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読むだけで国際協力
発行日時: 2007/12/1★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★
ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
* 読むだけで国際協力 * 2007年12月1日
< http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>
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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・HIV/AIDS 〜偏見と差別が命を奪う
■ コラム・・・クリスマス
■ お知らせ
・バングラデシュサイクロン募金
・ニュース配信のお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
12月1日は世界エイズデーです。これは、WHO(世界保健機関)が世界レベルで
エイズのまん延防止、および患者の差別と偏見をなくすために定めた日で、啓
発活動などの実施を提唱しています。世界では、今日もHIV陽性者およびエイズ
患者が増え続けています。日本では、HIV感染者の報告数が1996年以降、増え
続け、昨年はHIV感染者およびエイズ患者をあわせた報告数が過去最高を記録し
ました。そこで、今月号のメルマガでは、世界エイズデーに合わせ、HIV/AIDS
をピックアップとしてお送りいたします。
また、コラムでは、12月のメインイベントの一つ、クリスマスについて取り上
げます。
■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
HIV/AIDS
〜偏見と差別が命を奪う
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
530,000人:2006年、母親からヒト免疫不全ウイルスを受けついで生まれてきた
赤ちゃんの数
HIVに感染した赤ちゃんの多くが、生後1年以内にエイズを発症します。頻繁な
下痢やその他の日和見感染症に見舞われ、2人に1人が2歳の誕生日を迎える
前に亡くなっています。たとえ生き延びることができても、「偏見」と「差別」
が子どもたちを待ち構えています。
・ラニ、10歳(インド)
ラニは、母親からエイズウイルスを受け継いで生まれてきました。両親がエイ
ズで亡くなると、親戚はHIV陽性の母親を持つラニにミルクを飲ませたりするこ
とはおろか、触れることさえも嫌がり、80歳の祖母のみが引き取ってくれまし
た。インドの身分制度で低い身分にある2人は、月400ルピー(約1,100円)と支
援組織が支給する食糧で命をつなぎました。ラニは6歳になると、牧師さんの支
援で学校に通えるようになりました。しかし先生は、彼女がHIV陽性であること
を知ると、他の子どもたちから引き離しました。「誰もお昼を一緒に食べてく
れません。先生は他の子たちに、私と話をしてはいけないと言っています。だ
からいつも一人ぼっちです。それでも私は学校が好き。タミル語と算数と図画
の時間が好きです」。ラニは、そう話しました。小学校3年生の時、免疫力が低
下している彼女を重い結核が襲いました。大きくなったらお母さんになりたい
と言っていたラニは、2003年1月、息を引き取りました。
・ビック 26歳(ベトナム)
ビックは、夫にHIV陽性だと知られ、2人の小さな子どもたちと共に家から追い
出され、市場の露店で寝泊りを始めました。後に妊娠していることがわかり、
病院に行きましたが、病院は彼女のHIV感染を知ると診療を拒みました。その
ため、ビックは自力で3男、ホアンを生みました。その後、わずかなお金を借
りてケーキを仕入れ、それを販売して生計を立てようとしましたが、その収入
では3人の子どもを養うことはできず、上の2人の子どもを養護施設に預けざ
るを得ませんでした。「私は、明日死ぬかもしれません。子どもたちがどうな
るのか不安でたまりません」。辛さに追い討ちをかけるように、最近新たなシ
ョックが彼女を襲いました。ホアンもHIV陽性であることがわかったのです。
・・・適切に処置しなければ、HIV陽性の母親から生まれた赤ちゃんの30〜40%
がHIVに感染してしまいます。母親と新生児への薬剤投与、帝王切開による出
産、粉ミルクによる授乳などの必要な対策を行えば、HIVに感染した母親から
生まれた100人の赤ちゃんのうち98人の感染を防げます。しかし現在、これら
の適切な処置を受けているのは、HIV陽性の妊産婦の10%に過ぎません。
年に25万人以上の赤ちゃんが誕生と同時に「余命2年」を宣告される原因の一
つが偏見と差別です。病院がHIV陽性の妊産婦の診療や出産介助を拒んだり、
母親になる女性自身が差別を恐れて、HIV抗体検査や産前検診を受けないまま
出産したりすることがあるのです。
偏見や差別がなくなると、次のことが可能になります。
(1)母親になる女性が、検査を受け出産前に自らのHIV感染を認識し、母子感染予
防処置を受けられる
