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J.I.News

発行日: 2004/8/20

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            構造改革はプロ野球から
           JIメールニュースNo.161  2004.8.20
        窓口はこちら! info@kosonippon.org  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
■■ 目次 ■■
1.《構造改革はプロ野球から》

2.《第86回「J.I.フォーラム」のご案内》
                   
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1.《構造改革はプロ野球から》
     ― 権力闘争で結論を出すな! ―

                構想日本政策委員   丹治 幹雄 

読者のみなさんは、それぞれの夏休みを楽しんでいることと思うが、今、
話題になっているプロ野球の問題は、政治や行政、企業が抱えている問題
と共通するものがあるように筆者には思える。
近鉄の合併劇が契機となって、マスコミは1リーグ制か2リーグ制かと、
一連の騒動を報道してきた。この間に、ライブドアの堀江氏の近鉄買収の
提案や、古田選手会長の抵抗、さらには阪神を中心としたセリーグの反旗
など、様々な動きが出てきて盛り上がっているが、このいずれもが利害関
係を有する人たちの既得権益争いだ。
 
筆者は昭和29年生まれで、まさにプロ野球世代の最後の方に位置する。
子供時代の遊びと言えば野球であり、甲子園があこがれであり、そしてV9
の巨人の長島、王をいつも見て育った。この時代は、日本の高度成長とも
相俟って、企業の宣伝広告費として球団を保有する意義も高かったのだろ
う。
 
しかし、一方で経済の低迷から巨額の宣伝広告費として球団を保有できる
企業が限られるにいたり、またサッカーなど他のスポーツの選択肢も増え、
さらには一部の球団の金に飽かせた高額選手の独占で、面白みもうせたこ
とが、プロ野球のビジネスとしての収益性の低下にも拍車をかけ、近鉄が
球団名の命名権などの工夫をせざるを得ない事態になったと考えられる。
 
しかし、同じような事態は野球の本場アメリカでも起こったわけで、かの
地では様々な工夫でこれを解決し、今やメジャーリーグはビッグビジネス
になっている。もちろんアメリカ流が全て正しいと言う気はないが、個々
の球団のエゴとか、ただ選手として延命を図るとかいうことではなく、こ
れから10年、20年続くプロ野球の仕組み作りを、この機会に行うべき
ではないかと思うのだ。
 
そもそも近鉄の問題だけを解決するのなら、何故堀江氏が買収する選択肢
は否定されるのか?一人勝ちの巨人がその権益を守るために1リーグ制を
強行するのであれば、一時的には巨人は潤うかもしれないが、最終的には
プロ野球自体の魅力を失わせる可能性もある。
 
筆者の提言は簡単だ。まだ1千万人はいると思われるプロ野球ファンが、
一人一人例えば1万円を拠出して、ファンドを作る。これを原資に、古田
選手会長はストライキを行い、今年の後半は一切ゲームを行わない。
 
そして、この期間を活用して、プロ野球の仕組み全体を見直す。例えば放
映権のプール化とか、メジャーリーグ並みの課徴金制度の導入とか、高騰
した契約金の見直しとか、2リーグ制の場合の交流試合とか、一軍・二軍
問題とか、全てについて再検討をするのだ。
さらには、先行きの課題としてアジアリーグというのもあるかも知れない。
 
因みに、もし1千万のファンがいて、皆が1万円出せば1000億円だ。
これでスポンサーがいなくなった球団を一時買い支えることも出来る。そ
れにプロ野球が収益を生むビジネスとして再生すれば、拠出した人たちに
はその一部が返る。現行の証券法制などを前提とすると難しい面はあるが、
そんな仕組みだって考えられるではないか?
 
問題は、1リーグか2リーグかということではない。このまま利害関係者
の間で、既得権益争いをさせれば、結局根本的な課題には回答が出ず、相
変わらず企業の宣伝広告としてのプロ野球が残り、ビジネスとしての確立
は先送りとなり、多分プロ野球は死に行く運命だ。
 
今こそ、プロ野球という一つの娯楽をまだ大事に思っている親父たちが、
自分たちの力でこのビジネスモデルを作り出すことに若干のリスクテイク
を行い、本質的な問題に関する真剣な検討をするべきではないか?政治や
行政で構造改革が出来ないとすれば、自分たちの力でまずは身近なプロ野
球から構造改革を、というのが筆者の提言だ。

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2.《第86回「JIフォーラム」のご案内》 

 売り手よし、買い手よし、世間よし
                −CSRって何?日本の商人哲学を見よ!−
-------------------------------------------------------------------
 最近、企業の社会的責任(CSR)が注目されています。株主中心主義と言
われるアメリカですら、企業の価値を株価や利益率だけで判断する時代で
はなくなりつつあると言われています。表題の言葉でわかるように、日本
では、商人哲学として、社会的責任を重視する考え方が伝統的にありまし
た。
 最近の欧米の情況に詳しい藤井氏、企業として実践している斎藤氏、矢
尾氏、コーディネートに専門的に取り組んでおられる足達氏をお迎えし、
欧米におけるCSRの議論を言及しながら、そもそも企業はどうあるべきかを
議論して戴きます。
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日  時:平成16年8月25日(水)
会  場:銀座ソニービル8階 ソミドホール 
開  演:午後6時30分(開場:午後6時00分) 
討論者:斎藤 敏一(株式会社ルネサンス代表取締役社長)
      藤井 敏彦 (経済産業省/元・JBCE事務局長)
     矢尾 直秀(株式会社矢尾百貨店代表取締役社長)
     他 企業経営者
コーディネーター : 足達 英一郎(日本総研創発戦略センター)

主  催:構想日本
定  員:160名             
参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費:3,500円
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。事前申込のみ承ります。
  参加申込をしたのちキャンセルする方は必ずご連絡ください。
-----------------------------------------------------------------
参加ご希望の方は、8月24日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
 forum@kosonippon.org 

お名前

所属

ご連絡先
 
懇親会         参加する      参加しない
-----------------------------------------------------------------
お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)

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◆寄せられたご意見は「読者の声」として以下に掲載しています。
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