世界70カ国で活動するCAREのメンバー、CARE International Japanが発行するメールマガジンです。読むだけで、国際協力のこと、世界の様子が見える!ぜひご一読ください。
- 最新号:2008-10-02
- 発行周期:月刊
- 読んでる人:617人
- 創刊日:2002-02-25
- Score!:-点
- コメント数 : 1
- メルマガID:58587
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読むだけで国際協力
発行日: 2005/9/1
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ケア・インターナショナル ジャパン メールマガジン
**読むだけで国際協力** 2005年9月1日
< http://www.careintjp.org >
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まだまだ暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。9月のテ
ーマは「水」。この夏は日本でも渇水がニュースになりましたが、世界では
どんな水問題が起こっているのでしょう。暑くて「水が飲みたい」と思った
とき、蛇口をひねれば飲み水が出てくるということ…
私たちの身近にある水への意識も少し変わるかもしれませんよ。
ところで、今回のメルマガは、読者の方からのおたより紹介からスタートです。
■□■ メルマガ読者からのおたより紹介 ■□■───────────────
リニューアルしてとっても読みやすくなり、今まで以上に配信
が楽しみになりました。学生時代は「社会人になっても活動を
続けていく!」と豪語していたのに、日々の忙しさにかまけて、
このメルマガだけがつながりとなってしまいました。なにか
できることがないか、という思いを忘れないために読んでいま
す。(K)
◎皆さんも、ご意見・ご感想をどんどん以下までお送りください!
→ info@careintjp.org
┏━【CONTENTS】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■今月のPICK UP!!
▼水の安全保障
▼水資源と国際協力
■国際協力用語事典
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
■□■ 今月のPICK UP!! ■□■──────────────────
水の安全保障
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▼水と生活
水は地球上の全ての生き物にとってなくてはならないものであり、古代から
文明はいずれも世界を代表する川のほとりに栄えてきました。水は、雲、雨、
氷、海水などに形態を変えながら地球上を循環しています。循環してゆく途
中で河川や湖から取り出された淡水と、地表近くにある地下水が主に水資源
として人間の生活に利用されます。現在、私たちは普段、飲料水や炊事、洗
濯などのために水を使いますが、このように生活用水として使われている量
は日本の場合、国内の水資源使用量の20%未満です。農業用水として約70%
が使われ、残りは工業用水として使われています。世界の多くの国々でも水
使用量の3分の2以上を農業用水が占めており、世界的な水不足は、飲み水だ
けでなく農業用水の不足を意味します。20世紀以降の人口増加に伴い、人類
が必要とする水資源の量も急激に増加してきました。特に乾燥地域における
人口は急増しており、国連の水資源に関する報告書(2002年8月)によると、
2025年には35億人もの人々が水不足に直面するといわれています。さらに石
油の次には、水資源をめぐって国家間で争いが起こると懸念されています。
▼水をめぐる争い
水資源として利用できる淡水は、絶対量が増えることはなく有限な資源です。
また、近年では地球温暖化により気候が変動し、降水パターンが不規則にな
り、洪水や渇水の被害は増加傾向にあります。水資源の危機が深刻さを増す
中、水資源の安全保障が本格的に議論されるようになりました。2002年8月
に世界180カ国の首脳らが参加して、水問題を主要なテーマに、環境開発サ
ミット「持続可能な開発に関する世界首脳会議」が南アフリカで開かれまし
た。また、2003年3月には、第3回世界水フォーラムが日本で開催され、水
問題の持続可能な解決について話し合いが行われました。私たちは島国で
ある日本で生活しているため意識しにくいことかもしれませんが、世界中に
は数カ国を貫流し、国境を構成する国際河川が数多く存在します。河川の周
辺では水利権をめぐって国同士の争いが過去に多数発生し、現在でも争いが
解決していない地域があります。こうした河川では上流国が取水に優位です
が、全ての流域国で水利配分を話し合い、施設開発などに取り組むことが不
可欠です。水資源の安全保障には、安定した水資源の確保と、政治面の安全
保障が水資源の確保に与える影響という二つの意味があるのです。
川と流域の人々の生活は密接に関わっています。最近では、河川を土地も
含めた流域全体のつながりの中でとらえ、川を管理するなら流域全体を管
理していく必要があるという考え方が広まりつつあります。水資源の適切な
配分や確保は、世界中の人々の基本的な人権であるだけでなく、地域紛争の
予防・解決のための重要な要素です。今後、水資源を最も消費する農業にお
いては、農地面積当たりの収穫量を増やすよりも、水1リットル当たりの有効
利用を進めることが求められています。エネルギーの安全保障、食料の安全保
障に続いて、水資源の安全保障に向けて国家・世界レベルでの協調が始まって
います。
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水資源と国際協力
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▼飲み水が足りない!!
