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講談社「メールマガジンファウスト」

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講談社「ファウストメールマガジン」[第三十八号]

発行日: 2005/11/15

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    ┏━━┓      メールマガジンファウスト[第三十八号]       
    ┃\/┃
    ┗━━┛     〜『ファウスト』Vol.6 SIDE−Bの発売日は
                  11月28日です! 〜

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  Contents
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 【1】 編集長・Jとアシスタント・野々村くんの冒険
 【2】 編集長・J×西尾維新 緊急対談!
 【3】『メールマガジンファウスト』編集後記

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  編集長・Jとアシスタント・野々村くんの冒険
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編集長:お待たせしました。『ファウスト』Vol.6 SIDE-Aの発売日がついに決定したので、
    まっさきにあなたにお伝えしましょう!
    発売日は予定通りの11月28日です。よし、間に合った!!

野々村:奇跡が起こりましたね。

編集長:なにしろ総ページ数が908ページ……。そして背幅が48ミリ……。
    さすがに我ながらどうかしてるね。「めでたいんだろうな……」
    今回の進行を支えてくれたスタッフのみんなに心から感謝です。

野々村:先月はニューヨーク、今月は台湾へ出張……まあ、ダメといわれても編集長は
    やるときはやる、行くときは行くんだろうってあきらめてますけど、今回の進行に関
    してはなんだかんだで編集長不在がつづいたのによく回ったものだっていうのが
    率直な実感ですよ。

編集長:『ファウスト』のスタッフは世界一だからね。これだけの才能が揃っていれば、
    編集長なんて誰だってできるさ。

野々村:また実も蓋もない台詞を……。(うーむ、それってちょっとばかり事実のよう
    な気がしちゃうのがアレですけど……)

編集長:(野々村の逡巡に例によって気づかず)まあ、それこそ、率直な実感のつもり
    だけどね。それに、今はネット環境もあるから地球の裏側からだって編集作業は
    やってやれないことはない。

野々村:えー、それでは次の目標、SIDE-Bの年内刊行についてはいかがですか?

編集長:予断は許さないといったところだな。それこそ、今月の台湾出張に行かなけれ
    ば多少は情況が好転もするんだろうとは思うけれど。しかし、僕は、『ファウスト』
    の編集長ばかりをやっているわけにもいかんのだ。誤解を恐れずにいえば、
    『ファウスト』は編集者としての僕にとってはあくまでも余技の産物だからね。
    この『ファウスト』は、たとえるならばちょうど放課後の部活動みたいなもので……
    だからこそ真剣にやらないと楽しくないわけだけど。

野々村:約4ヶ月ぶりの台湾では何をなさるんですか?

編集長:台湾版『ファウスト』の版元、尖端出版の皆さんと打ち合わせをしてくる。
    黄社長と先月の東京での会合以来1ヶ月ぶりにお会いできるのが楽しみだね。
    あとは、黄社長にセッティングをしていただいて、台湾の書店員さんたちと
    ミーティングをしてくるよ。なにしろ総勢18人も集まっていただけるそうで、
    我ながらどうなることやら……。あ、それとあともうひとつ大事なことが。
    VOFANさんにもお会いしてくる。彼とは茶藝館で台湾のお茶でも
    飲みながら、ゆっくり話をしてくるつもり。

野々村:あ、それ、もう読者の方にお知らせしても大丈夫なんですか?

編集長:無論、オッケー。発表しましょう。VOFANさんは『ファウスト』Vol.6SIDE-A,
    SIDE-Bのカラーページ巻頭を飾ってくれる、台湾の新進気鋭のイラストレーターです。

野々村:この企画は編集長のいうところの「世界の攪拌」の第一歩ですね。

編集長:ささやかかもしれないが、大事な一歩です。とにかく、このVOFANという素敵な
    才能を日本の読者のあなたに一刻も早く紹介したいね。彼は日本のイラストの
    世界に新風を吹き込める力を持っていると思う。とくに、実際に自分でもイラストを
    描いているといった実作派の人にとっては。

野々村:光の表現がすごく美しいイラストですね。あと、建築物の描写がほんとに独特
    ですね。台湾の建物はみんなこんな感じなんですか?

編集長:そんなわけはないけど(苦笑)、ちょこっとこんな空気はあるね、路地裏あたりに……。
    とにかくVOFANさんはいかにも僕好みというか……世界進出の第一歩で出会う
    ことができて、幸運だったね。彼は日本のイラストの単なる物真似ではない、
    自分だけのオリジナルなイラストを描ける人です。僕は全力を以って断固応援
    したい。そのためのSIDE-A,SIDE-B連続巻頭起用です。

野々村:SIDE‐Aのタイトルは『日光舞踏会』。いい雰囲気がありますね。

編集長:お楽しみに。さて、「戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ」……!
    台湾から帰ってきたら、ラストスパートだ!!

野々村:気合を入れていきましょう。あと一息です。

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  編集長・J×西尾維新 緊急対談!
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 西尾:ご無沙汰していました、編集長。『ファウスト』Vol.6、景気いいみたいですね。

編集長:ご無沙汰もなにも、きのう<戯言シリーズ>完結のお祝いパーティーを盛大に
    やったばかりじゃないか……。ま、しかし景気はいいみたいだね。なんたって、SIDE-A
    だけで900ページオーバー。どうやらまた僕の電卓は壊れていたようだよ、
    困ったものだ……。ちなみに、SIDE-Bのページ数がどうなるかは僕にも誰にも
    まったくわからない(断言)。

 西尾:SIDE-B(上)(下)なんて格好悪いことだけはやめてくださいよ……。
    まあしかし編集長。それはさておき、何か大切なことを忘れちゃいませんか?

