主に小学校の先生方を対象にしています。楽しい授業と学級づくりに関する情報をお届けします。
- 最新号:2005-12-31
- 発行周期:隔週
- 読んでる人:216人
- 創刊日:2002-05-11
- Score!:-点
- コメント数 : 1
- メルマガID:64190
- バックナンバー:全て公開
- 発行者サイト:あり
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「楽しい授業・学級づくり」第42号
発行日: 2005/5/14■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「これからの新しい教育を考える」
2005年5月14日発行:第42号
メールマガジン 「楽しい授業・学級づくり」
編集・発行 菊池 省三
(毎月第2第4金曜日発行予定)
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運動会の練習をしています。
目的をハッキリさせて、
「さすが、6年生」といわれるような演技をめざしています。
真剣な練習態度に「美しさ」や「たくましさ」を感じています。
今号から石川隆一先生の「初任の先生のための学級づくり入門」
の連載が始まりました。
刺激を受けつつがんばっていこうと思っています。
菊池 省三
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◆INDEX◆
【1】楽しく伝え合う学級づくり(39)
「『話す』ということを考える〜4〜」・・・・・・・・・・・菊池 省三
【2】菊池学級参観記(6)
「ディベートの論題について考える授業〜5〜」・・・・・・・宮植 賢治
【3】初任の先生のための学級づくり入門(1)・・・・・・・・・・石川 隆一
「学級づくりの夢を描こう」
【3】学級メルマガを作ろう!(10)
「こんな教育をめざしています!」・・・・・・・・・・・・・藤井 由岐
【4】子どもの表現を大切に!(3)
「世のため人のため」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・菊池 省三
<編集後記>
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『楽しく伝え合う学級づくり』(38)
「『話す』ということを考える〜4〜」
菊池 省三
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今回は、「視線」の指導を考えてみます。
「みんなの方を見て話しましょう」
「聞き手の目を見て話しましょう」
などと、子ども達に指導している場面によく出会います。
子どものひとりよがりなスピーチを、指導者はなくしたいのでしょう。
しかし、これだけの指導では、うまくいきません。
子ども達は、聞き手を見ているようで見ていない、漂ってしまっているような目
つきになってしまうからです。「フローティングアイ」という状態になるのです。
私達は、1度にたくさんの聞き手の目をみることはできません。
「ひとり」しか見ることはできないのです。このことは意識して実際に話してみ
るとすぐに分かります。その上、「ひとり」の目を見て「目が合った」と感じるま
で数秒かかるのです。
(教室で確かめてください)
では、どのようにすればいいのでしょう。
それは、「1文ごとにひとりの目を見る」というようにさせるのです。
「今日のお話は、運動会のことです。」「徒競走で1番になりました。」
というように書き言葉でいうと「。」がくるまでの1文の間は、決してひとりの人
から目をそらさないようにさせるのです。
スピーチの時は、視線が一人にある時間が短くなりがちです。
それだけに、「1文ごとにひとりの目を見る」という技術は大切です。
この技術によって、
・話し手の伝えようという意識が強くなる
・落ち着いて話している印象を聞き手に与えることができる
・双方向のコミュニケーションが生まれてくる
という効果があります。
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『菊池学級参観記』(6)
「ディベートの論題について考える授業〜5〜」
宮植 賢治
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※授業記録は宮植、コメントは菊池のものです。
Q8:「自由かばんは、日本の小学校だけなんですか?」
A:うん、日本の小学校はだからね。
■「だれが」「いつ」「どうする」というプランに関する質問である。
ディベートの多くの指導で、このプランに関する指導が落ちている。
