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読むだけで国際協力

発行日時: 2008/3/6

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     ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
      * 読むだけで国際協力 *  2008年3月号
          < http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>

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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・女性と国際協力
■ コラム・・・異常気象
■ お知らせ
・アフリカのレソトにおいて、新規プロジェクトを開始します!
・「関口知宏の地球サポーター」にて、CAREのスリランカにおける
紅茶農園のプロジェクトが紹介されます。
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■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

女性と国際協力

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▼国際女性デーと世界の女性の現状
3月8日は「国際女性デー」です。この日は、女性に対する差別の根絶と、社会
開発への女性の完全な参加を確保することを目指し、1975年に国連によって定め
られました。1977年には、国連総会が加盟国に対し、それぞれの国の実情に合う
形で任意の日を「国際女性デー」と宣言するよう決議しました。

世界の女性の現状に目を向けてみると、日本では考えられない状況を目の当たり
にします。そのいくつかを紹介します。まず、毎年50万人もの女性が、妊娠およ
びそれに関係した原因で死亡しています。これは、最低でも1分間に1人という
計算になります。開発途上国では、読み書きができない人々のうち女性の割合が
3分の2です。高等教育に関しては、サハラ以南のアフリカ諸国では男性の数に
対し、女性の数は44パーセント、東南アジア諸国では38パーセントでしかありま
せん。世界の難民の半分は女性や少女で、彼女らは、避難している間、難民キャ
ンプにいる間、そして再定住する間に、性的暴力を被る恐れがあります。女性は
、世界人口の半分を構成し、世界の食物の半分を生産していますが、彼女らが所
有する土地は、全体の1パーセントに過ぎません。このように、世界では女性は
男性よりも、はるかに苦しい立場に立たされています。

▼女性と国際協力
上記のような現状は、国際協力をおこなううえで、見過ごすことはできません。
女性のエンパワーメント(能力を高めること)が、国際協力において、不可欠な
視点となります。

例えば、CAREはI Am Powerfulキャンペーンを実施し、1日1ドル以下で暮らす
貧困国の女性を支援する機会を提供しています。CAREのスタッフであるAnne
Lynam Goddardは言います。「I Am Powerfulキャンペーンは国際女性の日の精神
を表すものです。これは、地球規模の貧困に直面している女性たちの隠された素
顔と本来の力に、注意を向けるものです。CAREが女性に焦点を当てるのは、彼女
たちが世界の最貧層の75パーセントを占めるからというだけでなく、彼女たちと
協働することが絶大なインパクトを生み出すことを私たちは知っているからです
。機会さえ与えられれば、彼女たちは自分たちの世界を変える力を持つことがで
きるのです。そして、私たちは彼女たちがそうした力を持てるよう、支援する力
を持っているのです」。また、Goddardは貧困国の女性について、以下のように
述べています。「1日1ドル未満で暮らす貧困国の女性は、毎朝、起きると同時
に、どうやって自分の子どもたちのご飯を確保しようかと考えます。例えば、彼
女に3人の子どもがいるとして、1人は単なる下痢のような病気で命を落とすで
しょう。また、彼女は基礎教育を受けられず、自分の名前しか書くことができな
いでしょう。貧困国で暮らす女性は、社会に参加する機会を、そして自分たちの
子どもにより良い未来を与えることを、毎日望み続けています」。

CAREの60年に渡る経験と広範な調査は、少女が学校に通う期間が長ければ長いほ
ど、彼女が大人になった時に彼女の家族の収入が高くなることを、示しています
。彼女はまた、比較的少数で健康的な子どもを持つでしょう。すなわち、女性を
エンパワーメントすることは、世界の最貧国に持続的な変化をもたらす決定的な
第一歩、「貧困の根源的な解決の鍵」なのです。CAREの地域に根ざした活動は、
70カ国で実施されていますが、女性と協働することに、特に焦点を当てています
。なぜなら、彼女たちは貧困によって不平等に影響を受けており、同時に彼女た
ちは貧困と戦ううえで重要な存在だからです。Goddardは言います。「女性は家
族の中心です。家族は地域社会の中心です。そして地域社会は世界の中心なので
す。私たちは、力を持とうとし、世界を変えようとする女性たちの努力を支援す
るために、一歩を踏み出すことができるし、また、そうしなければならないので
す」。

