| >> 記事トピックス一覧 |
[BoutReview EXp: 018] (再送) 8.28 Dynamite! 超妄想追加カード大予測
発行日: 2002/8/18━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■□■ BoutReview EXpress Vol. 018 (Sun, 18 Aug. 2002) ■□■■
http://www.boutreview.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※さきほど配送した内容は、途中で本文が切れてしまいましたので再送します。
こちらが正規版です。ご了承下さい。
-- Contents -------------------------------------------------------------
● コラム/"Seize the day pass!"(シーズ・ザ・デイ・パス)
〜当日券派のあなたに贈る今週の観戦ガイド〜
<番外編>
「賞味期限一週間?:8.28 Dynamite!超妄想追加カード大予測」
Text by 矢作祐輔
●自由が丘日報(編集後記)
「プロレスと格闘技、揺れる本質の狭間で」 井田英登
------AD--------------------------------------------------------------------
■■■■■■■ クレディアの即日振り込みキャッシング ■■■■■■■■
┏━━┓┏ 1.その日のうちに指定口座に即日振り込み━━━━━━━━┓
<特徴>┃2.返済シュミレーションを活用して計画的にご返済 ┃
┗━━┛┗3.ご融資可能かどうかのシュミレーションも簡単にできます━┛
<詳しくはこちら→ http://a.melma.com/p/d?a54d6646997b2630088676a94354002e >
------AD--------------------------------------------------------------------
=======================================================
■ コラム/"Seize the day pass!"(シーズ・ザ・デイ・パス) ■
〜当日券派のあなたに贈る今週の観戦ガイド〜
<番外編>
「賞味期限一週間?:8.28 Dynamite!超妄想追加カード大予測」
Text by 矢作祐輔
=======================================================
話題の格闘技オリンピック「Dynamite !」開催まであと2週間を切った。折よくB
outReviewEXpress刊行再開という事もあり、この大会の見どころを予想しようと思っ
たのだが、原稿を書いている8月16日現在、発表されたのはなんと4試合のみ。石
井館長のコメントでは予定試合数は8〜9だから、これだけのビッグイベントで、
こんなスローペースは逆に不気味だ。普通はチケット販売促進のためにおいしいカー
ドを波状攻撃のように発表して盛り上げていくのが常識的な宣伝スタイルだ。過去
の最大クラスの会場である東京ドームでなら収容可能人員は最大で6万人弱なので、
桜庭vsミルコ、吉田vsホイスの2枚の強力カードを前に立てて、あとのカードは添え
物程度にしても満杯にできたかもしれない。しかし、国立競技場といえばその倍近
い10万人が収容可能だという。格闘技的に言えば史上空前の大会場だ。まして8日
のUFO LEGENDの無惨な動員失敗を横目に、石井館長ほどの興行師が次の手を考
えないはずがない。
それはともかく、カード発表を待ってお薦めカード記事を書いていたのでは間に
合わない。このコーナーの売りは意外な視点からのお勧めカード発見であるから、
メイン級のカードしか発表されていない今のDynamite!をそのままお薦めしても、
マトモすぎてさほど面白くない。
そこで今回は、当たるも八卦、当たらぬも八卦の大妄想、カード予測大会という
禁じ手で楽しんでいただくことにした。おそらくは盆明けの一週間でカード発表が
相次ぐはずだが、どれ一つ当たらなくてもご愛嬌。「賞味期限付き」ということで
今だけでも楽しんでいただければ幸いである。
■バンナ、ラスベガス大会キャンセルの理由を探ると…
Dynamite!に先立つ事10日の8月17日、ラスベガスで開催されるK-1アメリカ大
会では、当初ジェロム・レ・バンナVSマイク・ベルナルドというK-1にとって切り
札的なカードが予定されていた事をご存じだろうか?
