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ぞうさん通信 2003.4.8
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.長岡市,見附市,中之島町,栄町,与板町などでB型インフルエンザが流行してい
ます.高熱,倦怠感,嘔気が主症状です.★,→
2.急性下痢症が流行しています.ロタウイルスが原因です.水様便,白色便が7-10日
続きます.嘔吐,下痢が激しい場合には点滴または入院が必要です.★★★,↓
3.急性胃腸炎が流行しています.激しい嘔吐,下痢,腹痛が主症状です.★,↓
4.水痘が流行しています.★★,→
5.流行性角結膜炎が流行しています.結膜充血,目脂,咽頭痛が主症状です.★★,
→
6.溶連菌感染症が流行しています.★,→
7.マイコプラズマ感染症が流行しています.頑固な咳が続きます.肺炎,気管支炎を
起こし,気管支喘息の発作を誘発します.★★,→
★ わずかに流行,★★少し流行,★★★流行,★★★★かなり流行,★★★★★爆
発的流行
↓先週より減少,→先週と同程度,↑先週より増加
<ポリオ不活化ワクチン>
2003年3月,厚生科学審議会感染症部会の「ポリオ及び麻しんの予防接種に関する検
討小委員会」はポリオ不活化ワクチンの導入について早急な準備をするように提言し
ました.
現在,わが国で接種されているポリオワクチンは経口生ワクチン(OPV)です.OPVは
腸管免疫を付与できること,免疫の持続が長時間であること,2回の経口投与のため
接種が容易であること,また価格も安いことなどのメリットがあります.しかし,被
接種者の約440万人に1人,被接種者の糞口感染で約580万人に1人の割合でポリオ麻痺
が起きることが分かっています.
これに対し不活化ワクチン(IPV)は,計4回の経皮接種が必要であること,腸管免疫
を誘導できないことなどのデメリットがありますが,被接種者に麻痺を引き起こすこ
ともなく,また周囲に感染を起こすことがありません.
現行のOPVを用いる限り,頻度が非常に低いとはいえ,既にポリオが根絶されたわが
国でワクチン由来のポリオ麻痺が発生し続けることになります.近い将来,ポリオワ
クチンがOPVからIPVに変更されるべきです.
日本のポリオワクチンの接種率は現在95%以上です.OPVからIPVに移行してもこの高
い接種率を保つために,3種混合ワクチン(DPT)と同日に接種するか,あるいはDPT
とIPVを混合することが必要です.具体的には,DPTと同じスケジュールで,生後3-12
カ月に3回接種し,第3回目から12-18カ月あけて第4回目を接種するようになると思わ
れます.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL 0258-61-2400, FAX 0258-61-2402
naoshi@po.next.ne.jp
http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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