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ぞうさん通信 2003.5.27
はしもと小児科ホームページ
http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.急性胃腸炎が流行しています.半日から1日の嘔吐,その後の下痢などが症状です.
嘔吐,下痢が激しい場合には点滴が必要です.★,↓
2.急性咽頭炎が流行しています.1-2日間の高熱を生じます.★,↓
3.急性扁桃炎が流行しています.5-7日間の高熱が主症状です.★★,↑
4.流行性角結膜炎が流行しています.眼球結膜の発赤,目脂を生じます.★★,↑
5.マイコプラズマ感染症が流行しています.頑固な咳.気管支炎,肺炎を起こし,気
管支喘息の発作を誘発します.★,↑
6.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.★★,→
7.水痘が流行しています.★★★,↑
8.伝染性膿痂疹(とびひ)のお子さんが増えて来ました.★,↑
9.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,→
*麻疹が長岡市,新潟市周辺で高校生を中心に流行しています.乳幼児にも感染が拡
大して来ました.麻疹ワクチン未接種者は大至急接種を受けてください.
*10日以内にSARS流行地域(中国,香港,台湾など)を訪れた方の当院への入場を禁止し
ます.該当する方はあらかじめ電話をして下さい.
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行,↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<起立による身体障害>
猿や人間を除いた動物は四つ足です.四つ足動物では,脊椎(=背骨)は地面と平行
で,頭の高さは心臓とほぼ同じです.
猿や人間は2本足で立つことにより,前足を手として自由に使えるようになりました.
このため頭脳が発達しました.しかし,それと引き換えに,起立は様々な身体的不都
合をもたらしました.
四つ足動物では,自分のからだを4本の足で支えています.脊椎は地面と平行で,頭
の重さが全て脊椎にかかるわけではありません.ところが,人間は起立により重い頭
を細い脊椎で支えなければならなくなりました.手を使うことで頭脳が発達し,脳重
量は重くなり,脊椎にはさらに負担がかかるようになりました.このために起きるの
が,「脊椎ヘルニア」です.首が痛い,腰が痛い,手足のしびれなどの症状を引き起
こします.
四つ足動物では,肛門も心臓の高さとほぼ同様です.ところが,人間は起立をしたた
めに,肛門付近に血液が鬱帯しやすくなりました.このために起きるが,「痔」です.
四つ足動物では,産道が真っ直ぐなため難産はありません.楽なお産を「犬のお産」
と呼ぶのはこのためです.人間は起立をしたことで産道が曲がってしまったため,赤
ちゃんが母体から出にくい構造になってしまいました.起立をすることで「お産」も
大変になったのです.
四つ足動物では心臓と頭が同じ高さにあるので,心臓から出た血液は頭に十分にまわ
ります.しかし,人間は起立をしているので,心臓から出た血液は足の方に溜まりが
ちになり,頭には十分に行ってくれません.このため脳血流が不足気味になり,頭が
ボーとするわけです.「起立性調節障害」(いわゆる「低血圧」)という病気があり
ますが,これもまた起立によりもたらされたものです.起立性調節障害は前思春期か
ら発症することが多く,成人期以後に持ち越す場合もあります.朝起きの不良,立ち
くらみ,めまい,計算能力の低下,腹痛,頭痛,寝付きが悪いなどさまざまな症状を
起こします.現在は数種類の治療薬がありますので,お子さんがこのような症状を呈
する場合にはご相談ください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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