券/\1800 当日券/\700 67歳以上<特別料金>/\500
ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/
〒164-0003 東京都中野区東中野4−4−1 ポレポレ坐ビル地下 TEL 03-3371-0088
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■テレビ放送
■So-net channel749 戦後60年記念ドキュメンタリー
『ドキュメンタリスト 黒木和雄〜いつか来た道』(59分)
戦後60年特集!映画監督 黒木和雄。74歳。『TOMORROW/明日』『美しい夏キリシ
マ』
『父と暮らせば 』に続き、 2005年、戦争レクイエム第4作目『紙屋悦子の青春』に
向かう。黒木の原点は何なのか!!
監督:代島 治彦、撮影:大津幸四郎、プロデューサー:小西 晴子・伏屋博雄、
製作・著作:ソニーコミュニケーションネットワーク
【放送スケジュール】:So-net チャンネル749
8月1日、15日、29日(月) 9:00、17:00、深夜1:00
8月4日、18日(木) 10:00、18:00、深夜2:00
【番組内容】:
映画監督 黒木和雄は「ぼくらは物凄い虚構にだまされて15歳まで生きていた」と、
この国が太平洋戦争へと歩んだ道を振り返る。米軍が沖縄に上陸、「本土決戦」「一
億玉砕」が現実味を帯び始めた1945年春、同級生と共に地元宮崎県の航空機製造工場
に勤労動員された15歳の黒木。 「沖縄から飛来した米軍機の爆撃に遭い、同級生10
人がほぼ即死状態でした。隣を歩いていた宗方君のざっくり割れた頭から脳漿があふ
れてくる瞬間を見て、恐怖のあまり、ぼくは夢中で走り出しました。救おうともせず、
逃げたのです」。
黒木少年を襲ったこの出来事は、その後の生き方を変えるトラウマとなった。
黒木が監督した映画『父と暮らせば』 の中で、主人公・美津江(宮沢りえ)に、父
(原田芳雄)は言う。「おまいは病気なんじゃ、ちゃんと病名もあるど、生き残って
しもうて亡うなった友だちに申し訳ない、生きとるんがうしろめたいいうて、そよに
ほたえるのが病状で、病名を『うしろめとうて申し訳ない病』ちゅうんじゃ」。
戦争によって黒木と美津江が背負ったトラウマと同じものを、実は多くの人々を犠牲
にして「生き残った」この国も背負っていたはずである。しかし、最近は国民の『う
しろめとうて申し訳ない病』を撲滅しようという動きばかりが目立つ。戦前・戦中・
戦後を知る最後の世代である74歳の黒木は、「いま再び、知らず知らずのうちに〈い
つか来た道〉を歩み始めているような気がしてならない」とこの国の未来を危惧し、
戦争レクイエム第四部へと向かう。黒木和雄の原点は何なのか!