ランドセルや自由かばんの関する自分の体験だけの狭い範囲の議論になるケー
スがそれである。
Q9:「なぜ、そうするんですか?」
A:だから、多分ランドセルでは小学生いやだなとか、困るなとか。そういう問
題が何かあるんでしょうね。問題がなかったら、変えなくていいもんね。そ
れが、先生の予想では、かっこ悪いとかね。6年間使っていたら、高学年で
はぼろくなるのに、それを無理して使わんといけん。そういうことがあるの
かもしれん。
■「問題分析」に関する質問である。ここをていねいにリサーチさせておくと、
その後のメリット、デメリットとつながっていき、議論を構築しやすくなる。
Q10:「反対する人が、いるんじゃないですか?」
A:これに、いるかもしれんね。さっきのこれだな。新しい問題が出てくると、
反対ということだな。君は、どういうことで反対すると思う。「ランドセルは、
交通事故の時、カバーしてくれると思うから」。交通事故を防いでくれるのに
ランドセル止めたら防いでくれない。なるほどね。このように、反対がある
かもしれない。
Q11:「ランドセルより自由かばんの方がいいんですか?」
A:いいという人もいるし、そうじゃなくて石松君が言ってくれたようにそうじ
ゃないという人もいるかもしれませんね。
Q12:「登下校の時に、危ないことが起きたときはどう対応するんですか。」
A:つまり、いろいろ問題がありそうだということだ。すごいな。
■Q10、11、12は、「メリット」「デメリット」に関する質問である。
質問を「問題解決思考」の流れに当てはめながら分類しようと考え、
「問題分析」→「プラン」→「メリット」→「デメリット」の流れが分かるよ
うに構造的に板書していった。そして、どの質問も必ずその流れの中に位置づ
くようにしていった。このことが、1時間の授業に集中して参加させた要因の
1つであると考えられる。
Q13:「ランドセルを作っている人はどうなるんですか?」
A:えらい。大きな拍手をしよう。あのね。何が偉いか分かる? 先生やっと気
合が入ってきた!今まではランドセルを使う小学生ことだけだったのが、つ
まりランドセルを作る人、立場って言うんですけどね。つまり立場が違えば、
この人にとってはいいけど、この人にとっては悪いということがあるんです
ね。つまり、いろんな人のことを考えて、その人はどうなるの?という質問だ
ったんだね。じゃ、もう一回大きな拍手をしてあげてください。
■この質問には思わず拍手をしました。自分達と全く違う立場の人を想定してい
るからである。ディベートで要求される思考、能力である。自分とは違う立場、
意見、感情、気持ちを理解し合うことになるのだある。
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『初任の先生のための学級づくり入門』(1)
「学級づくりの夢を描こう」
石川 隆一
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はじめまして、私は石川隆一と申します。小学校の学級担任をしております。
数ヶ月前から「学級づくり」や「学級活動」などについてのホームページをつ
くり自分の実践や考えを書き続けていました。
そこに、菊池省三先生が訪れてくださり、こちらのMMに執筆させていただく
という勉強の機会を頂戴しました。
タイトルは、「初任の先生のための・・・」となっておりますが、もちろんそ
れ以外の先生方にも読んでいただければ幸いです。何より、自分自身の実践や考
えをもう一度振り返る機会にしたいという、やや自分本位な考えもあることをお
許し下さい。
私は、「学級づくり」が好きです。初任の時からずっと好きでした。
もしかしたら、このことのために教師になったのかもしれません。
ところで、「学級づくり」「楽しい学級」とひとことで言いますが、みなさん
はどんなイメージをもたれるでしょうか。
私は、「学級づくり」について、3つの「夢」をもっています。
一つは、「教師と子どもたちが、『共に生活を創りだしていく』ことができる
ような学級を創りたい」ということです。
二つは、「一人ひとりの子どもが『今の自分が好き』『自分たちの学級が好き』
と胸を張って言えるような学級を創りたい」ということです。
三つは、「『望ましい集団活動』や『友だちとのふれあい、認め合い』ができる
ような学級を創りたい」ということです。
これが、私の「楽しい学級づくり」のイメージですし、学級担任としての私の
「夢」でもあります。
(蛇足ですが、私はこれを、「創る」+「ふれあう」+「気付く」=「楽しい」と
表現しています。)
こうして言葉や文章にすると、何だか簡単に実現するように感じられてしまいま
