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読むだけで国際協力
発行日: 2005/1/1★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞∞★∞
ケア・ジャパン ニュースレター
**読むだけで国際協力** 2005年1月1日
< http://www.carejapan.org >
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あけましておめでとうございます。本年もケア・ジャパンのメールマガジン
「読むだけで国際協力」をよろしくお願いいたします。(編集スタッフ一同)
2005年最初のテーマは「貨幣」です。お年玉の季節(?)、日本では新札が発
行されたばかり、とても身近な貨幣ですが、みなさんはこんな貨幣の形、知っ
ていますか?これからの貨幣について考えてみましょう。
【コンテンツ】
★ 地域通貨
★ 電子マネー
★ コラム―額面数字の不思議
【地域通貨】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
地域通貨とは、限定された地域でしか使えない通貨です。他にも、補完通貨・
自主通貨・エコマネーなどと呼ばれています。地域内でお金を循環させること
によって、経済の安定化・活性化をはかるとともに、グローバル化する経済に
よって崩壊しつつあるコミュニティを再構築するという狙いがあります。
地域通貨を提唱したのはシルビオ・ゲゼル(ドイツの経済学者1862〜1930)で
す。ゲゼルはお金もあらゆる自然界の存在と同じように、年をとり最後は消え
ていくべきであると考え、使わずに保有していると値打ちが減ってゆき、貯め
込むことのできないお金を提案したのです。この劣化するお金は「マイナスの
利子」のお金とも言われています。また、ルドルフ・シュタイナー(ドイツの
思想家1861〜1925)は貨幣がどのようなものとも交換できるのは、人が労働に
よって生産物を社会に供給する責任を果たしているからであると考えました。
シュタイナーはお金に25年程度の期限を設けて、価値の高低をつけた「老化す
るお金」を提案しました。
地域通貨の特徴は利子のつかないお金だということです。貨幣改革論者の間で
は「利子」という存在が、現在の貨幣システムにおける最大の問題点だとされ
ています。利子を取ることは誰かが生産したものを先取りすることに通じ、社
会の富に何も付け加えていないのに、富に対する請求権を主張するものだから
です。利子によって豊かな者はより豊かになりますが、貧しくお金を借りなく
てはならない者はより生活が苦しくなってしまいます。地域通貨にはお金本来
の働き、つまりモノとモノ・モノとサービスの交換手段である決済機能しか持
たせていないのです。
元来の地域通貨発行の目的に付け加え、最近では地域のコミュニティの活性化
という側面が強く打ち出されています。それは、市場価値では計ることのでき
ないサービスやモノの価値を、自治体やグループが独自に発行する地域通貨の
価値に反映させることで、コミュニティに与えた利益を評価していこうとする
試みです。ボランティアや地域活動が盛んに行われるようになった今、個人の
持つ能力を持ち寄り、相互扶助をするシステムは重要度を増しています。
また、ネットワークを作り上げ、相互利益のために活用することもできます。
ここで、その代表的な地域通貨を紹介します。
*LETS(地域交換交易制度)
LETSとはLocal Exchange and Trading Systemの略です。1983年、カナダの
バンクーバー島にある人口5万人程度の小さな町で始まりました。あらかじめ登
録した会員同士が、会員にのみ通用する地域通貨を使って会員間で提供しあえ
る財やサービスを取引しあうネットワークです。運営団体が管理する口座内で、
財・サービスを提供した人にはプラスのポイントが、提供された人にはマイナ
スのポイントが付いていきます。運営事務局が定期的に知らせる情報に基づき、
会員同士がお互いに連絡を取り合います。各人が必要に応じてお金を発行する
ので、供給に過不足が生じることがありません。LETSに参加することで、
地域に暮らす人々が助け合い、新たな人間関係を築くことにもつながります。
現在、地域通貨はヨーロッパやアメリカを中心に世界中に広がっています。ゼ
ロ利子の通貨、助け合いという点では共通していますが、使われる地域により
様々な目的・形態をもって流通しています。地域通貨は自分たちでお金をつく
り、住民自らの意思によって始められるので、貨幣を持つ者の権力の支配を受
けません。地域通貨への取り組みは、現在の通貨システムに対する私たちの価
値観の変化を生み出すことでしょう。
【電子マネー】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
電子マネーとは、現実に流通している貨幣価値により裏付けられた、電子的な
価値情報であり、支払いの手段として利用可能なものを指します。電子マネー
は、それを使用する媒体の違いにより、次の二つに分類することができます。
一つは、専用のICチップに貨幣価値データが記録されるICカード型電子マネー
です。その代表例として、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica(スイカ)」が
挙げられます。もう一つは、インターネット上で使われることを主目的として、
通信ネットワークの中にだけ存在する、ネットワーク型電子マネーです。その
代表例として、KDDコミュニケーションズの「Millicent(ミリセント)」が挙げ
られます。これは、貨幣価値データの管理を行うソフトウェアをパソコンなど
に取り込み、ネットワークを通じて決済を行います。
こうした電子マネー誕生の背景には、インターネットの普及が大きく影響して
います。現在、世界中で普及したインターネットにより、地球規模のサイバー
スペースが誕生しました。サイバースペースとは、コンピューターネットワー
ク上の仮想空間のことであり、それにより、現実社会はボーダーレスな情報ネ