CAREは女性を支援するプロジェクトにおいて、女性だけを支援することはありま
せん。「ジェンダー」(社会的・文化的に定義された性差、あるいは社会的・文
化的な性のありよう)という視点に基づいて、より脆弱な立場にある女性に焦点
を当てつつ、男性も巻き込みながら、コミュニティ全体のジェンダー意識が向上
するよう、そして社会的な権力構造(男女の力関係)が改善されるよう支援する
活動をおこなっています。こうすることによって、プロジェクトが終了した後も
、コミュニティ内の男性たちが、女性たちの社会における役割や彼女たちが持つ
能力を認め、貧しさから抜け出すために協力し合うことができるようなります。

女性を支援するプロジェクトとして、例えばケア・インターナショナル ジャパ
ンでは、女子教育を支援する「サマキ クマール II」を実施しました。このプロ
ジェクトは、就学年齢の女子が教育を受けられる、あるいは継続できるよう、家
庭・学校・地域全体が教育に対する理解を深め、女子教育を支援する環境を築く
ことを目的としました。成果として、奨学制度による教育の機会の向上、質の高
い学校外(ノンフォーマル)教育の提供、女子教育に対するコミュニティ内の理
解の深化、女子教育支援の枠組みの確立が挙げられます。また、上記に加え、こ
のプロジェクトは、コミュニティの発展の基盤となる人材の育成、意識の改革、
ネットワークや信頼関係の強化など、個人にもコミュニティにも大きなインパク
トを与えました。

ただ女性に生まれたというだけで、男性よりも不利な立場に立たされることの不
平等さ。日本では、女性が社会のなかでますます活躍をする場が増えてきていま
す。国や状況が違っても、社会の発展には女性のエンパワーメントが不可欠、と
いう認識を持つ一人の日本人として、途上国で頑張っている人々を支援すること
が求められているのではないでしょうか。

参考文献
・CARE Launches I Am Powerful Campaign on International Women's Day
(http://www.care.org/newsroom/articles/2006/03/20060301_iap_launch.asp)
・Women's Day Facts
(http://www.care.org/newsroom/specialreports/women/womens_facts.asp)
・国際連合の会議および行事
(http://www.unic.or.jp/schedule/futur.htm)
・カンボジア 女子教育事業 サマキ クマールII終了報告
(http://www.careintjp.org/internationaljapan/internationaljapan-ca_6.html)

(担当:あっきー)
私の専門は武力紛争なんですが、研究をおこなううえで女性という視点が不可欠
であると、改めて認識しました。

■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

異常気象

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

気象庁の異常気象レポート2005によれば、異常気象とは、「一般に過去に経験し
た現象から大きく外れた現象で、人が一生の間にまれにしか経験しない現象をい
う。大雨や強風等の激しい数時間の気象から数か月も続く干ばつ、冷夏などの気
候の異常も含まれる。」とあります。また、気象庁は、独自に「ある場所(地域)
で30年に一回程度発生する現象」と定義しています。今回は、昨年世界で発生し
た異常気象の一部を紹介したいと思います。

