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イタリア猫の小言と夢

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イタリア猫の小言と夢 第102号

発行日: 2007/8/13

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La Gatta Italiana: Rimproveri & Sogni

イタリア猫の小言と夢    N.102                   2007/8/13
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♪ Salve. お元気ですか。
35度から一気に10度も気温が下がる日をへて、毎日、快適な夏にな
ろうとは…わが家にいてさえ、高原にいるような素晴らしさ!


◇◇◇ sommario 第102号目次 

◆ 連載『いま、話題!』 (82)  ああ、また新手の詐欺が… 
◆ コラム『今日の掘り出しもの』 第80話 桃の赤ワイン煮
◆ コラム『イタリア語(迷)辞典』“Prossima stazione…La Cantina”
◆ 連載『イタリア猫日記』 (96)
◆ あとがき

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< 連載 > CRONACHE        『いま、話題!』 (82)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ああ、また新手の詐欺が…

フェリエ(ヴァカンス)のシーズンなので、話題は与党が新党結成でモ
メていることしかないかな、と思っていたら、呆れる話題には事欠かな
いイタリアの夏。新らしい手口の詐欺があるので要注意!と詐欺犯の実
名入りで新聞に載りました。
新手の詐欺は、高速道路で起きたのです。ドライバーなら誰でも恐れる
スピード違反測定器autovelox。
詐欺を考えついた悪知恵の4人組(3人は逮捕、もう1人は告訴)は、
北イタリアの主要な高速A4のトリノ〜ヴェネツィア間にautoveloxに
似たスピード測定器を取り付け、ナンバーから判明した車のオーナーに
偽の違反調書を発行し、支払い先は警察になっているけれど最終的に詐
欺犯人の口座へ行く支払い用紙を送って、罰金を納めさせていたわけで
す。
逮捕したミラノ交通警察によると、4人が摘発?するスピード違反はせ
いぜい時速40キロ以下で、減点は数点、罰金額は158ユーロとかな
りゆるいもの。
そこで、こうした偽の違反調書を受け取ったドライバーたち約300人
は、申し立てなどをするよりは、即刻、支払いに応じただろうというこ
とです。40キロくらいのスピード違反なら、どこで写真を撮られても
身に覚えのないドライバーなどいない、ということなのかもしれません。
実際には被害にあったのは72人で、合計して11,000ユーロを支
払わされたということです。
詐欺が発覚したのは、本当に身に覚えのない善良なドライバーが申し立
てをしたからで、偽造支払い用紙からイモヅル式に、支払い用紙の宛先
の郵便局の口座が判明。口座を開設した人の身分証明書は、いつものよ
うに、盗んだ身分証明書に詐欺犯が自分の写真を貼ったものでした。
3ヶ月に渡る捜査で逮捕された詐欺犯たちは、すでに300通の偽造調
書を送り、ほかにまだ数千台の車のナンバーが撮ってあり、偽造支払い
用紙が数千人に発送されるところだったのかもしれません。
運転といえば、ご存じのように、食事時にはワインが欠かせないイタリ
アでは飲酒運転に大甘なのですが、フェリエ中の飲酒運転による事故も
多いため、法規上は以前よりも厳しくなったところです。
スピード違反、飲酒運転にはくれぐれもご用心!



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SCOVATO OGGI〜      ★今日の掘り出しもの★ 
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第80話

桃の赤ワイン煮

アンナの田舎家で作り方を見て、食べて、来客にご馳走した冷たいドル
チェです。
作り方はしごく簡単、見ばえもよく、美味しい。バニラアイスクリーム
や生クリームをトッピングしてもよし。
ぜひ、お試しあれ。ただし、ワインの苦手な人はダメでしょう。

<材料>
固めの安い黄桃や白桃(皮をつけたまま8等分にする)
作りたい桃の量と同量の安い赤ワイン(あまり渋みがないほうがよく、
桃がヒタヒタにかぶる程度の量)
甘藷糖 好みの量

<作り方>
1.深めのフライパンに赤ワインを入れ、弱火にかけ、温まったら甘藷
  糖を入れる。
2.甘藷糖が溶けたところで、8等分した皮付きの桃を入れる。
3.弱火のまま煮続け、時々、掻きまぜながら、ワインを煮詰める。
4.桃の形が崩れずに柔らかく、ワインがシロップ状態になったら出来
  上がり。

