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J.I.News

発行日: 2004/6/4

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          国会議員秘書にも色々あります
           JIメールニュースNo.150  2004.6.4
        窓口はこちら! info@kosonippon.org  
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■■ 目次 ■■
1.《国会議員秘書にも色々あります》

2.《J.I. Action Summary》

3.《第84回「J.I.フォーラム」のご案内》

4.《お知らせ》 
                   
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1.《国会議員秘書にも色々あります》
   ― 国会事務所と地元事務所の違い ― (後編)

                    参議院議員秘書 伊藤 伸

 前編で見た通り、国会秘書と地元秘書ではやっている活動は大きく違う。
その中でも代表的に異なる点を5点挙げる。

(1)秘書の目的
 政治に関わる者の大前提として、この国を良くするという意味では目的
は一緒だと思う(この意識のない秘書が結構いることも事実)が、それを
踏まえての目的は異なる。国会秘書は、議員の政策作り、立法作業のサ
ポートが主たる目的であるのに対し、地元秘書の目的は議員が選挙に勝つ
ことである。同時に、頻繁に自分の仕事の結果が表れる国会秘書に対し、
地元秘書は議員の選挙結果が全てだと言える。

(2)目的達成への手段
 党務や国会質問において国会秘書は、色々な情報や選択肢を提供したと
しても最終的には議員の意向通りに動く。しかし地元秘書は、選挙に勝つ
という結果へのプロセスにおいて議員と秘書の考え方が異なることがあり、
議員よりも地元にいる時間の長い自分の方が正しいという確信と信念を持
っている時は、議員と喧嘩してでも自分の考えを通すことも必要になる。

(3)日常的に接する人の職種
 国会秘書が日常的に接するのは、官僚、同一政党の国会議員、勉強会に
代理出席すれば政官民問わず、社会問題に関心を持っている人と接するこ
とが多い。比べて地元秘書が接する人の大部分が選挙区の有権者であり、
その他には自治体議員や各種団体である。

(4)議員と秘書の関係
 これは経験値の域を出ていないが、国会秘書よりも地元秘書の方が、
「○○議員の秘書である」という意識が強いように感じる。地元では、秘
書の言葉が議員の言葉に直結して取られることが少なくないため、挨拶回
りで見解を聞かれた時には、自分ではなく「議員の考えは〜です」と答え
ること多い。しかし国会秘書は、秘書を個人として見る場面が多く、自分
の考えを述べやすい環境になっている。またこの根拠の一つとして、国会
秘書は○○事務所から□□事務所へ籍を移すことが頻繁にある。

(5)勤務体系
 国会事務所は土・日・祝日は閉まるが、地元事務所は盆・正月を除いて
毎日開いている事務所が多い。国会秘書は原則カレンダー通りの勤務体系
である(質問の準備などで休日出勤の場合あり)。また、議員の質問時期
によって忙しさの差はあるが、仕事量にそれほど大差はない。一方、地元
の場合は週末に議員が地元での活動となるため、平日に休みを取らせる事
務所が多い。そして、選挙区内の自治体選挙などがあると、その前は必然
的に忙しくなる。もちろん自分の議員の選挙では国会秘書も地元に動員さ
れるケースがほとんどである。

 これらの相違点によって、国会と地元の秘書をランク化するものではな
い。現制度下の国会議員には、いずれの秘書ともに、何人でも欲しいとい
うことは言うまでもない。秘書制度を考える上では、まず秘書の全体像を
把握しなければ抜本的な改革は出来ないと考える。

 先日、議員立法として提出された改正国会議員秘書給与法が成立した。
内容は、国会議員の配偶者の公設秘書採用禁止、議員の許可を得ない公設
秘書の兼職禁止、65歳以上の公設秘書新規採用禁止、公設秘書給与の全額
直接支給。公設秘書から議員への寄付行為は認めるなど、その場しのぎ的
な法律にしか見えない。今問題になっていることは秘書給与の流用や肩代
わりであり、それは議員歳費や個人献金だけでは今の議員活動に必要な秘
書の数を雇うことが困難だからである。ならば、身内の採用を禁止すると
いうことだけではなく、公設と私設の区別の必要性、政策スタッフと選挙
スタッフのあり方など、もっと掘り下げて考えるべきではないか。

 現状を見る限り、直接雇っている国会議員も秘書の活動の実態を把握し
ているとは到底思えない。また、有権者も一部の秘書の失態をすべての秘
書に重ねてはならない。有能な秘書はたくさん存在する。私の先輩秘書は
先日、著書「若者たちの〈政治革命〉(中央公論新社)」を出版した
(詳細は http://www.chuko.co.jp/new/200405/150134.html )。
 そして何よりも秘書自身が、国民から厳しい目で見られているという現
実をしっかりと受け止め、国を良くするためのサポート活動という根本の
目的を常に肝に銘じなければならない。

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2.《J.I. Action Summary》
■構想日本の5月の主な活動状況■

(1)年金制度改革
●制度の抜本的な見直しを立法府が中心になって与野党間で協議するよう、
水野清氏(元内閣総理大臣補佐官)とともに、河野洋平・衆議院議長に申
し入れ(5/25)。
・基礎年金の位置付けの明確化、運用体制の見直し、など。
 http://www.kosonippon.org/doc/?no=212 

