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ぞうさん通信 2004.6.8
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.ウイルス性胃腸炎が流行しています.下痢が数日続きます.★★,→
2.病原性大腸菌による急性腸炎のお子さんがいます.腹痛,下痢が主症状です.★★,
→
3.マイコプラズマ感染症が流行しています.発熱,頑固な咳が主症状です.肺炎を起
こし,気管支喘息の発作を誘発します.★★,→
4.急性咽頭炎が流行しています. 2-5日間の高熱,咽頭発赤が主症状です.★★,↓
5.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭発赤が主症状です.★★,↓
6.アデノウイルスによる咽頭炎が流行しています.高熱が5-7日続き,扁桃炎を起こ
します.★,→
7.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★,↑
8.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★,↑
9.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★,↓
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行,↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<夜尿症の治療>
夜尿症には「多尿型」(習慣的に水分を多く取る,あるいは尿を濃くする作用を持つ
抗利尿ホルモンの分泌が低下しているために,尿量が多くなる型),「膀胱型」(膀
胱容量が小さいために尿を我慢できない型),「混合型」(多尿型+膀胱型)の3型に
分類されます.
正常の夜間尿量は小学校1-3年生で200ml以下,4-6年生で250ml以下です.多尿型では
夜間尿量が多くなります.おしっこをギリギリまで我慢させた場合の1回尿量は,小
学校1年生で150ml以上,2年生で200ml以上,3年生以上で250ml以上です.膀胱型で
は1回尿量が少なくなります.
夜尿症に対しては「起こさず」「あせらず」「怒らず」が3大原則です.具体的には,
(1)無理に夜間起こさない(夜間に起こすと抗利尿ホルモンの分泌が低下し,尿量が
増え,夜尿がかえって悪化する),(2)水分は朝や昼に十分取り,夕方から少なめに
し,夕食は早めにすませて以後は水分摂取をしない,(3)規則正しい生活をする(夜
更かしや不規則な生活は夜尿を悪化させる),(4)寒さ対策をする(夜尿症の子ども
は冷え性のことが多く,就寝前に入浴してからだを温め,冬には布団をあらかじめ温
めておく),(5)膀胱訓練をする(おしっこをする時にはすぐにトイレに行かずにギ
リギリまで我慢し,膀胱容量を大きくする),などが日常生活でできる対策です.
夜尿症の治療薬には,(1)抗利尿ホルモン剤(点鼻薬,商品名「デスモプレッシン」)
(尿を濃縮して尿量を少なくする作用がある),(2)抗コリン剤(膀胱機能を安定さ
せる作用がある),(3)三環性抗うつ剤(もともとは「うつ病」の薬であるが,抗利
尿ホルモンの分泌を促進する作用と抗コリン作用を持つ)があり,これらを単独また
は複数組み合わせて治療します.
「デスモプレッシン」を使用する際には「水中毒」に気を付けなければなりません.
「水中毒」とは,過剰な水分がからだにたまる状態で,デスモプレッシンの使用量が
多い場合や水分を取り過ぎた場合に起こります.症状は頭痛,吐き気,嘔吐,浮腫
(むくみ)などですが,重症になると昏睡や痙攣が起こります.水中毒を予防するた
めには,デスモプレッシン点鼻の2-3時間前から翌朝までの飲水はコップ1杯程度にす
る,水分を多めに取った場合にはデスモプレッシンの使用を中止する,寝る前に排尿
してからデスモプレッシンを使用する習慣をつける,などの注意が必要です.
夜尿症でお悩みの方は当院にどうぞご相談ください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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