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民主党 参議院議員 山根隆治メールマガジン

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民主党 参議院議員 山根隆治メールマガジン2005/3/3「勉強時間」「西武王国で思い起こすこと」

発行日: 2005/3/3

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■民主党 参議院議員 山根隆治(りゅうじ)メールマガジン
▼2005年 3月 3日発行号
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▼指導者の心のうち( 2月25日)

北朝鮮は6ヶ国協議を完全拒否できずに呻吟している。「今の体制
が守られるのなら…」といった表現は、私には金正日総書記の命乞
いに聞こえてならない。
北朝鮮では、体制の側にいる多くの人が今、国家がどのような状況
にあるのか、種々の情報から理解している筈で、孤立感を深め不安
な日々を過ごしているのではないか。トップグループの人々は生命
の危うさを感じているだろうし、その下にあるグループの人々は言
うに言われぬもどかしさを感じているだろう。更に末端グループの
人々は自暴自棄に陥っているかもしれない。

明治以降、日本では国家のリーダーで真の独裁者は出ていないと思
う。アジアではスカルノ、マルコス、東欧ではチャウシェスクとい
った人々の私生活は贅を極めていたり、失脚後、莫大な財産を秘匿
していたことが明らかになったりしたが、わが国ではこういったス
ケールで私腹を肥やした人はいない。

突然記述は変わるが、1945年の日本では自らの生命を絶ち、武士道
魂を示した多くの人々がいた。1945年に終戦となったあの戦争の名
称さえ確定していないが、戦争の客観的評価は、後世の史家に託す
しかないと私は思う。侵略を受けたアジアの人々から見た日本と、
ロシア・アメリカから見た日本とでは大きく異なるだろうし、戦争
の歴史的意味合いも全く違ってくるだろう。今はまだ色々な意味で
生々し過ぎて、冷静にあの戦争を検証できる環境にない。

特攻の創始者と呼ばれた大西滝治郎長官は、玉音放送の翌日8月16
日に自刃しているが、その切腹は介錯をさせず、腹を十文字に切り
頸と胸を刺しながら十数時間、地獄の苦しみを自らに課したという。
以前書いたが、阿南陸相も同様に自決している。戦争そのものの評
価は別としても、軍人として部下の死を自らの死に重ね合わせてい
たからこそできた壮絶な死の選択だった。
大西長官の遺書は、特攻隊員とその遺族への感謝と謝罪に始まり、
後世の日本人には「民族の福祉と世界人類の和平の為、最善を尽く
せよ」と書かれていたという。台湾で徹底抗戦論を訓示した意味も、
アメリカに本土決戦の被害の大きさを説き、和平に誘う願いがあっ
たのではないかという、当時、副官であった門司親徳氏(元・丸三
証券社長)の述懐(文春2月号)もあるいは当たっているのかもしれな
い。

マッカーサーの占領政策や吉田茂の手腕によって、日本が奇跡的な
復興を果たしたというより、夥しい人々の死と犠牲者の平和への願
いや希望が、残された国民を時に突き上げ、時に励まし、繁栄の礎
を創ったのだろうと私は思う。

金正日総書記には、どれ程、国民の幸を願う心があるのか、決して
嫌みではなく、素直に聞いてみたい気がする。



▼「自省録」中曽根康弘著 新潮社を読んで( 2月28日)

著者の本は何冊か読んでいるが、本書は著者の思想、経験など全て
を集大成されたもののようだ。本中にも「遺言書」と記されている。
国会議員を目指そうとする若い人達、現職国会議員には真に必読す
べきものだと思う。ましてや、あわよくば総理大臣になりたい、と
考える人々にとっては、何度も読み返してみる価値は絶対にあると
私は思う。

私の尊敬する政治家だから、いきなり思い入れの強い調子で推薦の
思いを書いてしまった。これ以上書くとファンレターみたいにもな
りかねないので、あっさりペンを措くこととする。
政治に些かでも関心のある方には本書の精読を強くお薦めしたい。



