ある日の教室 |
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セミナーは今後、
6月8日(日) 仙台
6月15日(日) 広島
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と全国を回ります。
セミナーのテーマや料金などの詳細は専用ホームページ
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からご覧いただけます。
ご興味がある方は下記までどうぞお問い合わせください。
●お問合せ先
合資会社 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
TEL:045-651-6922 FAX:045-651-6944
mailadm@management-brain.co.jp
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【ある日の教室】〜塾講師から見た子供の世界 Vol.286
作者:荒木崇
(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)
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「黒板」
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生徒への授業アンケートで、こう書かれたことがある。ある中2の女生徒
だった。
「黒板を叩かないでほしい」。
「ココ、とっても大事!」みたいな感じでたまに黒板を叩くことはあった。
ただし、頻繁にやるわけでも、そんなに激しくやるわけでもなかったので、
ちょっと意外な意見ではあったのだが、やはり、たとえ微量であっても、
チョークの粉が飛び散ったりするのに抵抗がある生徒もいるだろう。
やさしく黒板をなでて「ココ、大事だよ!」と言っても迫力はないのだが、
なるべく気をつけようと思った。
もっとも黒板を叩くといえば、僕なんかよりもはるかに激しい先生が同じ
国語科にいた。
叩くというより、「殴りつける」という表現のほうがぴったりかもしれな
い。いかにも男らしいボリュームのある声量と、合間にガツンと黒板を叩
くその授業は迫力満点だった。何度も授業を見せてもらったが、いつ見て
も圧倒された。
その先生のあだ名は「野獣」だった。先生も自らを「野獣」と呼んだ。
解説の内容や発問などは盗ませていただいたけれども、そのスタイルはと
ても僕なんかじゃ真似はできなかった。もっとも、誰も真似できなかった
だろう。唯一無二の野獣先生の大迫力授業だった。
野獣先生がどれだけ黒板を叩き続けてきたのか、それがよく分かる「モノ」
がある。
野獣先生の右手。握ったときに中指の付け根、骨が出っ張っている部分。
ここに黒板の「殴りダコ」が出来ているのだ。出っ張っている部分がさら
にボコっと盛り上がり、カチカチになっている。
生徒のほうに体を向けながら、握った右手で黒板を叩くため、出っ張りが
ちょうどあたるのだろう。本人曰く「バイト時代の18歳から授業をやっ
てきた勲章」ということだ。う〜む、スゴイ!
そんな野獣先生が、ある日手首に包帯を巻いて研修にやってきた。ちょっ
と痛々しい。いつもの迫力も40%減、といったところだ。
口々に「先生、どうしたんですか?」の声。
おもむろに口を開く野獣先生。
「黒板、叩きすぎて腱鞘炎になってしまった・・・」
アツい、本当にアツい!腱鞘炎になるほど黒板を叩くなんて!
こんな先生に指導してもらえる生徒たちも幸せだろうな。
真似は出来ないけど、アツい魂だけは近づけたらいいな、とつくづく
感じたのだった。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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