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印刷だより

発行日: 2004/6/11

第25号     --------------------------------2004/6/11
◆◆◆◆◆◆◆                  
◆印┃刷┃だ┃よ┃り┃◆◆◆◆      http://business.hey.ne.jp
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                                      第26号は7月15日予定です

■目次■

1、 「士・農・工・商・印刷会社」
2、 サポート情報

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「士・農・工・商・印刷会社」


印刷界で「大凸(=だいとつ)」と言えば大日本・凸版印刷のことになる。
仕事に貴賤の区別はない」と言われているように、大凸の下請けで食ってい
ても何ら恥ずかしいことではない。

寧ろ、当社のように下請け受注をしない会社は受注が不安定であり、常に新
規開拓や新商品開発の必要性に迫られる。
Idea や新作戦に行き詰まったときには「当社は、印刷会社の水商売を地で
いっているのだから、停滞は許されない」と無い頭を無理矢理働かせて、叱
咤せざるを得ない。

受けた仕事をすべて当社で制作することは不可能なので、信頼のおける外注
先に委託している。
その Collaboration や Alliance を良好に保つために、常に姿勢を正して
いる。
姿勢を正す、とは一概に道徳的になる事とも言えないし、道徳以上の厳しい
一面もある。
「お客様以上に外注先には頭を下げろ」と常々教育している。小泉首相の
「三位一体」とは意を異にするが、「仕事を発注していただく」 Side と、
当社と、「仕事を引き受けていただく」Side とを同 Level で捉えている。
これこそが、Collaboration や Alliance の根幹だと捉えて、この軸足を
変える気持ちは毛頭ない。

逆に、下請け仕事でも安定した受注窓口がたくさんあれば、Machine(投下
設備)の稼働率が計算できる。
と言うことは、とりもなおさず経営安定に寄与することになろう。
欧米の中堅印刷会社は、殆どの企業が下請け形態をとっている。
おまけに欧米では、日本のような下請け発想ではなく Maker 発想になって
いる。
Business Like に計算して赤字受注は端から受け付けない。
我が国では「元請けの無理な要請を一度でも断ったら、次から仕事がこな
くなるのでは」と顔色を伺うようになっている。
「士・農・工・商・印刷下請け会社」などと揶揄され「すまじきは下請け」
と言う言葉が跋扈してしまう。
とても嫌な言葉でなので、いつしか廃れることをそこはかとなく願っている。

「二匹の大きなぞうさん」と「ありんこ」の比喩が我が国の印刷界を端的に
表しているように察する。
規模だけでなく、構造以前の Mental な力関係はそれ以上のものであろう。
「ありんこ」とは当社 Class のことではなく、当社の十〜百倍規模の会社
のことと解釈して頂きたい。

数年前に、ある大手の印刷会社から「中堅流通会社」の Manual 週報作成
の引き合いがあった。先方が当社の名前など知る由もなく、情報処理産業の
大手から紹介を受けたと言うことで来社された。
毎週木曜日から順次 Web 入稿があり、三晩徹夜して土曜日の午後納品体制
で、A4フルカラー200頁の300冊くらいの Volume だったと記憶している。
そのためには、Prepress 部門の二交代要員を二名増員し、POD Machine を
増設する必要がある。
それでも、Hard な Task を継続すれば予算的には消却可能な積算が出来た。
見積書に三年間継続発注の確約の一筆を加えた。
先方からは、当然削除するように Claim が届いた。
「この類の仕事は、印刷物配布方式から、各拠点に Web 配信方式に転換す
る可能性が高い。継続受注体制を整備するための初期投資の回収に6年かか
る。3年継続が見込めないのなら引き受けられない」と鄭重にお断りした。
まさか「いつ下請け発注先を変えられるか解らないから」と言うような失礼
なことは言わなかった。
経営 Top の姿勢として賛否両論あろう。実は私も納得して出した結論だった
が、正しかったかどうかよく解らない。

                                                                                        鬼


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発行:株式会社ビジネス印刷センター
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                       第26号は7月15日予定です

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