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ぞうさん通信 2007.5.22
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★★,↑
2.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★,↓
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★,→
4.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★,→
5.白色便性下痢症が流行しています.ロタウイルスが原因です.頻回の嘔吐,下痢が主症
状です.外来点滴または入院が必要な場合があります.★,→
6.急性胃腸炎が流行しています.ノロウイルスが原因と思われます.激しい嘔吐,下痢が
主な症状です.★★,→
7.長岡市,見附市,三条市で,A型およびB型インフルエンザが流行しています.★,→
8.急性咽頭炎が流行しています.1-2日の高熱が主症状です.★★,→
9.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★★,↑
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<麻疹ワクチンの不足>
2007年4月頃より始まった南関東における麻疹(はしか)の流行は,現在も続いていま
す.いくつかの大学では,流行の拡大を阻止するため,全校を休校にしています.新潟県
でも成人および小児の麻疹患者が散発的に発生しています.幸い当院周辺では患者発生
はありませんが,油断はできません.
麻疹(はしか)は昔から「命定め」と呼ばれ,医学医療の発達した現在でも直接の治療法
はなく死亡率の高い疾患です. 1000人に1人は死亡します.1年間に日本では50-100人の
お子さんが麻疹で死亡しています.麻疹は極めて感染力が強く,すれちがっただけで感
染することがあります.
過去に麻疹に罹患したことがなく且つ麻疹(または麻疹風疹混合)ワクチンの接種を受
けたことがない方が,保育所,学校,医療機関等で麻疹(または麻疹の可能性が高い)患者
と接触した場合には,緊急予防措置を受ける必要があります.
緊急予防措置には,(1)暴露後72時間以内の場合には麻疹ワクチンの接種を受ける,(2)
暴露後6日以内の場合にはガンマグロブリンの投与を受ける,という2つの方法がありま
す.ガンマグロブリンは血液製剤なので,暴露後72時間以内の場合には,通常「(1)麻疹
ワクチンの接種」が選択されます.
2007年5月下旬,南関東での麻疹の流行のため麻疹単独ワクチンの需要が急増してしま
い,在庫が枯渇し,十分な量が流通していません.麻疹患者の発生があり緊急予防措置が
必要な事態が生じても,麻疹単独ワクチンが確実に入手できる状態にはないようです.
麻疹単独ワクチンがない場合には,麻疹風疹混合ワクチンを用いて緊急予防措置を行わ
ざるを得ません.
緊急予防措置のうち,「(1)麻疹ワクチンの接種」は任意接種になるので全額自己負担
になります. 麻疹単独ワクチンよりも麻疹風疹混合ワクチンの方が高額ですが,いざと
いう場合この点は御了承ください.
現時点では,麻疹風疹混合ワクチンの需給に問題はありません.1歳過ぎまたは来年4月
に小学校入学予定のお子さんで,まだ麻疹風疹混合ワクチンの接種を受けていない方
は,早目に接種を済ませてください.
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橋本尚士(はしもとなおし)
*はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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*新潟大学医学博士,日本小児科学会認定小児科専門医,
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
(2007年4月より,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の屋外広告が解禁されました.)
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