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「日本から飛行機を使わずにケープタウンまで行ってみよう」それが当初の旅の目的だった・・・3年4ヶ月世界一周半。累積訪問国110ヶ国以上。アジア、中東、アフリカ、中南米、中央アジア、ロシア。「辺境」を好んで旅した著者による記録。是非ご登録下さい。(無料)【相互紹介歓迎】




SHIZA旅(満州の旅3)

発行日: 2008/1/28


SHIZA旅(満州の旅3)
2008.01.27 17:44作成:日本
2008.01.27 21:36貼付:日本
2008.01.28 02:00配信予定(日本時間):時差0時間
まぐまぐ:142部 melma!:451部
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【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。

現在は、日本で再就職をしていますので、
お間違いないようにお願い致します。
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【目次】
1.凍てつく大地
2.白い車
3.観覧車
4.朝鮮族
5.編集後記
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【本の紹介】

私の友人とまこさんが書いた本の紹介です。
ほのぼのしていて、とても心が温まるような本です。
私は買って読んでいます。どうぞよろしくお願いします。

(以下紹介文)

『シンガポールへ行きたい!』とまこ&なおQ著
メイツ出版株式会社
アマゾンはこちらです↓
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初めてシンガポールを旅する人も、シンガポールに住んでいる人も
皆が一日中無駄なく楽しめるガイドブック。
ツアーではとらえないアングルで
目を引く写真・ユーモアたっぷりのキュートなイラスト満載!
スイーツ、観光地、リゾート情報などを抜け目なく紹介している。
著者が楽しい旅のプロだけに分かりやすい地図付きで実用性も満点。
おもしろおかしく新たな魅力を発見するかも。
そんな別世界?マジカルなシンガポール…はまってしまいそうです。 

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【1.凍てつく大地】

(北朝鮮と中国の国境に行った私は、双眼鏡で北朝鮮側を覗いている)

双眼鏡を右方向に、少しずつずらしていく。

鴨緑江の岸辺に二人の男性がおり、地面を掘っているのが観察できた。
岸辺付近は、凍り付いているようだから骨の折れる仕事だろう。

その近くには漁船が並べられている。

漁船の周辺も完全に凍り付いていて、
しばらくの間、それらが放置されていたことを物語っている。
漁船の向こう側にある家の煙突からは、
薄っすらと煙が上がっているのが見える。

オンドル用の煙なのか。
それとも夕食の支度をしているのか。
(時間は16時ぐらだった)

再び三人の兵士のいるところに双眼鏡をずらしていくと、
一人の兵士が自転車に乗って何処かに去っていくところだった。

白いトラックはもう無くなっている。
写真を撮っていた女性たちもいなかった。

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【2.白い車】

しかし、そのとき、白いバンが公園に乗り付けられた。

車体左側のスライド式ドアが開くと、
黄色の服を着た子供たちが飛び出してきた。

前の座席からは、大人の男性がゆっくりと降りてくる。

左側のスライド式ドアが開いたということは、
もしかしたら、この白いバンは日本車なのかもしれない。
(中国や韓国製だと、通常右側にスライド式ドアがある)

一瞬そんな思いが頭を過ぎる。

余談だが、日本の対北朝鮮貿易港として有名なのは
新潟(新潟県)、舞鶴(京都府)、境港(鳥取県)だ。

境港にはずっと昔に行ったことがある。

何をしに行ったかと問われると答えに窮するが、
あえて理由を言うと「港が見たかった」というしかない。

この境港が近年(2007年ごろ)
北朝鮮貿易で活況を呈しているらしい。

それはともかく、日本から車両の輸出が実際に行われているから、
北の人たちが日本車に乗っていても不思議は無い。
恐らく、日本製の車両は、高級品に属するのだろうが。


それにしても、子供たちの服装は立派だった。
中国人が着ていそうなものを身に着けている。
(誤解が無いように申し上げておくが、
近年、中国沿岸部の人は、相当立派な服装をしている)

車で乗りつけたということは、相当な財産を持っているのだろう。
党の幹部、軍幹部、あるいは政府関係者、それとも貿易商か。

そういえば、丹東の対岸の「新義州」。
ここを舞台とする新義州特区構想というのがあった。

しかし、新義州特区構想は
中国人富豪の「楊氏」を中国公安局が逮捕されて以来
(2002年10月4日)計画は進んでいないはずだ。
ということは、北朝鮮の商人の可能性は低いのか。

(もしも新義州特区構想が実現し、成功していたなら
北朝鮮を巡る政治的状況も変わっていたかもしれないのだが)

もしかしたら、新義州に滞在している中国人商人が、
鴨緑江を見学に来ているのかもしれない。

そう思わせるほど、彼らは立派な服装をしていた。

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【3.観覧車】

この公園の左方向には古びた観覧車が見えた。
この観覧車も旧ソ連圏によくある型のように思える。

その観覧車を見ていると、
私は「トランスドニエストル共和国」のことを思い出す。


「トランスドニエステル共和国」は、旧ソ連の領土内にある
独立国(だが、国際的には承認されていない)であり、
私はドニエストル川の岸辺を散策したことがある。

古びた灰色の遊園地があり、電気で動く乗り物に乗って、
子供たちが遊んでいた様子を覚えている。

こうして今、地上に残る数少ない独裁国家の古びた観覧車を見ていると、
ドニエステル河に広がる小さな独裁国家
「トランスドニエストル共和国」(あるいは沿ドニエストル共和国)
のことを思い出すのだった。