好みでヴァニラを振り込んでもいいでしょう。ほかの果物でもいいし、
バリエーションもいろいろ出来そうです。



★PAROLE,PAROLE……………… イタリア語(迷)辞典 ………………★

“Prossima stazione…La Cantina” プロッスィマ・スタツィオーネ・ラ
カンティーナ

種類:「ワイン電車」記事のタイトル

「次の駅は…、ワイナリーです」というタイトルの記事。
なんと、あの「ワイントレイン」についての最新の記事がありました。
さあ、覚えていらっしゃるか?今年始めの2007/1/13付け N.88の『今日
の掘り出しもの』 第67話に書きました「ワイン電車 Il Treno del Vino」
のことです。走るのを見届けなければ、と思いながら、情報が見つから
ず、乗れずにいました。
発車は土曜と日曜の朝、シエナ駅から、畑や見事な灰色の粘土の山Crete 
Senesiを越え、美しいオルチャ渓谷を通ってモンタルチーノへ。あくま
でスローな美味の旅ができそうです。あぁ、楽しみ、行ってみよう!
興味のある方は必見のサイトが下。
ワイン醸造家Roberto Cipressoのサイトです。
http://www.winestation.it/xcipressi_engl.htm(英語版)←クリック
INFO: 800 913 231



◆……………………… AGENDA イベント情報 ………………………◆
       
お休みです。



<お知らせ>
8月20日発売の「旅」ヴェネツィア号の綴じ込みに、ヴェネツィアの名
店39店(アンティーク・ガラス・ビーズ・アクセサリーや、職人の一品、
バーカリ、レストラン、ホテルなど)を紹介しました。ぜひ、お手にとっ
てみて、気に入られたらお買い上げを〜。



*…< 連載 >…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
DIARIO         『イタリア猫日記』 (96)
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

7月●日
ミラノ暮らしのM子さんからメールがある。同じ商品を売っているとイ
タリアの企業から訴訟を受けている日本の会社のために裁判所で通訳を
したとか。もっと詳しく事情を知りたいのだが、現状ではムリそう。
書評家の日録ブログにまた書き込みをする。もはや日課みたい…。

7月☆日
一時帰国しているGさんから感想メールが来る。関心があるのはギリシ
ャのヨーグルトで作るキツァキだったみたいだ。
この間、サン・ジョヴァンニ・ヴァル・ダルノの家に招いてくれたフラ
ンコとリーザが、隣の棟の家に来ているというので、夕食に招いた。
朝から、アンナが教えてくれた桃の赤ワイン煮を用意し、いつものライ
スサラダに、イタリア人にはあまり知られていないデミグラソース味の
ハンバーグを作った。いつも作る量の倍の挽肉に唖然とするが、なんと
か形になった。これに手抜きのデミグラソースをつける。
7時半ごろにフランコとリーザが来たが、孫を連れてきたのでびっくり。
娘夫婦がお葬式だそうで、お邪魔な孫をおいていかれたらしい。元気で
利発な男の子で、年は?と聞くと、そんな簡単な質問!という顔で答え、
指を4本半突き出した。食べるほうは大丈夫なのかとちょっと心配した
が、どうにかライスサラダを食べ、ハンバーグになると、大きな1個全
部を食べてしまった。子供にも好かれるハンバーグにしてよかった。
食後は、男たち3人がフランコの家から犬も連れ出し、カシーネに散歩
に行ってしまい、わが家に残ったリーザから彼女の白内障手術の話を聞
いたりのおしゃべり。彼女は乳がんを手術していて、治療薬を変えたの
で様子をみるという話にもなった。

7月※日
やっぱり寝ていても、最終日程を送るといっていて送ってこないトレン
ト県の農食品課の責任者にイライラする。彼に頼むのが最適と思ったの
だが、人を介した仕事はやりにくい。いつになったら、彼自身がいって
いたように、「これが終わればその後は何も考えないでいい」という状態
になるのだろう。10過ぎに電話すると、送るとまたいわれて、果たし
て遂に送ってきた。新しい日程をNさんに送る。
次兄からメールがあり、一日、ツアーと離れてフィレンツェでいっしょ
に過ごすことにするという。ツアーの予定に、ウフィツィ美術館だの、
フィレンツェ風ステーキの夕食となっているから、もちろん、同じよう
にしよう。レストランも日曜休業や夏期休業をしていなくて、あまり遠
くないところを探さなくては。
フランス暮らしの作家のメルマガにロレンス・ダレルについて書いてあ
り、読みたくなる。自分の人生を決めたなんて書かれていると、ほおっ
ておけない。

