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ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo vol.39-2 2005.7.1

発行日: 2005/7/1


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┃n┣━┫o┣━┫e┣━┓ ★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン
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  ┗━┛ ☆━┛ ┗━☆    39-2号  2005.7.1


∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 †01 日本のドキュメンタリー映画のかたち
      (2)揺れる映画祭  大久保 賢一
 †02 ワールドワイドNOW ≪ロス発≫
     映画のなかの都市、ロサンゼルス
     −Los Angeles Plays Itself (2003)についてのノート(2) 水野 祥子
 †03 ドキュメンタリー時評
     「天皇制」テレビ・ドキュメンタリー中断顛末記(4―最終回) 藤原 敏史
 †04 neoneo坐通信(24) 7月前半のプログラム
     7月1日、8日(金) 山ドキ! ≪ヤング・チャイニーズ・ボーイズ≫
           『この冬』 『I Love (080)』 『ハイウェイで泳ぐ』
     7月13日短篇調査団:『たのしいリズム』 『流れ』 『音をみる』
           『ケンちゃんたちの音楽修行』


※39-1号より

     ◇────────────────────────◆◇◆    


 †05 広場
     投稿屋台『クチコミ来来軒!』(15)
     新・クチコミ200字評!(14)
       『映画 日本国憲法』『ムツゴロウとこどもたち』
       『ゼクシィ 結婚準備お役立ちDVD』(以上、清水 浩之)
      『シリーズ憲法 第9条・戦争放棄〜忘却』クロスレビュー募集!
     投稿:「小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事」レビューリレー(14)
       『ニッポン国古屋敷村』を見て  長澤 茂和
     上映(パルテノン多摩):7月8日〜10日
       「現代中国のドキュメンタリー映画」 『老人』 『350元の子』 
         『よそに住んで』 『蒲公英的歳月』 『鉄西区』
         『鳳凰橋を離れて』 『江湖』 『2H』
     告知:neoneoを継続して配信していくために―
          上映の告知の有料化とカンパのお願い  伏屋 博雄
 †06 編集後記  伏屋 博雄


    ★バックナンバー閲覧はこちらまで

   まぐまぐ配信   http://www.mag2.com/m/0000116642.htm
   melma!配信    http://www.melma.com/mag/39/m00098339/



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┃05┃□広場
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■投稿屋台『クチコミ来来軒!』(15)
■屋台引き:清水浩之(科学映画特捜隊、7月31日開催予定!)
ここはメルマガ上に出店した「投稿屋台」です。皆様の投稿をお待ちしております。
本文とは別に「あなたのお名前(ペンネーム可)/掲載確認のご連絡先(メールアドレ
スor電話)/題名/制作年/監督/見た場所(よろしければあなたのプロフィールや近
況も)を付記してお送りください。ちなみにここでは稿料は出ません。
清水浩之 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp /ファクス:03-3703-0839

■新・クチコミ200字評!(14)
オススメの作品を200字以内の短評で紹介してください!映画・ビデオ・テレビなど
皆さんがノンフィクションだと思う作品だったらなんでも可!もちろん「オススメし
ない映画とその理由!」もOKです。

B-100『映画 日本国憲法』
2005年/シグロ/監督:ジャン・ユンカーマン  http://www.cine.co.jp/kenpo/ 
7月2日(土)より渋谷ユーロスペースで公開、全国各地で上映中
「9条は素晴らしい」「改憲は愚かな行為」と、世界の知識人にお説教していただく
有難さ。でもそれは10年以上前には当たり前だったはず…なぜ今改憲論議を「押し付
け」られるのか?日本人がバカになったから?その答えが知りたい者には、護憲派だ
けで集まって気勢を上げているようにも聞こえます。小泉純一郎氏と可愛らしい子犬
を巧みに共演させた編集(監督の本音の顕在化?)は、上出来ゆえにワンちゃんに大
変失礼な気も…(笑)

B-101『ムツゴロウとこどもたち』
1966年/東京シネマ/演出:徳永瑞夫
見た場所:新宿ゴールデン街劇場
日銀の「貯蓄増強中央委員会」がスポンサーになった一連の映画は、貯蓄の精神が入
った内容なら比較的自由に制作できたようで、全国各地の素朴な暮らしが記録されて
いて心和みます。この作品も有明海沿岸の、近代化の波に呑まれる前の漁村がフィル
ムに焼き付けられ、誰もが郷愁を覚えるユートピアが出現します。お約束の貯蓄ネタ
は、少年がムツゴロウ漁で貯めたお小遣いで念願の顕微鏡(!)を買うという、実に良
い子な計画でした。

