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『リーダーへ贈る108通の手紙2』

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『リーダーへ贈る108通の手紙』【78通目】

発行日: 2003/11/5


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          『リーダへ贈る108通の手紙』
              earthship-c.com

                                03.11.5
                                78通目
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  リーダー様へ

  拝啓 霜月に 温まる心 お陰様  
 
  如何お過ごしでしょうか?

    さて、ここの所よく聞く言葉に「過去の成功体験を捨てよ」というも
  のがございます。わたくしは、これ「早計なり」と思っておりまして、
 
   ★「過去の成功体験に“しばられるな”」
   ★「   〃    “とらわれるな”」

  であれば全く賛同できる次第です。
  細かい事のようですが、大きな違いがございます。
 
  過去の成功体験の中には、先人が残してくれた素晴らしい知恵がつま
  っています。知恵があったからこそ成功できたのです。何もそこから
  学ぶことがなければ、それは成功とは言えないとも思います。

  ですので、この知恵を「捨てる」と言いますと全くもってもったない。    
  成功体験自体に縛られる事はよくありませんが、その体験から得られ
  た知恵はせっかくですので、とっておき、次の世代に継承すべきだと
  思います。それは、かけがえのない会社の資産です。
 
  あまりにも有名な言葉ですが、『論語』に「温故知新」という言葉が
  ございます。
  
   ★「子日わく、
     故(ふる)きを温めて新しきを知る
     以って師と為るべし」

  「過去を捨てる」となると、これをも否定するような事になりかねま
  せん。
  会社、組織は前を向き、時に過去を振り返り、創業者の「魂」「志」
  を再確認し、そして、また前に進む。
  「原点回帰」という言葉がバブル崩壊後、よく新聞紙上を賑わしまし
  たが、それは、通常すべきことであり、何も経営が傾いてからするも
  のではないと思います。

  さて、「温故知新」ですが、最近買った本にとても分かりやすい対訳
  がございましたので、一つ御紹介します。     
  
  …………………………………………………………………………………
  
  「煮詰めて取っておいたスープを、もう一度暖め直して飲むように、
   過去をの歴史、伝統を、もう一度考え直して、現代に生かす新しい
   意味を知る、そんなことができる人が師というものだよ」
        
    『論語 現代に生きる中国の知恵』(講談社現代新書 貝塚茂樹)
  …………………………………………………………………………………  

  四歳になる我が子が見るテレビがあります。
  それを一緒に見ていましたら、狂言師の野村萬斎氏が出てきました。
  その格好がなんともユニークで白いモーニングのような服を着て、
  ピエロのような雰囲気を漂わせているのです。それで、狂言をやるわ
  けです。元関取のKONISHIKIさんも出ている番組です。
  
 「にほんごであそぼう」というNHK教育テレビの番組なのですが、
  日本語の乱れを憂い、幼少期よりその素晴らしさに慣れ親しんでもら
  おうとの狙いで始まった番組だそうです。
 
   ◆狂言師がピエロのような格好。

  まさに、そこに「温故知新」を感じます。そして、古典芸能という
  閉ざされた固い印象がつきまとう世界を打ち破っていこうとする
  野村萬斎氏の姿勢に「師」の本質を見い出します。

   ★過去を捨てることなく、それを現代に生かす。
   ★過去に縛られる事なく、新たな発想で前に進む。

  氏は、リーダーとしての役割をしっかりと果たしているのだと感じま
  す。

  昨今、老舗企業の倒産が相次いでいる、とのデータを度々新聞で目に
  します。中には日本が世界に誇るべき伝統文化を作り出し、支えてき
  た企業も多いようで残念で仕方ありません。

  そういった文化が企業ごと消えてしまいますと、復活することは非常
  に難しいのだと聞きます。
  日本の「トキ」も絶滅してしまいました。もう二度と日本の「トキ」
  を見ることはできません。
  是非とも、良きものは未来に残っていくよう老舗企業の奮闘をお祈り
  申し上げます。  

  先日、艶(あで)やかな着物を身にまとった女性を見たからでしょう
  か?灰色のビルの谷間で見たその姿は、まさに、街に咲く美しき一輪
  の花でした。

  改めて「温故知新」の大切さを身に染み、本日のテーマとさせて頂き
  ました。
    
  さて、そんな温故知新の心に賛同して頂けるなら、リーダーとして
  是非、参考にしたいものがあります。

  「三国志」に登場する天才軍師が「将」たるものについて述べた
  「九つの型」があります。
   
  本日は、ここでちょうど区切りがよいので、
  明日、そこから話を始めたいと思います。

  リーダーである“あなた様”が、是非、未来を輝けるものとするため
  御活躍されますことを祈ります。

  いよいよ霜月になり寒さも日に日に厳しくなっていくのだろうと思い
  ます。どうぞ、風邪など召されません様お体御自愛下さい。

  本日は、これにて、失礼します。
  
      


                               敬具

   平成十五年十一月四日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、知恵を伝授しているだろうか?

 2)私は、社内での先人が残した教えを大切にしているだろうか?

 3)私は、自分もまた先人となるのだという事を意識しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

======================================================================

 ◆102℃ WORD◆
          
         「恥じをかいて成長してきた」

======================================================================

 ◆追伸◆
  
   近所に花梨の木がありまして、大きな実がなっていました。
   昨日、見たら全部なくなってました。
   そういば、一昨日スーパーにいきましたら、
   店頭に花梨が並んでました。
   そんな季節のようです。
        
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング  松山 淳(35)
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 ※本メルマガの著作権は松山にあります。文面について、社内資料、アル
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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】「半世紀の生涯で私が学んだことがあるとしたら、それは
      『自分に平和をもたらすのは、ほかならぬ自分自身なのだ』
       という言葉で表現できる」   
 
                       (デール・カーネギー) 
         
         過去の学びが今の自分を形成している。       
         今はすぐ過去になる。今に何を学ぶか?
         そして、何を伝えるか?
         今日も一日是非ともがんばって下さい!!

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