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J.I.News

発行日時: 2008/4/18


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          JIメールニュースNo.346 2008.4.18発行
               職人リレーエッセー(9) 
                 茶筒を海外でも。

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◆◇ 目 次 ◇◆

1.【職人リレーエッセー(9) 茶筒を海外でも。】

2.【第129回「J.I. フォーラム」のご案内】

3.【「スウェーデン自治体調査」報告会のお知らせ】


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1.【職人リレーエッセー(9) 茶筒を海外でも。】

                               開化堂(茶筒司)
                               副社長 八木 隆裕

茶筒を海外でも・・・。そんな思いは、9年ほど前に実家の家業を継ぐ以前
から漠然といだいておりました。一番の大きな理由は、「日本だけでなく海
外の方にも使っていただきたい」という気持ちでした。それに加え、その頃
から日本で言われ始めた「京都・和・手作り」のキーワードが、ブームで終
わる可能性があると考えていたからです。「もし日本でただ単にブームとし
て終わったとしても、海外で本物を知っている方なら買い続けてもらえるの
ではないか」という思いもありました。
ただ、本当に海外で受け入れられるのか、販路はどのようにするのか、輸
送コストはどうするのか等を考え出すと、「難しいのかな」という思いで最初
の3年ほどは過ごしておりました。

その思いが通じるようになったのは、家に戻って3〜4年が過ぎた辺り。そ
れまでの販売先(お茶屋さんに卸させてもらって御茶を詰めて売っていた
だく販売)から、デパート、リビング関係のお店へと販路が一気に増えてき
た頃でした。
その中で、日本のリビング関係の会社で働いておられた方が、独立されて
アメリカでセレクトショップをオープン。そこに、うちの茶筒も置いていただけ
ることとなりました。これが、開化堂の茶筒の海外初進出になるかと思いま
す。
その後、表参道ヒルズでご覧になられた台湾の方に、台湾で総合卸として
販売し始めていただいたり、スイス、イタリア、ドイツでも引き合いが来るよ
うになりました。

昨年末には、ロンドンへ実演販売に行ってまいりました。一昨年、アメリカ
で茶筒をご覧になられたイギリスの方が、京都までわざわざ来ていただい
たことがきっかけとなりました。茶筒をロンドンで取り扱いたいとの申し出
に、折角ならば最初はインパクトがあったほうがより面白いということとなり、
12月のクリスマスセールに向けての実演をしてきました。
イギリスは紅茶の国、しかも一つのものを大切に長く、代々使う国。うちの
茶筒もそんな特徴を備えております。100年前の茶筒をいまだにお孫さん
が修理に持ってきはるくらいです。
しかも、今のロンドンは好景気に加え、ポンド高でもあります。「単純に売価
が2倍となっても、物価が日本の2倍のロンドンではそう高く感じられない」
という感想もありました。そんな事情も合わせて、販売は概ね好調でした。
特に中蓋がお茶のところまで自然と下がっていくタイプの茶筒は、日本の
伝統工芸のイメージと合うのか、向こうの方に人気があり、何度も繰り返し
中蓋を下げて遊んではりました。
実演では茶さじへの名入れをサービスし、オリジナルのクリスマスプレゼ
ントとしてお使いいただけるよう工夫しました。
イギリスにも、紅茶が入って売っている安い茶筒はあり、装飾を施したとて
も高級なものもあります。ただ、その中間で、日常使えてしっかりと機密性
のある茶筒がない、というのが実情です。そう言った意味で、うちの茶筒が
ニーズはあったのかとも思います。

