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ぞうさん通信 2004.1.5
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.嘔吐下痢症が流行しています.嘔吐,吐き気,腹痛,食欲不振,下痢,白色便が主
症状です.下痢や嘔吐が頻回の場合には,点滴あるいは入院が必要になります.
★★★,↓
2.マイコプラズマ感染症が流行しています.発熱,頑固な咳が主症状です.肺炎を起
こし,気管支喘息の発作を誘発します.★,→
3.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★★★,→
4.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★★,↑
5.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,咽頭発赤が主症状です.★,↓
6.長岡市,見附市,栄町でA型インフルエンザが発生しました.★,→
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行,↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<A香港型福建株>
2003年12月12日,アメリカ合衆国(米国)疾病コントロールセンター(CDC)はイン
フルエンザ患者が急増していると発表しました.インフルエンザA香港型(H3N2)が
主に流行しており,広範な流行が24州,地域的流行が15州,限局的流行が7州,散発
的流行が4州で確認されました.
2003-2004年シーズン,米国でのインフルエンザは,流行が早期から始まり,米国全
土で拡大すると予想されています.2003年10月4日から12月6日までに呼吸器検
体24906件を検査した結果,6751件(27.1%)がインフルエンザウイルス検査陽性でし
た.
分析を行ったインフルエンザA 香港型(H3N2)ウイルス212株中,25%がパナマ株
(A/Panama/2007/99型),75%が福建株(A/Fujian/411/2002型,パナマ株の抗原変
異株)でした.
日本では2002-2003年シーズンはA香港型とB型が混合流行しました.A香港型の約60%
はパナパ株でしたが,残りの40%はパナパ株からの変異株でした.パナパ株は過去数
シーズン流行しているため多くの人が免疫を獲得しています.もし, 2003-2004年シー
ズンにA香港型が流行する場合には,パナパ株ではなく変異株が流行する可能性があ
ります.
2003-2004年シーズンのインフルエンザHAワクチン製造株は,A型がA/New
Caledonia/20/99(H1N1)およびA /Panama/2007/99(H3N2),B型がB/山東/7/97です.パ
ナパ株が含まれていますが,福建株などが大きな変異を示す性格のものであれば,ワ
クチンの効力が十分でない可能性があります.
インフルエンザは規模の大小こそあれ,毎冬必ず流行します.そろそろ流行が始まる
時期です.手洗い,うがいなどを励行し,十分に注意しましょう.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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