トップ > マネー・政治・経済 > 経営 > 『リーダーへ贈る108通の手紙2』

田坂広志氏が主催する「社会起業家フォーラム」で紹介されたメルマガです。経営学、心理学、歴史など様々な分野をおりまぜ“人”を中心に考える元気の出るリーダーへの応援歌です!本のプレゼントもやってます!




『リーダーへ贈る108通の手紙2』【60通目】《命》

発行日: 2007/2/1


**********************************************************************
《命》
                  

          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
             http://www.earthship-c.com

                               07.2.1
                               60通目 
**********************************************************************

  リーダー様へ

  拝啓 睦月の夜 命が震え 輝きだす
      
  私はその光景を目の当たりにし
  やはり、ただただ呆然と立ち尽くし、
  何もできない自分に無力さを感じながら
  そして・・・だからこそ、そのあまりの重さにうち震えたのです。 
 
  あの日から、こうして時間が流れ・・・

  一つの言葉が、心をとらえます。

  二宮尊徳の言葉
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
 
      すべて物の根源になるものは、必ず低く見られる。 
 
            『二宮翁夜話』(口述 二宮尊徳 PHP研究所)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

  
  例えば、人の「根源なるもの」は「命」。

  しかし、繰り返される日常・・・
  忙しさにまぎれ「命」の尊さ、重さについて思いを馳せること、
  深く考えることは、
  恥ずかしながら、私は、あまりありません。

  だからといって「あなたは命を低く見ている」と責められれば
  「そんなことはない!」と反射的に反論すると思います。
  「命」について「思考する量」と「命」を「重んじる心持ち」は
  決して比例するものではないと思うのです。

  四六時中「命」について考えているから、
  私は「命」を大切にしている
  とは、どうも言えないような気がします。

  しかし、「命」が人間の根源であり、
  大切にしなければならいものであることは疑いありません。

  それは、自分の「命」も他者の「命」も・・・

  父や母の「命」、伴侶の「命」、友だちの「命」、
  部下の「命」、お客様の「命」、地球の「命」・・・・・

  とても、とても大切なものです。

  しかし、こうして書いてきて、それでもどうしても、ひっかかるのは
  (何か恥ずかしいとも感じているのですが・・・)
  「命」と書いてきて、そこにどこか使い古された「平凡」さを
  ひしひしと感じているからです。
  

  そして・・・そのことを振り払おうと
  現代の高僧「松原秦道」氏の言葉に耳を傾けます。
   
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
    
    現代人はそれでは納得しませんけれども、明らかにしない、秘密にする、
   ということは、そのもとが平凡なことだからなのです。
   茶道でも華道でも、突きつめていくと到達するところは平凡です。
   お茶の奥義に「夏はいかにも涼しきように、冬はいかにも暖かなるように」
   というのがありますが、これなどはいい例ではないでしょうか。
   いかにも平凡に聞こえますが、これができる人はどれほどいることでしょう。
    その平凡に行きつくまでの、大切な過程を省略して、行きついた結論
   だけを示せば、「なんだ、こんなことか」となってしまう。
    行きつけば平凡、当たり前なことが、本当は重大なことなのだ、
   とわかるために、あえて秘密にするわけです。  
      
                 『般若心経の本』(学習研究社)より
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4056014388/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22


    ★根源的なことは低く見られ
        重大なことは、その平凡さ故に、秘される。

  
  〜〜〜


  遺伝子研究の世界的権威である「村上和雄」氏は、 
  禅僧であり芥川賞作家である「玄侑宗久」氏との対談で
  こんなことを言っています。
  
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
   
    科学者はわずか細胞一個の生命体である大腸菌のひとつすら
    つくることができません。
    ノーベル賞学者が集まっても、世界中の富を集めても不可能なのです。
    つまり、人間は生命をゼロからつくることはできない。
      
          『心の力』(著 村上和雄 玄侑宗久 致知出版社)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4884747437/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22


  最先端の科学でもってもしても

   ★「命」は「命」から生まれる

  このこと以上のことは、できていないと言うのです。

  そして、科学者ではない、私にとっては、「命が命から生まれる」ことは
  平凡なことであるのですが、
  自然を解明する科学者にとっては、命の秘密は、あまりにも不可解で
  わからないことだらけだということです。