(2)政治改革
●与党の公約の進捗度を定量的に評価、21世紀臨調主催の「政権公約
(マニフェスト)
検証・第1回大会」で公表(5/12)。
・公約の実現率は、自民党が10%、公明党が17%。
 http://www.kosonippon.org/doc/?no=211 

(3)公会計
●「地方公会計研究会」第16回会議開催
・テーマ:CFOとは何か?太田市セグメント財務諸表の取り組み報告、など。

(4)中小企業政策
●中小企業を取り巻く制度を総合的にとらえ、政策のあるべき姿について
検討中。
・切り口のひとつは、「産業福祉」的政策と「産業競争」的政策の整理。

(5)公教育制度改革
●「(公立)義務教育の制度改革」の提言のまとめ(6月公表予定)
・「現場(学校、地域、市町村など)」の創意工夫が活かせる仕組み

(6)医療制度改革
●「医療の質」を高めるための制度改革案を作成中
・医療事故発生のメカニズム解明を切り口に検討


上記のほか、「国と地方(「国のコントロール」解消)」、「公益法人制
度改革」などの政策プロジェクトが進行中。詳しくは、 
 http://www.kosonippon.org まで。
               
           (文責:政策担当ディレクター 冨永朋義)

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3.《第84回「JIフォーラム」のご案内》
                        名は体をあらわす
      −あらためて地名を考えよう。
                   そこから町、さらには国のすがたが見えてくる−
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 かつて権力者が自らの名前をつけた都市名の多くは、はかなく消え去って
いきました。では、住居表示の簡素化や市町村合併の際つけられた、官制、
あるいはお手軽地名は将来どうなるのでしょうか。
 地名には、その地の歴史、風土、生活さまざまなものがこめられていま
す。だからこそ、多くの人が地名に愛着をもち、旧名復活の動きもおこる
のです。
 地名を通してコミュニティのあり方、ひいては日本人一人一人のアイデン
ティティまで大いに議論して頂きます。
------------------------------------------------------------------
日  時:平成16年6月30日(水)
会  場:銀座ソニービル8階 ソミドホール 
開  演:午後6時30分(開場:午後6時00分) 
討論者:今尾 恵介(エッセイスト/日本地図センター客員研究員) 
        松田 昭一(金沢市市民生活部部長) 
        三橋 浩志(日本総合研究所主任研究員/全国地名保存連盟会員) 
コーディネーター:小松俊昭(政策投資銀行/金沢工業大学産学連携室客員
教授)     
主  催:構想日本
定  員:160名             
参加費:2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
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参加希望の方は、下記のメールアドレスにお申し込み下さい。
 forum@kosonippon.org 
-----------------------------------------------------------------
参加ご希望の方は、誠に恐縮ですが6月29日までに出欠の是非を
お知らせ願います。 
お問合せ:構想日本・西田(電話03-5275-5607)

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4.《お知らせ》 
●「権力の道化」 櫻井よしこ  (新潮社)
「新潮45」2〜5月号で道路公団改革の決定プロセスを克明にレポートし
てきたジャーナリストの櫻井よしこさん。これに大幅に加筆修正を加えた
本が出版されました。民営化が全く形だけになった背後に何があったのか。
国民不在の政治家、正義の味方を装いながらその政治家にすりよる「道
化」。これが真実です。

●テーマ:「増えつづけるCO2排出 このままで国際公約を守れるのか?」
日 時:6月16日(水)14:00〜16:00
場 所:参議院 議員会館第一会議室
挨 拶:加藤秀樹(構想日本代表)
講 演:森島昭夫(地球環境戦略研究機構(IGES))
     木村尊彦(東京都環境局都市地球環境部計画調整課)
     藤田和芳(大地を守る会代表)
     井田徹治(共同通信社記者)
     清水康弘(環境省地球環境局地球温暖化対策課)
     鮎川ゆりか(WWFジャパン気候変動プログラム)
     国会議員数名
主 催:WWFジャパン 気候変動プログラム 
 http://www.wwf.or.jp/join/onemore/events/ev2004061601.htm 
後 援:構想日本
問い合わせ先:山岸(WWFジャパン・気候変動プログラム)03-3769-3509
 yamagishi@wwf.or.jp 

構想日本が後援するWWFジャパン主催のシンポジウムでは、日本の温暖化防
止への取り組みについて議論します。
構想日本代表の加藤も開会の挨拶をします。是非、皆様ご参加下さい。

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◆寄せられたご意見は「読者の声」として以下に掲載しています。
 http://www.kosonippon.org/mailnews/log.html 
不掲載をご希望の場合は、必ずその旨をご意見などのメールに明記下さい。
また、氏名、肩書きは、特にことわり書きがなければそのまま掲載します。
イニシャル、匿名、ハンドルネーム使用の場合は必ず明記下さい。 
◆構想日本メールニュースのご購読は下記のアドレスから。
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  す。
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  週刊JIメールニュース  発行:構想日本 発行責任者:加藤秀樹
                        info@kosonippon.org 
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