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ぞうさん通信 2003.5.20
はしもと小児科ホームページ
http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/<http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/>
<流行している病気>
1.急性胃腸炎が流行しています.半日から1日の嘔吐,その後の下痢などが症状です.
嘔吐,下痢が激しい場合には点滴が必要です.★★,→
2.急性咽頭炎が流行しています.1-2日間の高熱を生じます.★★,→
3.急性気管支炎が流行しています.3-5日間の高熱,咳が主症状です.★★,↑
4.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.★★,↑
5.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,↑
*麻疹が長岡市,新潟市周辺で高校生を中心に流行しています.乳幼児にも感染が拡
大して来ました.麻疹ワクチン未接種者は大至急接種を受けてください.
*10日以内にSARS流行地域(中国,香港,台湾など)を訪れた方の当院への入場を禁止し
ます.該当する方はあらかじめ電話をして下さい.
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行,↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<亜鉛欠乏性貧血>
貧血にはいろいろな原因があります.もっとも一般的なのは鉄欠乏性貧血で,小児期
では乳児期後半や思春期などの身体発育が著しい時期にみられます.思春期にみられ
る鉄欠乏性貧血はほとんどの場合,鉄剤を服用すれば貧血は容易に改善します.しか
し,まれに鉄剤に対する反応が不良で,貧血が十分に改善されないお子さんがいます.
これらのお子さんは多くは,クラブ活動などで激しい運動をしています.
スポーツ競技者に貧血があることは従来から指摘されていました.原因は不明で「ス
ポーツ貧血」と呼ばれて来ました.最近の研究で,亜鉛の欠乏がその一因であること
が明らかになりました.
赤血球は骨髄で産生されます.心臓や血管内をぐるぐるまわって酸素を運搬します.
古くなった赤血球はその役目を終え,壊れていきます.新しい赤血球が骨髄で産生さ
れ,体内の赤血球の数は一定に保たれます.赤血球の寿命は120日と言われています.
亜鉛が欠乏すると赤血球膜の抵抗性が減弱し,壊れやすくなります.本来120日ある
寿命が短くなって貧血を来してしまいます.
普通に生活している人は1日2500Calのエネルギーを摂取し,亜鉛は12mg必要です.運
動強度が3500Calまで上昇すると亜鉛の必要量は20mgまで増加します.激しい運動で
は10mg程度の亜鉛が体内から喪失してしまいます.日常的に激しい運動をする実業団
選手でも亜鉛の1日摂取量は10mg程度に過ぎません.激しい運動による喪失,食事か
らの摂取不足が原因で亜鉛欠乏が起きてしまいます.
亜鉛は鉄と同様に肉や魚に多く含まれます.このため鉄欠乏と亜鉛欠乏が同時に起こ
りやすいと言われています.鉄剤を服用しても貧血が十分に改善しない場合には亜鉛
欠乏性貧血を疑う必要があります.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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