7月の末に、このカードはK-1オフィシャルサイトの英語ページとメールマガジン
を通じて、ひっそりとアナウンスされはじめた。だがどういうわけか日本語のペー
ジではこれがいつまでたっても告知されない。両者の対戦は2001年3月横浜アリー
ナ以来。当時マイク・タイソンの招聘にむけて動いていた石井館長は、この対戦の
勝者を挑戦者に指名するつもりだった。1ラウンド終了直前にベルナルドのパンチ
ラッシュで観客がヒートアップ、その歓声でのゴングが掻き消され、バンナはラウ
ンド終了後の攻撃でダウン。K-1史上初の無効試合という結果に終わった因縁の対決
だ。普通こんなおいしいカードが決まったのであれば、日本でも即宣伝に入るのが
常だが、一向にその気配がない。BoutReview編集部でもこの日米の落差に用心して、
このニュースの配信をペンディングしていたと聞いたが、あにはからんや8月8日に
このカードは消滅。結局、ベルナルドはグッドリッジとの対戦する事になり、バン
ナのキャンセルの理由はアナウンスされないままだった。だが、この状況で僕の頭
に浮かんだのは、Dynamite !シフトの影響ではないか?という考えだった。
綺羅星のようなスター揃いのK-1軍団から、誰が国立競技場に登場する事になるか
は、ファンの注目の的だろう。しかし、K-1のレギュラー陣はほぼ全員がDynamite
!出場不可能らしいという情報がある。
まず、カード変更の渦中の人となったベルナルドは、Dynamite !の10日前のラス
ベガス大会にエントリーされている以上、まず常識的にいって出場不可能。バンナ
の代役ゲーリー・グッドリッジが主張する、Dynamite !でのPRIDEルールによるリ
マッチを拒否している。同じくラスベガス出場組のアーネスト・ホーストも、早々
と「今年はK-1専念でいく」と表明している。ステファン・レコは去年から母国ドイ
ツのお隣であるオランダのゴールデングローリーに移籍し総合の練習を積んでおり、
いつでもウェルカム体制だという。だがいかんせんK-1で大きな結果を出していない
こともあり、Dynamite !というビッグマッチに起用するにはインパクトが弱い。
ラスベガス組以外の情勢も芳しくない。ヴァンダレイ・シウバ戦に自ら立候補、
当確と見られていたレイ・セフォーも、7月のK-1福岡大会で左肩の故障が悪化ドク
ターストップ状態。またフィリォは、ブラジルでの極真大会準備があり辞退。当人
は総合進出の意志があるものの、周囲との関係で慎重に構えているという状況であ
り、この人も今年いっぱいはK-1GP専念ということになりそうだ。こうして材料を
集めていくと、K-1戦士はことごとく8月28日のDynamite !には姿を見せられない
事になってしまうのである。
この穴をPRIDEレギュラー陣で埋めることは可能だろうが、それでは通常のPRID
EとDynamite !の差別化ができない。Dynamite !あくまでK-1創始者の石井和義が
プロデュースするということが売りの大会である。そのカラーを明確にするために
は、やはりK-1ファイターの参戦は必須条件なのだ。K-1覇者のハントがようやく重
い腰を上げたのはいいが、ドン・フライとのK-1ルール対決では、あまり意外性が感
じられない。やはり観客動員やインパクトを考えると、バンナの国立登場という話
は夢とも言えないのではないだろうか?
■K-1vs PRIDE・トップ外人対決が実現するとすれば…
さて、ここで忘れてはいけないのはヴァンダレイ・シウバの存在だ。PRIDEレギュ
ラー外人の中で最も人気の高い彼を、石井流にマッチメイクして光らせるには、ど
んな相手を準備すればいいだろう? ここで浮上してくるのが、K-1レギュラー陣の
中で唯一、動向のはっきりしていないピーター・アーツの存在だ。去年末の猪木祭
りでは、小川の対戦相手に名前が上がったものの、結局小川絡みのギャラ騒動の煽
りで参戦自体が消滅してしまった。だが逆に言えばあのとき小川が出場を受諾して
いれば、アーツは猪木祭りのリングに上がり総合デビューを果たしていたことにな
る。それを考えると、やはりアーツの存在は通常の純K-1レギュラー陣とは切り離し
て考えておく必要がある。となると、インパクトや知名度も含めて、ここはK-1 vs
PRIDE外人トップ対決として一枚、このシウバ vs アーツというカードなどは、非
常に話題を呼ぶ可能性がある。問題となるルールだが、K-1とPRIDEルールのどち
らでも興味深い。可能であるならシウバのK-1マッチも、アーツのPRIDEマッチも
