ぞうさん通信 |
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<流行している病気>
1.ノロウイルスによる急性胃腸炎が流行しています.激しい嘔吐が半日から1日続
きます.★,↓
2.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.
★★,→
3.伝染性紅斑(りんご病)が流行しています.頬,腕,脚に紅斑が生じます.
★★★,→
4.マイコプラズマ感染症が流行しています.肺炎を起こし,気管支喘息の発作を
誘発します.★★,→
5.百日咳が流行してします.頑固な咳が数週間続きます.★,→
6.咽頭結膜熱が流行しています.高熱,眼球結膜充血が主症状です.★★,↑
7.気管支喘息の患者さんの調子が悪いようです.★★,→
8.イネ科雑草による花粉症の患者さんが数多く来院しています.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<小児の頭痛>
小児における頭痛の有病率は国,報告者により異なり,1.7-24.7%とさまざま
です.日常診療でもよく遭遇する疾患で,決してめずらしいものではありませ
ん.一般小児科外来における頭痛の内訳は,片頭痛が57%,緊張型頭痛が
16%,両者の合併が4%,その他の原因による頭痛が3%,分類不能の頭痛が
20%と報告されています.代表的なものは,「片頭痛」と「緊張型頭痛」で
す.その他の原因による頭痛のなかには,脳内出血,モヤモヤ病,高血圧,脳
腫瘍,水頭症によるものが含まれており,注意が必要です.
小児の片頭痛は,朝に起こりやすく,好発部位は両側の前頭部で片側とは限り
ません.頭痛は突然起こり,持続時間は1-72時間ですが多くは短時間で回復し
ます.「ズキンズキン,ガンガンする」拍動性の痛みで,顔面蒼白,悪心・嘔
吐,光過敏・音過敏などの随伴症状があります.このほか,腹痛や食欲不振を
伴う場合もあります.片頭痛の70%に家族歴があり,とくに母親に片頭痛があ
ることはよく知られています.日常生活に支障を来すほどの中等度あるいは重
度の頭痛は少なく,頭痛のたびに鎮痛薬が必要というわけではありません.
一方,緊張型頭痛は,圧迫感や締め付け感がありますが,非拍動性です.頭痛
の程度は軽度から中等度です.頭痛の部位は,前頭・側頭部だけでなく,頭全
体,頸部(くび),項部(うなじ)の場合もあります.片頭痛に特有な悪心・
嘔吐を伴うことはありませんが,食欲不振を伴うことはあります.また,光過
敏・音過敏・軽度の悪心のいずれか1つを伴うことはあり得ます.
小児の頭痛に対する薬物療法は,患者年齢,頭痛の性状,急性期治療か予防的
治療かにより異なります.
急性期治療では,アセトアミノフェン(商品名:カロナール),イブプロフェ
ン(ブルフェン)が有効です.11-12歳以上で,これらの薬剤が無効な場合に
は,スマトリプタン(イミグラン)などを用いる場合があります.
予防的治療では,シプロペプタジン(ペリアクチン),アミノトリプチン(ト
リプタノール)を用います.9-10歳以上ではプロプラノロール(インデラ
ル), バルプロ酸ナトリウム(デパケン)を,11-12歳以上では塩酸ロメリジ
ン(テラナス)を用いる場合があります.
小児の頭痛は,思春期や成人期までに消失する場合があり,一生続くとは限り
ません.また,片頭痛が緊張型頭痛にあるいは緊張型頭痛が片頭痛に変化する
場合もあります.
頭痛に限らず,痛みは本人にしか分かりません.お子さんが頭痛を訴えた場合
には,その様子をよく観察してください.前述したような症状がある場合に
は,当院に是非ご相談ください.
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