世界70カ国で活動するCAREのメンバー、CARE International Japanが発行するメールマガジンです。読むだけで、国際協力のこと、世界の様子が見える!ぜひご一読ください。
- 最新号:2008-09-04
- 発行周期:月刊
- 読んでる人:695人
- 創刊日:2002-02-25
- Score!:-点
- コメント数 : 1
- メルマガID:58587
- バックナンバー:全て公開
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読むだけで国際協力
発行日: 2006/10/1★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★
ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
* 読むだけで国際協力 * 2006年10月1日
< http://www.careintjp.org >
メルマガチームによるブログ<http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora>
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すっかり秋らしい毎日です。食欲の秋、学問の秋、スポーツの秋…皆さんは
何の秋ですか?メルマガボランティアの私たちは国際協力の秋!!10月6日
は「国際協力の日」なのです。
国際協力について考えるきっかけにぴったりなのが今日、10月1日(日)に
行われるグローバルフェスタです!日比谷公園のCAREブース(グリーンエリ
アG-9)で、国際協力の現場を感じてください。活動紹介、CAREグッズ販売
のほか、11時からは、CAREスタッフによるジャワ地震緊急支援活動報告もあ
りますので、ぜひお見逃しなく!
┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 今月のPick Up!・・・女性器切除・女子割礼
■ 国際協力用語事典・・・男子割礼
■ コラム ・・・アフリカの音楽と楽器
■ CAREトピックス1・・・本日!グローバルフェスタに参加します!
CSRシンポジウムを開催しました!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
■□■ 今月のPick Up! ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
女性器切除・女子割礼(かつれい)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全世界のうち、アフリカ・中近東・アジアの一部の地域を中心に28か国で
行われている風習に女性器切除(Female Genital Mutilation・略称FGM/
Female Genital Cutting・略称FGC)あるいは女子割礼(Female
Circumcision)と呼ばれるものがあります。現在でも、年間約200万人の
少女が女性器切除を受けているとされています。
▼FGM/FGCとは?
FGM/FGCは、女性器を取り去ったり、傷つけたりする風習をいいます。通常
は4歳から12歳ほどの子どもを対象に施術され、大人の女性になるための通
過儀礼として賛美されます。伝統的に成年に達した儀式として行なわれます
が、最近では若年化が進み、早い場合で生後数日に行なわれた例もあるとさ
れています。多くのコミュニティでは、FGM/FGCを彼らの遺産と文化的なア
イデンティティの重要な部分とみなしており、しばしばそれが宗教的な義
務であると考えられ、FGM/FGCを行うことが女性の社会的地位における重要
な役割をはたします。FGM/FGCが結婚の条件とされていることも多く、もし
しなかった場合、結婚のときに「欠陥品」とされて親に婚資(男性が花嫁の
父親に支払う財産や労働)が支払われなかったりすることがあるために親が
娘に強要することもあります。結婚までの純潔・処女性を保てるほか、女性
器を取り去り性感を失わせることで女性の性をコントロールできると信じら
れているからです。
WHO(世界保健機構)によると、FGM/FGCは以下の4つのタイプに分類されます。
●タイプ1:クリトリデクトミー (スンナ割礼・clitoridectomy)
クリトリスの一部または全部を切除することをさします。
●タイプ2:エクシジョン(excision)
クリトリスの切除と小陰唇の一部または全部の切除をすることをさします。
地域によっては「出産を楽にするため」と膣がさらに切除されますが、それ
がかえって出産を困難にしてしまうとされています。
●タイプ3:陰部封鎖(ファラオニック割礼・infibulation)
外性器(クリトリス、小陰唇、大陰唇)の一部または全部の切除および膣の
入り口の縫合による膣口の狭小化または封鎖をすることをさします。
●タイプ4:その他の施術(タイプ1〜3に属さないもの)
その他、文化的理由のもとに、女性外性器の一部あるいは全部を削除し、あ
るいは女性の生殖器官を意図的に傷つける行為のすべてのことをさします。
割礼を受ける少女のうち、タイプ1とタイプ2が合わせて約85%、タイプ3が
約15%になるとされています。
▼FGM/FGCの弊害
FGM/FGCを行うのは、村の年長の女性,長老,鍛冶屋などです。彼/彼女らは、
切除をすることにより報酬を得ることができます。切除は、消毒をしていな