見てみたい。迷うところだが、まあ少しだけ現実的になれば、アーツの総合挑戦に
は余りにも準備時間が足りない。ここは、ミルコと渡り合ったシウバのスタンドス
キルをじっくり魅せられる、K-1ルールを選択しておくのが妥当だろう。
■石井館長の全日本プロレスとの提携で、石澤VT再出撃か
また、全日本プロレスとラインが出来たということも、Dynamite ! 関連の情報
として無視できない。石井館長は人気プロレスラー・ビル・ゴールドバークの招聘
に成功し、Dynamite !直後の8.30、8.31全日本プロレス武道館大会への連続参戦を
発表した。しかし、これが単なる選手派遣で終るのだろうか? 石井館長もゴール
ドバーグというスターを貸し出す以上、その見返りに全日本の選手を何名かDynam
ite !に引きずり出したいはずだ。
そこで、即戦力として浮上してくるのは、ケンドー・カ・シンこと石澤常光の存
在だ。新日本プロレスを離れて全日本プロレスへ電撃移籍。アントニオ猪木の勢力
圏から離れた今、PRIDEは卒業、プロレス専念と見られたが、この流れの中なら再
度PRIDE系の大会登場もありうる。
問題は対戦相手だ。通常の石井戦略なら、ここは直属の角田信朗あたりを投入す
るところだが、感動男vsカシンの異次元対決だけでは少しコマが弱い気もしないで
はない。同じ正道会館人脈なら大穴だが武蔵。あるいは館長から「いつでも動ける
準備をしておけ」と通告され、最近高阪剛率いるG-スクエアで総合の練習を始めて
いるという宮本正明なんかも面白いかもしれない。また、7月のK-1福岡大会で、当
初PRIDE軍団との対抗戦要員に挙げられていたノブ・ハヤシも、オランダで総合の
トレーニングも行っているという情報もあり、人選としては十分面白いかもしれな
い。
だが、ここであえてダークホース的に期待したいのは、元K-1ファイターの佐竹雅
昭の存在だ。佐竹もPRIDEに戦場を移してすでに2年。かつて越境ユニット“ホー
リー5”の看板をかかげた佐竹が、全日本プロレスでカシンら新日本出身者グルー
プと対立する天龍源一郎一派の代貸として、Dynamite ! 登場という絵も結構悪く
ないのではないか。無論4月のクイントン・ランペイジ・ジャクソン戦で傷めた腰
の具合にもよるのだが、石井館長一世一代の大博打のリングに、かつてのまな弟子・
佐竹が華を添えるというドラマも見てみたい気がする。
■黒使無双がVTに挑戦!?
また、ゴールドバーグが本当にDynamite !で試合をするのかというのも不確定だ。
現段階では、「来場決定」ということで曖昧な形の発表となっているが、石井館長
としてははやはりVTルールか、それが無理ならせめてプロレスマッチでいいから、
実際にリングにあがるゴールドバーグを見せたいと言う思いがあるようだ。
一方、全日本マットでは、既に一足先に武藤派の太陽ケアと小島聡がゴールドバー
グを迎え撃つと発表されている。しかし、アメリカンプロレスの権化である武藤本
人が、彼に絡まないのというのも不思議な話だ。武藤ほどの嗅覚の効くレスラーが、
えらくあっさり後進に道を譲ってしまったことが逆に引っ掛かる。
現在、巷ではゴールドバーグVS高田延彦の対戦が噂にのぼっているが、折悪しく
高田の夫人である女優の向井亜紀が人工受精手術に失敗してしまった。おそらく高
田はDynamite!参戦どころの状況では無いはずだ。館長にすれば、この獲得したば
かりのプロレス界のスーパースターを、藤田和之のようなプロレスと格闘技の両方
で活躍できるハイブリッド型ファイターとして手元に置く事を考えているはずだ。
だからこそ、格闘技のメソッドを持ちながらプロレスマインドを忘れない高田の起
用も考えたのではないだろうか。その高田参戦の芽が消えてしまうと、ゴールドバー
グを輝かすことができるプロ格闘家というのはなかなかいない。
ここで浮上してくるのは、やはりプロレスラーの起用だ。今からの段階でVTとし
て立派な試合を準備しろというのはほとんど無理な話である。ならば内容はともか
く、せめて華やかで話題性のあるカードを提供すればいい。その点、武藤ならまさ
にうってつけだ。以前、プロレスマッチの範疇とはいえ、ペドロ・オタービオとの
VTスタイルの試合も経験済みだ。まして国立のリングに武藤がゴールドバーグ相手
に立つという絵が描けるとしたら、プロレスファンはそれだけでたまらないはずだ。
ましてそれが、黒使無双、あるいはムタといったペイント系のレスラー姿で異次元
VTマッチに挑むとしたら、普段はプロレスLOVEの武藤でも、この誘惑には勝てな
いような気がするのだがいかがだろう?
