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【ニュース】○「DPCは実質的な総枠予算管理につながらず」 日医
○茨城県医連 民主推薦を表明
○医療と介護のすき間解消 保険制度の一体化必要 舛添厚労相
○後期高齢者医療制度で約2500億円の補正予算
○「患者から信頼される医療機関へ」 中林氏が力説
【今週の一言】ASK梓診療報酬研究所 中林 梓 代表
【話題の本】胎内記憶 命の起源にトラウマが潜んでいる
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医療タイムス社のニュースサイト“times-net”から今週のニュースをピック
アップ。times-netは毎日更新中。 http://times-net.info/
■日本医師会はこのほどの定例会見で、「DPCは行き過ぎた平均在院日数の
短縮化を進めかねない仕組み。医療現場では、DPCを長く続けている病院の
医師が疲弊し、疑問の声も挙がっている」などの問題点を提示した。その上で
「医療経営から見れば、DPCは実質的な総枠予算管理につながりかねず、係
数操作により、『勝ち組』病院がさらに優遇される可能性もある。現実に特定
機能病院に医療資源が集中しつつある」と加えた。
■医師会の政治団体「茨城県医師連盟」(原中勝征委員長)が17日、次期衆議
院選挙の対応で、県内7つの全選挙区で民主党からの立候補予定者の推薦を発
表した。全国の医師連盟の中で、民主推薦を県単位で表明したのは初めて。
■医師臨床研修マッチング協議会は、12日現在の2008年度マッチングの中間公
表を行い、希望順位表登録者数は84.4%にあたる7102人となり、昨年同時期に
比べ率で4ポイント上回ったことがわかった。登録状況は、参加病院1091病院
(昨年に比べ1件増)、研修プログラム数1472件(同114件増)、募集定員1万
1292人(同273人減)、参加者数8417人(同126人減)だった。研修プログラム
1472のうち、希望順位登録があったのは85.3%にあたる1256プログラムとなっ
ている。今後のマッチングのスケジュールは、10月2日14時まで希望順位表の
登録・変更・削除を受け付け、同16日に最終的な組み合わせが決定する。
■日本医師会は17日、厚労省が発表した2006年度の「国民医療費」について、
分析を行い、その結果を発表した。厚労省は、医療費の伸びの内訳を▽診療報
酬改定▽人口増▽人口の高齢化▽その他―に分けて考え、その他については、
「医療の高度化などの自然増」「医療の技術の進歩・高度化など」と説明して
きた。日医は、「その他」には疾病構造の変化、受療率の変化、その背景にあ
る医療制度改革なども含まれており、「医療の高度化」だけを強調するのは不
適切―との考えを示した。
■舛添要一厚労相は、17日に開かれた「安心と希望の介護ビジョン」で「医療
と介護の一体化については、長期的ではなく中期的ビジョンでやらなければい
けない」と述べ、医療と介護のすき間を埋めるには保険制度の一体化を含めた
改革が必要との認識を示した。
■政府は16日、2008年度補正予算案の概要を閣僚懇談会で了承した。歳出規模
は全体で約1兆8100億円。今月開会予定の臨時国会提出に向け作業を進める。
閣議決定は新内閣の発足後となる。厚生労働省関係について舛添要一厚労相は
同日の記者会見で、「安心実現のための緊急総合対策として、後期高齢者医療
制度における低所得者への保険料軽減などの措置に約2500億円、新型インフル
エンザ対策に約490億円など、補正予算で対応を考えている」と述べた。
■総務省は、遠隔医療モデルプロジェクトなど「地域ICT利活用モデル構築
事業」の新規提案を30日まで受け付けている。同事業は、地域経済の活性化や
少子高齢化への対応等地域が抱えるそれぞれの課題に、ICTの利活用を通じ
てその解決を促進するためのモデル的取組を委託事業として実施。地域のユビ
キタスネット化などの促進を図るのが目的で、本年度当初に新規提案の募集を
行い、順次採択事業を決定している。今回の募集は追加的に行う2次募集。
■医療タイムス社が13日開いたセミナーで講演した医療法人明正会の近藤正明
理事長は、「医療・介護機能を有しない企業などが経営する高専賃では、ある
程度のことは自分でできる軽度の人しか受け入れられないが、医療・介護の依
存度が高い人でも受け入れられる住空間を作っていくことこそが、地域貢献と
いえるのではないか」とした上で、「まだ高専賃の認知度は低い。特に医療従
事者は高専賃の社会的意義を正しく理解し実践に移してほしい」と強調した。
■医療タイムス社は13日東京都内で、「医療経営と地域貢献〜医療経営者に、
いまできること〜」をテーマにしたセミナーを開催した。その中で講師を務め
た中林梓氏(ASK梓診療報酬研究所代表)は、「今後さらに急性期・亜急性
期・回復期・慢性期といったフェーズごとに医療機能を明確にし、その間の連
携調整を診療報酬で評価することで、地域完結型の医療提供体制の実現を目指
そうとする厚労省の意図が見える」と説明。その上で「後期高齢者医療への積
極的参入や在宅医療への取り組み、診療時間の延長による夜間・早朝等加算、
大病院からの逆紹介患者の受け皿機能など、自院の機能を明確化し、今まで以
上にていねいな応対をすることで、患者から信頼される医療機関を目指してほ
しい」と力説した。
■東京商工リサーチが発表した「病院・医院倒産情報」によると、8月の倒産
は福岡県の1件だった。本年度の累積は22件で昨年同期に比べ15件減少した。
本年度は大型の倒産が少なく負債総額は88億6300万円で、同285億1600万円下
回っている。8月の倒産事例は、福岡県の医療法人I会Wクリニックで、負債
額は13億7100万円。原因は放漫経営による銀行取引停止処分だった。
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┃今┃週┃の┃一┃言┃
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08年度診療報酬改定項目から厚労省の意図が見えます
ASK梓診療報酬研究所 中林 梓 代表
「08年度診療報酬改定は、中身が非常に濃く、盛りだくさんの内容でした。
特に後期高齢者医療における新設項目は、従来にない新たなものが出現し、全
体像を見極めるのが容易ではありませんでした。しかし、そこには医療機能を
より明確に区分しようとする厚生労働省の方向性が見えます。その厚労省の意
図とは、今後さらに急性期・亜急性期・回復期・慢性期といったフェーズごと
に医療機能を明確にし、その間の連携調整を診療報酬で評価することで、地域
完結型の医療提供体制の実現を目指そうというものです」(医療タイムス社
「医療経営と地域貢献〜医療経営者に、いまできること〜」セミナーで)。
(「医療タイムス―週刊医療界レポート―」より)
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┃話┃題┃の┃本┃
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胎内記憶 命の起源にトラウマが潜んでいる
池川 明 著/角川SSC新書205ページ
定価780円+税/角川SSコミュニケーションズ
本書では胎内記憶研究の歴史を振り返り、著者が行った「胎内記憶」につい
ての大規模調査を踏まえ、胎内記憶の詳細な具体例を紹介するとともに、現代
医学の最新情報に照らしてさまざまな角度から検証と分析を行っている。現代
の多くの問題が妊娠・出産という時期を通して生まれたバーストラウマ(出産
時のトラウマ)によるものだと警鐘を鳴らし、子どもたちが笑顔で生まれる日
こそトラウマの連鎖から逃れる方法であると主張する。胎児期から子どもを尊
重し、「いい出産」を経ることで「いい子育て」ができ「いい大人」へとつな
ぐことができるよう、「胎内記憶」の存在を役立ててほしいと願う著者の思い
が伝わってくる。
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