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組織人28年、経営改善活動支援者15年の生き方から得たものを、未来を背負う人たちにお伝えしたいとの想いから毎週執筆しています。「会社を元気にしたい」との熱い想いを持つ皆さんには是非読んで頂きたい週刊メルマガです。目指すは改善と進歩の体質。

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存在の基本要因を維持した変化/考研ウィークリー395

発行日: 2008/6/16

 
 おはようございます。
 6月は多様な顔を持った月です。梅雨という少々暗い顔、六月の花嫁
という明るい華やかな顔、夏至という沈まぬ太陽の顔、等々。
そんな中、意気軒高に週明けをお迎えのことと思います。
 事を成し遂げる方法も一つではありません。多様な思考を巡らし、
その時適切と感じることを色々と試してみるのもよいかもしれません。
自分流の工夫とはそんな風にして生まれるものなのです。

 今週はこの一言で己を振り返ります。

◎自己を厳しく見つめる◎

 中国の古典に「天知り、地知り、我知り、子知る」とあります。誰も
見ていない時の行動でも、事実は存在しますし、自分は知っています。
他人が見ていない時には気持ちが緩みがちになりますが、こういう時に
こそ自己を厳しく見つめ、毅然として正しく振る舞いたいものです。

 誰も見ていないと思って、少々道に外れることをしてしまうこと、
そんなことを思い浮かべることがありました。それによって大きな
ダメージを受けたのは恐らく自分だったでしょう。これを見ていた
自分の無意識には、何かが沈澱していたのです。そしてその無意識に
沈澱したものが、自分の以後の行動を支配していたのです。

 今週もどうぞお元気にお過ごしください。

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    ☆☆ 会社を元気に!「考研ウィークリー」 ☆☆

        -----2008年6月3週号-----

◆存在の基本要因を維持した変化◆

 5年ほど前に「進化を追究し続ける経営」というタイトルで配信した
ことがあります。進化という言葉の最近の使い方に疑問を感じるように
なりましたので、若干加筆して、今回のテーマとして再度取り上げる
ことにしました。

 企業の使命の根底にあるものは、先ず存続することです。そして次に
発展することです。顧客の要求に応え、顧客に満足して頂くためには、
存続することを欠くことはできません。

また、発展するとは決して大きくなることではなく、より高い顧客の
要求に応えたり、発展した社会の中で活動する顧客の満足を得たりする
ことです。

これまでの事実を踏まえながら考えてみますと、企業が存続し発展する
姿は、具体的には企業ごとに異なるものですが、普遍的と言ってもよい
共通のものがあるようです。

 自社が今まで存続し、発展してきた理由は、次の3つの問いかけに
対して答を持っていたからだと言えます。
 1)顧客は自社の何に、どのような機能に価値を認めてくれるのか
 2)自社はどのようにして顧客を獲得し、維持できているのか
 3)自社はどのようにして利益を生み出すことができているのか

企業は社会現象の下で活動しています。そして、社会現象の下で生きて
いる人々や組織の思考と行動を捉えることを通して経営環境を把握し、
経営環境の変化に適応しています。

従いまして、これから先もこの3項目をしっかりと認識し、目の前に
現れる経営環境の変化の中でこれを捉え直し、自社の存続と発展に貢献
するようにこれを変えていくことが求められます。

変化する環境の中で、このようにして維持すべきものが次の3つです。
 1.顧客にとっての自社の価値
 2.顧客の獲得・維持の行動能力
 3.利益を生み出す能力

これが「存続と発展の基本要因」であり、自社の「基本理念と価値観」
の重要な部分を構成することになります。企業が存続し発展するという
ことは、こういうことを踏まえて成り立っているのです。そして、その
結果として企業自身も変化しているのです。

 企業が変化する時、存続と発展の基本要因はどのようになるので
しょうか。全く違うものになってしまうのでしょうか。それとも、
内容や形態の一部が変るのでしょうか。

過去の多くの事実から言えますことは、これまで維持してきた3つの
要因を活かす形での変化に成功例が多く、3つの要因にこれまでと
違ったものを求める変化には成功例が少ないということです。

こうした現実は変化を否定しているように見えますが、そうではありま
せん。ここで言う変化とは既存のものを違うものと置き替えることでは
なく、既存のものを進化させることなのです。

存続と発展の姿の基本は進化なのです。このような進化とは一体どう
いうものなのでしょうか。
これについての詳細は、次号「会社の進化論」をご期待ください。

※このテーマに関する
 ・ご連絡は  Eメール <hiro.oshima@nifty.com>
 ・より突っ込んだお話をご希望の方や、関連する課題の解決を考えて
  おられる方は、下記にご案内の改善実践考房にお出でください。

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 ・次回は6月18日、『網羅的・体系的に考える』についてです
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◆目標を達成するための思考と行動を学ぼう◆

◎目標達成のための管理者の行動

 管理者には責任を持って預かっている組織があります。組織には達成
すべき目標があります。そして管理者には預かる組織の目標を達成する
ために必要な権限が付与されます。

組織目標の達成は管理者にとって最大の任務です。その任務を果すべく
管理者が取る行動とは、自分の預かる組織として為すべきことを決め、
それぞれについて目標を設定し、それぞれの目標を達成するための行動
設計を行い、実行行動を管理し最適化することです。