■もう一発のメインイベント級Dynamite!があるとしたら、それはタイソンだ
またもう一つ妄想ついでに面白い話をしよう。今回のUFO興行で猪木がタイソン
招聘に失敗したのはまだみなさん記憶に新しいと思う。Dynamite!がUFO&猪木
陣営をライバル視しながらいろいろなプランを仕掛けているらしいことは、過去の
館長の発言などからも解る事実であろう。実際にお互い、敵陣営の鼻を明かすため
に水面下でいろいろな戦略を凝らしている。例えば一旦はUFOの外人エース格となっ
たアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを奪回。Dynamite!に出場させ、触れるモノは
片っ端から粉砕する勢いの“規格外”選手ボブ・サップをいきなりぶつける、一種
の“制裁マッチ”を組んでみせたのもその戦略の一つだろう。この規模の興行とな
れば、客を呼べる選手を何人集められるかが、興行の死命を制する事になる。人気
選手の奪い合いぐらいは当たり前と言っていいのかもしれない。
しかしそうだからといって、Dynamite!に次回UFOの大本命と言われるヒクソ
ンを引っ張り込むのはさすがに不可能だろう。だがこれが同じぐらい世間的な訴求
力をもつマイク・タイソンなら、若干話のニュアンスが変わってくる。そう考える
理由は後述するが、今回のUFO興行では、大会二日前にいきなりアントニオ猪木が、
タイソン来日をぶち上げ周囲をケムに巻いたが、結局失敗。猪木は、タイソンの麻
薬疑惑を理由に失敗を説明したが、今のところそうした事実は浮上していない。む
しろ猪木の派手な失敗は、逆に石井館長の負けず嫌いな性格を刺激したはずだ。
ましてや今、石井館長の居る場所は、K-1アメリカ大会開催地ラスベガスだ。K-1
開催を隠れみのに、実はボクシングのメッカで、タイソン招へいのための最終交渉
を行っていると考えたら、驚天動地のDynamite!な話題になるのでは無いだろうか。
実際去年の春頃、石井館長はタイソン vs ベルナルドの実現にむけて動いた事が
ある。しかしボクシング技術の範疇で戦う事が可能なK-1ルールの場合、破れればそ
の勇名には即傷が付く。その意味でタイソンがオファーを受けるには、余りに大き
なハンデがあったと言うべきだろう。またそこに当時鉄壁のコンビネーションを誇っ
た猪木&PRIDE連合軍が、小川戦をぶちあげてタイソン招聘を巡るK-1サイドとの
鞘当て合戦を演じた事が、その後の猪木祭りでの合従連衡への伏線になったことは
記憶に新しい。またPRIDE陣営は今年2月にもドン・フライvsケン・シャムロック
の勝者がタイソンに挑戦するとのふれこみでアメリカで会見を行なっている。
PRIDEとK-1がタイソンの招聘に執着してきた事は明白である。にもかかわらず
日本の二大メジャー団体の異種格闘技戦を前提としたオファーに、タイソンは決し
て応じる事がなかった。それはひとえに、当時タイソンがボクシング界での返り咲
きにまだ色気を持っていたからに他ならない。
しかし、タイソンも今年で35歳。度重なるスキャンダルによる収監や、周辺スタッ
フとの離反などもあり、衰えは隠せない。今年6月9日に行われたWBC&IBF王者レ
ノックス・ルイスとの対戦では10カウントKOを喫しての敗戦で、現役ボクサーとし
てのキャリアにピリオドを打つのではと噂されたほどだった。かくてボクサー生命
も風前のともしびとなった今、タイソンの周りに張り巡らされていたハードルは、
一年前よりも遥かに低くなったと考えるべきだろう。当然、タイソンの知名度と国
立競技場の収容可能観客数10万人と言うスケールから逆算しても、通常の格闘技大
会を上回る“人件費”を上乗せする事は十分可能だ。
タイソンがWWF(現WWE)に飛び入り参加した過去について、“畑違いのアル
バイト”としてボクシング界はそれを大目に見た経緯もある。日本における総合格
闘技シーンの盛り上がりからすれば考えられないかもしれないが、おそらくDynam
ite!がアメリカ本土の総合格闘技ファン以外の一般市民の間で話題になる事はほと
んどないだろう。いわばタイソンにとって、Dynamite ! 参戦は“おいしいくて手
軽なアルバイト”として、無視できないオファーになる可能性が高い。
■タイソンにぶつける爆弾男は、奴しかいない!
