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[BoutReview EXp: 026] マーク・ケァーの真実

発行日時: 2003/6/25

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■■□■ BoutReview EXpress Vol. 026 (Wed, 25 June. 2003) ■□■■
           http://www.boutreview.com/
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● Draw the Additional Line / ニューヨークMMA通信(5)

 マーク・ケァー・ドキュメンタリー映画
 「THE SMASHING MACHINE」(前編)

          Text by シュウ・ヒラタ(ニューヨーク在住) 
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 1998年から2000年の約2年間に渡り、総合格闘技の選手マーク・ケァーを
追い掛けたドキュメンタリー映画「THE SMASHING MACHINE」が、全米
ケーブルTVの最大手HBO(Home Box Office)で1月オンエアされた。
 監督はジョン・ハイアム。シラキュース大学時代、マーク・ケァーと共に
マットの上で汗を流した元アマレス選手であり俳優だ。(もちろん、現在は
監督でもある)
 総合格闘技のメジャー・リーグである日本という国の電波に、この映画が
いつか流れることは間違いないと思うので、全ての内容をここで記すのは避
けたい。しかし、ある程度内容について触れないと、アメリカの一般社会及
び総合格闘技ファンの反応を明確にお伝えすることは出来ないので、まず簡
単にこの「THE SMASHING MACHINE」がどのような映画なのかを説明し
たい。


◆「殺られる前に殺った方がいい」

 考えれば考える程、なぜこの世界に身を置いているのか、自分でもよく判
らない…

 物静かな口調のマーク・ケァーの独白で、この映画は始まる。
「初めは本当に恐かったよ。だってぼくはストリート・ファイターじゃない
んだから」
 しかし生活苦に陥った彼は考えた。何かしなければ、喰っていけない。
「本当にお金がなかったから…」と語るケァー。
 ブラジルのサンパウロで開かれたトーナメントが、総合格闘家マーク・
ケァーのデビュー戦だった。試合前、咽の乾きを潤すために、ディキシー・
カップとも呼ばれている小さな使い捨て用の紙コップでほんの少しだけ水を
飲んだ。その直後、あまりの恐怖と緊張でその水を戻しそうになったのだ。
「信じられなかったね。自分が今からやろうとしてる事を考えたら腸が捻れ
そうになったよ」
 リングに上がり、対戦相手を見たケァーは決心する。
 「殺られる前に殺った方がいい」
 その瞬間、ケァーは自分でも信じられないほどの平常心を取り戻した。そ
して、サイドポジションからの顔面への膝蹴りとパンチの連打で対戦相手を
血祭りにあげたのだ。
 「よし、やれるじゃないか」
 彼はその時、自分の力、自分の持っている才能を再認識したのだ。勢いに
乗ったケァーは、ガードポジションをものともせずに放つ頭突きと顔面パン
チで、この日のトーナメントを制した。

 このブラジルでの活躍が認められ、ケァーはアメリカ最大の総合格闘技の
大会UFCへ出場。オクタゴンという新しい戦場でも比較的かんたんにトーナ
メントを制し、世界の総合格闘技界の表舞台に一気に躍り出たのだ。
 そんなケァーのもとに海外からのオファーがきた。日本で開催されている
PRIDEという総合格闘技のイベントだ。
 インターネット・ラジオ局「eYada」(現在閉鎖)で総合格闘技の番組を
担当するエディー・ゴールドマン氏は語る。

「UFCというのは総合格闘技のブランド名ですね。ここで成功したケァーはP
RIDEにスカウトされたんですよ。PRIDEというのは97年の10月に日本で
始まった総合格闘技のイベントで、UFCと比較すると圧倒的に勝っている点
があるんです。野球場のような大きな会場で興行を打てるPRIDEは、3万、
4万、5万という大観衆を動員する力がある。しかも中継は全て全国ネット。
UFCと比べると莫大な財力があるという事です。ケァーはもっと金が稼げる
職場を選んだ。それが日本だったという訳です」
(このインターネット・ラジオ局「eYada」のオーナーはUFCの元オーナー
SEGだった。それが理由かどうか判らないが、このゴールドマン氏は昔から
極端にUFC寄りの意見を連発し、PRIDEやKOTCなど他の総合格闘技のイベ
ント、またはそれに出場している選手たちに対して厳しい論評を繰り返すの
で、英語圏内のファンの間では賛否両論のディスク・ジョッキーだったが、
この事は映画とは無関係なので別の機会に詳しく述べたいと思う)


