ぞうさん通信 |
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<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.★,→
2.急性咽頭炎が流行しています.発熱,頭痛,鼻汁,咳が主症状です.★,↓
3.急性胃腸炎が流行しています.下痢が2-3日続きます.★★,→
4.RSウイルス感染症が流行しています.発熱,激しい咳,喘鳴が主症状です.
気管支喘息の発作を誘発します.乳児では呼吸困難のため入院が必要になる
場合があります.★,→
5.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★★,→
6.秋の花粉症の患者さんが増加しています.ブタクサ,ヨモギなどが原因で
す.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,
★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<Hibワクチンの発売時期>
Hib(ヘモフィルス・インフルエンザb型菌)は,4歳くらいまでの乳幼児に,髄
膜炎や肺炎などを起こす細菌です.毎冬流行するインフルエンザと名前は似て
いますが,全く関係ありません.日本ではHibによる細菌性髄膜炎が年間600人
程度発生していると,推測されています.予後は不良で,約5%が死亡し,約
25%に後遺症が残ります.初期症状は風邪と見分けがつきません.熱が続くの
で検査をしたら白血球増加やCRP陽性が認められる,あるいは嘔吐や全身状態の
不良などの症状が出現して髄膜炎を疑われ髄液検査を行って,ようやく診断に
至ります.近年,各種抗生物質に対する耐性菌の出現が深刻になってきてお
り,Hibも例外ではありません.医療機関や検査機関によっては,髄液から分離
されるインフルエンザ菌の半数近くが耐性を獲得しているというデータがあり
ます.Hib 感染から逃れるためには,Hibワクチンの接種を受けるしか根本的な
対策はありません.
Hibワクチンは欧米やアジアを含む多くの国々で既に承認されており,日本での
認可が長く待たれていました.2007年1月26日,Hibワクチン「商品名:アクト
ヒブ」(製造販売元:サノフィパスツール第一三共ワクチン株式会社,製造
元:仏・サノフィパスツール社,販売元:第一三共株式会社)が日本でもよう
やく認可され,2007年後半には接種がスタートする見込みでした.その後,発
売は延期になり,2008年2月には「アクトヒブ」の発売時期が2008年夏頃になる
と発表されました.しかしながら,日本向け製品に設定した基準を満たすワク
チンの生産に予想以上の時間を要し,未だ発売に至っていません.
2008年9月,製造販売元より2008年12月に日本での「アクトヒブ」の発売開始を
目指していると発表されました.ただし,発売開始直後は流通量が少ないた
め,十分量が供給されない可能性があります.このため,発売当初は小児科医
による登録制を導入する方向で検討されているようです.
日本では,水痘ワクチンやおたふくかぜワクチンも未だ定期接種になっていな
いので,Hibワクチンが定期化されることは当面なさそうです.しかし,アメリ
カ合衆国ではHibワクチンの定期接種開始の2年後には,Hibによる髄膜炎の発症
が99%なくなったつまりほぼ完全に抑制されたという結果が出ています.Hibワ
クチンは,水痘ワクチン,おたふくかぜワクチン,インフルエンザワクチンと
同様に任意接種のワクチンですが,接種を受けることをお勧めします.
「アクトヒブ」の発売時期が決定され次第,お知らせします.今しばらくお待
ちください.
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