読むだけで国際協力
発行日時: 2008/5/1★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★
ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
* 読むだけで国際協力 * 2008年5月号
< http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>
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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・ たばこ
■ コラム・・・フェアトレード
■ お知らせ
・5月17日、18日に開催されるアフリカン・フェスタ2008にCAREが初参加!
・『マリ・クレール』7月号にCAREアンバサダーのクリスティ・ターリントンが
登場します!
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■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たばこ
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毎年5月31日は世界禁煙デーです。これは、世界保健機関(WHO)が禁煙を呼びかけ
るため1988年に制定されました。日本では厚生労働省がこの5月31日から1週間を
「禁煙週間」と定め、さまざまな禁煙普及活動をおこなっています。今回はたば
こにちなんで、たばこと貧困について述べていきたいと思います。
▼低・中所得諸国における喫煙者増加
現在、高所得諸国では広く禁煙が叫ばれ喫煙者数も減少しています。それに伴い、
たばこ会社は低・中所得諸国に販路を拡大しています。しかし、低・中所得諸国
では本格的な禁煙対策がとられないため、喫煙者数は年々増加傾向にあります。
全世界での喫煙者の数は成人のだいたい3人に1人、すなわち11億人となっており、
その約80%を低・中所得諸国の国民が占めています。成人人口の増加や消費の拡
大などにより、2025年頃までには喫煙者の総数は約16億人に達すると予測されて
います。そういった状況であるにも関わらず、きちんとした対策がとられないの
は、たばこが及ぼす健康被害に対する理解が十分なされていないというのもあり
ますが、税収の減少などの経済的に望ましくない影響を与える恐れがあるからだ
ともいわれています。
参考:所得と地域による世界の分類(世界銀行による分類)
→http://www.health-net.or.jp/tobacco/sekaiginkou/Appendix.html
すべての喫煙者のうち圧倒的多数が25歳までに(中には幼年期や思春期に)喫煙
を始めており、高所得諸国では10人に8人が10代で吸い始めています。また、低・
中所得諸国では、ほとんどの喫煙者が20代初めまでに喫煙を始めており、全体的
に、若年化の傾向にあります。たとえば、1984年から1996年にかけて中国では、
15歳から19歳の間に喫煙を始めた男性の数が大幅に増えました。また、教育水準
の低い人たちの喫煙率がそうでない人たちと比べ相対的に高く、たとえばインド
では文字の読めない人の喫煙率は64%であるのに対し、13年以上教育を受けてい
る人の喫煙率は21%という結果になっています。それに付随するように、教育水
準の低い人たちのたばこによる死亡率が高くなっています。若いうちから喫煙を
始めた場合、ヘビースモーカーになる傾向にあり、将来疾患にかかり死亡する可
能性も高くなります。
▼たばこの生産
世界で葉たばこを栽培している国は100カ国を越え、そのうちの約80カ国は途上
国になっています。たばこは他の作物よりも利益が高く、栽培農家にとっては非
常に魅力的な作物です。例えば、ジンバブエで最高級のたばこを生産している地
域では、たばこはその次に利益の大きい作物の6.5倍の利益を上げます。また、
他の面でもたばこ栽培の利点はあります。第1に、たばこの価格は全世界で比較
的安定しており、将来の計画を立てやすく、並行した他事業進出に対する信用を
得やすい。第2に、たばこ業界は栽培農家に対して材料やアドバイスなども含め
た、現物支給サポートを行うことが多い。第3に、たばこ産業は栽培農家に対し
て融資を行うことが多い。第4に、他の作物は貯蔵・回収・配達などで問題が生
じることがあるが、たばこは比較的傷みにくく、配達や回収に関しては業界のサ
ポートがある。以上の理由からも生産者にとってはたばこの栽培は非常に魅力的
だと言えます。しかし、これから起こるであろう需要の落ち込みを見据え、作物
多様化の援助、幅広い地方プログラムの提供、その他の保障制度などを政府が行
うようにもなっています。
▼たばこに対する取り組み
2005年2月27日には、たばこの消費削減を目的として168カ国が署名した、たばこ