こうした行動は自己研鑽、自己学習、管理能力の向上、といったことを
実現する絶好の手段になると同時に、その成果が業績貢献に直結する、
といった効用も持っています。

 しかし、全ての管理者が好ましい行動をしている訳ではありませんし、
好ましい業績を上げている訳でもありません。行動があまり好ましく
ない管理者が好業績を上げたり、しっかりした行動を取った管理者が
目標を達成できなかたりすることもあるのです。

そこで先ず、管理者の行動と業績との関係を整理してみることにします。
目標を達成するケースとしないケースには次の4つがあります。

1.為すべき取組みをせず、目標も達成できなかったケース
2.為すべき取組みをしなかったが、幸運に恵まれて目標を達成できた
  ケース
3.ほぼ万全の取組みをしたが、環境変化のために目標を達成できな
  かったケース
4.ぼぼ万全の取組みをして、目標を達成できたケース

万全の取組みとは、冒頭に掲げました、任務を果すべく管理者が取る
行動を実践することです。

 この4つのケースにおける管理者の行動を評価してみますと、次の
ようになります。
*1.はまず論外と考えるべきでしょう。管理者失格とも言えます。
*2.は結果に対しては文句を付けることはできませんが、これから先
 目標達成に向けて管理者の責務を担っていけるかどうかに疑問が残り
 ます。

*3.は結果に対しては、これに見合った評価をせざるを得ません。
 しかし、結果を生んだ原因の分析、行動の分析、環境変化に対して
 取るべき対策の反省など、将来に活かせる要素を追究することができ
 れば、これから先に期待を持ってもよいと言えます。

*4.は当然のことですが高い評価を与えることができます。結果を
 生み出した過程を振り返って、どういう行動が有効であったか、
 変化が起った時にどのような行動で乗り切ったか、といったことを
 明確にして、これから先の管理者としての行動に活かすことができる
 ようにすれば、能力と自信をさらに高めることになります。

 この評価から見えてくることは、これから先の望ましい行動に
つながる管理者の行動に不可欠なことは、結果の如何に関わらず「為す
べき取組みをきちんとする」ということです。

従いまして、目標達成度からの業績評価と、将来への期待能力評価とを
別物として評価し、将来を担うべき管理者人材をしっかりと把握する
ことがきわめて大切だと言うことができます。

 以上の整理に基づいて、目標達成のための管理者の重要行動をまとめ
ますと、次の2項目になります。
1)目標達成に向けたマネジメント(P−D−C−A)をする
2)変化への対応姿勢を持ち、それに基づく行動を取る

目標達成に向けたマネジメントとは、自分自身が「目標を達成する
仕事の仕方」を実践するだけではなく、部下やチームメンバーに対して
も、その方向で業務指示や指導を行うことです。

変化への対応姿勢とは、自分や自分の預かる組織の周囲に起っている
変化に対し、これを拒んだり避けたりせず、積極的にその変化の中に
身を置いて、そこから何かを学び取ろうという姿勢のことです。

 管理者は組織目標達成の要です。このようなことをしっかりと身に
付けた管理者を育成、確保することは企業の存続と発展にとって極めて
重要なことだと言えます。


※こうしたことにご関心をお持ちの方は、下記のウェブサイトをお訪ね
 ください。

  オンライン講座「目標を達成する仕事の仕方の習得講座」
    http://www.knowledge.ne.jp/lec941.html

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◆改善実践考房、6月度のご案内◆

 光と水に溢れた恵みの季節です。風の匂いも豊かです。
6月の考房開催日と会場を下記の通りご案内致します。改善課題や
解決するべき課題をお持ちで、他者の意見や考え方を聞いてみたいと
思われる方、どうぞお運びください。

日 時:08年6月26日(木)午後6時30分〜8時30分
テーマ:特に設定していません
会 場:神戸市勤労会館304号室(神戸市中央区雲井通5−1−2)
     (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分)
ご案内サイト:
   http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html
ご連絡先:
   メールアドレス <hiro.oshima@nifty.com>

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★サイト「経営改善で会社を元気に」に、新メッセージを載せました
  *失敗が力を生む
    http://homepage1.nifty.com/koken_pat/

★開発の最大の成功要因はマネジメントにあります
 ・イノベーションの必要性が叫ばれる中で見い出された法則的現実
   〜アイデア不足よりもマネジメント不全が足を引張ることが多い
 ・『開発目標達成のマネジメント講座』が成功への道を拓きます
    http://www.knowledge.ne.jp/lec943.html
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◎いつもご高覧いただき、ありがとうございます

 本誌バックナンバーのタイトルテーマの内容は、下記サイトの
 「月刊:考研レビュー」に掲載しています

 
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ペンネーム : 改善実践考房/大島

  •  岩手県北上生まれの東京育ち。大学卒業後は、自前の人生を神戸で創ってきた。そして今も。  神戸製鋼所勤務後、機械設計技術者出身の中小企業診断士として独立し、経営改善支援会社を設立。得意分野は、目標達成のマネジメント、開発推進のマネジメント、組織横断型活動による経営改善と人材育成、など。講座やセミナーのインターネット配信を行うネット配信塾、誰でも自由参加できる改善実践考房を、主催/運営している。  仕事以外に好きなことは、万葉集、ジャズピアニスト/キース・ジャレットの演奏、ジョギング、日本ハム・ファイターズの野球、といったところ。

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