あるいは、もっと飛躍した想像を一つ。
冒頭でK-1側のDynamite ! 要員として挙げたジェロム・レ・バンナの事を思い出
してほしい。彼は1998年の7月に一度K-1を離れ、ドン・キング氏プロモートの大会
で4戦4勝(4KO)の戦績を納めたボクサー活動の過去があるのだ(その後も2000年
3月にもMGMグランドでKO勝ちを記録している)。石井館長によれば、Dynamite
!は統一ルールによるVTイベントではなく、“他流試合”をメインコンセプトに、K
-1、PRIDEルールを始め、数種類の様々なルールで構成される「格闘技オリンピッ
ク」のような大会になるのだという。ならば、その中に純粋なボクシングマッチを
一試合運営する事も十分可能になるわけだ。もちろん、その試合をWBA、WBC、I
BFといったコミッションが認定するかはともかくとして、タイトルやランキングを
一切排除したところで、タイソンVSバンナのボクシングマッチなら誰もが見たいド
リームマッチになるのは間違いない。
ましてバンナは、昨年末の猪木祭りの安田戦の敗北で一度地に落ちた、“ルール
無用、天下無敵の喧嘩番長”の称号を復権させたい気持ちがあるだろう。その相手
としてタイソンというビッグネームは格好どころかそれ以上の好敵手となるに違い
ない。仮にボクシングマッチになって、“餅は餅屋”で圧倒的にタイソン有利だと
しても、ろくに練習もしないで寝技ありのPRIDEルールに挑むよりは、遥かに勝機
があろうと言うものではないか。ましてや今、因縁のライバル・ベルナルドとの再
戦以上のモチベーションをバンナに与えうる試合があるとしたら、僕にはタイソン
戦以外に思い浮かばない。
Dynamite !本番まであと10日たらず。果たして僕のこの妄言は笑い話で終わって
しまうのか? それともハルマゲドン級の大予言になるか? 仮に一戦でも実現す
る事があれば、僕としては万馬券を当てたぐらいの喜びに浸れるだろう。だが賞金
はもちろん、目の前で実現するドリームマッチ自体に対する喜びも大きいことは言
うまでもない。
【編集部注】この原稿の届いた翌日にあたる17日(土:日本時間)、石井館長はラ
スベガスで取材に訪れた記者を集めて懇談会を開き、追加カード「アーネスト・ホー
ストvsセーム・シュルト(K-1ルール)」を発表した。加えて、ヴァンダレイ・シウ
バの参戦決定と「対戦相手は日本人大物プロレスラー」というヒントも口にしたと
いう。このカードも早ければ翌18日には発表されるということで、矢作氏の予想馬
券(1)「ピーター・アーツvs ヴァンダレイ・シウバ」は早くも紙屑となる可能性が高
くなってきた。ますますこの原稿の賞味期限は短くなったと言う事ですね(笑)。
しかし、ホーストvsシュルトのK-1マッチって……Dynamite ! かなあ?