▼勉強時間( 3月 1日)

他人に見せたくない、知られたくないプライバシーが誰にもあるが、
自分の勉強時間やその方法といったものも、その中の1つだろうと
思う。文春の最新号に“経営トップ19人「私の勉強時間」”という
のが掲載されていたので、覗き見るように読んだが、おもしろかっ
た。
時の人であるライブドアの堀江貴文氏のものは、書いたものでなく、
口述筆記させたもののようで、話しがあちこちに飛んでいて同氏ら
しさが出ていた。「勉強時間がある社長さんは、仕事してないんじ
ゃないですか」「東大受験は、苦手な英語だけやればいいと割り切
って単語集を文例から用法まで丸暗記」「僕が稼げるのは、あと3、
4年」といった風の語り調は、歯切れが良い。私やこの特集で寄稿
された人々と全く異なった空気だけに新鮮に感じられる。

私はといえば、文春など月刊誌3冊と仕事の書類に眼を通すのに精
一杯で、とても勉強というところには至っていない。他人の真面目
な話しをしっかり聞くことが1番の勉強、と今は心掛けている。



▼微妙な数字( 3月 2日)

ある知人の行きつけの居酒屋があって、「お店から『山根さんにも
たまには寄ってくれるように伝えて』と言われちゃったから…」と
言うので、1年ぶり位に友人と立ち寄ってみた。その店はカラオケ
も置いていないので、酒を呑みながら談笑するといったところで、
客席は7〜8人でいっぱいになってしまう程度の小さなお店だ。しか
し私は災害みたいな客で、『忘れた頃にやってくる』といった頻度
でしか行っていないけれど、いつもお客さんがいなかったことはな
い。そこそこ繁盛している。
ボトルをキープしておけば、お通しも入れて1,000円あれば楽しめ
る訳で有難いオアシスだ。しかし、私などは若い時、少々見栄っ張
りだから、5度行くところを1度にして、他の客より多めにお金を使
って“良い客”を印象づけようと計算していたような気がする。

この間、件の店で「おあいそして」と言ったら、メモがカウンター
の上に置かれ、数人で行ったのでボトルも新たに入れて7,000円の
請求だった。この数字が実に微妙だのだ。8,000円だったら1万円札
を出して「お釣りはいいです」と思い切れるのだが…。私の心の中
ある吝嗇(りんしょく/ケチ)と見栄の狭間に突き付けられた微妙な
請求額に決断が揺れたが、1年ぶりということもあって結局は見栄
を優先させた。



▼西武王国で思い起こすこと( 3月 3日)

バブルの真っ只中にあった時、堤義明氏は経済雑誌でインタビュー
に応じ、「ゴルフの会員権は只の紙っ切れですよ。こんなものが途
方もない値段で売買されているが、こんなことは長く続くもんじゃ
ない」と発言していた。ご自分が当事者の1人でもありながら、こ
う言ってバブルを喝破した堤氏を私はすごいと思って、この記事を
読んだことを憶えている。

日本中が金、金、金で狂っている時、「やはりこれはどこかおかし
い」と思っているビッグな企業人がいたことに私はホッとしたもの
だが、バブルに踊っていた当時の経済社会環境、西武グループのや
っていた事、置かれていた立場、距離を空けて諸相をクールに眺め
ている自分とを、堤氏はどう自身の心の中で整えていたのか、私に
は興味あるところだ。

西武本社は所沢にあり地元でもあるが、政界では地方議員時代から
ずっと私は野党的立場で、大企業との関わりはなく、西武との関係
もない。しかし、地方行政と西武との種々の問題での折衝ぶりなど
を見聞きしている範囲では、社訓である“感謝”“奉仕”が、地域
社会では必ずしも発揮されていたとは言い難い。

埼玉県西部地域は西武との関係も強く、誰しもが“西武”に愛着を
感じている。1日も早く立ち直って県民にとって誇れる新生・西武
の誕生を期待したい。


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