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世界70カ国で活動するCAREのメンバー、CARE International Japanが発行するメールマガジンです。読むだけで、国際協力のこと、世界の様子が見える!ぜひご一読ください。




読むだけで国際協力

発行日: 2007/4/1

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     ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
      * 読むだけで国際協力 *  2007年4月1日
          < http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>

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┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・貴重さを増すエネルギー資源
■ コラム・・・現代の海賊
■ ケア・トピックス・・・シネマアフリカ2007「ルワンダの記憶」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

日本全国から続々と桜満開の便りが届く季節となりましたね。
4月7日(土)から始まる、ルワンダ発ルワンダ映画一挙7本公開のシネマアフ
リカ2007「ルワンダの記憶」をケア・トピックスで紹介します。今月号も最後
までお楽しみください。

■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

貴重さを増すエネルギー資源〜資源の獲得をめぐって〜

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エネルギーは私たちの日常生活に欠くことのできないものであり、今日その資
源として主に利用されているのは、石油、石炭、天然ガス、水力、核燃料など
です。近年、エネルギー資源はインフレ状態で、2000年から2005年の間に石炭
の価格は約2倍、ウランの価格は約5.5倍に上昇しました。

現在、世界中で資源争奪戦が起こってきており、昨年のサミットでは原油高対
策が中心議題となるなど、安全保障上の懸念も大きくなってきています。実際
に紛争が起こる要因には、エネルギー資源の獲得が直接関係していることも多
くあります。インドネシアのアチェでは天然ガス、コロンビアでは石油、カン
ボジアでは木材など、利権をめぐっての紛争は数多く起こっています。スーダ
ンのダルフールでは、国連が「最も深刻な人道危機」と強く懸念する状態が続
いており、その要因の一つに石油があげられます。このような、利権争いや利
益分配の不平等が引き起こす内戦は、政治的経済的思惑を含み、止む気配を見
せません。

▼ 価格の高騰
エネルギー資源の価格が高騰した第一の要因に、中国やインドなど新興国での
急速な需要増が挙げられます。「世界の工場」中国は工業化により資源やエネ
ルギー消費が増加して、今ではアメリカに次ぐ世界第2位のエネルギー消費大
国となっています。1990年代前半までは原油輸出国だった中国は国内需要の拡
大で96年には原油輸入国に転じました。モータリゼーション(自動車社会化)
も進展しており、世界の石油市場や原油価格の波乱要因として警戒感が高まっ
ています。また、世界各地で原子力発電所の建設計画が相次いでいます。将来
の供給不安からウランの国際価格は急騰しており、平成12年の1ポンド= 70ド
ル台から現在は80ドルを越える水準にまで達しています。

▼ 資源ナショナリズム
こうして世界的にエネルギーの需要が増大傾向にあることから、2000年代に入
りロシアや南米の国々で資源ナショナリズムが拡大し、多くのエネルギー資源
保有国で外資企業からの税収増大、国営エネルギー会社の権限強化が図られて
います。

1991年のソ連解体後、経済・通貨危機に見舞われたロシアですが、98年以降の
原油価格上昇を受けて、7年連続でGDP成長率がプラスを記録してきました。
天然ガス生産量世界第1位、原油生産量もOPEC非加盟国では世界第1位と豊
富な資源を背景に、2006年7月のG8サミットでは存在感を高めました。プー
チン政権はエネルギーを武器にした外交を展開し、資源開発で外資排除の傾向
を強め、国家管理を加速させています。また、天然ガス版OPEC(石油輸出
国機構)構想を打ち出すなど動向が注目されます。

中南米では、米国主導の国際秩序に反対する政治的思惑も大きな影響を与えて
います。南米の最貧国のひとつボリビアでは、90年代に天然ガス田が発見され
ました。以来、ガス田開発に伴う収入の約8割を外国企業が得てきたといわれ
ます。しかし、2006年には大統領が「資源の所有権は国家にある」と宣言、豊
かな資源を貧困に苦しむ国民のために使うことが期待されています。ペルーで
も昨年4月に行われた大統領選で鉱物資源の国家管理を訴えた候補者が貧困層
の支持を獲得し、決選投票にまで残るなど、国民の関心の高まりがうかがえま
す。