昨年も多くの異常気象が世界中で発生しました。東シベリアでは1年を通してほと
んどの月で気温が平年より高く、異常高温が発生しました。その結果、シベリア
における年平均気温は、平年よりも3℃以上高くなりました。3℃といってもピン
とこないかもしれませんが、もし仮に地球の平均気温が2~3℃上昇すれば、数十億
人が水不足に直面するといわれ、平均気温の上昇は見過ごせない問題といえます。
6〜7月には、ブルガリアやギリシアなどで、南からの暖かい風が吹き込んだり、
晴れた日が続いたりしました。これによって、各地で最高気温が40℃以上の日が
続き、その結果熱波が発生し死者が出たり、森林火災の被害が起こりました。7〜
9月には、アフリカ熱帯域ではモンスーンの大雨により、各地で短期間に平年の
2倍以上の降水量となり、深刻な洪水被害が相次ぎました。また、6月にはオマー
ンやパキスタンなどで、サイクロンやモンスーンの大雨の影響で300人以上の死
者が発生しました。バングラデシュでも11月にサイクロンが発生し、8000人以上
の死者を出しました。5〜8月には、アルゼンチンでラニーニャ現象などの影響で
異常低温が発生し、アルゼンチン北部では5〜8月の平均気温が平年より3℃以上
低くなり死者も発生しました。

異常気象は日本でも確認されています。2003年に発生した冷夏では、東北地方に
おいて梅雨明けの時期の特定ができない状況になったり、稲をはじめとする農作
物に甚大な被害が生じたりしました。エルニーニョ・ラニーニャ現象は日本とも
密接な関わりをもっており、東日本の季節平均気温のうち3分の1はこれらが原
因となっています。

世界では地球温暖化も問題になっていますが、気象庁がまとめたレポートの中で
は、将来この地球温暖化が進んだ場合の異常気象予測が述べられています。日本
の場合、気温の上昇はもちろんのこと、それに伴い大気中に多くの水蒸気が蓄え
られることから、大雨の頻度が増すといわれています。世界でみると、ほとんど
の陸地で強い降水が予想されると同時に、特に中緯度の大陸南部では夏季・乾燥
化が進み、干ばつの危険性も増えるといわれています。

参考文献
気象庁ウェブサイト「地球環境・気候」
(http://www.data.kishou.go.jp/climate/index.html)

バングラデシュにおけるCAREの対応
http://www.careintjp.org/newsreleasedata/newsrelease_071127.html
http://www.careintjp.org/newsreleasedata/newsrelease_071203.html

(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html
普段生活していると、他国で起こった異常気象は知ることのないままになること
がほとんどでしたが、異常が多く発生している現状に危機感を覚えました。

■□■ お知らせ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼アフリカのレソトにおいて、新規プロジェクトを開始します!

ケア・インターナショナル ジャパンでは、この度、アフリカの
レソトにおいて、「レソト・センク川渓谷における干ばつ被災者支援」を
行うことになりました。
これにともない、ホームページにレソト情報満載のレソトページを
開設しました。レソトの国や自然、文化、人々の様子がわかれば、あなたも
ぜひ一度は訪れてみたいと思うはず!アフリカのスイスと呼ばれる国、天空の
王国レソトへようこそ!

レソトページの入口はこちら!
http://www.careintjp.org/lesotho/index.html

レソトにおいて実施する新規プロジェクトの詳細はこちらから。
http://www.careintjp.org/internationaljapan/internationaljapan-re_1.html

▼「関口知宏の地球サポーター」にて、CAREのスリランカにおける
紅茶農園のプロジェクトが紹介されます。

3月14日(金)放送の「関口知宏の地球サポーター」
(テレビ東京、21:54〜22:00)にて、
スリランカの紅茶農園において実施中のプランテーション
居住者の生活改善のためのプロジェクトが紹介されます。
また、3月16日(日)16:00〜17:00まで、
BSジャパン(BSデジタル放送)の総集編Part 2でも紹介されます。
可能な方はぜひご覧ください。

番組ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-s/

スリランカの紅茶農園のプロジェクトの詳細はこちらから。
http://www.careintjp.org/internationaljapan/internationaljapan-su_4.html

★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
*卒業旅行の沖縄は、暖かかったです。水族館でジンベエザメ見てきました。
 でっかかったです。(あっきー)
*最近は毎日ヨーグルトを食べて、身体に気を使っている気になっています。
(もん)

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