◇────────────────────────◆◇◆
■上映の告知の有料化とカンパのお願い
■伏屋 博雄(本誌編集長)
neoneoは2003年11月1日の創刊以来、月2回(1日と15日)、購読料無料で配信してま
いりましたが、配信を継続する経費、その大部分は稿料ですが、ここに到って、皆様
の力をお借りしたく、下記の二点につきご協力をお願いする次第です。
(1)上映の告知の有料化―1200字(40字×30行)以内につき、2,000円を頂きたいと
思います。但し、それ以上の字数の場合は加算します。
(2)カンパのお願い― 一口2,000円。何口でも。
上記の送金は下記の方法でお願いします。
郵便振込み:00160−8−666528 neoneoの会、又は、
みずほ銀行池袋支店、普通口座、2419782 (有)ネットワークフィルムズ
(銀行振込の場合は、その由を visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛にお知らせくだ
さい。)
以上、neoneoの継続と、今後一層の充実した内容を図るためにも、皆様のご協力を何
卒お願い致します。
┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃06┃■編集後記 伏屋 博雄(ふせや・ひろお)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●暑中、お見舞い申し上げます。
●巻頭で大久保賢一さんがベルリン映画祭の変容を論じる中で、フォーラム部門のデ
ィレクターだったウルリッヒ・グレゴール氏が、2002年から後進にその任を譲ったこ
とを記している。1988年以後ベルリン映画祭をご無沙汰している私は少なからず驚い
た。グレゴールさんがディレクターとして活躍されたのは、確か68年頃からで30有余
年にわたって重責を全うされたことになる。多分高齢によって、自らは後見役の立場
になったことを思うと実に感慨深い。
このグレゴールさんこそ、小川作品を世界に羽ばたかせた方である。1984年2月、
『ニッポン国古屋敷村』がフォーラム部門の招待作品となり、小川紳介はベルリンに
飛び立った。これは前年の秋、グレゴールさんから小川宛に手紙が届いたことから転
がった。滞在していた日本で、フィルムライブラリー(現・川喜多記念映画文化財
団)の仲介で『ニッポン国古屋敷村』を見ていたのだ。「独創的で素晴らしい作品で
す」とある文面から始まって、いかに作品に感動したかが綴られていた。そして「招
待しますから、ぜひお出でください」とあった。程なくして参加するための書類がベ
ルリンから届いた。書類に添えてグレゴールさんからの一筆もあった。「作品には英
語かドイツ語の科白スーパーを入れて上映したいが、もし日本の機関でその費用が捻
出できないならば、私どもで作ります」。―私たちがその厚情に感謝したのは言うま
でもない。果たして、ベルリンの小川からは、国際批評家連盟賞を受賞したという連
絡が入り、スタッフは喜びを味わった。
次作の『1000年刻みの日時計』も招待作品となった。グレゴールさん小川の制作活動
にたえず関心を抱き、心から応援してくれた。こうしたことが契機となって、他の海
外の映画祭でも小川作品が上映されるようになった。しかし小川に限らず、日本の多
くの作品がグレゴールさんによって発掘され、世界の窓を開くことができたことか!
彼の長年にわたる尽力を忘れまい。
●≪ベルリン発≫の梶村昌世さんは、今春から岐阜県大垣市に滞在し映像研究をして
いる。今回は「遠くから眺めるベルリンの風景」をテーマに、ベルリンの街を撮影し
た3作品を紹介し比較検証している。そのうちの1本、1927年の『ベルリン大都会のシ
ンフォニー』はかって山形映画祭でオーケストラのライブ演奏付で上映された。この
8月19日には東京のセシオン杉並・社会教育センターでジャズの生演奏つきで上映さ
れるそうで、関心ある方は、「ワールドワイドNOW」欄の「追記」をご覧下さい。
藤原敏史さんの「ドキュメンタリー時評」もミュンヘン映画祭で触発された作品の論
評で、今号は奇しくも「日本に於けるドイツ年」的色彩を帯びた号となった。
●上映の告知を有料化してから、これまで掲載したことが無い方から申し込みを受け
るようになった。いずれも見て損はない作品ばかりなので、機会があればぜひご覧下
さい。またカンパしてくださる方もいて、私としてはうれしい限り。どうぞよろしく
お願いします。
●さて8月15日はお盆休みで、休刊します。次号は9月1日の配信です。厳しい暑さの
中、くれぐれもご自愛ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行:ビジュアルトラックス visualtrax@jcom.home.ne.jp
■責任編集 伏屋博雄
──────────────────────────────────────
★ご意見・ご感想はビジュアルトラックスまで
★いただいたメールには全て目を通しますが、必ずしも返信できるわけではありま
せん。また、いただいたメールをこのメールマガジンに掲載させていただくことが
ありますが、掲載不可の場合はその旨をお書き添えくださるよう、お願いいたしま
す。
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お手数ですが、ご自身でお願い致します。
注)デザインが崩れて見える場合は等幅フォント(MSゴシック、Osaka等)でご覧く
ださい!
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