「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。(無料)【相互紹介歓迎】
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SHIZA旅(イランの危険情報)
発行日: 2008/7/7SHIZA旅(イランの危険情報)
2008.07.05 15:53作成:日本
2008.07.06 15:51貼付:日本
2008.07.07 02:00配信予定(日本時間):時差0時間
まぐまぐ:245部 melma!:471部
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【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。
現在は、日本で再就職をしていますので、
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【目次】
1.今回の内容
2.2007年10月
3.危険情報の改訂
4.2007年10月の危険情報
5.外務省
6.編集後記
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【1.今回の内容】
イランの世界遺産がある「バム」で誘拐された大学生のことを
前回の編集後記で書いた。
今回は、それに関連した事項を書いてみたい。
不快に感じられる方も、いらっしゃるとは思いますが、
最後まで読んで頂けると幸いです。
ご不快に思われた皆様方には、大変申し訳ありません。
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【2.2007年10月】
2007年の秋に発生したイランのバムにおける邦人誘拐事件、
現在(2008年7月5日)外務省の安全情報(危険情報)を見ると、
「退避勧告」が出ているのが分かる。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=46#spot
【参考:外務省 海外安全ホームページ】
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
多くの人は、彼が「無謀」である理由として、
「退避勧告」が出ている地域に旅行で行ったこと。
を、恐らく挙げるのだろうと思う。しかし・・・
イランのバムを訪問中の大学生が誘拐されたのは、2007年の10月。
在テヘランの日本国大使館に電話を掛けてきたのが2007年10月8日。
「共同通信」が関連情報を報じたのが、10月11日という。
外務省のサイトを参照すると、
現在の危険情報は、「退避を勧告します」だが、
彼が誘拐された当時はいったいどんな情報が出ていたのか?
海外安全ホームページの「イラン」を調べてみた。
しかし、過去の情報がどこにあるのか非常に分かりにくく、
結局、ここから検索することになった。
【外務省のサイト内:過去の情報検索】
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/search_pub1.asp
(情報種別:渡航情報(危険情報)、国名:イラン を選択)
すると、興味深い結果が得られたのだ。
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【3.危険情報の改訂】
【送信日時:2007/08/24】
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2007T156
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●イラク及びアフガニスタンとの国境付近
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●シスターン・バルチスタン州及びケルマン州:
:「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●フーゼスタン州
:「十分注意してください。」(継続)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
上に挙げたのが、彼が誘拐された当時の「危険情報」だ。
彼が誘拐されたバムは、ケルマン州にある。
このときのケルマン州は「渡航の是非を検討してください。」だ。
【海外安全ホームページを使いこなそう!】
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/risk.html
によると「安全対策の4つの目安(カテゴリー)」として
以下の4つが挙げられている。
「十分注意してください。」
「渡航の是非を検討してください。」
「渡航の延期をお勧めします。」
「退避を勧告します。渡航は延期してください。」
彼が誘拐された当時は「渡航の是非を検討してください。」だから、
「退避勧告」よりレベルが2つ下のカテゴリーであることが分かる。
(4つのカテゴリーの中では、下から2つ目)
(ここで念のため強調しておくけれど、
たとえ「下から2つ目」であっても、「危険情報」が出ていた以上、
安全に対する注意を怠ってよいと主張している訳ではない)
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【4.2007年10月の危険情報】
彼がテヘランの日本大使館に電話してから数日後、
10月11日には、
「渡航の延期をお勧めします。」に「引き上げ」られた。
【送信日時:2007/10/11】
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2007T191
