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ぞうさん通信 2007.10.2

発行日: 2007/10/2

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ぞうさん通信 2007.10.2

はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/


<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★,↓
2.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★★,→
3.百日咳が長岡市,見附市などで発生しました.激しい咳込みが主症状です.★,→
4.急性咽頭炎が流行しています.1-2日の高熱が主症状です.★,→
5.急性胃腸炎が流行しています.嘔吐,下痢が主症状です.★,↓
6.ヘルパンギナが流行しています.1-2日の高熱,咽頭粘膜疹が主症状です.★,→
7.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★★★,→

★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑


<インフルエンザワクチンの副反応>
インフルエンザワクチンに限らず,ワクチン接種後に,発熱,けいれん,発疹などの健康
被害が生じることがあります.これを「有害事象」と呼びます.ワクチン接種後に症状
が出現したというだけで,ワクチンが原因であると決めつけることはできません.ワク
チン接種後に,たまたま風邪,気管支炎などに罹患し発熱により熱性けいれんが起こ
る,あるいは偶然にてんかんの発作が起こることがあります.このようにワクチンとは
無関係に起こる有害事象を「紛れ込み事故」と呼びます.

ある有害事象が,ワクチンと関係のある「副反応」なのか,あるいはワクチンと関係の
ない「紛れ込み事故」なのか,白黒をつけることは不可能です.一般的に,ワクチン接種
後に,ある有害事象が起こり且つ他の疾患がないと判断された場合には,その有害事象
の原因がワクチンであると推定します.この場合,両者の関係を自然科学的に証明する
ことは不可能か極めて難しいため,高度の蓋然性(確からしさ)がある場合には,因果関
係があると判断されます.

インフルエンザワクチンの重大な副反応としては,ショック,アナフィラキシー様症
状(蕁麻疹,呼吸困難,血管浮腫),ギラン・バレー症候群,けいれん,急性散在性脳脊髄
炎(ADEM),肝機能障害,黄疸,喘息発作などが知られています.2007年9月27日に厚生労働
省医薬食品局が発表した「医薬品・医療機器等安全性情報・第240号」によれば,2006
年度にはインフルエンザワクチンが約1877万本出荷され,薬事法に基づいて,ワクチン
との因果関係が不明な例を含め107症例149件の副作用報告がありました(法律上は「副
反応」でなく「副作用」と呼ぶ).内訳は,急性散在性脳脊髄炎(ADEM)20件,発熱11件,発
疹8件,注射部位の発赤・腫脹8件,肝機能障害7件,ショック・アナフィラキシー様症
状7件,けいれん6件,ギラン・バレー症候群4件などでした.

インフルエンザワクチンのその他の副反応としては,接種部位の発赤や腫脹発疹,蕁麻
疹,紅斑,痒みなどの皮膚症状,発熱、悪寒、頭痛、倦怠感などの全身症状が知られてい
ます.これらの症状は,接種直後から数日中に起こり,通常2-3日で軽快,消失します.

当院では,今年は10月1日からインフルエンザワクチンの接種を開始しました.十分量を
確保していますが,接種希望者が増加した場合には不足する可能性があります.タミフ
ルの副作用問題が解決していないため,今年は昨年よりも接種希望者が増えるかもしれ
ません.

インフルエンザワクチンは是非とも早めに接種を受けてください.2回接種の場合1回目
を10月中旬・2回目を11月初旬までに,1回接種の場合11月初旬までに接種を完了してく
ださい.
-- 
------------------------------------------- 
橋本尚士(はしもとなおし)
*はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7 
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402 
E-mail naoshi@po.next.ne.jp 
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/ 
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊 
------------------------------------------- 
*新潟大学医学博士,日本小児科学会認定小児科専門医,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
(2007年4月より,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の屋外広告が解禁されました.) 
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