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Servus(セアヴス)とは、ウイーンの方言で[今日は]と言う意味です [フォークロア]とは、民間伝承、民俗学、と訳されています。食に関するあらゆる、フォークロアな事柄をお届け致します。

  • 最新号:2008-08-21
  • 発行周期:月刊(1〜2回)
  • 読んでる人:35人
  • 創刊日:2002-04-01
  • Score!:100点
  • コメント数 : 0
  • メルマガID:61352
  • バックナンバー:全て公開
  • 発行者サイト:あり
  • >> 月間ランキング



Servus AKIの「食卓のフォークロア」

発行日: 2002/12/18

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

        ★☆★Servus AKIの『食卓のフォークロア』★☆★
                                          2002年12月18日 発行
【016】
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  Servus(セアヴス)とは、ウイーンの方言で[今日は]と言う意味です
       [フォークロア]とは、民間伝承、民俗学、と訳されています。
      食に関するあらゆる、フォークロアな事柄をお届け致します。

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【弟子】 こんちわー、師匠?
     ご機嫌如何ですか〜〜?
     ししょ〜〜〜?
     Hallo〜〜?

【師匠】 うるさいのー。何のようぢゃ。

【弟子】 なんですか、もうお忘れになったんですか。
     続きですよ、つ・づ・き・・。ネ、ししょう。

【師匠】 仕方ないの〜。どこからぢゃ。

【弟子】 それは、ウエディングケーキは、いまのスポンジケーキを思い浮かべ
     てはダメだ、とか甘いパンは蜂蜜を入れて作ったとか、庶民や奴隷
     たちにも甘いパンのおすそ分けがあったか、そんな所からです。

【師匠】 わかった。

【師匠】 でもこの説もはっきりとは分からんのぢゃ。はっきりとウエディ
          ングケーキとは書いておらんのでな。甘いパンだからケーキと訳
          したのは現代人だから多分ウエディングケーキなのぢゃろうと言
          う事ぢゃ。
     別の説としてはパンを積み上げる風習とは関係なく、18世紀末
          ロンドンでのウィリアムリッチという菓子職人が作ったケーキが
          元になっていると言われておる。
     この菓子職人は店先からセント・ブライド教会の高い塔を見上げる
     事が出来たために、ある日「あの塔をモデルにしたケーキを作っ
          てみよう」と考えたそうぢゃ。
     その結果、もう言わんでもわかるぢゃろうが、間に柱まで入れた
          高い高いケーキを作る事に成功したんぢゃ、そりゃ周囲の者たち
          は面白がりおったが、いわゆる変わり種ケーキ程度の扱いだった
          そうぢゃな。

【弟子】 なんかこっちの方が信憑性がありますね。それでこのケーキが有
          名人の目にとまってそれから流行ったなんて・・・面白いですね。

【師匠】 さすがにわしの弟子ぢゃ。よくわかったの〜。

【弟子】 エー、ほんとに、そーなんですか?

【師匠】 その考案者リッチが死んでから50年ほど経った1840年、
     ヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式が執り行われた時、その
     祝いの席で高い高いケーキが採用されたんぢゃ。
     そのヴィクトリア女王の時代は歴代のイギリス国王の中でももっ
     とも長い64年の治世を誇り繁栄を誇り、その時代に背の高いウェ
     ディングケーキが定番になったのぢゃ。
     何せ、世界の海を制覇したイギリスぢゃ。この風習はあっという
          間に世界中に広まったのぢゃ。
     
【弟子】 師匠、そー言えば、ウエディングケーキは三段重ねですが、なにか
     意味でもあるのですか?

【師匠】 またまた、わしの弟子ぢゃな。鋭いところを付いてくるな。

【弟子】 いや〜参ったな〜。そんなに誉められても・・・・。

【師匠】 世辞ぢゃ。

【弟子】 ・・・・・・・・・・。

【師匠】 一番下のケーキは、今日来てくれた列席者の人たちに食べてもらう
     もの、二段目は招待はしたのぢゃが訳あって来れなかったものたち
     へのケーキじゃ。
     そして一番上ぢゃが、これは一年後の結婚記念日に食したのぢゃ。

【弟子】 ケーキって、そんなに長く取っておける物なんですか?
     そんな腐ったケーキって食べられるんですか?
     
【師匠】 今みたいに甘さ控えめのケーキでは持たんが、昔は今と違って甘
          さもたっぷりであったな。砂糖というのは、もともと保存効果の
          高いものなので昔はジャムなんかは一年分を作ったものじゃ。
          ぢゃが今のジャムは糖分控えめだから早く食さないと腐ってしまう。
     
【弟子】 ジャムってそんなに長く持つんですか?
          すると塩漬けや燻製なんかと同じ効果ですね。まだ他にもこのよう
          なものはありますか。

【師匠】 マスタードも腐らんな。現代では昔と違って労働も機械任せにな
          って楽になったし、冷蔵、冷凍技術が進んで食品を保存するにも
          便利になったのぢゃ。
          体のことを考えれば塩分、糖分を控えるというのはいい事ぢゃ。
          ケーキも甘さたっぷりで作っており、バタークリームや砂糖で作
          ったフォンダンなどで空気を遮断してあるので腐りにくい事も確
          かぢゃ。

【弟子】 それでは日本ではいつ頃からウエディングケーキがあるのですか?

【師匠】 ウェディングケーキが日本で初めて作られたのは1877年(明治
          10年)頃とある。当時の日本人は鎖国が解かれた勢いで外国文
          化が大量に押し寄せてきて日本人もこのウェディングケーキも真
          似をしたらしいのぢゃが、その間、戦争などもあり、あまり定着
          もしなかったということぢゃ。
          そもそも、日本での結婚式は家で行うのが一般的でホテル等で本
          格的な結婚式をはじめたのは帝国ホテルぢゃ。
          そして高く積みあがったウエディングケーキは石原裕次郎の結婚
          式から始まった、といっても過言ではないな。
          そこから、ウエディングケーキはどんどん大きくなり見栄えのよ
          いイミテーションケーキを飾るのが主流になってきたわけぢゃ。
          今はまた昔どおりのイミテーションでないケーキカットが流行っ
          てきておるというわけぢゃ。
  
【弟子】 なるほど、なるほど。
          ところで師匠、友達は教会で式を挙げるといってましたが、映画
          なんか見ると、よく花婿・花嫁にお米をかけていますがあれは何
          ですか?

【師匠】 あれはライスシャワーといって古くからある風習ぢゃ。
          米というのは一つの穂にたくさんの米がなる。この沢山の米のよ
          うに子沢山を願ったのぢゃな。
          古代ローマ以前の結婚式では、ライスシャワーのように花嫁の頭
          をめがけて小麦をパラパラと投げかけていたと文献に残っておる。
          これはその時代、大切な主食である小麦は《生命力》《再生力》
          を象徴していたわけで、今では米が中心になっておるがの〜。
          

【弟子】 イヤー、師匠。有難うございました。
          またいつかこの続きを教えてください。

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★   これからのマガジン               *:-,,☆,,-:*:-,★
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はじめにお知らせしていました、一つの話題はその月内で発表としましたが
来年からは続きの情報でも毎月発行とさせていただきます。(申し訳ありません)

もうすぐクリスマスですね。来年も今年同様よろしくお願いいたします。
。   。。   ,‥, 
 ☆。  。 :☆:
,/\,° Д。°'‥' 
/ \\(‥)/。      
 ̄‖ ̄ ( )°。    
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