◆恐怖との戦い

 PRIDEでも勝ち続けたケァーは、あっという間に世界レベルの大スターに
なった。が、その頃からすでに彼は大きな問題を抱えていたのだ。
 「恐怖と不安を取り除くために」常用している強度の鎮痛剤により、ケァー
の肉体、そして精神はすでにボロボロになっていたのだ。強度の鎮痛剤とい
えば聞こえがいいが、彼が毎日数回も体内に注入していたのは、モルヒネや
アヘンなどを主成分とした麻薬だったのだ。
 ここから映画は、今まで知られる事のなかったケァーの一面を暴露する。
机の引き出しの中から注射器を取り出し、バスルームに行き上着を脱ぎ捨て
る。明らかに注射の打ち過ぎで血管がどす黒く盛り上がっているに二頭筋の
付け根の部分に、何の躊躇もなく針を打つケァー。
「国境をこえてメキシコまで行けば何でも手に入るんだ。それにこれを打つ
と落ち着くんだよ。23日には日本で試合があるし」

 ケァーの次の対戦相手は「北の最終兵器」と呼ばれる総合格闘技界屈指の
ハードパンチャー、イゴール・ボブチャンチンだ。
「そんなに技術に長けているという印象はないけど、とてもタフな選手だか
ら、今までのぼくのキャリアの中でも一番手強い相手になると思う」とイン
タビューに答えるケァー。

 ある記者が質問した。「最後に敗戦を喫したのはいつですか?」
 ケァーは静かに答えた。
 「ぼくは試合に負けたことがないんです」
 試合前の控え室で、どう見ても場違いな黒いイブニング・ドレス姿でうろ
ちょるする女性は、ケァーと同棲中のガールフレンドのダーン・ステイプル
ズだ。ケァーのトレーナーでもあり練習仲間でもあるマーク・コールマンの
コメントがここで流れる。
「奥さんやガールフレンドを試合前の控え室には入れない方がいいと思いま
す。物凄く集中しなくてはいけないですからね」
 しかし、そんなコールマンの考えを物ともせずに、ケァーにちょくちょく
と話しかけるダーン。静まり返った控え室に響くのは、モニターから流れる
実況の声とダーンのハイヒールの音だけだ。
 この日、ケァーは生涯初めて「ノックアウトを喫する」と「試合に勝てな
い」を経験する事になる。当時PRIDEでは反則技だった、グランドの4点ポ
ジションでの頭部に膝蹴りを喰らったケァーは、リング上で失神。一時はボ
ブチャンチンの勝利が告げられたが、試合後ノーコンテストとなったあのPR
IDE.7での試合だ。


◆異常な精神状態

 試合後、控え室でタオルを頭に被り涙に咽せるケァー。
 青ざめた顔のダーンがインタビューに答える。
「自分の愛している人間が傷つくのを見るのは辛いわ。今まではいつもマー
クが一方的に勝ってたから、考えたこともなかったけど、とても恐くなった
わ。でもこの試合のためにマークはほとんど練習しなかったのよ。二週間前
まで私と飲み歩いていたんだから」
 ケァーは目に涙を溜めながら捲し立てる。
「何たって報酬がいいからね。それに1万2000という数の人たちがぼく
の応援をしてくれるんだ。オーガズムなんだよね、そう、ハイだよ、これは。
どんな事よりも一番最高のハイさ」
 不可解なレフリングに対しての不満で興奮気味とも見受けられるが、今ま
で順調に進んできたと思っていた事がどんどんと崩れてきて、精神的に彷徨っ
ている病人のようにも見えるケァー。この後、それを裏付けるようなショッ
キングな会話をカメラが捉えている。