この「国」には独自の貨幣があり、国境もある。
言語は、ロシア語とモルドバ語のようだ。
「首都」の郵便局で切手を買ったが「モルドバ」と書かれていた。

大統領府付近を歩いていたら、私服警官に尋問されて、
かなり焦ったことを覚えている。

役人が相当腐敗していて、何かあると賄賂賄賂と叫ぶところだった。

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【4.朝鮮族】

中華人民共和国では、朝鮮半島出身の人たちを「朝鮮族」と呼ぶ。

彼らは、この丹東にも住んでいて、
裏通りを歩くと、ハングルで書かれた看板を目にすることがある。

そういった食堂に入ると、メニュウ(中国語:菜単,韓国語:メニュ)は、
中朝両国の言葉で書かれている場合が多い。

「菜単要[口+馬]」「看看菜単」
とか言ってもメニュウを出してくれない場合は、
(私の中国語があまりにもデタラメなので通じないことが多い)
韓国語で「めにゅ ぽよちゅせよぉ」と言えばメニューを出してくれる。

私はそこでピビンパプ
(ご飯の上に卵やきゅうりなどが乗っていて
ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる料理)
とネミョンを食べた。
(細い麺が、冷たくて酸っぱい汁に浮かんでいる料理)

両方とも想像以上に量が多い。

余談だが、大連や瀋陽の安食堂でも、異常に量が多くて戸惑った。

ピビンパプの方は5元だったので、小さい飯だと勝手に思い込んでいたが、
韓国の安食堂によくある巨大な金属製のどんぶりに入っている。
日本の食堂で食べるよりも2倍以上の量があるように思える。

ネミョンも同様のどんぶりに入っていてこちらは8元だった。
ネミョンの方は、色はソバに似ていて、強烈なコシのある細麺だ。
汁の味もなかなかよい。

キムチが無料で付いてくるのは韓国と同じ。


食べ終わって「けーさねちゅせよぉ」(お勘定お願いします)
と言うと、「13元」という。

やけに安い。
お腹が膨れて苦しいぐらい食べても13元だ。

中国でも今ではインフレーションが進んでおり、
ちょっとしたものを食べても10元(160円)はする。

裏通りの汚れた安食堂も少しは残っていて、こういう店だと、
目視確認できないぐらい小さな具が入った炒飯で、5元ぐらい。
雲南省あたりだともう少し安い。


ハングルが書かれた食堂を出ると、
私は朝鮮族の住む街をしばらく歩き回った。
韓国でよく目にした食材が店に並べてありとても懐かしく感じられる。

宿の近くに戻り、商店に入ると、そこにも韓国食材が溢れている。
ここで缶ビールとカッパエビセンの模造品を買い部屋に戻った。
(缶ビール:2.5元、カッパエビセンの模倣品は4.5元)

1元=約16円


クリックすると写真が表示されるはずです。
(飛べない場合はコピペして下さい)

ソウルの明洞(ミョンドン)辺りにありそうなお店
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/dairen07.jpg

ここも恐らく朝鮮族のお店
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/dairen12.jpg

ピビンパプ:5元
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/dairen08.jpg

ネミョン(冷麺)見かけはシンプルだが美味:8元
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/dairen09.jpg


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【5.編集後記】

今日(1月27日)の最大のニュースは、
インドネシアのスハルト元大統領のことだろう。

スハルト大統領のニュースを読みながら、
私はやはり国際政治の勉強がしたいなと思う。

もしも、もしも大金持ちになったら、
今の仕事を辞めて国際政治について研究がしたい。
ヘーゲルや道元についても研究がしたい。

ヘーゲルは、日本にいたときに読もうとしたことがあるが、
あまりにも、難解すぎて挫折したことがあり、
しかし、南米のどこかの図書館でヘーゲルを読んだときには
何故か、意外と理解することができたという逸話がある。

道元については、いつか書いたことがあると記憶しているが、
メキシコシティのペンションアミーゴの団欒室に置いてあった
道元の本の印象がとても強い。

ヘーゲルはともかく、道元は、私の書いてきたものに
少しは影響を与えているはずだ。

自分ではよく分からないが、
知的な人や、ものごとに強く惹きつけられる。

そういう衝動があったからこそ、
旅を始めて3年以上経った後でも、
精力的に遺跡や博物館を回ることが出来たのだと思っている。

報告:
2月上旬の連休は、有給休暇を組み合わせて韓国に行くことにしました。

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発行者プロフィール

ペンネーム : SHIZA

  • 2003年3月に電機メーカを退職。約1200日(3年4ヶ月)かけて世界一周。帰国後は、再び電機メーカに就職し、時間を見つけて短期の旅に出ている。(訪問国数110カ国以上)

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