ぞうさん通信 |
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<流行している病気>
1.ノロウイルスによる急性胃腸炎が流行しています.激しい嘔吐が半日から1日続
きます.★★,→
2.ロタウイルスによる急性胃腸炎が流行しています.嘔吐,下痢,白色便が主症状
です.容易に脱水に陥り,外来点滴,入院が必要になる場合があります.★,→
3.溶連菌感染症が流行しています.発熱,咽頭痛,発疹が主症状です.
★★,↓
4.伝染性紅斑(りんご病)が流行しています.頬,腕,脚に紅斑が生じます.
★★★,→
5.マイコプラズマ感染症が流行しています.肺炎を起こし,気管支喘息の発作を誘
発します.★★,→
6.百日咳が流行してします.頑固な咳が数週間続きます.★,→
7.咽頭結膜熱が流行しています.高熱,眼球結膜充血が主症状です.★,→
8.気管支喘息の患者さんの調子が悪いようです.★★,→
9.イネ科雑草による花粉症の患者さんが数多く来院しています.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<小児における細菌性腸炎>
小児における細菌性腸炎では,カンピロバクター,サルモネラ,腸管出血性大腸菌
が多く,その他に病原性大腸菌やエルシニア,まれに赤痢菌などが原因になります.
原因菌により,症状に若干の相違があります.
カンピロバクターは,幼児から成人にみられ,季節性はなく,潜伏期間は2-4日です.
原因食品としては鶏肉が多く,鳥刺し,よく調理されていない焼き鳥などに注意が
必要です.症状としては,中等度の発熱,腹痛,しぶり腹があり,半数程度に血便
がみられ,嘔吐が少ないのが特徴です.
サルモネラは,幼児から成人にみられ,夏から秋に多く,潜伏期間は6-72時間です.
原因食品としては鶏卵が多く,生卵,卵かけご飯,卵サンドイッチなどに注意が必
要です.卵料理は加熱が不十分なものが多く,室温に放置すると菌が増殖して食中
毒が発生します.卵のほかに,肉類が原因になることがあります.ペットからヒト
に感染することがあるので,注意が必要です.症状としては,短い潜伏期間の後に
高熱,嘔吐,腹痛が始まり,4分の1程度に血便がみられ,下痢の回数が多いのが特
徴です.
腸管出血性大腸菌は,幼児から学童と高齢者に多発し,夏から秋に多く,潜伏期間
は3-5日です.焼肉店での食事が原因となることが多く,肉の生焼け,ユッケ,
生レバーなどに注意が必要です.ヒトからヒトへの感染があります.症状としては,
初日は嘔吐や水様性下痢であっても,翌日以後に激しい腹痛,下痢,しぶり腹にな
り半数程度に血便が認められます.通常は発熱がありません.
細菌性腸炎の確定診断には,便培養の結果が必須です.原因菌により,適切な抗菌
薬の選択,水分や電解質の補給が必要になります.
暑い季節を迎えます.細菌性腸炎には十分に注意しましょう.
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