 PRIDEのオフィシャル・ドクターにケァーはこう尋ねたのだ。
「もっと強い鎮痛剤はないの?麻薬とか」
 これに対して「それは許可がないと無理です」と即答するドクター。この
時のケァーのリアクションが全てを物語っている。「許可?」と言ったケァー
はドクターの鼻先で手を横に振ったのだ。英語での会話上、このような仕草
は、そんな事わかってるんだよ、と人を馬鹿にしたような意志表示となる。
公の場で、しかもカメラが回っているのを承知で、オフィシャル・ドクター
に「麻薬はないのか?」と大声で聞くこの時のケァーの精神状態は正常とは
言い難い。ポール・マッカートニ−だって大麻で逮捕されてしまう日本とい
う国で、麻薬はないのか?と堂々と聞くことがどれだけ非常識かつ愚かなこ
とかは、それなりに見識のあるアメリカ人にとっては明確なことだ。この日
のケァーの精神状態は、自分の感情を押さえ切れずに常識を見失うレベルま
で達していたという事なのだろうか?

「闘いの場でエネルギーが無くなり、何もできなくなる。あの時の感覚は本
当に酷いもんだよ。UFCでモーリス・スミスに追い込まれた時、マークはわ
たしのセコンドについてくれてたんだ。モ−リスに殴り続けられるわたしを
見ながら、いつタオルを投げるべきか、彼は悩んだと思うよ。だからわたし
には今のマークの気持がよく判る。でも彼はチャンピオンだから、必ずカム
バックしてくるよ」と語るマーク・コールマン。ケァーの親友でもあるコー
ルマンは、大学時代からの良きライバルでもあるのだ。


◆友の前で見せた涙

 アリゾナに戻ったケァーは、空港から自宅に向かう車の中で、すぐに主治
医に電話をする。
「錠剤よりも注射がいいな。でも、毎日そちらに行って注射を打つ訳にはい
かないからな」
 鎮痛剤という名の麻薬を2年以上も打ち続けたケァーは、遂に肉体が耐え
ることのできるない量の薬を打ち、心臓発作で倒れ救急車で運ばれたのだ。
心臓が一時停止し生死の境を彷徨ったが、何とか一命はとりとめた。

 そこへ大学時代の元チームメイトで親友の二人が現れる。 
 砂漠に囲まれた街の乾いた病室でケァーを抱きしめた後に、親友のひとり
が切り出した。
「白黒ハッキリさせる時が来たんじゃないか?もう二年以上もこんな状態な
んだろう?」
 親友にそう言われたケァーは「わかってるさ」と小声で答え、シーツを握
りしめ道に迷った子供のようにボロボロと涙を流し始める。ニューヨークか
ら来たもうひとりの親友が、ケァーの手を握りしめ暖かい口調で言う。「別
にアリゾナ州フェニックスが大好きで堪らないからここまで来たんじゃない
事ぐらいはわかってるだろう?」遠方から駆け付けてきた親友二人の優しさ
の触れ、自分の身体を蝕んでいる問題の重大さに気付いたケァーは、ベット
の上で泣き崩れる。この映画の中で、一番パワフルなシーンだ。

 退院したケァーは薬を断ち切ることを決心し、自宅のオフィスにある夥し
い量の注射器、注射針をすべてビニール袋に突っ込み、近くのゴミ捨て場に
捨てる。
 そして11月に予定されていたエンセン井上とのシングル戦をキャンセルし、
リハビリ施設にチェック・インしたのだ。
 28日間に渡るリハビリから戻ってきたケァーは、昼間から酒を煽るガール
フレンドのダーンと別れ、親友でもあり元トレーナーでもあるバス・ルッテ
ンの経営する「ビバリー・ヒルズ柔術クラブ」へ足を運ぶ。PRIDEグランプ
リでのエンセン井上戦へ向けて、そして自分自身のカムバックのためへの本
格的なトレーニングを開始したのだ。
「薬を打っていない素面の状態で、果たして闘えるのだろうか?ぼくには定
かじゃなかったんだ」
 そんな邪念を取り払うかのように、ルッテンの組む激しい練習メニューに
打ち込んだケァーは、ここ数年の間では最高のコンディションでエンセン井
上戦に臨み、終始上のポジションをキープし殴り続け、完勝する。
 次は5月のPRIDEグランプリ決勝トーナメントだ。カムバックへの兆しが
見え始めた時、ダーンが再びケァーの前に現れる…。


