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ぞうさん通信 2004.4.6
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.嘔吐下痢症が流行しています.ロタウイルスが原因です.嘔吐,吐き気,腹痛,食
欲不振,下痢が主症状です.点滴や入院が必要な場合があります.★★★,↑
2.マイコプラズマ感染症が流行しています.発熱,頑固な咳が主症状です.肺炎を起
こし,気管支喘息の発作を誘発します.★,→
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★,→
4.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭発赤が主症状です.★★★,→
5.扁桃炎が流行しています.高熱が続きます.★,→
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行,↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<麻疹ワクチンは生後12-15カ月に!!>
2004年3月現在,新潟市およびその周辺で麻疹(はしか)が小流行しています.麻疹
は医療の発達した現代においても死亡率の高い疾患のひとつです.麻疹に罹患した場
合,直接治療する薬剤はありません.麻疹死を免れるためには,麻疹ワクチンを接種
するしか方法はありません.
2001年の日本の麻疹患者数は286000人と推計され,同年のアメリカ合衆国(米国)に
おける患者数は116人でした.日本の患者数は米国の実数で2500倍,人口比で5000倍
に達します.日本は麻疹予防の点では後進国です.
日本における麻疹の罹患は1-2歳に多いことから,厚生労働省結核感染症課予防接種
係は自治体予防接種担当者あて2003年11月28日に,「麻疹ワクチンの標準接種年齢を
『生後12カ月から生後24カ月』としていたところを『生後12カ月から生後15カ月』に
変更する」ように通知しました.
平成6年に予防接種法が改正され,乳幼児や学童に対する麻疹,風疹,3種混合,日本
脳炎ワクチンなどは,原則として医療機関で個別接種をすることになりました.とこ
ろが法改正から10年経過した現在においても,小さな市町村では集団接種のままです.
集団接種のままの市町村のなかには,麻疹ワクチンの接種日を年間1-2回しか設定し
ていないところがあります.前述した通り,麻疹ワクチンの標準接種年齢は『生後12
カ月から生後15カ月』に変更になったので,3カ月に1度,つまり少なくとも年4回の
接種日の設定を行わない市町村は厚生労働省の通達に違反していることになります.
新潟県では「広域的予防接種制度」があり,どこの市町村に住んでいても,いつでも
希望する医療機関でワクチンの接種を受けることができます.集団接種をまだ行って
いる市町村のお住まいのお子さんで,集団接種を逃してしまった場合には,この制度
を利用して医療機関で個別に接種を受けることができます.集団接種まで待てない,
都合が悪くて行けない,集団でなく個別接種を受けたい場合にも,この制度を利用す
ることができます.利用にあたっては市町村の許可を受ける必要はありません.接種
券や問診票は医療機関窓口に常備してあります.
麻疹は今でも恐ろしい病気です.1歳になったらすぐに麻疹ワクチンの接種を受けま
しょう.1歳のお誕生日から接種を受けることができます.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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