   ★「命」は秘されている

  しかし、普段、私は生きていること、そのことを、あまり不思議に思わず
  生きていることそのこと自体を「奇跡」だと思わず「平凡」だと
  思っているようです。
 
  しかし・・・あの日、私が目にした根源的な光景を思い出すと、



   ★「平凡であることは奇跡」



  と、少し冷静さを欠いた思考にどうしても囚われるのです。

  〜〜〜


  小さな部屋の中で、長い時間、絶叫を聞き続け、
  この人はその痛みで死んでしまうのではないかという錯覚に陥り、
  その瞬間が近づくにつれ、緊張が加速し、
  胸の鼓動に痛みを覚え
  そして、何もかもが真っ白になっていくような、
  無に帰すような感覚に襲われ・・・そうして、ついに、ついに・・・

   ★命が誕生した

  2007年1月某日、我が子が生まれました!

  その場に立ち合い、私が言葉にしたことは

   「すごい、すごい、すごい、命ってすごい!ホントすごい!」

  という、涙にまみれた、なんて平凡な言葉だったのか。
  今思い出しても、何か恥ずかしい気持ちにとらわれます。
  
  しかし、そういう時だったからこそ、そういった体験であったからこそ
  言うのも恥ずかしいのですが・・・人間の根源的な感情である
  「愛」という言葉について、考えさせられました。

  そのことについては、
  エーリッヒ・フロムの名著『愛するということ』(紀伊国屋書店)の中で、
  深く胸をうたれた箇所をご紹介し、私の考えたことにかえ、
  そして、本日のお手紙を終了したいと思います。

  私事のことで、大変失礼いたしました。
  ですが、どうしてもお伝えしたいことでしたので、
  興奮することを抑えつつ、赤面しながら、お話しさせて頂きました。  
   

  それでは、フロムの名著から・・・

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
    自分自身の、自分のいちばん大切なものを、自分の生命を、与えるのだ。
    これは別に他人のために自分の生命を犠牲にするという意味ではない。
    そうではなくて、自分のなかに息づいているものを与えるということ
    である。
    自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、
    自分のなかに息づいているもののあらゆる表現を与えるのだ
    このように自分の生命を与えることによって、人は他人を豊かにし
    自分自身の生命感を高める。
    もらうために与えるのではない。
    与えること自体がこのうえない喜びなのだ。
    だが、与えることによって、かならず他人のなかに何かが生まれ、
    その生まれたものは自分にはね返ってくる。
    ほんとうの意味で与えれば、かならず何かを受け取ることになるのだ。
    与えるということは、他人をも与える者にするということであり
    たがいに相手のなかに芽ばえさせたものから得る喜びを分かちあう
    のである。
    与えるという行為のなかで何かが生まれ、与えた者も与えられた者も、
    たがいのために生まれた生命に感謝するのだ。


       『愛するということ』(著 エーリッヒ・フロム 紀伊国屋書店)
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
http://www.amazon.co.jp/dp/4314005580/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  

 

               2007年 

           「愛・元気・勇気・やる気」で!


                (^人^)
 



                              敬具

   平成十九年二月一日

                          松山 淳より

===========================================================

 ◆自問◆

 1)私は、平凡さの中に何かを見いだそうとしているだろうか?

 2)私は、大切なことを忘れていないだろうか?

 3)私は、求めてばかりいて与えることを忘れていないだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!


==========================================================
 ◆102℃ WORD◆
                          「働く人、その命の重さ」
=[PR]=====================================================
 
 メールマガジンを1本紹介します!「3分コンサル・お客様満足主義108」は、
 いまあらゆる企業が実践している「顧客満足」を、分かりやすく解説しています。
 サービス業に携れる方を始めとして、医療関係者にも「目からウロコ」の
 サービスの極意が修得出来ます。
  ネタはプロが現場から拾い集めた新鮮な情報ばかりです。
 職場の教材としても最適。
 お客様サービス対策にとても有効なメールマガジンです。

  ★ 無料メールマガジンの購読はこちらから!
       →http://www.mag2.com/m/0000221771.html
==========================================================



 ◆追伸◆

  改めまして、本日の本文については、私事の濃い内容で失礼しました。
  この【本編】について初めて読まれる方も多いかと思いますが、
  「平凡は奇跡」という言葉を、やはり、私はとても大切にしていまして、
  そのことを念頭におきながら、私事も織り交ぜ
  今後も、お手紙をお送りしたいと思っております。
  どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  さて、本日は2月1日、如月(きさらぎ)がスータトしました!
  心新たに、あなた様にとって記憶に残る
  素晴らしい月になることを心よりお祈りしています。
 
  週末は冬型の気圧配置が強まるようです。
  風邪など召されませんようお体ご自愛ください!
 