(2)母親が適切な授乳方法、栄養の摂取方法、定期的な産後検診の必要性などを
学び実行できるようになる
(3)夫や家族、コミュニティ全体の理解が得られ、生まれてきた赤ちゃんや母親
が周囲から差別を受けないことでその子の健康、教育などにプラスの結果を生
み出すとともに、エイズで両親が亡くなっても、孤児となった子どもが公共の
支援を受けられる可能性が高まる
(4)地域全体がエイズの正しい知識を得ることで、感染の予防が促進され、地域
全体のHIV感染率が下がる
・CAREのHIV/AIDSに対する取り組み
CAREは世界各地で150余りのプロジェクトを実施しています。HIV陽性者の数が
最近5年間で2倍に増えたベトナムでは、CAREは、HIV陽性者やエイズ患者の人々
のグループの自立を支援しています。「スマイリング・グループ」もその一つで
す。グループの創設者、ニュエンは言います。「メンバーの大半は貧しい上に家
族からの支援はなく、さまざまな差別に直面しています。仲間がいて幸せな気
持ちになれることは、時として薬よりも重要です」。メンバーは、互いに心の支
えとなって、辛い状況に立ち向かっています。CAREは、グループが感染予防、
抗レトロウイルス療法(エイズウイルスの増殖を抑える薬の投与によって、エ
イズの発症や病気の進行を抑える治療)、苦痛緩和医療、エイズ孤児たちのサ
ポートなどに取り組めるよう、支援しています。
しかし、HIV陽性の人々が互いに支えあうだけでは、HIVに感染して生まれてく
る子どもの数を減らすことはできません。自分のHIV感染を知らなかったり、知
っていても差別を恐れその事実を夫や妻にまで隠したりすることが、配偶者や
周囲に感染が拡大するリスクを高めています。
CAREは、HIV陽性者自身がエイズ対策のリーダーシップを取り、周囲の人々に働
きかけてエイズに関する正しい知識を広めることで、偏見を取り除こうとして
います。また、HIV陽性の人々自身も、地域で重要な役割を果たすことで自分に
自信を得て、前向きに生きることができるようになります。CAREは、HIVととも
に生きる人々が自らの権利を守るために医療関係者・法曹界・政府機関と話し
合えるよう、人権やHIV政策に関する彼らの知識を深めるための活動も行ってい
ます。
■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリスマス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もう少しで2007年も終わりを迎えようとしています。12月のイベントで思い
出されるものにクリスマスがあります。長年人々に親しまれ、特にキリスト教
徒でなくても非常に親しみのあるクリスマス、改めて考えてみると意外と知ら
ないことも多い!ということで今回はクリスマスにまつわる話をしていきたい
と思います。
▼クリスマスのあれこれ
・サンタクロースの由来
サンタクロースの由来は諸説ありますが、その一つが聖ニコラウスで、5世紀
頃ローマ帝国に実在した人物です。聖ニコラウスは、恵まれない子どもたちに
贈り物をするなどしていたため、彼に対して「子どもにプレゼントを贈る」と
いうイメージができあがりました。6世紀から9世紀頃には、その人気から、多
くの伝説や奇跡物語が流布され、伝説上の人物へと変貌を遂げました。
・クリスマスカードの前身
ドイツやフランスでは、子どもが両親や祖父母に新年のあいさつの詩を書いて
わたす習慣が15世紀からありました。詩の中で、一年間愛情こめて自分を育て
てくれたことに感謝し、新しい年が両親や祖父母にとってよい年になることを
願いました。家庭でクリスマスが祝われることになった17世紀頃からは、詩を
クリスマスにわたすようになり、内容もこれまでのような感謝に加えて、来年
も良い子でいることを両親に約束するものとなりました。18世紀後半、ハンブ
ルクの印刷業者がこの詩を書く専門用紙を作って売り出したことによって、詩
を書いてわたす習慣が広まることとなりました。詩は「両親へのクリスマスの
手紙」と呼ばれ、19世紀には学校の授業でもこの手紙の書き方を学ぶ時間を設
けるようになりました。宗教的なモチーフや、家庭でのクリスマス風景、花柄
などを、あしらった専門紙が売り出されるようになったのが、クリスマスカー
ドの前身とされています。
・日本最初のクリスマス
日本最初のクリスマスミサは、キリスト教が伝来した3年後、1552年です。この
年の12月25日(日本の暦では天文2年12月10日)、ザビエルのあとをうけて山口
で布教活動をしていた宣教師コメス・デ・トルレスが、山口の司祭館に日本人
信徒を招いてクリスマスを祝いました。さらに1556年、三好三人衆と松永久秀
の軍勢が堺付近でにらみ合っていましたが、宣教師ルイス・フロイスの誘いで
「クリスマス休戦」も行われました。その後、鎖国によってクリスマスの歴史
は中断されますが、開国後には復活することになります。日本最初のサンタク
ロースは1876年に開かれたクリスマス会で登場し、裃(かみしも)(江戸時代の
武士の礼装)に大小の刀をさし、ちょんまげのカツラをつけた、殿様風の格好
でした。西洋化によって19世紀の終わり頃には、クリスマスは年間行事の一つ
としてキリスト教徒ではない人たちにも受け入れられるようになりました。
・クリスマスと環境問題