▼ 資源外交
資源を持たない国々はエネルギー資源の獲得に向けて動き出しています。最近
では中国の「資源外交」が注目を集めました。昨年11月には北京でアフリカ42
ヶ国首相を集めた中国とアフリカ諸国によるサミットが開かれ、中国側は破格
の対アフリカ優遇措置を発表しました。今年1月から2月にかけて、胡錦濤・国
家主席がアフリカの資源国8ヶ国を訪問し、対中債務の帳消しや、小学校や病
院の建設を無償供与するなど、各国に合わせた経済・開発援助を奮発しました。

エネルギーは経済発展や安全保障に直結しています。有効に生かすことで、経
済の安定化を図り、今後の方向性を決めることができる一方で、適切なガバナ
ンスがなければ治安悪化の一因ともなってしまいます。資源を持つ国、乏しい
国双方で良好な関係を築き、長期的視点に立った戦略の確立が求められていま
す。

(担当:さちこ http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/3249906.html
日本近海で最近、「燃える水」とも呼ばれるメタンハイドレート埋蔵が確認さ
れましたね。生産方法の確立は難しいようですが、日本も資源国に…?

■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       現代の海賊

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

海賊といえば、昨年映画で公開されて記憶に新しい「パイレーツ・オブ・カリ
ビアン」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし現実
にも世界各地で海賊が出没し船舶が襲われ被害が出ています。

▼ 海賊の実態とそれによる被害
現代の海賊は強力なエンジンを搭載したボートで標的の船に近づき銃などで襲
い、金品・積荷・船舶を奪うというものです。国際海事局ウェブサイトの統計
データによると、近年の世界の海賊事件発生件数は増加傾向で、2000年には46
9件となっています。東南アジアで多発しており2004年においては全体の被害
件数の約50%を占めています。最も被害件数が多いのはインドネシア、次いで
マラッカ海峡、シンガポール海峡、マレーシア、南シナ海の順となっています。
凶悪になっているともいわれており2003年には全世界で13名が殺害、45名が負
傷、54名が行方不明になっています。事件によって衝突や座礁した場合、海洋
環境にも重大な悪影響を及ぼす可能性もあります。日本の船舶も毎年被害にあ
っています。例えば2005年3月14日、日本人8名とフィリピン人6名を乗せた韋
駄天(498トン)は、マラッカ海峡を航行中に武装集団に襲撃され、日本人の
船長と機関長の2名とフィリピン人乗組員1名が連れ去られました。3月20日、
連れ去られた船長ら3名はタイ南部のサトゥーン沖合でタイ海上警察によって
無事保護されました。

▼ 海賊が多発する背景
海賊はいくつかのタイプに分類されます。貧困者や貧しい農民によって行われ
るもの、テロリストや軍隊などが関与したもの、金品のみでなく船舶自体を奪
うことを目的としたもの、漁師がボートピープルを襲うものなど一口に海賊と
いってもそのタイプは様々です。
海賊行為は経済的動機が中心となっています。例えば東南アジアの海賊多発地
域には漁村が数多くあり、現金収入を得にくい漁師が海賊行為を行い生活の糧
を得ていくということも起こっています。マラッカ海峡などにおいては、低速
航行を強いられる、多くの国の領海が入り組んでいることで海域においての取
締りが難しい、という背景もあります。被害の届出が忌避されることもあり、
これが海賊情報の把握を一層困難にしています。被害の届出をすると、被害に
あった船会社の評判が低下したり、保険料を値上げされたりすることがあるの
です。また、1997年以降のアジア金融危機による経済不況と貧困増加、政情不
安や、米ロの海軍縮小も海賊事件多発の原因としてあげられます。
近年では海賊の活動範囲が広域となったり、船名を変えるなど手口が巧妙化し
たりで、一国のみでの対応が困難になっています。国ごとに海上治安維持能力
が異なることも、海賊が横行する余地となっています。

▼ 海賊に対する取り組み
海賊対策には関連各国が海上治安維持能力の向上を図るとともに、連携して対
応できるシステムの充実が求めれています。
日本の海上輸送による貿易は、その大半が海賊事件多発海域を通らざるをえな
いため、海域の安全は大変重要です。船舶と海上保安庁、沿岸国の間で警報・
ホームページ・セミナーなど通して情報を緊密化し、取締能力の向上のために
沿岸国との連携訓練を行っています。2004年には東京で「アジア海上保安機関
長官級会合」を開催し、海賊対策と海上テロ対策分野での協力強化のための
「アジア海上セキュリティ・イニシアチブ2004」の採択にも合意しました。現
在この採択に基づき、巡視船や航空機を東南アジア周辺海域に派遣し、公海上
においては海賊や海上テロに備えたパトロール、寄港国の海上保安機関との連
携訓練や日本関係船舶との連携訓練などが行われています。
このように、関連各国が連携して取締りを強化することは大切ですが、海賊問
題解決のためには、海賊を生じさせる社会的要因にも目を向けていかねば根本
的な解決にはなりません。この問題にはさまざまな発生要因がありますが、貧
困によって海賊をして生活せざるを得ないという人々がいるなかで、そのよう
な人々のための生活環境改善にも力を注ぐことも重要となります。海賊行為は
決して肯定されるものではありません。しかし、貧困のため生きるために犯罪
をおかさねばならない状況に目をむけることも大切なのではないでしょうか。