◆一流のドキュメンタリー映画

 「THE SPECIMEN」(標本、見本)のタイトルで、去年の7月にトライベッ
カ映画祭で上映されたこの作品は、国内での権利を買収したHBO側の「科学
教育番組だと間違えられては困る」という意向のもとタイトルを変えて、今
年の1月12日、「AMERICA UNDERCOVER(アメリカの秘密)」という
ドキュメンタリー映画を放映する番組枠でオンエアされた。
 この「AMERICA UNDERCOVER」とは名前の通り、潜伏捜査、つまり組
織や人間の内部にカメラが入り込み真実を描くドキュメンタリーものをオン
エアするHBOの人気番組だ。放送時間も日曜日の夜10時、堂々のプライム
タイム(ゴールデン・タイム)である。しかし、ベガスのタクシーの運ちゃ
んとストリッパーが車中で交わすエッチな会話を描く、みたいなセックスを
冷やかし程度の視点で際どく扱ったお世辞にも良質とは言えないドキュメン
タリーをオンエアし視聴率を保っていると、一部のインテリ志向の人たちの
間では陰口を叩かれている番組でもあるのだ。(もちろん、マイケル・ムー
アの撮った作品など数々の秀作をオンエアしている素晴らしい番組であるこ
とも事実だ)

 だが、今回の「THE SMASHING MACHINE」は、明らかに上質のドキュ
メンタリー映画だ。
 冒頭の独白と幻惑的な音楽から、マーク・ケァーという人間は、行く先が
わからず自分でもコントロールの効かない場所で彷徨っている、というこの
作品全体に漂うオーラが見事に確立されている。そして、オハイヨ州に住む
実兄の「子供の頃、よくこの部屋で喧嘩したよ。でもマークはいつでも俺を
恐れいたさ」というコメントや、デビュー戦前に「恐くて恐くてしょうがな
かった」というケァー本人のインタビュー映像を通じて、マーク・ケァーと
いう人間は、ストリート・ファイトなどした事のない優しい心の持ち主だが、
稀にみる才能を持ったレスラーではあるがゆえ、生活のためにリアルファイ
トをやることを余儀なくされた、という「設定」を始めの10分間でスムーズ
に描いている。
 しかも、この始め10分間の中に、アメリカの一般社会はまだまだ総合格闘
技を知らない人が多く、練習と経験により培ってきた技術を競うスポーツで
はなく、ただのストリート・ファイトであるという認識を持っている人が大
半だという事実も、主治医のオフィスの待ち合い室で繰り広げられるケァー
と他の患者との会話を通じて見事に説明されている。無駄のないペースで、
しかもナレーションではなく実際の会話を使い要点を押さえる、一流のドキュ
メンタリー映画作りである。


◆総合格闘技を知らない人たちの反応は?

 ただほとんどの視聴者たちは、映画作りや総合格闘技という観点からでは
なく、見たことのないスポーツをしてメシを喰っているある1人の人間の挫
折とカムバックのストーリーとして観ていたハズだ。そんなごく一般の人た
ちは、この「THE SMASHINGMACHINE」を観て総合格闘技、そしてマーク・
ケァーという総合格闘技の選手の生き様を、どのように思ったのだろうか?

 この映画がオンエアされた1月12日の約一週間前のある晩、マンハッタン
のミッドタウンにあるHBO本社の15階で、試写会・パーティーが開かれた。
キャストとスタッフの家族と友人のための集まりなので、マスコミ・プレス
関係者は一切入ることのできないとてもプライベートなものだった。もちろ
んケァーもコールマンもそれぞれ奥さんを連れて姿を見せていた。この試写
会・パーティーに集まった人たちは、この映画作りに携わった人たちの知り
合いばかりで、総合格闘技もケァーやコールマンのことも、全く知らない人
たちばかりだったのだ。