規制枠組条約が発効されました。この条約では、広告の制限や禁止、未成年対策、
税率対策、禁煙支援などさまざまな内容が盛り込まれ、世界ではたばこに対する
取り組みが着々と進められています。しかし、大国が批准していないなどの問題
が残されています。
たばこは吸っている本人の健康を害するだけでなく、周囲の人たちの健康も害し
ます。さらに、途上国の人たちにとって、たばこによって生じる経済的な負担
(たばこの購入、たばこに起因する疾患の治療など)は家計を圧迫し非常に深刻
な問題です。
たばこは身近なものになっていますが、吸うも吸わないも自分次第。一人一人が
たばこの健康被害やそれに付随する経済的問題に対する理解を深め、自分の行動
に責任を持つことが大切なのではないでしょうか。
参考資料
厚生労働省ウェブサイト
(http://www.health-net.or.jp/tobacco/sekaiginkou/Title.html#Contents)
「子どもに無煙環境を」推進協議会
(http://muen2.cool.ne.jp/fctcQ&A.htm)
(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html)
私はたばこを吸わないのですが、禁煙している人を見るとつくづく「つらいん
だろうな〜」と感じてしまいます。
■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フェアトレード
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日本での認知度も高まってきている「フェアトレード」。5月はフェアトレード
月間とされ、イベントも多くおこなわれます。
始まりは、1950〜1960年代に、教会やNGOの援助団体が、途上国の手工芸品や農
産物を販売し、収益を援助に充てる草の根運動だったと言われています。
▼アンフェアな貿易とフェアトレード
先進国と途上国の経済格差が未だなくならない問題については多くの理由が挙げ
られています。途上国の輸出品が売り控えの出来ない一次生産品であることが多
く、価格が暴落した際の影響が大きいこと。先進国が、生産品の付加価値となる
加工工程を所有して利益を得ていること。国の借金返済のために輸出に適した換
金作物に頼った単一栽培が土壌を疲弊させ、生産者が必要とする食料さえ手に入
りづらくなるという現実があります。
フェアトレードは、そういった歴史的背景や自由貿易による格差をなくすための
「もうひとつの貿易」で、公正な値段で継続的な取引をすることで、途上国生産
者の社会的搾取をなくすだけでなく、持続可能な社会と生活向上を目指していま
す。
▼フェアトレード製品の保証
フェアトレード製品にラベルを貼り品質を保証することで一般のマーケットへの
販路拡大を目的とする「フェアトレードラベル運動」が1988年にオランダで始ま
りました。1997年には統一組織、FLO(国際フェアトレードラベル機構)が発足
します。その基準には、価格の保証、設備投資による生産者の経済的発展、団結
交渉権、ILO(国際労働機関)に準拠した労働環境や環境保全など、生産方法や
取引条件が詳細に挙げられています。
このFLOの認証ラベルは、商品そのものに貼ることが出来るため顧客にPRしやす
く、CSR(企業の社会的責任)を意識する一般企業の参入も増え売り上げを伸ば
す大きな要因になっています。しかし、事業活動全体はフェアトレードと言えな
い団体や企業でも使用出来てしまい、消費者に誤解を与えかねないというリスク
があります。またラベルを使用してフェアトレード商品を販売するにはライセン
ス使用料を支払う必要がありますが、小規模のフェアトレードショップやNGOに
とっては負担が大きく、ラベルを使うのは主に一般企業というのが現状です。
FLOより以前に、フェアトレード関連団体が集まって1989年に結成した組織、IFAT
(国際オルタナティブ・トレード連盟)では、「生産者団体」自体や「フェアト
レード団体の活動」を評価する新しい認証制度とマーク(FTO)を作りました。
商品自体にラベルをつけるものではないため、市場に浸透しにくいと言われてい
ますが、認証基準の一つに消費者、流通業者、生産者の三者の相互評価が含まれ
ているため、生産者への一方的な押しつけにならず、何が現実に必要とされてい
るかを明確に出来るという利点があります。
また、こうした認証を持たない団体でも、評価される商品、活動が多くあります。
伝統的な刺繍の手工芸品を生産することで、女性の収益、生活を向上し、病院や
女子学校の建設を行っている団体や、コーヒー生産者への支援活動でも、豆の品
質を上げるための栽培方法から生豆への加工、保存までの細かい指導だけでなく、
自給用野菜を生産する協力まで行っている団体もあり、何を信頼して選択するか
消費者の判断が求められます。
▼世界フェアトレード・デーとは?