B-102『ゼクシィ 結婚準備お役立ちDVD』
2005年/リクルート/「ゼクシィ」2005年8月号付録/主題歌:松任谷由実
 http://zexy.net/ 
「女の花道に欠かせない一冊」(じゃあ男はどうなんだ…?)と定評の結婚情報誌、
今月は合計約1,500ページにDVDまで付いて、重さ3kgを超えながら値段は500円という
大サービス。広告営業絶好調、ブライダル産業おそるべし!DVDは『お礼・お返しの
渡し方』が大変お役立ちな内容。特にお母さん向けに「人前で大っぴらに渡すのは避
けましょう」なんて注意があるのは、今や親の世代もそういうことには疎いんだなー
と再認識。

■『シリーズ憲法 第9条・戦争放棄〜忘却』クロスレビュー募集中!
5月3日(火)深夜に放送されたフジテレビ「NONFIX」のシリーズ憲法『第9条・戦争放
棄〜忘却』(ディレクター:是枝裕和氏)の感想を募集します!今回はお一人様400字
以内を目安にお願いします。当日の放送を見逃した方や関東地方以外の方にもご参加
いただきたいので、録画したビデオテープを「お貸しする」用意もしております。
<録画した番組を売ったり配ったりする>のは犯罪だそうですので、郵便切手550円
分(送料+テープ実費)をお送りいただいた方に、あくまでも参考資料として「お貸し
する」企みです。ご希望の方は清水までメールにてご一報ください。


     ◇────────────────────────◆◇◆     


□投稿:「小川紳介のコスモス〜小川プロの仕事」レビューリレー(13)
■『ニッポン国古屋敷村』を見て     
■長澤 茂和(保育士)

山形にいた頃は何かといえば「ニッポン国古屋敷村」と「1000年刻みの日時計」を観
ていた。小川さんの映画を観に行くのは、楽しい知人の家へ遊びに行くように楽しい。
ウキウキ♪しながら公民館めぐり(※映画館にあらず)2〜3回は古屋敷村の公民館で
も観た。山の空気に包まれて、畳みの部屋で転がってみれば(すいません)映画の中
も同じ空気。映画なのに空気感が伝わる珍しい体験。こっちまで、シロミナミにやら
れた稲の気分…
映画にでてくる人は上山のバス停やスーパーに長靴はいていそうな、じさま、ばさま
ばかり、小川さんの映画はそんな、どこにでもいる人々の心を照らしだし、ここにし
かない話を照らしだしていく。具体的な話もあれば、熊に祟られるような話まで花火
のようにボーンと現れる。
話をするおばあさんの表情、仕草は「喋るダンス」そんなダンスと小川さんのせっか
ちなナレーションに会っていたら、山道の場面を観ては考える。この村の人はどんな
神様を信仰してたんだろう?あんな風に何十年たっても、人を楽しませる花火をあげ
た「花火万太郎」はどんな人だったんだろう?…
小川さんの映画は、その話を聞いたからといって事件の内容がはっきりわかるとは限
らない。ただ、そこに生きてきた人々の存在感や匂いのような物は確実に伝わってく
る。映画を観る事で、映画の中の村を散歩したような、あの感覚。小川さんのナレー
ションと共に、冬支度をして山を降りたくなる感覚…村に行った所で、もちろん、お
わりばあさんは歩いてこない。そんな時「あの、ばあさん元気かなぁ?」と会った事
もない人を思わせる、不思議な力が「ニッポン国古屋敷村」にはある。


     ◇────────────────────────◆◇◆     


■上映

■シネコレクション「現代中国のドキュメンタリー映画」(パルテノン多摩小ホー
ル)

前回の山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞受賞作品『鉄西区』をはじめとする8作
品を上映。過去の山形で上映された、2時間、3時間の長編を中心に組んだプログラム
です。

日程:7/8〔金〕−7/10〔日〕
7/8〔金〕
11:00『老人』(中国/1999/1h34)
13:30『350元の子』(中国=米/2001/1h25)
15:30『よそに住んで』(中国/1999/2h55)
19:00『蒲公英的歳月』(日本/2003/1h00)

7/9〔土〕『鉄西区 第1〜3部』(中国/2003/9h05)
11:00『鉄西区 第1部:工場』(4h00)
15:45『鉄西区 第2部:街』(2h55)
19:15『鉄西区 第3部:鉄路』(2h10)

7/10〔日〕
11:00『鳳凰橋を離れて』(中国/1997/1h50)
13:30講演:講師:刈間文俊氏(東京大学教授)
15:30『江湖』(中国/1999/2h30)
18:30『2H』(日本/1999/2h00)

※7/10〔日〕13:30 講演「ドキュメンタリーに見る中国社会」
講師:刈間文俊氏(東京大学教授)※チケットの半券で入場可(講演終了後に入替)
※7/8〔金〕「蒲公英的歳月」の上映後に、任書剣監督トークがあります。