<正真正銘 8・28 Dynamite!正式決定カード全5試合>
(K-1ルール)
アーネスト・ホーストvsセーム・シュルト
ドン・フライ vs マーク・ハント
(PRIDEルール)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ボブ・サップ
(ルール未定)
桜庭和志 vs ミルコ・クロコップ
吉田秀彦 vs ホイス・グレイシー
<矢作祐輔のDynamite!超妄想追加カード全4試合がこれだ!>
(ボクシングルール10回戦)
ジェロム・レ・バンナ vs マイク・タイソン
(PRIDEルール)
ピーター・アーツ vs ヴァンダレイ・シウバ
ケンドー・カ・シン(石澤常光)vs 佐竹雅昭
ビル・ゴールドバーグ vs 黒使無双(orグレート・ムタ)
------AD--------------------------------------------------------------------
転┃職┃サ┃イ┃ト┃ U┃ 2┃ B┃ユ┃ー┃ツ┃ー┃ビ┃ー┃(株)学生援護会
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
□企業求人情報8,000件(技術職・営業職) □職種・年収・勤務地+特色検索
□転職者からのアドバイスを職種別に紹介 □注目企業の採用情報を毎週更新
<詳しくはこちら→ http://a.melma.com/p/d?ba5339387432c65301c997bf5befe37f >
------AD--------------------------------------------------------------------
≪自由ケ丘日報(編集後記) 井田英登≫────────
◆「プロレスと格闘技、揺れる本質の狭間で」
さて、三か月ぶりにBoutReviewEXpressをお届けします。五月に最終の号を出し
た前後から、格闘技界はプロレスの未曾有の大波に晒されました。具体的には年末
の猪木祭りを嚆矢に、4.28 PRIDE.20の菊田vsアレク戦、6.2 K-1 JAPANの富山大
会サップvs中迫戦、6.23PRIDE.21の高山vsフライ戦、そして極め付けは8.8東京ドー
ムのUFO Legendの大会全体です。まだ結果の出ていないDynamite!や、新日本プ
ロレスへの高阪剛の出場決定などの話題はひとまず置くとしても、これらの流れは、
これまでプロレスと格闘技を隔ててきた“ある一線”を大きく揺さぶるものでした。
これまで純プロ格闘技の守護者的存在であったはずの石井館長が、猪木祭りのプ
ロデュースに乗り出した事を契機に、格闘技シーンの光景はみるみるうちにプロレ
スという融通無碍な怪物的存在に侵食されていった気がします。こうした変化を前
に、僕はこの現状を位置付ける文章を書こうとしては何回も挫折する日々を繰り返
してきました。いみじくも、僕らのオピニオンのフラッグシップであるこのメルマ
ガ「BoutReview EXpress」では、「格闘技と言う名の曖昧な領域」という連載を持っ
ていました。ですので、こうした状況下で、格闘技側のマスコミである僕らは、ど
ういう立脚点から日々格闘技を報道していくつもりであるかを、何とかしてみなさ
んに伝えたいと思っていましたが、逆にその意識があまりに強すぎたのも挫折の一
因かもしれません。
そうするうちに、僕らもう一つの媒体を始動しました。
リクルートとのコラボレーションでお送りするAll About Japanでの格闘技
ページです。(http://allabout.co.jp/)こちらは一年以上前にK-1のガイドをという
ことでプロジェクトが進行していたのですが、その間に我がBoutReviewはメインス
ポンサーの倒産という予想外の事態に巻き込まれ、ネット不況のど真ん中に丸裸で
放り出される事になってしまいました。そうするうちにも格闘技界の状況は上記の
ように大きく変わりました。構造的な不況が、それまで順調に成長していた年若き
業界に保守傾向の揺り戻しを掛けているという点で、インターネットと格闘技界の
置かれている状況はそっくりだとも僕は感じました。
ある意味、憂鬱で明日の見えない変化です。しかし、そんな中で宙ぶらりんとなっ
ていたAll AboutのK-1コーナーを、「格闘技総合ガイド」と言う形で再スタートさ
せたいというお話をAllAboutの担当者からいただき、僕ははからずも、この状況を
総括的に考える機会を与えられることになったのでした。そして掴んだ結論は、格
闘技もネットも、闇しか見えない危機状況だからこそ、ひざを抱えて頭の上を嵐が
通り過ぎていくのを待っていてはいけない、もっと状況を的確に見据え、大胆に変
化を求めるべきだということでした。
BoutReviewでは今後、Webの本誌を一種のハブ(車軸)のようにして、さまざま
なパートナーにコンテンツを提供していくという戦略をとる事にしました。
まず、第一弾となるAll About Japanでは、ばうれび編集長である僕個人の視野か