計9日間ロンドンに滞在し、紅茶の文化にも触れ、今後の茶筒製作にも生
かせるアイデアも生まれてきました。また販売が好調なことから、9月にも
う一度ロンドンで実演を行う予定もあります。その時には、今、日本国内で
の販売を開始した「通い茶筒セット」を持って行こうと考えております。
これは、京都の帆布バッグ屋さんとのコラボレーションで、特別に作っても
らったうちの茶筒専用の鞄とのセット商品です。昔、茶舗が量り売りをされ
ていた頃、自宅と茶舗を行ったり来たりして使っていただいていた所謂“通
い缶”に由来します。最近、お茶や珈琲を量り売りされているお店も増えて
きましたので、この鞄にうちの茶筒を入れてお店に行き、そして直接お茶や
珈琲などを詰めなおしてもらいます。そうするとこにより、ゴミも少なくなり、
エコにもなるのではないかと考えております。

日本の伝統工芸品の需要は、日本国内だけでなく、今では日本の文化が
受け入れられている海外にもあると考えております。今後は「フランスのパ
リで実演販売も」とのお話もいただいております。日本での販路もしっかり
と大事にしつつ、少しずつ海外にも販路を求めて頑張っていきたいと思って
おります。


*八木隆裕(やぎ・たかひろ)氏のプロフィール
1974年生まれ。大学を卒業後一旦就職し、その後、家業の開化堂に入
る。父・八木聖二より茶筒製作を教わり、主に職人として製作に携わる。
〔開化堂ホームページ : http://www.kaikado.jp/ 

                            
─────────────────────────────────

2.【第129回「J.I. フォーラム」のご案内】

                 地方議会は必要か
          
地方の疲弊が急速に進んでいます。自治体行政の無駄、国のコントロール
など様々な背景がありますが、そんな中で地方議会は一体何をしているの
でしょうか。「県会議員」、「市会議員」などの言葉にプラスイメージを持って
いる日本人はほとんどいないとすら言われます。本来住民の声を代表して
立法や、予算をつくるはずの地方議会が機能していないのは事実です。イ
ギリス、フランス、スウェーデンなどと比較しながら、市長経験者を含めた専
門家たちに日本の地方議会の問題を徹底検証し、改革の方向を探ります。

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日  時  : 平成20年4月23日(水)
会  場  : 日本財団ビル2階 大会議室
        港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
       (http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
開  演  : 午後6時30分(開場:午後6時)
ゲスト  : 石田芳弘(東京財団上席研究員、前愛知県犬山市長)
       伊藤伸 (構想日本政策スタッフ)
       江藤俊昭(山梨学院大学 法学部 教授)
       木下敏之東京財団上席研究員、前佐賀市長)
       山内 敬(滋賀県高島市 副市長)
コーディネーター : 加藤秀樹(構想日本 代表) 
主  催   : 構想日本
定  員  : 160名
フォーラム参加費 : 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   : 4,000円
            (ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
 ※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
     「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」 
      港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
      (http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/

--------------------------------------------------------------
参加ご希望の方は、4月22日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
 forum@kosonippon.org

お名前

所属

ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない

--------------------------------------------------------------
*参加申し込みに関するお問い合せは、
  事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
  フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607

                            
─────────────────────────────────

3.【「スウェーデン自治体調査」報告会のお知らせ】

                     第21回 東京財団政策懇談会

「地方自治体のガバナンス研究」メンバーがスウェーデンの自治体調査
を通して分かった、表面的な制度比較だけでは見えてこない地方自治の
本質問題を議論します。

【日時】4月24日(木)12:00〜13:30
【会場】日本財団ビル2階 大会議室
【テーマ】「欧州の地方議会に見る地方自治の本質(2)」
【スピーカー】石田芳弘(東京財団上席研究員、前犬山市長)
       福嶋浩彦(東京財団上席研究員、前我孫子市長)
       森 亮二(東京財団研究員、前流山市議会議員)
       伊藤 伸(構想日本政策スタッフ)

◇詳細・お申込みはこちら↓
  http://www.tkfd.or.jp/event/detail.php?id=84

※JIメールニュースNo.343「200年の歴史が作り上げた『自治』の国・スウェ
 ーデン」もご参照ください。
  http://www.kosonippon.org/mail/bk080328.php

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