◆料金:
1回券:
前売○一般¥1000●アテナ・シニア・学生¥900
当日○一般¥1200●アテナ・シニア・学生¥1000
3回券:
前売○一般¥2700●アテナ・シニア・学生¥2400
当日○一般¥3000●アテナ・シニア・学生¥2700
5回券:
前売○一般¥4000●アテナ・シニア・学生¥3500
当日○一般¥4500●アテナ・シニア・学生¥4000

◆会場:パルテノン多摩小ホール
◆問い合わせ:042−376-8181(チケットパルテノン)
 http://www.parthenon.or.jp/ 


     ◇────────────────────────◆◇◆     


□neoneoを継続して配信していくために―
■上映の告知の有料化とカンパのお願い
■伏屋 博雄(本誌編集長)

neoneoは2003年11月1日の創刊以来、月2回(1日と15日)、購読料無料で配信してま
いりましたが、配信を継続する経費、その大部分は稿料ですが、僅かばかりとはいえ、
多くは私の負担でまかなって来ました。(稿料は驚くほどの安い額で、このことに関
しては、執筆者の方々には心よりお礼申し上げます。) しかし、ここに到って、皆
様の力をお借りしたく、下記の二点につきご協力をお願いする次第です。

(1)上映の告知の有料化―1200字(40字×30行)以内につき、2,000円を頂きたいと
思います。但し、それ以上の字数の場合は加算します。
(2)カンパのお願い― 一口2,000円。何口でも。

上記の送金は下記の方法でお願いします。
郵便振込み:00160−8−666528 neoneoの会、又は、
みずほ銀行池袋支店、普通口座、2419782 (有)ネットワークフィルムズ
(銀行振込の場合は、その由を visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛にお知らせくだ
さい。)

以上、neoneoの継続と、今後一層の充実した内容を図るためにも、皆様のご協力を何
卒お願い致します。



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┃06┃■編集後記 伏屋 博雄(ふせや・ひろお)
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●先日山形映画祭はコンペ部門の15作品を発表した。94ヶ国と地域から応募された
950作品の中から選考された作品は、解説を読む限り、どれも時代を穿つ力作である
ことをうかがわせる作品だ。

しかし、である。ここには日本から出品された作品がない!ではないか。前回(2003
年)も無かった。つまり、2001年に『A2』が選考されて以降4年間に制作された日本
のドキュメンタリーは選考されなかったのだ。これは一体どういうことであろうか。
もちろん選考の諸氏は、なんとか日本作品を選択しようとする努力があったと推察す
るが、前回と同様、今回も世界水準に匹敵する作品が無かったと判定したのである。

そもそも山形映画祭は日本から世界に発信する作家を育てようとする眼目を持ってい
よう。であるならば、私は、たとえ予備審査委員が水準に満たないと判断しても、少
なくとも1本は日本から選んでほしかったと思わずにはいられない。作品がコンペと
いうステージに上がる。それが世界からの厳しい眼に晒される。作品がコンペという
ステージに上がるということと、ステージに上がらないということの間には、決定的
な隔たりがある。ステージ場では、作品(作り手)は本選の審査員、そして観客の視
線にもまれ、激しいダイナミズムの中で鍛えられるのだ。これは作家を飛躍させる絶
好の機会ではないのか。私は、連続して日本からの作品が選考されなかったことを哀
しく思う。

この件に関して、山形映画祭はもちろん、読者の考えをききたいと思う。

●昨年以降制作された作品で、本誌の「自作を解剖する」欄に自ら執筆しようとする
方(監督)は、競って応募してほしい。詳細は後日連絡します。本誌は作り手であれ
観客であれ、互いに刺激しあう開かれた誌面づくりをしていきたいと思う。投稿を歓
迎します。連絡先: visualtrax@jcom.home.ne.jp 

●本誌を継続していくために、読者にカンパをお願いしている。これまで送金してい
ただいた方には、心より御礼申し上げたい。私の周辺には有料にしたらどうか、とい
う提案もあるが、私としてはドキュメンタリー映画の裾野を広げる意味で、今は講読
無料の体制を持続していきたいと考えている。「広場」欄の「neoneoを継続して配信
していくために―」をぜひ読んでいただきたい。



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■発行:ビジュアルトラックス  visualtrax@jcom.home.ne.jp 
■責任編集 伏屋博雄
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★いただいたメールには全て目を通しますが、必ずしも返信できるわけではありま
せん。また、いただいたメールをこのメールマガジンに掲載させていただくことが
ありますが、掲載不可の場合はその旨をお書き添えくださるよう、お願いいたしま
す。
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お手数ですが、ご自身でお願い致します。
注)デザインが崩れて見える場合は等幅フォント(MSゴシック、Osaka等)でご覧く
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