 そんな人たちと色々と話したところ、この映画で一番素晴らしい事は、マー
ク・ケァーという人間が自分の醜い部分を曝け出した勇気だ、という声がダ
ントツで多かったのだ。スポーツを職業にする人間が直面する肉体的・精神
的な葛藤は大変だとか、鎮痛のためといえど麻薬はよくないとか、総合格闘
技というスポーツは凄いとかは危険すぎて称賛できないといった、ありきた
りの意見は聞こえなかった。
 パーティーの会場でも男子トイレの中でも、多くの人たちにただ無言で肩
を叩かれていたケァー。総合格闘技を知らない人たちにとって、マーク・
ケァーはこの映画を通じて勇気を与えてくれたごく普通の人なのだ。

 だが格闘技ファンの筆者にとって、やはり気になるのはこの映画を通じて
始めて総合格闘技を知った人がどのような印象を持ったのか、という点であ
る。
 HBOと言えば、今やエミ−賞の受賞数も毎年トップの全米1のケーブルTV
局だから尚更だ。日本にいる人たちしてみれば、でもケーブルTVでしょ?と
思うかもしれないが、一般世帯でのケーブルTV普及率が憂に80パーセント
を越えているアメリカで、圧倒的人気を誇るHBOでオンエアされるというこ
とは、日本でいえば民放でオンエアされるのと同じ位のインパクトがあると
いっても過言ではない。2年程前にやっとケーブルTVのPPVに復帰した総合
格闘技というスポーツの映像が、このHBOのプライムタイムで流れたのだか
ら、新しいファンを獲得できたのか? 総合格闘技はストリートファイトで
はなくスポーツだという事が認知されたのか? というのがどうしても気に
なってしまうのだ。

 しかしこの試写会・パーティーで聞こえた声を集約した限りでは、映画そ
のものが作品としても素晴らしかったので、総合格闘技うんぬんよりも、あ
あいった生き方を選択した人間のひとつの物語りとして最高だった、という
ものばかりだった。言い方を変えれば、総合格闘技の認知についての話をし
ていたのは、筆者を含めたごく一握りの格闘技フリークだけだったのだ。
 ただ本当の所はどうだったのだろうか?全国のお茶の間でこの映画を観た
人たち、HBOの関係者、そしてトライベッカ映画祭の審査員たちは、この映
画を通じて初めて目撃した総合格闘技という新しいスポーツをどのように捉
えたのだろうか?

 次回は、この映画の監督ジョン・ハイアム氏、そしてプロデューサ−兼撮
影監督のスティーヴ・シュ−スター氏の話を交えながら、この映画がアメリ
カの一般社会、そしてプロ・スポーツの世界にどのような影響を及ぼしたの
かを検証してみたいと思う。◆◆◆



≪自由ケ丘日報(編集後記) 井原芳徳≫────────

 約半年ぶりの発行です。そろそろ再開しようか…、と思いながら、月日が
経ってしまいました。なかなか再開できず申し訳ございませんでした。この
号を契機に、コンスタントに発行できればなと思います。
 今回この内容で発行したのは、かつてケァーの出場したPRIDE-GPの組合せ
抽選会が今日あることとは全く関係なく、バウトレビューの英語版が始動し
たことの告知をしたかったからです。

 その名もずばり「BoutReview USA」。
 アドレスは http://www.boutreviewusa.com/ です。

 編集長は今回のコラムを書いた、シュウ・ヒラタさん。日本版のような
ニュースやレポート主体の内容とは異なり、UFCのダナ・ホワイト社長をは
じめとしたインタビューや、日本の格闘技シーンを英語圏の読者に紹介する
記事が大半です。
 USAのabout usのページに、「real story」を伝えたいと書かれています
が、今回のケァーのドキュメンタリーも、「real story」そのもの。ちょう
ど英語版の紹介に適しているかと思い、今回掲載しました。実のところこの
原稿は冬に書かれていたのですが、タイミングが合わずこのタイミングとなっ
たことをご了承下さい。

 英語がわからないという方も、本誌井田編集長がAllabout Japanで連載し
ているコラム「ジョシュくんのこと」の英語版が掲載されていますので、照
らし合わせながら読めばちょうど英語の勉強になるかもしれません。

 では、次号はなるべく早く出しますので(笑)


────
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 mailto:ed@boutreview.com
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