(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html
現在海賊が問題になっていると初めて聞いたときとても驚きました。それまで
は海賊といえば宝探しのような冒険的なイメージが強かったので、今回この原
稿を担当してとても勉強になりました。

■□■ CAREトピックス ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼▽ シネマ アフリカ 2007 −ルワンダの記憶− ▽▼

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

CAREも後援しているシネマアフリカ2007が始まります。
http://www.cinemaafrica.com/

*日時:2007年4月7日(土)〜4月20日(金) 
*場所:渋谷アップリンクX 

*上映作品:
☆ 長編映画  ☆ 
『四月の残像』"Sometimes in April"
(仏/米/ルワンダ ラウル・ペック監督 2005)
『ルワンダ虐殺の100日』"100 days" 
(ルワンダ ニック・ヒュージス監督 2001)
☆ ドキュメンタリー ☆ 
『記憶の守人たち』"Keepers of Memory" 
 (ルワンダ エリック・カベラ監督 2004) 
『わたしの目を通して』"Through My Eyes" 
 (ルワンダ カビラ・マツ監督 2004) 
『Homeland(仮)』"Homeland" 
 (ルワンダ ジャクリーン・カリムンダ監督 2006) 
☆ 短編映画 −若手監督の見たルワンダ− ☆
『卒業 ふたたび−僕らは未来に向かって歩き出す−』 
(ルワンダ アユーブ・カサッサ・マゴ監督 2006)
『サミィ、キガリへ行く』 
(ルワンダ オマー・M・シボママ/ギルバート・ンダハヨ監督 2006)
『ルワンダへ捧ぐ聖歌』 
(ルワンダ ティエリー・ダシュミリマナ監督 2006)

* 主催:シネマ アフリカ2007実行委員会 
* 後援:ルワンダ共和国駐日大使館、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、
アムネスティ・インターナショナル・ジャパン、(財)ケア・インターナショ
ナル ジャパン
* 特別協力:ルワンダ・シネマ・センター、HBO Enterprises 
* 協力:多摩美術大学美術館、(株)道祖神、アフリカ平和再建委員会、早
稲田大学平山郁夫ボランティア記念センター、アフリカ日本協議会、ムリンデ
ィ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクト
* 協賛:アタカ通商株式会社 

※ご注意: 上映作品・イベント内容等に変更が生じる可能性がございますが
何卒ご了承願います。
*『Homeland(仮)』の緊急上映決定のため、一部短編作品の上映時間に変更
が生じましたのでお知らせいたします。 
緊急上映作品『Homeland(仮)』(ルワンダ 2006年ジャクリーン・カリムン
ダ監督)を、4月15日(日)〜18日(水)の16:00からの日替わり作品の回において
上映いたします。その時間に当初予定されていたBプログラムおよびCプログラ
ムは、同日の朝10:00からモーニングショーとして上映いたします。すでにチ
ラシをお持ちのみなさまにはご不便をおかけいたしますこと、お詫び申し上げ
ます。 

この件についてのお問い合わせは、info@cinemaafrica.comまでお願いします。

★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
*最近暖かいというか暑いですね〜なに着ていいのかわかりません。紫外線対
策にも力がはいります。(もん)
*読者の方で今月から新生活を迎える方も多いのではないでしょうか。私も気
持ちだけはリフレッシュして新年度を迎えようと思います☆(さちこ)
*シネマアフリカ2007の「4月の残像」は2005年ベルリン映画祭出展作品。映
画としても歴史描写としても定評ある作品だそうです!(新人)

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★☆★メールマガジン・スタッフ募集★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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このメールマガジンを一緒に作ってくれるボランティアさんを募集しています。
ご興味をもたれた方は↓                             
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→ info@careintjp.org

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