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塾経営の戦略・戦術
発行日: 2002/12/22◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【塾経営の戦略・戦術】2002年12月23日(月)Vol.8
作者:中土井鉄信
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)
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『今日のテーマ』 採用→人在→人材→人財のプロセスの確立を。
(人材育成編1)
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『はじめに』
◇ 前回は、人材育成の前提である、採用に関して、
主に面接の側面から考えてみた。
採用には、オペレーションの部分
(募集・日程・通知等)も重要である。
そのことについては、前回は一行で済ませてしまったが、
会社が社員をどう捕らえているかが分かる
(社長の人間観が出てしまう)ので、
ぜひしっかり考えていただきたい。
未来の社員のことをどう考えて、
オペレーションを組むかということである。
『人間観の共有を=社風が人材育成の第一歩』
◇ 人を採用したら、人を育てて(人材)、
自律的な人間(人財)にして会社に貢献してもらう。
これが、当然の流れだろう。
その時に、どういう人間観をもって、
会社全体が新人(新入社員)を見守るかである。
以前の学習塾には、この思想がないところが数多くあった。
だから研修などないし、上司によっては言うことは違い、
評価軸も異なっていることが多かった。
研修といえば、基本は精神論だけ、という場合も多かった。
若い頃の私は、この精神論を幾度となく聞かされ、
いつも「具体論とスキルを教えろ!」とムカムカしながら、
居眠りをしていた。
だから研修をする立場になったとき、研修体系を作り、
新人から室長まで研修の中に入れ込み、
そのポジションにあったスキルを
概念から行動場面まで行なった。
スキルを具体的に各階層の社員に共通に教えれば、
その階層の中で競争状態が生まれるだろう、
と思ったのである。
◇ 皆さんの会社には、人間観として共有するものが
あるだろうか。
参考までに私のコンサルタントとしての
人間観を少し挙げておく。
? 人間は、本性上は、性善説、
しかし、仕事上は、性悪説になびきやすい。
=だから先に枠組みを提示し、悪い点は叱る、怒る。
人間の善いところが分かるからしっかり叱ることができる。
? 人間は、教えなければ、学ばない。
=だから仕事の考え方の枠組みは教え、
その応用編は、学んでもらうようにする。
? 失敗は、成功の一歩手前だと評価する
=だから失敗した事実より、
失敗したプロセスに焦点を合わせる。
参考になるかどうか分からないが、
このように考えながら、アドバイスをしている。
社長や経営幹部が、機会ある毎に社員に対する人間観を
訴えることで、社員の行動を支える風土ができてくる。
そうすれば、社員の成長はこの社風を肥やしとして、
さらに伸びるものである。(逆もある)
『人在→人材になる前提』
◇ 採用時に私は、必ずニーチェの「精神三様態」を借りて、
新入社員に話をする。
「らくだ、ライオン、子ども」の話である。
紙面の都合上、詳しくは書けないが、
まず入社したら何年間かは、人の荷物(価値観)を
持って必死に働け(らくだ)。
そして次に今まで背負ってきた人の荷物(価値観)を
捨てて自分の流儀(新しい価値観)で仕事を行なえ(ライオン)。
そして最後は、あらゆる状況の中で楽しみながら
仕事ができるようになれ(子ども)。ということを話す。
◇ このように話すのは、これからの仕事の心構えを
知ってほしいからだが、人在が、人材になるためには、
まず人のロジックで仕事ができなければならない。
人のロジックで仕事ができて初めて、
今度は、自分のロジックで仕事ができるようになると思う。
初めから自分のロジックしか知らないものは、
いつになっても人を上手く使うことができない
(人の気持ちを素直に理解することは難しい)。
しかし、人のロジックを知っていれば、
自分のロジックを主張する時には、
既に人のロジックを取り込んで自分のロジックが
形成されているから、人を上手く使えるようになる。
人を上手く使えなければ、人在であっても人材とはならない。
『人在→人材へするために』
◇ まず、人在の時に、
仕事の考え方(枠組み)を常に教えること。
結果評価だけでなく、結果に至ったプロセスを
理由とともに吟味すること。
◇ 次に範囲を決めて仕事を任せること。
範囲やスパンをだんだんと大きくしていくこと。
初めから大きな仕事をさせるよりも徐々に
仕事の範囲を拡大していった方が学ぶ姿勢が身に付く。
何を学べばよいか自分で判断できるから。
◇ 目標設定に参画させること。
目標の立て方を学ぶことは非常に重要だ。
目標設定には、根拠が必要だが、その根拠を考える時に
現状分析が必ずついて回る。
この現状分析の習慣を付けておくことが、大切である。
理想と現実のギャップを意識して、
問題点が見えやすくなるからである。
◇ スキルには、行動のスキルと考え方のスキルがある。
この二つのスキルを人在の時に徹底して身体に
植え付けるために、上記のことを集合研修や
OJTで行なってほしいものである。
◇ 次回(年明けに)、人材育成の後半をお送りします。
◇ 11月からスタートした塾経営の戦略・戦術ですが、
皆さんのお役に立っているでしょうか。
大変心もとない限りですが、
皆さんの活動に少しでもお役に立てるように
よいものを提供していこうと考えています。
来年もよろしくお願いいたします。
◇ 今年は、この号で終了です。
来年は1月6日からのスタートを予定しています。
それでは、よいお年を!
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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