現在世界では約12億人の人々が安全な水を手に入れられない状況にあるといわ
れています。途上国では川や池などから直接水汲みを行う様子が多く見られま
す。水汲みは自分の住んでいる所からかなり離れた所まで行かなければならな
い場合もあり、効率のいい水確保の方法とは言えず、女性や子どもにその負担
の多くがかかります。
このように水資源が少ない途上国では、水資源開発は大きな課題となっていま
す。海外からの支援によって、ダムや井戸の設営による水資源の開発も進んで
います。しかし、ダムの建設に伴って住民の立ち退き問題が発生したり、井戸
は地下の水脈を利用しているために、水脈の枯渇によって地盤沈下が起こった
り、水質の危険性といった問題も抱えているのです。
▼水利権と水の管理
水資源の開発に関して忘れてはならないのは、新しく開発された資源の分配
問題です。途上国では人口増加と都市化が進み、都市の住民の経済活動に必要
な水道水の供給のため、上水道施設が拡張され、上水道が川から取る水量が増
加してきています。上水道施設と灌漑施設、電力施設が水を取り合っている状
況では、上流で灌漑施設を使えば下流の上水道施設に水が回らないなどという
問題も起こっており、それぞれが施設を拡張しても、限りある川の水を有効に
活用することができません。
中国の黄河流域では、断水という現象が有名です。上流での森林荒廃と大規模
な水資源開発が進み、下流部では一滴も水が流れない日が何カ月も続くことが
あるのです。かつては中国の河川における水行政は各省政府の権限が強かった
のですが、この問題については中央政府が強力に介入し、上下流の間での水の
利用の調整を図り始めたようです。
水をめぐる混乱や軋轢が生じる理由としては、水利権を公平に分配するための
制度や機関がきちんと機能していないことが挙げられます。水利権という概念
を確固たるものにするには、法整備や調整役を担う行政機関が必要になりま
すが、途上国では水資源開発や水の利用を統括する役所の不在が理由で、水道
局や電力会社などによりダムや堰の建設が勝手になされることがあります。ま
た、川の水量や利権者、分配状況といった情報をきちんと集めるための設備や
体制が整っていないため、情報不足から適切な調整をすることが非常に困難と
なっています。
以上見てきたように、水資源を十分に活用するためには、ただ単に施設の整備
をするだけでなく、水の分配システムを管理していかなければなりません。そ
のためには、水利権概念の定着化や行政の確立を図ることが重要になります。
国家単位での管理が必要になる水資源では行政の管理能力が必要になってきま
す。水資源管理ができる官僚を養成するなど、ソフト面での支援も、水資源の
確保に向けた支援活動には求められているのです。
■□■ 国際協力用語事典 ■□■──────────────────
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
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世界保健機関(WHO)は世界保健憲章において、「健康とは、単に病気にかか
っていない、病的状態が存在しないというだけでなく、精神的、身体的および
社会的観点から見て完全に良好な状態」と定義しています。これに基づいた
「女性の性と生殖に関する健康」を意味するのがリプロダクティブ・ヘルスです。
今日、世界中で、リプロダクティブ・ヘルスを享受できていない人々は数十万
人に上ります。なかでも、女性への差別的な文化や慣習、質の低い教育や性行
為の蔓延、劣悪な衛生状態などが多く残る開発途上国ではその問題が深刻にな
っています。貧しい女性ほど、正しい情報を得ることが難しく、出産年齢は低
くなり、避妊率も低くなっています。またアフリカ、中近東、アジアの一部の
地域約28カ国では「女性割礼」と呼ばれる女性性器の切除が行われており、毎
年200万人の少女に対して行われているといわれます。月経困難や激痛、性行
為への恐怖、HIVへの感染などの後遺症が残り、女性を心身ともに傷つけ、そ
の後の人生に大きな影響を及ぼすといわれます。しかし、この儀式は宗教的な
理由や、その土地や民族に昔から伝わる慣習が関係していることが多いため、
その問題は複雑で、いまだに根強く残っているのです。
このような背景から、個人やカップルが望む時に望む子どもを望む場所で妊娠
・出産できるという、環境を整備することが求められていくなかで、1994年の
カイロ国際人口開発会議において「リプロダクティブ・ヘルス」と、女性が自
らの性を守る権利があるとする「リプロダクティブ・ライツ」が提唱されまし
た。ここで初めて、女性自らが性と生殖の健康と安全を守る権利を獲得したの
です。
いつの時代でも女性は皆、安心して子供を産み育てられる社会を望むはずで
す。不妊、人工授精、人工中絶、性感染症、HIV/AIDS、人身売買、性暴力な
ど性にかかわる問題はさまざまです。しかしこれらは女性の権利に限った問
題ではなく、この先には人口増加や貧困、宗教や人権など、多くの問題があ
るということを私たちは知っておく必要があるでしょう。
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★☆★編集後記★☆★∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
途上国でも安全な飲料水の確保のためミネラルウォーターが浸透しています。
皆が安心して利用できる水道水へのアクセスを確保していきたいですね。(めぐ)
足りないところもあれば、溢れているところもある。そんな不思議なものが
水です。(トリ)
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◆□◆グローバルフェスタJAPAN2005 当日ボランティア募集◆□◆
グローバルフェスタとは?
