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日本語は仏教語に取り囲まれている。
仏教語を使わずには一日も暮らせない。どんな言葉があるか吟味してみよう。




暮らしの中の仏教語  今日の法話 第205話

発行日: 2008/1/10

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-----------------暮らしの中の仏教語 第205話---------------

*******今回のお話は「留学 留学生」***************************
                     毎月10.20.30日発行
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電話番号は  0250−23−1155  こちらまで!

 
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 第205話 通算864話 留学 留学生
 
 留守の留をルと読むように、
留学は昔、呉音でルガクと読まれていました。
意味も「中国からインドへ行き、あるいは日本から中国に渡り、
そこで長期間滞在して学問をすること」を指した言葉です。
漢音でリュウガクと読まれることになったり、
留学先がインドや中国以外の外国にもなったのは、
近世になってからの事ですね。

 また、留は「とどまる」意ですから、
二十年とか三十年という長期間でなければ、
留学とは言いませんでした。
学生は学問僧のことでしたから、留学生とは、留学する学問僧、
つまり留学僧と同義ということになりますね。
遣隋使や遣唐使と一緒に行って、短期間だけ学んでくる僧は、
留学僧に対して還学僧(げんがくそう)と言われました。
今のように、短期留学とか国内留学等という言葉は
無かったことになります。

 学生(がくしょう)の解釈も時代と共に変わりました。
本来は「外国の典籍を学ぶもの/
寺院に寄寓して外典を修学するもの」の意だったようですが、
伝教大師や弘法大師が「仏教を学ぶもの」の意に用いた事から、
「寺院で仏教を学ぶもの」「戒定慧の三学を実践修行するもの」、
更には「一般に学問の深いもの」をも指す言葉になりました。

 今日ではガクセイと読んで、
「学校とくに大学で学ぶもの」を指す言葉になっていますね。

 私達にとって、「学ぶ」という事は大切です。
僧であろうが僧でなかろうが、若かろうが若くなかろうが、
内典であろうが外典であろうが、
前向きにドンドン学んでいきましょう。
自分の立場や好き嫌いで、学ぶことを限定してはいけません。

 信心銘(しんじんめい)に「至道無難 唯嫌揀擇・
至道は難きこと無し 唯揀擇(けんじゃく)を嫌う」とあります。
「覚る事は易しい、唯、えり好み・えり嫌いしないことだ」
と教えているのですね。取捨憎愛は煩悩です。

    終わり
 
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編集後記
   
 新年になってから、もう十日以上経ちました。
皆様には、心を新たにして、お暮らしのことと思います。

 心を新たにするとということは、心の垢を取り除くことです。
年頭に限らず、毎朝、洗顔と共に心も洗い清めましょう。

 部屋が汚れたら掃除をします。体が汚れたら入浴します。
心が汚れたら仏法を思い出しましょう。
そうすれば年中、リフレッシュされた心で、
気持ちよく暮らせると思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
                                                 A.K.
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