7月◎日
7月も晦日。昨日の強風が去って、朝から空気はかなり涼しくなった。
二晩とも、空気はひんやり肌にあたるのに汗をかくという不思議な陽気
だった。
「旅」の校正で一日デスクワーク。
昨日の夕方に自転車でエクササイズと思ったら、夫が自分の自転車に空
気を入れられずに諦めた。今朝、彼がいうには、私の自転車と空気の入
れ方が違い、やり方を忘れていたのだという。やれヤレ。
S.K.さんという新しい読者の方から、9月の陽気について問い合わ
せが来た。大学の図書館に勤めている女性で、お母さんと2日間フィレ
ンツェに来るそうで、私の猫マガで連日35度とか40度とか書いてい
るので、心配になったらしい。
根をつめて仕事したので、7時半を過ぎてちょっと目が疲れた。
次兄にこちらのステーキは日本よりも硬いとよくいわれるとメールした
ら、返事があって、あまり硬い肉は食べたくない、それよりうまいワイ
ンが飲みたいらしい。もう数日で彼らはイタリアに出発だ。

8月@日
仕事が次々にうまく進行している。次兄が来ることになっても、あまり
焦らずに進められる。
トレンティーノ州の視察のあとでフェッラーラのスイカ農家に行く予定
だったが、今年は水不足でもうスイカの生産は終わっているという。そ
れじゃ、ヴェネツィアに直行して、ヴェネツィア滞在を一日延長しては
どうかとNさんにメール。ヴェネツィアでは朝のリアルト市場で青果や
新鮮な魚を見る機会ができる。2日めの日曜日には、13世紀から続く
有名なレガッタレースRegatta Storicaを初めて見られそう。ヴェネツ
ィアっ子がゴンドラよりも軽くて早いゴンドリーニで速さを競うお祭り。
夜明けに場所取りをしたほうがいいらしいが、どうしよう。
次兄たちはもう成田を発っただろう。昨夕はある程度の買い物をした。
フィレンツェの夕食はおそば中心ということにする。料理する時間もな
いし、夫によると次兄は小鳥みたいに少食だし、私も作りなれたものが
いい。

8月♯日
朝方、雷が鳴り強い雨。気温も10度は下がった。
昨日よりは風が弱まったと油断したからか、吹き通る風に食堂のガラス
扉が煽られて閉まり、一枚ガラスに亀裂が走ってしまった。取り替えな
くてはならないが、開いているガラス屋があるかどうかわからない。
最後の原稿数本が来て、これを終えれば校正終了なので、晴れて飛行機
雲に似た白い筋の入った青空を時どき見上げながらデスクワークを続け
る。
終わったら、レイモンド・カーヴァー短編集といこう。

8月○日
昨日から完全に暑気が衰えた。風が吹き通ると涼しすぎるくらい。
シーツとタオルを変える。夕方には次兄たちの宿泊するプラートのホテ
ルに迎えに行く予定だ。
次兄の息子たちやお嫁さんからメールがあり、一人は9月から宇都宮か
ら埼玉の実家の近くに転勤だという。40代始めの年代だからよく起こ
ることだろうけれど、家を建ててもう10年も暮らしたので、お嫁さん
は複雑な心境だと書いてきた。
6時半ごろにもう着いたと次兄から電話があった。
ホテルに会いに行く。とても元気そうだ。予約を入れてあったダ・サヴ
ェリオに行く。テラス席で、魚介前菜、パスタ、ピッツァを注文する。
前菜の中にサラダのようにしたクスクスがあって、初めて食べる二人は
味がよくわからなかったよう。
ミラノで半日くらいドゥオモ広場あたりを歩いたのは予想できたが、ヴ
ェネツィアに行く途中でヴェローナに寄ったというので、私も夫も呆れ
る。駆け足にしても、ヴェローナのロミオとジュリエットのバルコニー
だけを見るために寄るというのは…。
 
