SHIZA旅 3年4ヶ月世界一周ひとり旅 |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
SHIZA旅(オマーンの石1)
2007.03.18 16:52作成:日本
2007.03.18 18:35貼付:日本
2007.03.18 20:00配信予定(日本時間):時差0時間
--------------------------------------------------------------
投票をして頂いた皆様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
http://melma.com/contents/melmania/index.html
メールマガジンID:00087737
メールマガジンタイトル:SHIZA旅 3年4ヶ月世界一周ひとり旅
--------------------------------------------------------------
【このメールマガジンについて】
これは、2003年4月から2006年8月まで旅をした経験などを元に
旅の思い出などを中心に語るメールマガジンです。
現在は、日本で再就職をしていますので、
お間違いないようにお願い致します。
--------------------------------------------------------------
【目次】
1.2006年12月
2.空の色
3.「社長」の石
4.編集後記
--------------------------------------------------------------
【1.2006年12月】
イエメンに行く前、オマーンに行った。
このときの話は、ドラマチックで面白いのだが、
今まで書くのを控えていた。
今回、問題ないと思われる部分を少し書いてみる。
--------------------------------------------------------------
【2.空の色】
車は凄まじい速度で走っている。
確実に時速100キロは出ているだろう。
風が唸る音が聞こえ、エンジンの振動が私を包む。
乗用車の後部座席から見るオマーンの空は、やけに鮮やかに感じられる。
宇宙がそのまま見えてきそうな濃紺の空だ。
道路はどこまでも真っすぐに伸び、綺麗に舗装されている。
道端にはナツメヤシが青々とした葉を広げ、
その向こうには、白い建物が見える。
運転しているのは、さっき会ったばかりのオマーン人。
助手席にいるのは、自称「日本国籍を取った中国人」。
始めてきた国なのに、見知らぬ人の車に乗せられ、
猛スピードで私はどこかに連れられていく。
運転席の速度計を覗き込むと100キロは越えている。
風がひゅうひゅうと唸る音が聞こえ、
道端のナツメヤシがぐんぐんと後ろに去っていく。
--------------------------------------------------------------
【3.「社長」の石】
「ビザ持ってないんですけど、ここで取れるんですよね?」
「ああ取れる」
「あそこに書いてある料金表の一番安いビザは取れるんですか?」
「お前は観光か?観光なら観光ビザしか取れない」
発端は空港だった。
長い列に並び、ビザカウンターでビザを買った後、
入国審査に並びなおした。
「あんた日本人?」
突然、日本語で話しかけられた。
驚いて顔を上げると、日本人風の男性と目が合った。
「日本人ですが・・・あなたも日本人ですか?」
「いや、パスポートは日本のだけど・・・まあ、帰化した中国人だ。
で、あんた観光で来ているわけ?」
「はい、観光です」
「今日の予定決まってんの?」
「これから考えます」
話を聞いてみると、男性はある企業の経営者で、
今回、石の買い付けの仕事でオマーンに来たという。
しかし、通訳が入院してしまって困っていると。
「あんた英語話せるんだろ?
予定が決まっていないなら今日だけ仕事を手伝ってくれないか?」
面白そうだ!
しかし、私は慎重に言葉を選び、「石」関係の専門用語はよく知らない。
そして、明日の夜の便でイエメンに行くのであまり時間がない。
ということを述べた。
「まあ、ものは試し。ちょっと手伝ってみないか?」
そのとき、脳裏を過ぎったのは「拉致」という言葉だ。
どこかの国に連れ去られて永久に帰国できないことも考えられる。
何か保険が欲しい。相手の身分が確実だという保険が。
「・・・会社の名刺を頂けますか?」
名刺を頂き、
相手がちらと見せたパスポートの名前と一致しているのを確認した。
それでも私は躊躇していた。話がウマすぎる。
「社長」は、カバンからパンフレットを取り出した。
「これは私の会社が出しているパンフレットで・・・」
それをパラパラとめくり、会社の所在地、名前などを改めて確認する。
そのパンフレットには、
前回「社長」がオマーンに来たときの写真も載っていた。
ぐんと話の信憑性が増す。
途中で怪しくなったらすぐに逃げればいいか。
私はしばらく「社長」と一緒に行動することにした。
空港を出ると熱い風が吹いてくる。
しかし湿っぽくないので不快感は少ない。
「社長」の名前を書いた紙をもった運転手が迎えに来ていた。
「日本から石の買い付けに来たんですが、いつもの通訳が入院しまして、
急遽私が通訳をさせていただくことになりました」
「ああ」
「で、今日は石の工場に行くんですかね?」
「ああ、工場に連れて行く。その先は工場長に訊いてくれ」
話の辻褄があっている。
運転手が「社長」のスーツケースと、私のザックをトランクに詰めると、
「さあ乗ろう」と「社長」が促した。
・・・車は凄まじい速度で走っている。
目的地までは、あと100キロ以上もあるという。
風の唸りがひゅうひゅうと聞こえている。
(続きは次回以降)
クリックすると写真が表示されるはずです。
(過去ログからは飛べませんので、コピペして下さい)
ここで飛行機を乗り換えた。(ドバイの空港)
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/oman01.jpg
車から撮った外の景色(オマーン)
http://www.geocities.jp/shizatabi/top/oman02.jpg
--------------------------------------------------------------
【4.編集後記】
2006年夏に帰国してきて半年以上過ぎたけれど、
もしかしたら、まだ完全には日本に慣れていないのかもしれない。
満員電車に乗るときは、財布を盗まれないかと心配だし、
買い物をすると、お釣をごまかされていないか気になる。
道を歩いているときは、後ろからくる人がひったくりに思えてしまう。
銀行から出るときは、左右を見回して強盗がいないか確認する。
約3年の旅で身についた習性はなかなか消えないようだ。
--------------------------------------------------------------
・SHIZA旅のページ(発行者サイト)
http://www.geocities.jp/shizatabi/
・メルマガ登録・解除は過去ログ内からいつでも無料でできます。
(まぐまぐの方はこちらから)
http://blog.mag2.com/m/log/0000206271/
(melma!の方はこちらから)
http://www.melma.com/backnumber_87737/
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
