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ぞうさん通信 2007.9.11
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★★,↑
2.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★,→
3.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★★★,↑
4.百日咳が長岡市,見附市などで発生しました.激しい咳込みが主症状です.★,↑
5.急性咽頭炎が流行しています.1-2日の高熱が主症状です.★★,→
6.ヘルパンギナが流行しています.1-2日の高熱,咽頭粘膜疹が主症状です.★,→
7.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,→
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<アドエア>
吸入ステロイド薬(商品名;フルタイドエアー,パルミコート吸入液など)やロイコトリ
エン受容体拮抗薬(同:オノン,シングレアなど)などの開発普及により,気管支喘息は良
好にコントロールされるようになりました.
2007年 6月,「アドエア」が発売されました.「アドエア」は吸入ステロイド薬のフル
チカゾン(商品名:フルタイド)と長時間作用性吸入β2刺激薬のサルメテロール(同:セレ
ベント)の2剤を配合したドライパウダー製剤です.前者は1998年に,後者は2002年に発
売済みで,一般臨床で使用されています.
吸入ステロイド薬は,気道の炎症を抑制する作用があります.一方,吸入β2刺激薬は,気
管支を拡張する作用があります.アドエアはこれらの合剤なので,1度の吸入で2つの異
なる薬理作用が期待できます.さらに,これら2剤を同時に吸入することにより,相乗効
果が起こることが分かっています.ステロイド薬がβ2受容体の数を増加させることによ
り,β2刺激薬の効果が高まります.一方,β2刺激薬により,ステロイド薬とステロイド受
容体の結合が容易になり,活性化されたステロイド受容体の核内移行が促進され,ステ
ロイド薬の作用が増強します.
当院では,既にアドエアを使用しており,高い臨床効果を確認しています.従来の治療で
十分に喘息がコントロールされていない場合には,是非ご相談ください.ドライパウダー
製剤なので,小児ではうまく吸入できない場合がありますが,小学校高学年以上であれ
ば使用できます.
秋は,1年のなかで喘息発作が最も多くなる季節です.例年,秋分の日以後に発作を起こ
すお子さんが増加します.今年は,8月下旬から気温の日較差が大きく,台風の本土直撃
などの気象要因に加え,喘息発作を誘発するマイコプラズマ感染症が流行していること
から,例年に比べ発作が起こる時期がやや早いようです.
より良い治療を受け,喘息の発作を起こすことなく,秋を乗り切りましょう.
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橋本尚士(はしもとなおし)
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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*新潟大学医学博士,日本小児科学会認定小児科専門医,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
(2007年4月より,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の屋外広告が解禁されました.)
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