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営業のカンセツワザ[177号]私の履歴書(3)

発行日: 2007/5/24


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          ス ト レ ス の な い 営 業 を 提 案 す る      
          ─────────────────────
            『 営 業 の カ ン セ ツ ワ ザ 』 

/////////////////// WEEKLY MAIL MAGAZINE No.177 2007/05/24 /////////////////

               このメールマガジンは、
          営業からストレスを無くすことが目標です。
        ムリせずありのままの自分で仕事ができたらなあ〜。
            たまにゆったり、ときにはビシッと、
         言いたいことだけ言わせてもらうメルマガです。

━━━ 今週のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 どうも最近、メルマガをサボリ気味です。
 一度サボリぐせがつくとどんどんエスカレートしてしまうのは、
 私の昔からの悪いクセです。

 高校生のときは、いつも授業をサボることばかり考えていました。
 記録上では私の遅刻と早退の数は学年トップでしたが、
 実際にはその倍の数はあったと思います。

 何がイヤだったのかは憶えていませんが、
 たぶん半強制されることや団体行動がキライだったのでしょう。 

 それは就職してからも変わりませんでした。

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  ◆◆ 私の履歴書(3) ◆◆


 
 私が初めて入社した会社に別れを告げるとき、
 そのきっかけとなる事件があった。

 正確には、辞めることを決めていたのだが、
 そのきっかけを求めていたときにある出来事があったのだ。

 入社して2年目、
 何のリサーチもせずに開発された、
 時代遅れの商品を売ることに嫌気がさしていたころ。

 名古屋営業所を開設するということで、
 私が選ばれた。
 人員がいなかったのでしようがないが、
 それにしてもまだ2年目の社員が営業所長として行くのは異例だった。

 辞める意思は固まっていたが、
 経験として名古屋での所長というのを味わっておくのもいいかと思い、
 もう少し続けることにしたのだ。

 しかし所長と言っても、
 代理店に机を置かせてもらっている状態で、
 事務の人もおらず私一人での仕事だった。

 経理も事務も、もちろん営業もひとり。
 代理店との同行やイベントや展示会の運営をやりながら、
 毎月の経費の計算や帳簿まですべてやっていた。

 しかもどこに行っても、
 「もういらないよ」と言われる商品を抱えての営業は、
 正直しんどかった。

 もうほとほと嫌気がさしていて、
 営業活動としてはほとんどサボリ状態だった。

 ただ単にサボるのももったいないと思ったので、
 何か資格を取ろうと考えた。

 そこで私は、大型自動車免許を取りに行った。

 なぜかというと、
 ダッヂというアメ車の大きなバンがあって、
 それを運転したかったというのが動機。

 あとで知ったのだが、
 そのクルマは普通免許でも運転できたのだった。

 そんなわけで、
 私は今、大型トラックやバスの運転もできるのである。

 ──────────
 新しく所長がやってきた。

 そんななか、名古屋営業所に新しく所長がやってきた。
 と言っても、親会社の業務を担当する人なので、
 私とは直接の関係はない。

 それでも同じ会社の人が来たことで、
 私もグチを言える相手ができたのだ(20歳も年上だったが)。

 その人は妻子がいたが、単身赴任で来ていた。

 酒が好きで最初の頃は、
 よくスナックとかに連れて行ってもらった。
 当時はまだカラオケボックスなどはなく、
 歌うときはスナックというのが相場だった。

 私は連れていってもらいながら、
 あることが不思議だった。

 毎日飲みに行くだけの金がよくあるもんだ、と。 

 しばらくすると、
 会社にもよくスナックから電話がかかるようになってきた。
 お誘いの電話だ。
 しかもいろんな店からかかってくる。

 彼も最初の頃はそれがうれしそうだったが、
 しだいに困った顔になっていくのがわかった。
 何か無理を言われているようなのだ。

 一応上場企業の所長という肩書きなので、
 お店の人も比較的安心してツケを認めていたようで、
 それの催促だろうと想像できた。

 でもまあ良識ある大人なので、
 その辺の限度はわきまえているだろうと思った。

 そしてある日、事件は起きた。

 ──────────
 机の中のお金がない! 