編集長:なんだ? そんな身を乗り出して切り出すようなことっていったい……。あっ!

 西尾:そうですよ。デビュー以来の一仕事終えて、これからまた一から出直しだという
    将来に不安を抱えたとある小説家が、どんな風に頑張ったか、まだちゃんと紹介
    してあげてないでしょう。

編集長:またそんなお戯れを。「そんな男か? 西尾維新って……」 いやいや、
    ここはあらためてお礼をいうべきとこでしょうね。西尾さん、『ファウスト』Vol.6
    SIDE-A,SIDE-Bでの連続二作品掲載、本当にありがとうございました!
    “新伝綺”なにするものぞという西尾さんの気迫を感じましたよ。

 西尾:“新伝綺”リプライズの総計800枚書き下ろしには及ばないものの、『ファウスト』Vol.6、
    西尾維新は600枚書いてますからね。SIDE-Aが900ページとか言って、
    その内100ページ以上、僕ですから。さすがにこれは、
    今回に限っては僕も編集長を責められません。

編集長:いや、いい原稿が入ることは編集者にとってはなによりの喜びだから、ノー問題。
    それに、『ファウスト』の読者にとっては西尾対“新伝綺”のバトルのリプライズに
    なるわけだからね。
    そうそう、竹さんの画稿も、まだラフ段階だけどすばらしいやつが入ってきそうな気配で……。
    うーん、しかし、竹さんは「○○○○のスカートの丈をあと5ミリ上に!」っていう僕の熱いリクエスト、
    聞いてくれるのかなあ? いやいや、待て待て! こうやって小説家と編集者のあいだで
    なんとなく気を使い合っていてもしょうがない。西尾さん、ズバリ、来年の展開はどう考え
    ているの? お互いに勝負、挑戦の年になりそうだけれど。

 西尾:まあここまでの4年間はやりたいことをやるための4年間でしたからね。だから
    これからの4年間はやりたいことを探すための4年間になるんじゃないでしょうか。
    編集長は『ファウストVol.6をベストアルバムと仰いましたが、その意味合いでは、
    僕にとってもひとつのわかりやすい区切りになるでしょうね。時期的にも、
    そして内容的にも。

編集長:なるほど……。でもまあ、僕は4年も待つ気はたとえ西尾さんといえど毛頭ないからね。
    そもそもなにかをやりとげた人には、さらにやりたいこととやるべきことが次々に降って湧
    くようにこの世の中はできている。西尾維新もその理の例外ではなかろう。

 西尾:一生かかっても終わらないような、そんなやりたいことを見つけたいですね。
    やりたいことができることである必要はありませんから。んじゃまあ、この辺
    でそろそろ、掲載小説のタイトル発表とか、いきますか。僕が言っちゃってい
    いんですかね?

編集長:まかせた。

 西尾:まずSIDE-Aには『新本格魔法少女りすか』第八話、『部外者以外立入禁止!!』、
    そして『零崎軋識の人間ノック2 竹取山決戦(前半戦)』の2本!
    続くSIDE-Bには『新本格魔法少女りすか』第九話、『夢では会わない!!』、
    そして『零崎軋識の人間ノック2 竹取山決戦(後半戦)』の2本! 計4本です!
    ダブルヘッダーの『新本格魔法少女りすか』に関しては『ファウスト』恒例という
    ところですけど、『人間ノック2』は、特集を組んでいただいた『ファウスト』
    Vol.3に掲載された『零崎軋識の人間ノック』の続編ですね。こちらもダブル
    ヘッダーと言えばダブルヘッダーか……ダブルダブルヘッダー?
    まあ続編とは言え、『1』とはちょっと趣が違う感じですけれど、そのあたり
    はお楽しみにということで。しかし恥ずかしげもなくよくもこんなにいっぱい
    書いたもんですよ……これに『ファウスト』Vol.6のSIDE-AとSIDE-Bの、ちょうど
    真ん中頃に発売される『メフィスト』1月号に載せてもらうことになっている小説
    を合わせたら、我ながら本当にすごい物量になりますね。来年以降の話をする
    までもなく、年内だけでもまだまだ西尾維新が読めます。戯言シリーズを終え
    て、僕もますます健在ということで、いいかな?

編集長:思ったことはすべて真実! オッケーですよ!!

 西尾:……いや、自分でやってみて初めてわかりましたけども、『ファウスト』って、
    身内誉めじゃなくて自画自賛の文芸誌ですよね……あと一歩が煮え切らない
    わけだ……。とにもかくにもまずは『ファウスト』Vol.6、11月28日発売。
    みなさま、どうかよろしくお願いします。
    それではまた、いつかどこかの、ふさわしい状況で。本日はどうもありがとうございました。

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 『メールマガジンファウスト』編集後記
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 と、いうわけで『ファウスト』Vol.6 SIDE-Aは11月28日に発売が決定しました。
この『メールマガジンファウスト』をあなたが読んでくれているころ、僕はSIDE-Bの編
集の合い間を縫って、台湾版『ファウスト』の版元である台湾の尖端出版さんのもとを
あの西尾維新さんと一緒に訪れているはず……です。さて、いったいどんな道中になっ
ていることやら……

 次回の『メールマガジンファウスト』からも目が離せない!!

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