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●イラク及びアフガニスタンとの国境付近
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●シスターン・バルチスタン州及びケルマン州
:「渡航の延期をお勧めします。」(引き上げ)
●フーゼスタン州
:「十分注意してください。」(継続)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そして、恐らく、状況の深刻さが確認された後に、
「危険情報」は最高度の「退避勧告」に再度「引き上げ」られている。
【送信日時:2007/10/16】
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2007T195
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●シスターン・バルチスタン州及びケルマン州
:「退避を勧告します。渡航は延期してください。」
(引き上げ)
●イラク及びアフガニスタンとの国境付近
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●フーゼスタン州
:「十分注意してください。」(継続)
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「退避勧告が出ているような、危険な場所を訪問したから自己責任」
というようなご意見も一部あるようだが、
外務省のサイトの情報を参照する限り、
「退避勧告は出ていなかった」し、
それどころか、その2段階下の
「渡航の是非を検討してください。」だったことが分かる。
推測だが、外務省が「危険情報」を積極的に出さなかった理由は、
「バム」にあると思われる。
危険情報のレベルが上がると、
主催旅行を自粛する旅行会社もあるからだ。
観光地「バム」のあるケルマン州に
高いレベルの「危険情報」が出ていると、
旅行業者が損害を被る可能性もある。
(少なくとも以前は、「主催旅行の自粛」を求める通達が出ていた)
旅行業者の立場を考慮して、
外務省が危険情報のレベルを上げなかった可能性はある。
【外務省のサイトより引用】
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/risk.html
5段階のレベルに分かれていた従前の危険情報では、
レベル2の「観光旅行延期勧告」が出た場合、政府は、
通達を通じて各旅行会社に主催旅行の自粛を求めていましたが、
現在の危険情報にはそういった効果はありません。
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【5.外務省】
だが、
少なくとも「渡航の是非を検討してください。」
という「危険情報」が出ているからには、
誘拐され8ヶ月間拘束されたのは自己責任だ。
という意見は、あるだろう。
しかし、彼が誘拐された当時の危険情報が、
「渡航の是非を検討してください。」だったことを
どれくらいの人が把握しているのか?
そして、何故、「国民の知る権利」をあれだけ強調するメディアが
この事実をあまり報道しないのか?それが不思議でならない。
(ある程度理由は推測できるけれど)
ここで強調しておきたいのだが、
「退避勧告」を出していなかった外務省が悪い
というような批判がもしあるとすれば、
それは間違っていると思う。
そもそも「国・地域に応じた安全対策の目安」にしか過ぎないし、
未来のことを予測するのは極めて困難だからだ。
アメリカ合衆国が「十分注意」すらも出ていない現状を見ると、
「危険情報」は、政治的な思惑が入り込む余地があり、
現地での(あるいは現地の生の)情報収集力が、
ある意味大切になるのかもしれない。
余談:
こういうことを書くと、反外務省的な人間と思われるかもしれないが
決してそんなことはない。(過去ログを読んで頂ければ分ると思う)
世界各地で大使館・領事館を訪れたが、日本国のものは、
親切で丁寧で、最も印象がよい対応だった。
イランのテヘランにある日本大使館の医務官の方の対応は、
特に印象深く、今でもあのときの親切な対応は忘れられない。
だからといって、外務省全体が素晴らしいとは言えないが、
一時期流行した、感情的な外務省批判は好きになれない。
一方的な外務省批判がフェアではないと感じてしまうのと同じように
事実を正確に把握せずに、一方的に誘拐された大学生を批判するのは
フェアではないと感じてしまう。私はやはり傲慢なのだろう。
今回の内容で、多くの方がお怒りになられたと思います。
その点では、大変申し訳ありません。至らない点、謝罪致します。
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【6.編集後記】
小学生時代の友人の家が、取り壊されたのを偶然見た。
すっかり疎遠になり、どういう経緯があったのか分らないが、
私の思い出の一端も消えていくような気がして寂しい感じがした。
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この記事へのコメント
全3件表示大変、勇気付けられました。
今後とも、良い内容のメルマガを書いていきますので、よろしくお願いいたします。
日時:2008年7月13日
goldluckgoldluck日時:2008年7月9日
文章を読んでいてアンタがただものではないことがわかる。ご参考までに、日本人韓国人中国人の読者の反応は基本的に気にする事は無いと思う。事実によらず感覚的な思い込みが大半故。アンタの思った通り書くのが一番。日時:2008年7月7日
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