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営業のカンセツワザ[170号]子供の頃のはなし(4)

発行日: 2007/3/15


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            フ リ ー ラ ン ス の た め の      
           ─────────────────
            『 営 業 の カ ン セ ツ ワ ザ 』 

/////////////////// WEEKLY MAIL MAGAZINE No.170 2007/03/15 /////////////////

              このメールマガジンは、
          一人で作業も営業も納品もお金のことも、
     すべての業務をこなさなくてはならないフリーランスのために
      効率よく仕事を進めるためのヒントを提供するものです。

     ジワリと効いて確実にポイントをかせぐカンセツワザのように
           日々の仕事の一助になれば幸いです。


━━━ 今週のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 桜の開花宣言にミスがあったようですね。

 毎年思うんですけど、そんなに桜の開花時期って重要ですかね?
 あんなに頑張って花見をしなくちゃいけないの?

 普段ほとんど酒を飲まないので、ちょっと冷めて見ている私です。

 で、今回の話は、サクラサク?

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  ◆◆ 子供の頃のはなし(4) ◆◆



 う〜む、このシリーズはどこまで続くのか?
 というかここまできたら、
 行けるところまで行くつもりなのでよろしく!
 
 今、私は自分の棚卸しをしているところである。
 
 過去の自分の行動や思考を客観的にながめている。
 ある意味、むかしの日記のようなものだ。
 
 日記は記録に近いが、今のこれは分析に近い。

 なぜあのときあんなに泣いたのか?
 なぜそんなに腹が立ったのか?

 今回は、私が嗚咽(おえつ)して泣いた話である。

 ──────────
 あんたってホント泣かないよね

 映画やドラマを観ながら妻が言うセリフだ。

 そう、私はめったに涙を見せない。
 どんなに悲しい場面でも、グッとこらえてしまう。
 こらえるのがクセになっているようだ。

 私は子供のころは、かなりの泣き虫だった。
 小さなことでもすぐ泣いた。

 友だちとメンコ遊びをやっているときも、
 自分のメンコが集中的にねらわれるとすぐに涙が出た。
 
 友だちと山にカブト虫を取りに行く約束をしていたのに、
 断られるとまた泣いた。
 友だちはそのとき、ボール遊びの方が楽しかったのだ。

 さらにはいちど泣き出すと泣き止むまでが長かった。
 というか、止めるタイミングがわからなかったのだ。

 でも学校で泣くとからかわれるので、
 泣きたいことがあってもこらえるようになった。

 そんなわけで、
 今では映画の感動的なシーンでジワッとくることはあるが、
 声を出したり涙を流すことはほとんどない。

 ──────────
 さて、高校を卒業してからの話

 病気をして落第スレスレまでいった私は、
 当然のように成績も急降下した。

 3年の末には大学も一応いくつかは受けてみたが
 すべてダメ。

 ただ自分としてはまだ実力を出し切ってないと思っていたので、
 浪人させてもらうことにした。

 しかし浪人と言ってもまだカラダに無理はさせられず、
 安静にしている必要があった。徹夜などもってのほかである。

 そこで私は計画を立てた。

 ・夜は12時には絶対に寝ること。
 ・テレビは観ないこと。
 ・友だちと遊ばないこと。

 まず、カラダに無理をさせられないので、
 起きている時間をできるだけ勉強にあてるしかなかった。

 そのうえ、受験科目を変更していたのだ。

 1年目は政治経済で受験していたのだが、
 受けられるところが限定されるので、日本史に切り換えた。
 つまり新しい科目をゼロからやらなければならなかったのだ。

 人と一緒に遊んでいては追いつけるわけがない。

 遊びに誘われても、
 幸いというか、自分は病気だからという理由もある。

 そんなわけで本当に1年間その計画を実行した。

 なぜそんなに頑張ったのか?
 それほど大学に行きたかったのか?

 自分でもよくわからないのだが、
 学校もサボリまくって、クラブ活動もすぐにやめてしまった私にとって、
 一つの目標に向かって集中するという経験はそれが初めてで、
 そうしている自分が気持ちよかったのかもしれない。

 病気と受験科目の変更というハンデを背負って頑張る自分。
 そんな自分に酔っていたのかな?

 ──────────
 さて、冬がきて、受験の季節がやってきた

 1月の最初の受験を控えたある日、
 私は病院にいた。

 退院後も定期的に検査をしていたのだ。
 薬もまだ飲み続けていた。

 それまでは順調に行っていたのだが、
 そのとき風邪をひいてしまっていた。

 私の病気はネフローゼというもので、
 腎臓病のなかでも中の上くらいの重度だった。

 治療には副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン)を飲み続ける必要がある。
 そのうえ、疲労と風邪は厳禁と言われていた。

 で、恐る恐る検査結果を聞くと、+2だった。まずい‥‥。
 これは尿蛋白の数値で正常の場合は0。
 退院してからこの数値が出るのは初めてだ。

 「再発」という言葉が頭をよぎった。

 入院中は再発を繰り返している人たちをたくさん見てきた。
 そしてそうなると正常な生活はできないというのも‥‥。 

 なぜ、ここにきてこんなことに!

 勉強に気合いが入りすぎていて、
 カラダに負担をかけていることに気付かなかった。

 そのショックもあってか、
 私はその風邪を悪化させて寝込んでしまった。

 大学の試験は最初の2つは受けられなかった。

 ただそのときの私は、
 このまま寝たきりの生活が一生続くのかもしれないという恐怖で、
 入試どころではなかったのだ。

 腎臓病を悪化させると、
 人工透析(とうせき)というものが待っている。
 これは週に数回専門の病院に行って血液をキレイにする治療だ。
 当時は1回に4時間くらいかかり、
 その間ずっと機械の横で寝ていなければならない。
 それが一生続くのだ。

 そうなればもう、普通の生活は困難なる。

 大きな絶望を感じた。

 そのときまだ18歳である。

 ──────────
 フトンをかぶって声をあげて泣いた

 このまま自分は大学にも行けず、
 まともな仕事もできず、
 結婚もできず、
 病気と過ごしていかなければならないのか!

 そう思うと泣けてきた。

 泣き出すと止まらなくなり、
 「う〜う〜」と声を出しながらしゃくりあげていた。

 声が漏れるのがイヤで、フトンをかぶって泣き続けた。
 唄の歌詞のようにマクラが濡れた。

 そこまで心から泣いたのは初めてだったと思う。




 いつの間にか、母親がそこにいた。

 「なっちゃったものはしょうがないんだから」

 たしかそんなセリフだったと記憶するが、
 その言葉を私にかけて母は部屋を出ていった。

 文章にするとチープになるが、
 その言葉がじんわりとカラダにしみてきた。 

 そうだよな、まだどうなるかわかんないし、
 とりあえず今はこの風邪を治すことが先決だ。
 
 ある意味、開き直りの境地である。
 スーッと気持ちが楽になった。


 結果、
 その後に受けた入試は合格して大学生となった。
 病気はそれから3年くらい薬を飲み続けて、今では完治している。
 仕事でハンデを背負うこともなく、結婚もできた。

 先のことを想像してくよくよしていたあの時の自分を思うと、
 今から行って教えてあげたいくらいである。

 そしてこの辺が今の私のベースになっているのだろう。


 ‥‥で、このシリーズはいったん終了。


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━━━ 次週のテーマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 → 未定

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ちょっとまだ詳細は言えないが、某ビジネス雑誌から取材依頼を受けている。電話が
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まった。まあどうなるかわからないし、どのくらいのスペースかもわからない。確定
したらまたお知らせしようと思う。でもやっぱりうれしい!!!

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