いナイフやカミソリなどで行われることもあり、傷口を閉じるのには羊の腸
線を使ったり、樹脂などでノリ付けにしたりします。陰部封鎖の場合は、こ
のときに尿や生理の血が通るように、木切れを差し込んで小さな穴をつくり、
完全に癒着するまでの数週間腰から両足にかけてしばって固定します。この
手術は麻酔や鎮痛剤なしで行われることが多く、泥や灰などが出血を止める
ために用いられることもあります。施術中のショックで意識不明や死亡に至
る場合もあります。たとえ手術を終わらせたとしても不衛生な環境で行われ
ることが多いため手術後の合併症で死にいたるケースも少なくはないそうで
す。陰部封鎖の場合、結婚初夜に夫が縫い閉じられた陰部を切り開く部族が
いるそうです。自力で花嫁の陰部を切り開き性交を果たせなければ面目を失
うとされています。
術後の後遺症も指摘されており、出産のとき産道が萎縮して赤ちゃんがうま
く出てこないこと、貧血、腎障害、月経困難症、失禁、膣狭さく及び陰唇裂
傷、ろう孔(膣と膀胱、膣と直腸の間に穴が開きつながってしまう疾病のこ
と)、性交時の激痛、性行為に対しての恐怖、うつ症状などがおこることも
あります。アフリカで出産時の母子の死亡率がきわめて高い原因の1つだと
もいわれています。
▼FGM/FGCのとらえ方
1994年のカイロ国際人口開発会議において提唱されたリプロダクティブヘル
ス/ライツという言葉があります。これは女性自らが性と生殖の健康とその安
全を守る権利のことです。この視点から、FGM/FGCには保健衛生上、そして人
権上の大きな議論が起こっています。
「リプロダクティブヘルス/ライツ」(CAREメールマガジン2005年9月号用語
集より)→http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/folder/569038.html
また、国際社会においては特に1970年代頃から、先進諸国からみるとこのFGM
/FGCが著しく女性虐待であるとして非難の声が強くあがりました。これに対
して当事国からも、そうした圧力は自国の文化を否定するとの反論の声があ
がりました。文化や価値観は、国・地域によって異なり、その善し悪しにつ
いて議論を進めることはとても容易なことではありません。しかしながら現
在では、女性器切除の廃絶を求めるアフリカ内部からの声と国際的世論とが
手を取り合い、動きが活発化しています。
CARE USAでは、アフリカのコミュニティの重要なメンバー(例えば宗教指導
者や長老、助産師)に働きかけを行いました。これらのリーダーは非常に尊
敬され、社会的に重要な役割を果たします。彼/彼女らに対し密接に働きかけ、
FGM/FGCに起因する健康問題について話しあい、FGM/FGCを行うことの意味合
い、宗教性について議論を深めるためにセミナーを提供しました。その結果、
エチオピアにおいて、70のコミュニティでFGM/FGCをやめることが約束されま
した。文化や価値観の違いという難しい問題ですが、時間をかけて話し合う
ことが可能となり、ゆっくりとしかし確実に、問題は改善の方向へ向かって
います。
CARE USA最新リリース:FGM/FGC特集
→http://www.care.org/newsroom/articles/2006/08/200860830_fgc.asp
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★☆ 国際協力用語事典 ☆★ 「男子割礼」 【Male Circumucision】
割礼は、宗教習俗上の理由で行われ、男子の場合では性器の包皮などを切除
することを指します。多くの男子が一般的に割礼を受ける国としてはユダヤ
・イスラム教国、アフリカの諸部族があげられます。アメリカやフィリピン
などでは衛生上よいという理由で、おもに新生児の男児の男性性器の「陰茎
の包皮」を切除する場合もあります。このように、宗教上の意味合いをもた
ない場合には割礼といわず、「陰茎包皮切除」と呼ばれます。しかし、いく
ら衛生上の理由で行われた場合でも、不衛生な環境で行われた場合は危険な
行為にもなりえます。
(担当:もん http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20645002.html)
FGM/FGCを初めて知ったとき同性として世界でこんなことが行われていると
いうことに非常にショックを受けました。しかし今回、これが簡単にやめさ
せられるような単純な問題ではないことを知り、文化・価値観というものを
考える機会になりました。
■□■ コラム ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アフリカの音楽・楽器 〜文化から生活を知る 〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
広大なアフリカ大陸では、さまざまな気候や風土、民族や生活様式に対応し
て多様な音楽があります。大別するとサハラ砂漠以北の地中海沿岸地域に位
置するマグリブ地方と、サハラ以南の音楽に区分され、他には固有な発達を
とげたエチオピアやエジプト、マダガスカル島の音楽などに分けることがで
きます。
▼マグリブ地方では
モロッコ、チュニジア、アルジェリアなどサハラ以北のマグリブ地方の国は
7世紀にイスラム帝国の領域に入った歴史があり、音楽もイスラム文化の影
響を受けています。各地域でリズム、合奏の細部は異なるものの使用される