  それでは、失礼します!
 
**********************************************************************
■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(38才)
      〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4
■U R L: http://www.earthship-c.com/
■叱咤激励: j@earthship-c.com
■発  行:まぐまぐ,melma!,メルマガ天国,カプライト,めろんぱん,E-Magazine
■登録解除:「まぐまぐ」での登録解除は↓こちらからです!
       http://www.mag2.com/m/0000112707.html        
■バックナンバー:http://blog.mag2.com/m/log/0000112707
※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい!
 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。
**********************************************************************

【ことば】
  
   『たくさん持っている人が豊かなのではなく
    たくさん与える人が豊かなのだ』

                   (社会心理学者 エーリッヒ・フロム) 
                『愛するということ』(紀伊国屋書店)より

**********************************************************************
【業務連絡】

 ◆「メルマ!」という配信スタンドが導入した評価制度にて
  このメルマガ「リーダーへ贈る108通の手紙」が
  約60,000誌あるメルマガの中から【22位】という評価を頂きました。
  http://melma.com/contents/scorerank/index.html

  これは読者の皆様の評価結果を反映したものだそうです。
  どのような計算がされたのか、私はわかりませんが、
  とにかく、評価をして下さった皆様、そして、「メルマ!」事務局の皆様に
  心より深い敬意と御礼を申し上げます。

  本当にどうもありがとうございました!



 ◆昨年開催の大阪府立中央図書館の展示『「働く」ってどんなこと?』にて
   拙著『名もなき人の生きるかたち』が選定されていました!
http://www.amazon.co.jp/dp/4286007219/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22

  大阪府立中央図書館の皆様、本当にありがとうございました!



 ◆現在、本メルマガは【本編】と【番外編】の二本立てでお送りしています。

   【本編】は、不定期発行です。(月2〜3回)
    http://www.earthship-c.com/melmaga/melmaga0.html

   【番外編】は、07年2月20日(火)まで火曜日と木曜日、配信します。
    http://www.earthship-c.com/StartingOver.html

   どうぞ宜しくお願いします!

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

シアターリーグ
演劇・映画・俳優の話題を週刊でお届けするお芝居メルマガ。1週間の主なニュース、演劇・マスコミ用語の意味や語源、サイト連動のシナリオPick up、注...
1年100万!FPも絶賛した節約の裏技大公開!
実は1年で100万円稼ぐよりも、100万円節約するほうが簡単です。多くのFPが絶賛した”普通に生活して節約できる”独自の節約裏技テクニックを読者様だ...
痛快!熱意上げ郎のネット起業で独立じゃ〜珍道中!!
国の保障はあてにできない!会社のお給料もあがらない!でも物価はどんどん上がる一方!こりゃ自分で副収入を稼ぐしかない!ネットでビジネスを展開して金銭的...
いつかは起業!だったらこのくらい知っておかなくては!
いつかは一国一城の城主に!野望はあるんだが、経営者に必要な知識って?届出など必要な手続きは?誰に相談すれば?お金は・・・などの不安を今のうちに取り除...
へっぽこバイオ研究!〜素敵な科学のエッセンス
バイオ研究って何をしてるんでしょうか? 普通のヒトから見れば謎だらけにちがいありません。そこで生まれたのが本メルマガ! ラボやバイオ研究の話題、英文...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

■三菱東京UFJ銀行系 モビット■
【1】ネットで自動審査・来店不要!
【2】限度額300万円
【3】年利9.8%-18.0%(実質年率)

急な出費にモビット!

発行者プロフィール

ペンネーム :

  • 2002年アースシップ・コンサルティング設立 執筆、講演、カウンセリングを通してビジネス・リーダーたちを応援し続けています。2003年より発行を開始したメルマガ「リーダーへ贈る108通の手紙」には、たくさんの感謝のメッセージが届けられています!

このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


注目情報


新着記事トピックス