すね。しかし、もちろんなかなか手強い仕事です。まず、時間が必要です。教師の
努力、力量、具体的な手立ても不可欠です。
だからこそ、やり甲斐があります。楽しいです。夢に近づいているという実感が
あれば、もっと楽しいです。目指すものがはっきりイメージできていると、手立て
や作戦もはっきりしてきます。
そこで、初任の先生方には、まず「学級づくりの夢を描く」ことをお勧めします。
「そんなきれい事言ってはいられないよ」「余裕がない」「毎日忙しいんだから」
等々の声が聞こえてきそうですが、だまされたと思ってやってみてください。
紙やノートに書くもよし。同僚や友人に話すのもよし。お酒を飲みながらの話で
も結構です。
「こんな学級なら満足だ!」「自分にとっての楽しい学級づくりは?」
という「夢」をどんどん表現してみてください。
あなたの「学級づくり」は、そこから始まります。
【石川隆一先生のHP「教師のために学級づくり情報館】
http://plaza.rakuten.co.jp/siryokan/
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学級メルマガをつくろう!(10)
「こんな教育をめざしています!」
藤井 由岐
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21世紀型コミュニケーションを目指す、新しい教育
「学級メルマガを作ろう!」サイト情報
―メールマガジン「キッズ・ネットワーク」も発行中―
http://www.mailmagazine.org/
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学校の先生のために学級メールマガジンの発行を応援するホームページ
「学級メルマガを作ろう!」からの情報です。
当サイトは、2002年からの北九州市立香月小学校での取り組みを元にどうすれ
ば発行できるか、どういう授業をすればいいかなどの細かいノウハウを掲載し
ております。
■1 本格的な情報教育を前に
――――――――――――――――
最近、さまざまな教育現場で情報教育が実践されてきております。しかし、
「ホームページ作成・閲覧」や「メール送信」のみでとどまっており、本格的
な双方向コミュニケーションはあまり見られませんでした。
そこで、本サイトは、よりよい双方向コミュニケーションが可能なメールマガ
ジンというツールで、インタラクティブなコミュニケーション教育の拡大を
目指しております。
【学級メルマガのメリット】
1.教室の学びを世界に
2.生きた表現を学ぶ作文教育に
3.子ども主体の情報教育に
4.コミュニケーション能力の向上に
■2 現場で行ってきた細かいノウハウを掲載
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北九州市立香月小学校では、2002年より作文教育、コミュニケーション能力
アップの一環としてメールマガジンを使用、教育に役立つばかりでなく、学級
経営にも役立ってきました。
本サイトでは、他の教育現場でも実践してもらいたく、こうした細かいノウハ
ウを逐次更新・掲載してまいります。
■3 メルマガ発行の難しい先生方のために子どもの作文を掲載
―――――――――――――――――――――――――――――――
学級単位でメルマガ発行をするには、インターネットに対する知識のほか、継
続的な発行、周囲の理解など、さまざまな条件・能力が必要になります。これ
までは、こうした煩雑さが教育現場で広まらない要因となっておりました。
そこで、「学級メルマガを作ろう!」では、そんな先生方のためにメールマガ
ジン「キッズ・ネットワーク」で学級の子ども達の作文を掲載いたします。
これにより、子ども達の教室の学びをより簡単に・便利に世界に広げることが
できます。
メールマガジン「キッズ・ネットワーク」
http://www.mailmagazine.org/mm/index.html
募集の詳細
http://www.mailmagazine.org/bosyu/index.html
【管理人紹介】
菊池省三(きくちしょうぞう)
福岡県北九州市立香月小学校教諭。小学生の国語力を高める学習方法を、
教室でのさまざまな実践を通して研究している。
藤井ゆき(ふじいゆき)
インターネット関連会社にてメールマガジンやオンデマンド書籍の編集を
担当。現在は、ネットベンチャーに勤め、ホームページやメールマガジン、
雑誌の取材・編集をこなす。
【お問い合わせ先】
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■「学級メルマガを作ろう!」 http://www.mailmagazine.org/
