東京下町の地域情報サイト「下町探偵団」で見つけたとっておき情報、下町に住んで感じたことを、江東区、中央区、台東区、墨田区を中心にエッセイ形式で紹介しています。
- 最新号:2008-02-26
- 発行周期:週刊
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- 創刊日:2001-10-26
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メルマガ下町探偵団80
発行日: 2003/4/24 vol.080/2003.4.24発行
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東京下町の地域情報サイト「下町探偵団」で見つけたとっておき情報、
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01:元さんのとっておき
02:下町探偵団今月のおすすめコーナー
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★☆ 01 元さんのとっておき 第62回 ★☆
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■ 『明暦の大火(前編)』
明暦の大火って知ってます?
1657年(明暦3年)に江戸の街で起こった日本で最大の火事のことです。
いや世界最大かもしれない。火事自体はとても災難なことです。
なにしろ10万7千人以上の人の命が
この火事でなくなっている程の大火事ですから。
しかし、この火事によって江戸の街は大きく進歩します。
特に現在の墨田区、江東区はこの火事によってできた
と言っても過言でないかもしれません。
それ程この火事は意味のあるものだったんです。
明暦の大火は別名振袖火事とも呼ばれています。
これは次のような話からきています。
ある商人の娘で「おきく」という子がいました。
その娘が、花見の時に見かけた若者に一目惚れしてしまいます。
彼女は彼が着ていた着物に似せて振袖をつくります。
ところが娘は間もなく恋の病に臥せったまま明暦元年1月16日、
17歳で亡くなってしまいます。
当時、亡くなった人が生前一番愛用した衣類を、
葬儀の時、棺に掛ける慣わしがありました。
振袖は棺桶にかけられ、文京区本郷の本妙寺で葬儀が行われます。
その後、振袖は古着屋に売られ、別の若い娘の元に渡ります。
ところが翌年の同じ日、この娘も17歳で早死にし、
振袖と共に同じ寺で葬儀が行われます。
また古着屋を経て、次に振袖を購入した別の娘も、
翌年同じ様にして早死してしまいました。
結果的に、同じ振袖が3年続けて同じ月日に、
同じ年齢の娘の葬儀の棺に掛けられて、
同じ寺に来たことになってしまいました。
恐れた親たちが集まり、
この着物を本妙寺で焼いて供養をしようということになりました。
ところが読経供養して燃やしていると、
突如つむじ風が吹いて火のついた振袖は空高く舞い上がり、
江戸中を焼き尽くしてしまったそうです。
そこから振袖火事の名前の由来が来ているんです。
娘の情念が大火事を引き起こした様な、
怪談の題材になりそうな話ですよね。
但しこれはあくまで一説であって、真実は定かではありません。
本妙寺がなんらかの理由で、幕府の要請によって火元の汚名をかぶり、
こんな話を作ったという説もあります。
その証拠に、もし火元であれば厳罰を課せられるはずの本妙寺は
一切お咎めがなかったそうです。
まあ火元はどこであれ、すごい大火事でした。
折りからの強風に煽られて2日間にわたって燃え続けました。
まあ、江戸は人口が密集しているうえ、
日本家屋は紙と木でできてますから燃えやすいってのもあるんでしょうねえ。
結果的に江戸市中のほとんどを焼き尽くす大惨事となり、
この火事で江戸城にまで火が及びます。
江戸城は天守閣まで焼けてしまいました。
まあほとんど江戸は焼け野原ですね。
その後幕府は、江戸の街の復興と共に、防火都市づくりに取り組みます。
火消しの組織もつくられます。
有名な「いろは四十七組」はこの火事によってできたものです。
まず、江戸は狭い地域に人口が密集していたので、
市街地拡張のための開発が行われます。
区画整理が行われ、様々な建物や神社仏閣が郊外に移転されます。
災害時に火事が広がらないように道幅を広げ、
広小路と呼ばれる広場がつくられます。
そこには後に市場が起ち人々の交流の場になります。
瓦葺きや 三階建ての建築は禁止されます。
外敵からの侵入を妨げるために作られなかった橋が
河川に架けられるようになります。
こうして、皮肉にもこの火災をきっかけに
江戸の都市は本格的に整備されていくことになったのです。
さて、肝心の下町はこの火事によってどう変わったのでしょう。
全然本題に入っていないのですが、今回は書きすぎました。
申しわけありませんが、今回は前、後編ということで、
続きは次回に持ち越しにしようと思います。
まあ、あんまり長すぎても読むほうも疲れちゃいますよね。
ただ、下町関連のコラムですからねえ。
ここまではあんまり関係ないって言えば関係ないですよねえ。
つまらない歴史のお話にお付き合いくださってありがとうございました。
でも東京という街は、太田道灌なんて人も居たには居ましたが、
基本的に徳川家康がやって来てできた街です。
だから江戸時代より以前は街なんてないようなものですし、
東京や下町を語るうえでは江戸時代のことは話さないと
先に進まないようなところってありますねえ。
うーん、言い訳っぽいかな。
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★☆ 02 下町探偵団今週のおすすめコーナー ★☆
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