 経理もやっていた私は、
 その日の支払のための現金を10万円用意していた。

 そこへたまたま急な用ができたので、
 その現金を机の引き出しに入れて出かけた。

 しばらくして会社に帰ってドアを開けとき、
 何かヒヤッと冷たいものを感じたのだ。
 いわゆるイヤな予感というやつだ。

 私はすぐに引き出しを開けて現金を確認したが、
 入れて置いた場所になかった。

 もう一度、机の奥や別の引き出しなども、
 念入りに探してみたがやはり見つからない。

 出かける前は確実に机の引き出しに入れたことは、
 ちゃんと憶えていた。
 でも証拠がない。

 会社から預かっているお金を無くしてしまった。

 私の留守中にその部屋にいたのは、
 代理店の営業マンとその事務の人と、例の所長だけだった。
 
 
 その日は大雨だった。

 いつもなら通り道なので、
 私がクルマでその所長を送って行くのだが、
 その日に限って所長はひとりで帰ると言った。

 私は一度、家に帰ったが、
 どうにも落ち着かなかったので、
 もう一度会社に行って探してみようと思った。

 そして会社に着くと、
 ちょうど所長が帰るところだった。

 ふと思い、私は隠れて彼の後をつけた。

 所長は、大雨の中、歓楽街のスナックへと入っていった。

 ──────────
 疑惑のターゲットは所長だ

 翌日、私は朝礼のとき昨日の件を発表した。

 自分の留守中に机の中の現金がなくなっていたこと。
 ドロボーに入られたのかもしれないので、警察に通報したいということ。 

 もちろん私が安易に現金を置いて出かけたのも悪いのだが、
 それ以上に、私の中で疑惑が大きくふくらんでいた。

 代理店の人の前でおおやけにしたのは、
 そうすることで所長の反応を見たかったのだ。

 案の定というか、所長は警察沙汰には強く反対した。

 会社のメンツとか、代理店に迷惑がかかるとか言っていたが、
 私にはもうどうでもよかった。
 とにかくシロクロ付けたいと思ったのだ。
 
 するとその日の午後、代理店の社長が来て、
 私に10万円を手渡した。
 それでこの件を納めてくれということだ。

 その社長にしてみれば、
 自分の社員を疑われてもしものことがあった場合を考えての行動だろう。
 気持ちはわかる。

 でもそれは筋違いだろう。

 うちの会社での不祥事なのでそのお金は受け取れないと、
 私は返そうとしたが、
 そのとき所長が来て「受け取りなさい」と言った。

 「えっ、でも‥‥」

 それを出すのはあなたの役目だろう。

 そう口から出かかったが、二人から説得されて引き下がった。
 結局この件はこれでお仕舞いということになった。

 ──────────
 私の中ではもう修復できない穴があいていた。

 それを機に、
 私は辞めるということを口にし始めた。

 例の2人の先輩たちにも相談した。
 
 それを聞きつけた上司や役員たちが、
 次々に私を説得しに来た。

 でも頑なに拒んだ。
 もう誰が何を言っても受け付けない状態だった。

 証拠は無かったが、
 私の中では犯人は決まっていた。
 そしてその人と一緒の会社には居たくなかった。

 ただもうひとり冷静な私もいて、
 これで正当な理由で辞められるとも思っていた。

 そして私はその会社を退職した。



 その数年後、ウワサを聞いた。

 その所長が、代理店の社長から多額の借金をしたのがバレて、
 免職になったとのこと。
 しかもそれが原因で離婚したこと。
 そして真相はわからないが自殺したとも‥‥。
 
 そのまま行けば、次期役員は確実のエリートコースに乗っていたのに、
 どこでつまづいたのか、道を誤ってしまったらしい。



 今でも私はお金に関して、
 机の上に粗末に放り出すことはしないようにしている。
 たとえどんなに信頼できる人の前にも置かない。
 
 金額に関係なく、
 それが人間関係を壊してしまうことを経験したからだ。
 
 今となっては、私にとってよい教訓である。




━━━ 次週のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 → 究極の営業

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◆・◆ あ・と・が・き ◆・◆

何を思い立ったのか、妻がフットサルを始めた。先日その試合を見に行ったのだが、
女性があんなにたくさんやっているとは思わなかった。しかもみんなマジ。かなり上
手い人もいる。すごい人気で競技人口もどんどん増えているそうだ。それを見ていて
私もウズウズしてきている。誰か川崎地区でやってる人いない?

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