ら、格闘技ファンだけではなく一般にも通じる角度で、格闘技業界の現在の状況や
そこに至るまでの歴史などを解説していくコンテンツを作っていこうと思います。
いわば業界紙的なニュアンスが強くなりますが、逆にこうした構造を解きあかす作
業があってこそ、日々リングの上で繰り広げられる試合を重層的に理解できるので
はないかと思っています。一か月に3本程度のコラムですが、既に6本分が公開され
ています。また、このEXpress発行と前後して、あの混乱を極めた8.8 UFO Legend
という大会の、真の意味と目的を分析した新記事が掲載される予定です。All About
Japanでやりたい事のエッセンスを全てぶち込んだ原稿ですので、ぜひ一度お読み
になって下さい。あとAll AboutにはBoutReview本誌には無かったリンク集も作り
ましたので、合わせてご利用下さい。
(All Aboutの担当者からも月2回程度メールマガジンの発行を依頼されていますが、
こっちのメルマガには、日々業界の片隅を右往左往する一人の格闘技関係者である
僕の、ミクロな日常を映す鏡としてこれまでEXpressに不定期連載していた「時に
放浪、日々朦朧」を、そのまま引っ越しさせることにしました。むろん、好評だっ
た井原君の“貧食日記”はEXpressに残るはずなので、ご心配なく)
また、時期は未定ですが可能な限り早い段階で、僕らのもう一つのフラッグシッ
プ“BoutReview XX(ダブルエックス)”を復刊させるつもりです。既に一年以上
もお休みをいただいているXXですが、EXpress、All Aboutで編集部の解釈を濃く示
す以上、今度はリング上の当事者である選手たちの言葉に慎重に耳を傾け、時にそ
の胸の奥底までナイフで切り裂くことも求められると思います。これまで僕らがXX
でやってきた、じっくり選手の心理に向かい合い、思考のエキスを絞り出していく
作業は、今でも、いや、今だからこそ、絶対大切なものになると思っています。
以前のXXは有料誌面でしたが、それゆえ逆に広い読者層には届かなかったと言う
欠点もありました。今回復刊を目指すにあたっては、外部とのコラボレーションで
なんとかその一部でも無料と言う形に持っていきたいと思っています。この他にも、
携帯端末向けコンテンツ、グッズショップ、そして団体やジムの公式ページ、ある
いはインターネット以外の活字や映像媒体に至るまで、僕らはできる限り多角的に
パートナーを求めながら、彼等とのコラボレーションで、次なるビジョンを探って
いこうと思っています。
眼高手低、ヘッドファーストのへっぴりフォームで失笑を買う事も多いかと思い
ますが、自分たちが夢見た理想に遮二無二食らい付いていく事で、一つ一つを形に
していこうと思う今日このごろです。それだけが、インターネット媒体という僕ら
の立ち位置から、格闘技に抱いた理想を守っていく方法だと思うからです。
お為ごかしではなく、BoutReviewへの皆さんのアクセスが僕らの最高の武器であ
り力になるのです。それがある限り、まだまだくたばりません(笑)。応援して下
さい。
2002年8月18日 嵐の前夜に
BoutReview編集長 井田英登
────
BoutReview EXpress [melma! ID = 00049820]
http://www.boutreview.com/
【編集部代表メールアドレス】(ご意見ご感想はこちらまで)
mailto:ed@boutreview.com
【バックナンバーはこちら!】
http://www.melma.com/mag/20/m00049820/index_bn.html
※BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。
Copyright(c)1997-2002 MuscleBrain's All right reserved
このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます
- Lucky Dip!お薦め懸賞情報
- Lucky Dip!から安心できる本当にお勧めの懸賞情報をお届けします。
- STORM BTO PC
- BTOパソコンインターネットショップ「STORM」がお届けするパソコンユーザー必見のメールマガジンです
- 当たる懸賞 TOKUTOKU
- 豪華商品を当てた人はみんな読んでる?。毎日、厳選したお徳懸賞・プレゼント情報を探し出してき、それをメールマガジンでお届けする。ひと目で分かりやすいの...
- 楽得・納得 ケロッチのグータラ便
- 懸賞・プレゼント・季節のお買い物・グルメ情報・旅の情報などをお届けする総合情報誌です。
- 懸賞Station
- 懸賞Stationが厳選したお薦めな全員・大量・高額・豪華商品プレゼントなどの新着懸賞情報をお届けします!!☆★いろいろ応募してPresentをGe...
![メルマガスタンド[メルマ!]](/img/common/melma_logo.gif)









