ぞうさん通信 |
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<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.★,→
2.急性咽頭炎が流行しています.発熱,頭痛,鼻汁,咳が主症状です.★★,↑
3.急性胃腸炎が流行しています.下痢が2-3日続きます.
4.RSウイルス感染症が流行しています.発熱,激しい咳,喘鳴が主症状です.気
管支喘息の発作を誘発します.乳児では呼吸困難のため入院が必要になる場合
があります.★,→
5.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★★,↑
6.秋の花粉症の患者さんが増加しています.ブタクサ,ヨモギなどが原因です.
★★,↑
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,
★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<こんにゃく入りゼリーによる窒息死事故>
2008年9月30日,国民生活センターは, 兵庫県で7月29日に祖母が1歳9カ月の男
児に凍らせたこんにゃく入りゼリー(製造者名:(株)マンナンライフ,群馬
県富岡市上小林137,商品名:蒟蒻畑マンゴー味)を与えたところ喉に詰まらせ
病院に救急搬送されたが9月20日に死亡した,と発表しました
( http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20080930_1.html ).
同センターによると,1995年以来13年間で17人(1-7歳10人,41歳1人,68歳以
上6人)がこんにゃく入りゼリーで死亡しています.こんにゃく入りゼリーは,
通常のゼリーより硬く,弾力性が強く,溶けないため,喉に詰まりやすく危険
です.2007年,同センターは,「ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーに
よる事故防止のために,−消費者への警告と行政・業界への要望−」という文書
を発表しました.この中で,「過去にテストを行ったときより非常に硬く弾力
性の強い商品群がみられた,普通のゼリーと比べて一目で違うと分かる形状の
ものはほとんどなかった,事故報告のあったこんにゃく入りゼリーの最大径や
体積にはばらつきがみられた,子どもや高齢者に与えないように注意する表示
は6割以上の銘柄では見られなかった,子どもや高齢者に与える場合小さく切っ
て与えるよう注意を促す表示は7割以上に見られた」,と報告しています.さら
に,消費者への警告として「ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーは子ど
もや高齢者に与えてはいけない」,
行政への要望として「ミニカップタイプのこんにゃく入りゼリーの安全性を検
討の上,販売規制も含めた事故防止策の検討を要望する」,製造・販売・輸入
業者に対し「事故防止のためにより一層の指導を要望する」,業界への要望と
して「死亡事故が再発している現状を深刻に受け止め,事故防止のための安全
対策を早急に取り組むよう要望する」と述べています.
日本では,こんにゃく入りゼリーに対する公的な規格や基準の設定や規制は特
に行われていません.食品衛生法を所管する厚生労働省および日本農林規格
(JAS)法を所管の農林水産省ともに,現行の法体制では規制できないとし
て,死亡事故が相次いでいるにもかかわらず放置されたままです.一方,米国
では,FDA(米国食品・医薬品局)が,2001年よりこんにゃく入りゼリー等に
よって窒息の被害が起きる可能性があることを消費者にたびたび警告してお
り,2002年からはこんにゃく入りゼリーを回収するように指示を出していま
す.EUでは,事故が相次いだため2002年にこんにゃく入りゼリーの輸入・販売
を禁止し,2003年にはこんにゃくをゼリー菓子に使用することを禁止しまし
た.韓国では,2004年以降製品の大きさや硬さなどについて厳しい規制が行わ
れています.
こんにゃく入りゼリー,玩具(小さなゴムボール,商品名スーパーボールな
ど),風船,ビニール袋,キャンディー,イクラなどが喉に詰まった場合に
は,激しい咳き込みや呼吸困難(特に息を吸う時)がみられます.応急手当の
原則は,「口の中に指を突っ込んで取り出そうとしてはいけない」ということ
です.乳児の場合には,前腕部に児のお腹を乗せるようにして抱きかかえ,児
の頭が下向きになるようにして,背中の真ん中を平手で4-5回叩きます(背部叩
打法).幼児の場合には,立て膝をして大腿部に児の鳩尾(みぞおち)を圧迫
するように乗せ,児の頭が下向きになるようにして,背中の真ん中を平手で4-5
回叩きます(背部叩打法変法).年長児の場合には,児を後ろから抱きかかえ
て,腹部を上方へ圧迫します(ハイムリッヒ法).いずれの方法も力を加減し
て行わないと腹部臓器を損傷する可能性があります.どうしても異物がとれず
に呼吸困難が強くなった時は,心肺蘇生法(特に心臓マッサージ)を行いなが
ら救急病院を至急受診してください.気管内異物(ピーナッツ,豆類などの誤
嚥)ではかえって呼吸停止の恐れがあるため,これらの応急手当を行うことは
禁止されています.
こんにゃく入りゼリーは危険です.子どもや高齢者は食べてはいけません.そ
もそも,このような危険な菓子がきれいなパッケージに入って流通しているこ
と自体がおかしなことです.欧米諸国や韓国のように規制すべきです.
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