IFATに加盟する、世界約70ヶ国・300団体のフェアトレード組織と生産者組織が
一斉にフェアトレードをアピールする日です。毎年5月には各国でイベントやキ
ャンペーンを開催しています。日本でもシンポジウムやファッションショー、コ
スメやスパイス、草木染めの体験など各団体が趣向を凝らしたイベントが各地で
開かれます。
経済やフェアトレードの新しい動きには様々な問題がありますが、フェアトレー
ド・デーのイベントは、消費者としての私たちが、直接生産品や活動関係者に触
れ合い、フェアトレードを感じ、考える良いきっかけとなるでしょう。
【こちらもご覧ください CAREメルマガ:CSR】
http://www.careintjp.org/support/mg-backnumber/mg061.html
【参考文献】
フェアトレードリソースセンター
(http://www.ftrc-jp.org/)
フェアトレード・ラベル・ジャパン
(http://www.fairtrade-jp.org/index.html)
国際オルタナティブ・トレード連盟
(http://www.ifat.org/)
グローバル・ヴィレッジ
(http://www.globalvillage.or.jp/index.htm)
世界フェアトレードデー2008
(http://www.wftday.org/japanese/)
ディヴィッド・ランサム『フェア・トレードとは何か』(青土社、2004年)
マイケル・バラット・ブラウン『フェア・トレード 公正なる貿易を求めて』
(新評論、1998年)
(担当:とも)
今までフェアトレードの小売店から教わったことしか知りませんでしたが、改め
て調べて、興味深いことがたくさんありました。普段はぼんやり買い物してしま
いますが、商品の向こうにいる人と世界に対する想像力を忘れないようにしたい
と思います。
■□■ お知らせ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼5月17日、18日に開催されるアフリカン・フェスタ2008にCAREが初参加! CARE
ブースはD-20です。
今年のアフリカン・フェスタは、横浜にて開催されるTICAD IV(第4回アフ
リカ開発会議)に併せ、会場を日比谷公園から横浜みなとみらい21赤レンガ倉庫
イベント広場に移し、開催いたします。
アフリカの音楽、ダンス公演、アフリカ楽器を奏でたり、踊ることができる体験
型ワークショップ、アフリカをもっと知りたくなるトークショーやレクチャーそ
してアフリカの食を満喫できるフードコーナーなど盛りだくさんのプログラムを
企画しております。ぜひ、この機会にアフリカ文化を体感してください。
開催日:5月17日(土) 12:00〜17:00
5月18日(日) 11:00〜17:00
会 場:みなとみらい21 赤レンガ倉庫イベント広場
入場料:無料
詳細はURLをご覧ください。
http://www.africanfesta2008.com
問い合わせ先:アフリカン・フェスタ2008事務局
TEL:03-5403-7835
FAX:03-5403-7839
e-mail:info@africanfesta2008.com
▼『マリ・クレール』7月号にCAREアンバサダーのクリスティ・ターリントンが
登場します!
5月28日発売の『マリ・クレール』7月号に、CAREアンバサダー(親善大使)の
クリスティ・ターリントンが、ペルーのCARE事業地を訪問したときの日記が掲載
されます。ぜひご覧ください。
また、これに関連して、ケア・インターナショナル ジャパンのホームページにて、
クリスティが着ているI am powerful Tシャツの購入申し込みを受け付けます
(数量限定)。
お見逃しなく!
★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
*最近、神戸の海が恋しいです。(もん)
*今回初めて書かせてもらいました。
これからもがんばります。よろしくお願いしますー。(とも
*今さらながら、春眠暁を覚えず、です。(あっきー)
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