8月▲日
昨日は早めに次兄たちをホテルに迎えに行き、ミケランジェロ広場に寄
ってから、ウフィツィへ。ここも1時間くらいでサワリの作品だけを観
てもらう。レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』が日本から戻って
いるので、近くからゆっくり観れたのはよかったらしい。義姉は何もか
も一生懸命に理解しようとする表情をするし、あちこちで街をスナップ
する。撮らないと忘れそうなのだろう。
お昼はチェルトーザの方へ行き、田舎家の庭で食べるという感じのトラ
ットリア・ビーベに行く。日本にはない雰囲気が気に入ったようだし、
リボッリータはイマイチだったが、生で見せてくれる厚くて大きなステ
ーキには感嘆し、味も柔らかさもよかったようだ。
日曜でショップが休みだから、空港の近くのショッピングモールに行き、
わが家に着いたのも5時過ぎと早い。息子たちにメールを入れていたが、
あまり見るところが多くて頭がパンクしそうです〜と義姉が書いていた。
大忙しのツアーで来たわりには、ゆっくりできた。夜にはまたホテルま
で送り、来春の東京での再会を約束する。
今日はちょっと拍子抜けしたような感じだ。
やっとスーパーに出かける気になって、隣の棟のリーザにも会ったほう
がいいと思っていたら、ちょうど彼女がアパートの下に降りてきた。い
っしょに買い物をする間、彼女が妹と共有しているアパートを売るのが
なかなかやっかいという話を聞かされる。
ヴィッラ・バルディのマッキァイオーリ展に行こうかと思っていたら、
北イタリアの悪天候が押し寄せたのか、雷雨になり、せっかくの庭園が
雨でも〜と明日に延期することに。夕方まで雷雨は続いた。もう一度、
チェック原稿を見直す。

8月▽日
今日の涼しすぎること。夕方には落雷を思わせるようなすごい雷鳴があ
った。開け放ったドアを閉めると、さすがに暑くなる。
次兄から無事帰国というメールがあり、仕事のほうは最後の校正となり、
何度か編集のKさんと電話で話した。終わったのが嬉しそうなので、今
日は何を食べに行くんですか?と聞いてしまった。取材中も、まるで屈
託なく、今日は何を食べようかな〜と何度もいうのを聞いたものだ。
朝顔の蕾はまだ2センチにもならない。巨大輪朝顔なのだが。種を植え
てから花が咲くのは60〜90日と書いてあったが、間違いなく、それ
だけ時がたって蕾がたくさんついてきた。
8キロ入りの箱のトマトを買ったが、うまく保存しないと安く買った意
味がない。そこで、半分くらいをトマトソースにして冷凍し、残りは1
〜3度の冷蔵室に入れた。これで、買った物はほぼ冷蔵庫に収まった。
夫は自転車で3本だけ水を汲みに行った。
ベランダから見回すとブラインドを閉め切った家が増えた。わが家と上
階の一人暮らしのお兄さんのほかは、みな休暇に入ったのか、日に日に
音がなくなり、ひっそりしていく。



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@あとがき

このフェリエ期間のメリットは交通量が減ってどこへも短時間で行かれ
ること、駐車に苦労しないこと。
でも、海辺で過ごす快適さは行かなきゃ味わえません。
みなさまもよいお盆休みをお過ごしください!
ご感想をいただき、ありがとうございました。次号までごきげんよう。

<訂正とお詫び>
前号のイベントのマッキァイオーリ、イタリア語に cが一つ抜けていま
した。Macchiaioliが正しいです。


∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴お元気で A presto! ∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
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☆″…^b^…☆“…・o・…☆´…^o^…☆°…・y・…☆″…^b^☆

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2007/05/04発行 N.95「花と庭園日記」
2007/05/21発行 N.96「ワインは女性!のときが来た」
2007/06/03発行 N.97「地方選が終わってみれば…」
2007/06/13発行 N.98「修道女もインターネットで世俗と接続」
2007/06/22発行 N.99「花も暑気を逃れて、北へ渡る」
2007/07/13発行 N.100「白夜のサルディ(バーゲンセール)と…」
2007/07/28発行 N.101「実業家になりそこねた2代目」

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エッセイふうイタリア案内『イタリア猫の小言と夢』
発行日:  隔週(13・27日)
発行人:  ガッタ・イタリアーナ Gatta Italiana
ご意見、ご感想など: my-dreams@libero.itまたは
gattaitaliana@hotmail.co.jp 
Copyright(C)2003-2007 Noriko Amamiya All Rights Reserved
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