今年で15回目になる日本最大の国際協力イベントです。(旧称:国際協力
フェスティバル)
より多くの人々に国際協力とは何かを知ってもらい、国際協力への理解と参
加を広める目的で、国際協力市民団体(NGO)・政府・国際機関・自治体・
民間団体など、約200団体の参加で開催されています。
日時 : 2005年10月1日(土)・2日(日) 10:00〜17:00
会場 : 日比谷公園(東京都千代田区)
【ボランティア募集人数】
250名(予定)
【条件】
日本語でコミュニケーションが取れる、18歳以上の方(年齢の上限なし)
【当日の活動予定】
会場の準備、運営(NGO事務局での受付、来場者対応)、クリーンアップ
(ゴミ分別ナビ)、NGOプログラムの準備・運営(クイズラリー、写真展、
チャリティーラン)など
※ 活動内容の詳細は、ボランティア説明会にてお伝えします。
※ 活動日は1日でもOK。但し、両日できる方を優先します。
※ ボランティア参加希望の方は、必ず説明会にご参加ください。
説明会に出席された方のみ参加をお願いしております。
(説明会は全て同じ内容です。いずれか1つにご参加ください。)
なお、チームの仲間と協力して活動できないと判断される場合は、
ボランティアをお願いできない可能性もございますのでご了承下さい。
【参加までの流れ】
1.説明会申込
E-mail、FAX、電話、郵送のいずれかで事務局までご連絡ください。
2.説明会参加
説明会にて活動内容を確認の上、申込書を提出していただきます。
3.当日の担当通知、作業マニュアルなどがボランティア事務局より郵送されます。
4.フェスタ当日
■ボランティア説明会■
【日時・会場】 2005年
9月 3日(土)19:00〜21:00 ちよだプラットフォームスクウェア
8日(木)18:30〜20:30 東京ボランティア・市民活動センター会議室
11日(日)10:00〜12:00 東京ボランティア・市民活動センター会議室
※いずれか1回に出席して下さい。
東京ボランティア・市民活動センター会議室
http://www.tvac.or.jp/page.cgi?page=tvac_access
ちよだプラットフォームスクウェア
http://www.yamori.jp/map.htm
【申込先】
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
担当:北嶋、中川、渡辺 icf@janic.org
Tel:03-5292-2911 Fax:03-5292-2912
↓こちらのURLから申込が出来るようになっています。
http://www1.jca.apc.org/icf/2005p/05apply.html
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グローバルフェスタJAPAN2005には、ケア・インターナショナル ジャパン
も参加します! 皆様のお越しをお待ちしています!
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□シンポジウム「ラオスの未来と国際協力」
−市民の協力はどうあるべきか−
「何もないけれど豊かな国ラオス」には多くの国から多様な援助が集まっ
ている。いま、必要なものはなにか、ラオスの人たちはどのような国を作ろ
うとしているのか。そして、日本がラオスから学ぶものは?
ラオスにおいて、織物の振興、文化・文学の研究に貢献するドアンドゥア
ン・ブンニャウォン氏が、今年度福岡アジア文化賞芸術賞を受賞のため、来
日される。氏は織物による女性の自立、収入向上などに取り組み、NGOへ
の良きアドバイザーでもある。ドアンドゥアン氏、第1回日経アジア賞
(1996年)を受賞のラオス文化研究家ダラー氏、長くラオスへの協力を続け
る国内NGOが一堂に会し、ラオスの伝統と未来、そして日本の市民ができ
ることを、共に考えたい。
●URL:http://www1.jca.apc.org/jvc/join/laos/volunteerteamtop.htm
●日時:2005年9月19日(月・祝)13時開会
●場所:文京区民センター 3-A会議室
東京都文京区本郷4-15-14 TEL:03−3814−6731
都営三田線、又は大江戸線春日駅すぐ
●参加費:500円(ラオスの方は無料)
●日程
午後 0時30分 開場
午後 1時 開会
午後 1時15分 講演 「伝統文化と現在を語る −織物と女性の自立 」
講師 ドアンドゥアン・ブンニャウォン氏
午後 2時30分 パネルディスカッション
「ラオス人の望む未来像 −NGOは何をすべきか 」
●申込:事前の申込は不要
●主催
連絡先 「ラオス・シンポジウム」実行委員会
・JVCラオス担当 川合
(TEL:03−3834−2388 E-mail:chihok@ngo-jvc.net)
・ラオスのこども事務局
(TEL:03−3755−1603 E-mail:deknoylao@nifty.com)
●協力NGO:特活「ラオスのこども」
特活「日本国際ボランティアセンター(JVC)」他
●後援:ラオス大使館
●パネリスト
・ドアンドゥアン・ブンニャウォン氏
・ダラー・カンラヤ氏
・チャンタソン・インタヴォン氏( 特活ラオスのこども共同代表 )
・星野昌子氏( 特活JVC特別顧問 )
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います。ご興味をもたれた方は↓ │
(担当)菅沼まで<m.suganuma@careintjp.org >
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