E-MAIL: webmaster@mailmagazine.org 担当:菊池省三・藤井ゆき
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『子どもの「表現」を大切に!』(3)
「世のため人のため」
菊池 省三
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【楽天日記からの転載です】
http://plaza.rakuten.co.jp/kikuchis/
朝、教室の私の机の上に、
4枚の「世のため人のため」カードが置かれていました。
自分の行った「世のため人のため」になる行為を書いたものです。
この取り組みは、
1. 自分の行った行為をカードに書く
2. 私に提出する
3. コメントを私が書き込む
4. 教室後ろに掲示する
というシステムです。
今朝の取り組みがそのカードにはそれぞれ書かれていました。
「お店の看板が倒れていたので、元の位置に直した」
「教室の電気をつけ、窓を全部開けた」
「竹馬がグチャグチャだったので、一人で片付けた」
「1年生の帽子が落ちていたので、走って学校に来て、1年生に渡した」
朝の時間に、みんなの前で読みました。
もちろんその行為を行った書いた本人の名前も言いました。
読み終わった後に、
『この人たちの何が立派ですか?』
と聞きました。
「学校以外でもしている」
「自分一人でもしている」
「下級生にもしている」
「『一人で』や『走って』がいい」
・・・・・
『なるほど』『よく気がつくなぁ』『先生もそう思います』『するどいなぁ』
・・・・・
そう言いながら、子ども達の発表を聞きました。
最後に、
『・・・・先生だけかなぁ、先生は、こんなふうにも思います。
それはね、GWが終わった今日、普通はダラッとしてしまいます。
ボケッとしてしまいます。気持ちの切り替えができないんですね。
まだ気持ちはお休みしている。
でもね、この人たちは違う。
連休明けの今日、それも、朝からシャキッとしている。
そこが素晴らしいと思うのです。なかなかできることではありません。』
と話しました。
帰りまでに、私の机には、
たくさんの「世のため人のため」カードが置かれていました。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★<お知らせ>☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★★
私たちのサークルでは、子どもたちの「伝え合う力」を高めようと、日々教
室での実践に取り組んでいます。豊かに表現できる子どもを育てていこうとし
ているのです。
そのような毎日の指導の実際を「日刊!小学校発☆『子ども』日記☆」とい
うメールマガジンでも紹介しています。よろしければこちらもご購読ください。
「日刊!小学校発☆『子ども』日記☆」購読登録先↓
http://www.mag2.com/m/0000091330.htm
よろしくお願いいたします。
また、菊池学級の様子をお届けするメールマガジンを発行しています。
「教室からのプレゼント『メルマガ キッズ』」です。購読登録先は、
http://www.mag2.com/m/0000101166.htm
です。子ども達の声を直接お届けいたします。
◆◆◆◆◆■■■━━━━━━━━<編集後記>━━━━━━━━■■■◆◆◆◆◆
たくさんの方のあたたかい励ましをうけて、第42号を発行することができました。
ありがとうございました。
今年はがんばって定期発行を心がけています。
これからも、みなさんのご意見に耳を傾けながら少しでも役立つ情報をお届けして
いこうと思っています。
ご意見、ご感想をお待ちしています。
お知り合いの方にもこのメールマガジンを紹介していただけるとうれしいです。
これからもよろしくお願いいたします。
◆◆◆◆◆■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■◆◆◆◆◆
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★ ご感想、お問い合わせは s.kikuchis@jcom.home.ne.jp まで。
★ 編集・発行 菊池 省三
ホームページ http://members.jcom.home.ne.jp/s.kikuchis/
楽天日記 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuchis/
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