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速読!今週の医療界 2008年6月28日
発行日: 2008/6/28
***今号のメニュー***
【ニュース】○消防庁が消防機関における新型インフルエンザ対策検討会設置
○後期高齢者終末期相談支援料凍結へ 7月1日から
○採血器具の使い回し実態調査 30日までに踏査し報告を
○日医が「医師の団結を目指す委員会」を設置へ
○「DPCは経営をサポートするツール」 松田産医大教授
【今週の一言】ささえあい医療人権センターCOML理事長 辻本好子氏
【話題の本】医療システムのモジュール化
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医療タイムス社のニュースサイト“times-net”から今週のニュースをピック
アップ。times-netは毎日更新中。 http://times-net.info/
■総務省消防庁は「消防機関における新型インフルエンザ対策検討会」を設置
する。新型インフルエンザの国内発生に備え、消防機関における対応策を一層
強化し、業務継続などのあり方を検討、新型インフルエンザ発生時における業
務継続計画ガイドラインを策定する。初会合は6月30日。
■厚労省は都道府県に対して、全国に拡大している採血器具使い回しの実態を
調査するよう求めている。47都道府県、東京23区、64の保健所は30日までに
「使い回し」事例がないかを踏査し、報告する。
■舛添厚労相は25日の中医協に、診療報酬の「後期高齢者終末期相談支援料」
凍結を諮問、即日答申された。7月1日から適用。ただし6月30日までに同支
援料に係る文書などの提供を行った場合は算定できる。
■日医の中川俊夫常任理事は25日の定例会見で、社会保障国民会議がとりまと
めた中間報告で、日医が訴えている社会保障費2200億円の抑制撤回が反映され
なかったことを受け、「今後も強く撤回を要求し、十分な医療・介護提供体制
の再構築のため、積極的に発言していく」と述べた。
■日医は「医師の団結を目指す委員会(プロジェクト)」を設置する。1年間
のプロジェクト委員会で、医師会組織強化に向けた議論を行うとともに、具体
的方策などについてのアウトラインを報告書としてまとめる。メンバーは、北
村惣一郎日本医学会幹事、佐藤眞杉日本病院会副会長ら8人。
■厚労省は25日の医療機関の未収金問題に関する検討会で、論点となっていた
「回収方法をいかに講じるか」について、▽未収金の管理体制確立など病院側
の取り組み▽出産時一時金の受取代理の徹底▽資格喪失情報の交換等▽入院保
証金の解釈の周知徹底―などの対策案を提案した。
■産業医科大学医学部公衆衛生学の松田晋哉教授はさきごろ都内で開かれた、
日本医療バランスト・スコアカード研究学会(会長・高橋淑郎日本大学商学部
教授)で講演し「DPCを利用する目的はアウトカムよりもプロセスにある。
治療や運営のプロセスを明らかにし、適切な経営戦略を立てることが大切。D
PCは診療報酬のためのシステムではなく、経営をサポートするツールだ」と
位置づけた。
■日医が都道府県医会に対して行った、総合医・総合診療医(仮称)を養成す
るための認定制度に関するアンケート調査結果では20の医師会が「国に先駆け
て総合医・総合診療医を養成するための認定制度を関連学会と協力して日医が
創設すべき」と回答。14医師会が「創設すべきではない」と反対した。
■日本医療機能評価機構は、37病院(新規16病院、更新21病院)に6月6日付
で認定証を発行した。認定証を受けた病院は計2494病院で、全国8892病院に占
める割合は28.0%になった。
■文科省はが公募した2008年度「戦略的大学連携支援事業」には、大学などか
ら94件の申請があった。戦略的大学連携支援事業選定委員会で審査し、8月中
旬には40件程度を選定する。
■厚労省がまとめた1月分の病院報告(概数)で、病院の1日平均外来患者数
は135万8479人で、前月より8万7788人の大幅な減少となった。減少傾向は07年
10月から連続4カ月に伸びた。病院の1日平均在院患者数は131万9213人(前月
比433人増)。一般病床の平均在院日数は20.0日(同1.5日延伸)となった。
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┃今┃週┃の┃一┃言┃
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いま私たちはワクワク、涙が出るほどの感動を覚えています!
NPOささえあい医療人権センターCOML理事長 辻本好子氏
私たちCOMLが18年前に「協働の医療」と言って、受身の姿勢から主体的
な医療を目指すのだとうたって活動を始めた時、およしなさい、あなた方を受
け入れてくれる世界じゃないよ、と随分ご忠告をいただいたものでした。でも
私たちが叫び続けてきたことが全部このビジョンの中に網羅されています。私
たちはワクワクする以上の涙が出るほどの感動を感じています。ここには自立
する患者を支える決意が表れています。ワクワク受け止めなければならないと
思います。(厚労省の「安心と希望の医療確保ビジョン」会議で)
(「医療タイムス―週刊医療界レポート―」より)
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┃話┃題┃の┃本┃
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医療システムのモジュール化
秋山和宏 著/A5判190ページ/定価2,700円+税/白桃書房
書名の「医療システムのモジュール化」と「アーキテクチャの発想」という
のは産業界で開発された経営学の最先端の話題で、「医療」と「経営」の学際
的な分野といえる。いままで医療にこのような発想が応用されたことはない。
「モジュール」とは「交換可能な構成要素」の意で、医療システムを交換可能
な要素に分割して捉えようとする試み。加速度的に複雑化している医療システ
ムに対応するためには、産業界でも奏功した「モジュール化」が一条の光をも
たらすのではないか、とする。これはまた、医療のアーキテクチャという概念
につながってくる。
(「医療タイムス―週刊医療界レポート―」より)
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