環境破壊や温暖化は、もみの木・トナカイ・雪などにとって深刻な問題です。
デンマークにはグリーンサンタという環境親善大使がいます。彼はグリーン色
をしたサンタ服を身にまとい、世界各地をとび回り森林保護と環境保護のため
の活動をしています。
グリーンサンタの公式ウェブサイト→http://www.greensanta.jp/
・サンタクロース追跡
航空や宇宙の観測および危険の早期発見を目的とした、北アメリカ航空宇宙防
司令部(通称ノーラッド)は、ノーラッド・トラックス・サンタ(NORAD Tracks
Santa)として毎年サンタクロースを追跡しています。1955年に中央防衛航空軍
基地(通称コーナッド)が開始し、それがノーラッドに受け継がれ、今年で53
周年を迎えました。この追跡は、子どもの間違い電話から始まった企画です。
コロラドの、とあるスーパーが子ども向けにサンタクロース・ホットラインを
開設した際の広告に、誤った電話番号を載せてしまったのですが、その電話番
号というのがコーナッド司令長官のホットラインだったのです。突然かかって
きた子どもからの電話に、司令官の一人が機転を利かし「レーダーで調べた結
果、サンタクロースは北極から南に向かった」と回答したのが始まりとなって
います。クリスマスイブの夜中からは、サンタクロース追跡の模様を公式ウェ
ブサイトで見ることができます。
ノーラッド・トラックス・サンタの公式ウェブサイト→
http://www.noradsanta.org/
参考資料
クリスマスおもしろ事典刊行委員会(編)『クリスマスおもしろ事典』(日本
キリスト教団出版局、2003年)
若林ひとみ『クリスマスの文化史』(白水社、2004年)
(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html)
クリスマスの意味を改めて考えるいい機会になりました。世界中でこんなに長
親しまれているイベントもなかなかないことを考えるとクリスマスってすごい
ですね。
■□■ お知らせ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼バングラデシュ サイクロン「シドル」緊急募金ご協力へのお願い
CAREは、11月15日にバングラデシュを襲った大型サイクロン「シドル」の被災
者支援活動実施にともない、緊急募金を実施中です。ご寄付いただいた金額は
、今回の災害で被災者した15,000世帯(75,000人)以上の人々に救援物資、シ
ェルター、水、トイレならびに移動式医療サービスを提供するとともに、今回
の災害で最も被害が大きく、蓄えも資源も持たない最貧困層の人々が、住宅や
給水設備を復旧させ、生活を立て直すための支援に使わせていただく予定です。
(CAREの活動状況については、以下をご覧ください。
http://www.careintjp.org/news/newsrelease_071127.html)
犠牲者の数や被害をこれ以上拡大させないためには、一刻も早く支援を届ける
必要があります。一瞬のうちに全てを失った人々を、どうかご支援いただきま
すよう、お願い申し上げます。
ご寄付のお振込先
■ 郵便振替
口座番号: 00150-4-49006 (手数料免除)
加入者名: 財団法人ケア・インターナショナルジャパン
※郵便局窓口設置の振替用紙をご利用の際は、通信欄に、必ず「バングラデシ
ュ・サイクロン(W)」と明記してください。この記載がない場合は一般寄付
として処理させていただきますのでご注意ください。
※本募金口へのお振込みは振替手数料が免除になりますので、お振込みの際に
は郵便局窓口でその旨お申し出ください。
■銀行振込をご希望の方は、当財団までお問い合わせください。
▼ニュース配信のお知らせ
世界70カ国にて活動する国際協力NGOであるCAREの日本事務局には、世界各地か
らさまざまなニュースが寄せられます。これらのニュースをメールにて定期的
に受け取ることを希望される方にニュース配信を開始しました。
配信されるニュースは、世界各地から英文で届いたものを当団体にて日本語に
訳したものですが、英文のままの配信で問題ない場合には、英文でのニュース
配信も行います。英文ニュースの配信の場合、翻訳が必要ないため、当団体に
ニュースが届いた後、短時間での配信が可能です。
なお、過去のニュースの一部は以下でご覧いただけます。
http://www.careintjp.org/news/newsrelease_history.html
もしニュース配信をご希望される場合には、日本語あるいは英語のどちらのニ
ュースをご希望かを記載の上、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
info@careintjp.org
また、もしこの情報に関心をお持ちの方などがいらっしゃいましたら、この件に
ついてご案内いただけましたら幸いです。
★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
*今年もあとわずか!新年を気持ちよく迎えられるように
ラストスパートかけます!!!(もん)
*寒い日の夜に布団にもぐるときほど幸せな瞬間はありません。(あっきー)
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