楽器はほぼ共通しています。弦楽器ではウードが、太鼓など打楽器ではナッ
カーラが一般的に使われます。ウードは、西アジアから北アフリカの広い地
域で愛用され、アラブ音楽では「楽器の女王」とも呼ばれる代表的な楽器で、
ギターや琵琶などの先祖といわれています。ナッカーラはお椀の形をした木
に皮を張っただけの簡単な太鼓です。これらの楽器以外に縦笛もよく使われ
ます。こうした伝統的な楽器を使った音楽は、結婚式、葬儀、割礼、成人式
など通過儀礼や日常生活の大切な場面で演奏されます。
▼サハラ以南では
サハラ以南には2000を超すといわれる部族がありますが、伝承されてきた音
楽には共通する特色があります。その第1は音楽と日常生活との不可分な関
係です。誕生、結婚、成人式、病気や死、さまざまな宗教儀礼や祭りなどの
行事と深く結びついています。第2に言語との関係があげられます。多くの
アフリカ言語は音の高低によって意味が表され、音楽や歌の旋律も言語の影
響を受けます。“話し太鼓”として知られるトーキング・ドラムは通信手段
として活躍していました。第3には即興性をあげることができます。踊りと
太鼓、歌詩と旋律、楽器と楽器などの場合、伝統的な旋律やリズムの型をも
ちながら、それに固執せず、状況や場所、演奏者の感情によって自由に組み
替えられます。
以下にサハラ以南のアフリカで使われている代表的な楽器を紹介します。
●トーキング・ドラム:西アフリカ(ナイジェリア、ニジェール、セネガル
等)の代表的なドラムです。脇に挟み、腕の力の入れ具合で音程を自在に変
えられます。バチを使って細かい叩き分けが可能で、言葉を模倣することが
できます。音がよく響き渡るので、遠距離の通信手段としても用いられてい
ます。
●レインスティック:アフリカから中南米まで広く伝わったとされる楽器で
す。乾燥させた筒状のサボテンの内側に多くのトゲが並んでおり、スティッ
クを逆さまにひっくり返すと、中に入れた砂や小石などが流れて雨や波のよ
うな音がします。古来より雨乞いの儀式に使われ、世界で最も乾燥している
地域のひとつとして知られる南米チリのアタカマ砂漠では、現在も雨乞いの
儀式の道具として使われています。
●カリンバ: 共鳴箱の上に並んでいる金属や竹でできた棒をはじいて音を出
します。西欧や日本では親指ピアノと呼んだりしますが、アフリカでの呼び
名は国や地方によってさまざまです。典型的なカリンバでは、決められた音
階はなく演奏者がいいと思った音階で弾きます。人に聞かせるというより、
その日の気分にあわせて自分で楽しむようです。
(担当:さちこ http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/3249906.html)
木琴(マリンバ)もアフリカ発祥の打楽器なのだそうです。
■□■ CAREトピックス ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼▽本日!グローバルフェスタに参加します! ▽▼
10月1日(日)、日比谷公園にて開催されるグローバルフェスタ(旧 国際協
力フェスティバル)に参加します。CAREブースはグリーンエリア G-9です。
また、本日11時からは、CAREのブースのすぐ近くのワークショップテントに
て、ジャワ地震緊急支援活動報告を行います。皆さんのご来場をお待ちして
おります!公式サイト→http://www.gfj2006.jp/
NGOとボランティアサイト(おもしろいです)→http://www1.jca.apc.org/icf/
▼▽CSRシンポジウムを開催しました!▽▼
9月25日(月)、CSRシンポジウム「企業と社会の新しいパートナーシップに向
けて――社会的ブランド価値を高めるための協働戦略とは」を開催しました。
国内外における戦略的かつ先進的な事例を多数紹介のほか、パネルディスカッ
ションでは、企業経営者や国際NGO、ジャーナリストなど各界からリーダーをお
迎えし、グローバル社会で勝ち残るための新しいCSR協働戦略について、特に
「社会」そして「NGO」とのパートナーシップをベースとした取り組みに焦点を
当てながら議論が繰り広げられました。
資料はこちら→http://www.careintjp.org/csr0925_report.html
メルマガボランティア・りえのシンポジウム参加報告はこちら
→http://blogs.yahoo.co.jp/care_bora/20371720.html
★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
価値観がぶつかるとき、
どちらかが従わせるor折れるのではなくお互いに理解しあい尊重しよう!
と言うだけなら簡単なのに‥と感じました。(さちこ)
女性器切除や音楽・楽器。
「文化は文化でもいろいろあるんだ」と感じました。(もん)
FGM/FGCの問題には、いつになく胸が苦しくなってしまいました。
グローバルフェスタにぜひお越しください!(めぐ)
CSRシンポジウム、グローバルフェスタと、イベント続きです。
国際協力活動に興味を持つきっかけとなったらうれしいです。(新人)
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★☆★メールマガジン・スタッフ募集★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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