ットワーク社会へと変化していきました。こうして発展してきたネットワーク
社会において電子商取引をする場合に、事前に面識のない両者による即時決済
の存在が必要になります。そこで、電子的な信号で貨幣価値を流通させる「電
子マネー」が注目されるに至ったのです。
このようにして登場した電子マネーのさらなる普及が社会経済に与えるインパ
クトとしては、主として金融業への影響が予想されています。具体的には、今
まで独占的に決済業務を行ってきた銀行機能が低下する可能性があります。な
ぜなら、電子マネーの基礎となっている技術は、高度ではありますが、一定の
知識と資本力があれば、誰にでも開発でき、利用者として参加できるものだか
らです。したがって、金融の自由化とあいまって、他業界から金融業界への参
入も大いに考えられます。加えて、中央銀行の地位も相対化され、金融政策の
効果も小さくなるかもしれません。
このほか、新たなビジネスの可能性が指摘されています。具体的には、これま
で取引に費用がかかりすぎるために売買の対象にならなかったモノについて、
電子マネーを用いることにより、市場が成立することが考えられます。たとえ
ば、一つの本やCD−ROMの情報の一部分だけをインターネット上で購入するとき、
非常に小額の資金を遠方に送金するのはいかにもコストがかかりますが、これ
を電子マネーで行えば、低コストで済みます。輸送コストがほとんどかからな
いため、電子マネーによる国内外の取引が活発化する可能性もあります。
ただし、電子マネーの技術は、日々進歩しているとはいえ、その安全性の面で
は既存の銀行券や銀行口座を通じた決済ほどの信頼は得ていないのが現状です。
ですから、今後も研究開発や実験等を通じ、偽造、複製、二重使用といった不
正の可能性やデータの消失、システムダウン等の事故の可能性がどれだけ小さ
いかを示していく必要があり、それらが今後の課題となっています。
【コラム―額面数字の不思議】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
世界各国・各地域で発行される貨幣の額面は、それぞれ特色があります。日
本の場合、発行する貨幣の種類(額面)は財務大臣が決めることになっていま
す。どの国・地域でも、発券当局などが国民の慣習や利便性などを勘案して決
めるのが一般的です。しかし、使用の習慣や利便性では説明のつかない、特殊
な額面数字をもつ貨幣もあります。
○ルーブル
旧ソ連(現ロシア)では3ルーブル札が発行されています。世界的にもあまり
見られないこの「3」という数字ですが、実は、このお札発行には歴史的な経
緯があります。18世紀末に帝政ロシアはオランダで発行されていたダカット金
貨を模倣してやはりダカットと称する金貨を発行しましたが、その価値はロシ
ア通貨の3ルーブルにほぼ同じでした。19世紀になってロシアはダカット金貨の
発行をやめ、代わりに3ルーブル金貨を発行しました。そして後に金貨に代わり、
3ルーブル札が発行されるようになりました。以後、3の額面数字をもつお札や
硬貨がロシアそして旧ソ連の影響下の国々でも発行されるようになったのです。
○チャット
ビルマ(現ミャンマー)では、1985年から87年までに、15・35・45・75・90チャ
ットという特殊な額面数字を持つ一連のお札が発行されました。ビルマ政府は
85年11月3日、流通中の20、50および100チャット札を、予告なしに突然、即日
廃止すると発表しました。このような措置がとられることになった背景には、
密輸で稼いでいる闇商人などの不法所得を摘発するという特殊なねらいがあり
ました。この措置がとられた結果、巨額の100チャット札が闇商人よって破棄
されたと言われています。そして、廃止された貨幣に代わり、新しく15、35お
よび75チャット札が発行されました。その後、87年9月、ビルマ政府は再び35お
よび75チャット札の即日廃止を発表し、新たに45および90チャット札が発行され
ました。
このような大量の通貨の廃止と多種の特異な額面のお札の発行は、前代未聞の
ことでした。これらの半端な数字の額面のお札では、闇商人が多額の蓄財をする
のが不便である反面、日常の支払いにおいては、額面が変わってもお札の組み合
わせにより、さほど支障はないと考えられたからであると推測されています。
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【編集後記】∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
私も地域通貨を利用してみたいなぁ(めぐ)
お年玉は電子マネーでしてみては?(シロウ)
今年もよろしくお願いします。今年こそお金を貯めようと思ってます。(さちこ)
お金は時間でもあり、人の気持ちでもあります。賢くお金を使いたいもの
ですね。(アツシ)
★∞スマトラ沖地震の被害に対する緊急支援にご協力をお願いします★∞∞★
12月26日午前8時(日本時間同10時)にインドネシアのスマトラ島沖で発生し
た大地震の影響による津波被害に対して、救援のための緊急募金を受け付けて
います。皆様からの募金は、ケア・インターナショナルや被災地の現地オフィ
スを通じ、被災地の救援のために使われます。
お振込み先:
郵便振替 00150−4−49006
財団法人 ケア ジャパン
*郵便窓口でケア・ジャパン宛と伝えてください。振込手数料は無料になります。
または、
東京三菱銀行 目白支店 普通 0329545
財団法人 ケア ジャパン
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ケア ジャパンでは、現在、冬募金へのご協力のお願いもしております。
詳細はホームページをご覧ください。
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【お問い合わせ:Step22 事務局 】
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〒 142-0062 東京都品川区小山 6-21-3-601
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