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ぞうさん通信 2007.4.3
はしもと小児科ホームページ http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
<流行している病気>
1.溶連菌感染症が流行しています.高熱,発疹,咽頭発赤が主症状です.★★,→
2.水痘(みずぼうそう)が流行しています.★,↑
3.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が流行しています.★★,→
4.マイコプラズマ感染症が流行しています.咳が続きます.肺炎を起こし,気管支喘息の
発作を誘発することがあります.★,↓
5.急性扁桃炎が流行しています.5日間程度,高熱が続きます.アデノウイルスが原因で
す.★★,↑
6.長岡市,見附市,三条市で,A型およびB型インフルエンザが流行しています.★★,↓
7.気管支喘息のお子さんの調子が悪いようです.★,↓
★ 患者数が少し,★★やや多い,★★★多い,★★★★かなり多い,★★★★★爆発的に多い
↓先週より減少,→同程度,↑増加
<成人気管支喘息の疫学>
前回,日本における小児気管支喘息の疫学について述べました.今回は,成人について述
べます.
日本におけるATS-DLDを用いた調査では,気管支喘息の累積有症率は成人で3.0%です.小
児の有症率のほぼ半分です.
成人の気管支喘息のうち成人発症喘息は70-80%で,残りの20-30%は小児気管支喘息から
移行したものです.成人発症喘息は,20歳代から60歳代までまんべんなく発症します
が,中高年発症が60%を占めます.小児気管支喘息からの移行があるので,小児期の適切
な治療が必要です.
成人の気管支喘息の性比は男女ほぼ同数かやや女性に多い傾向を示しますが,成人発症
喘息に限れば明らかに女性が多いです.小児では男児の有症率が女児の1.5倍です.成人
と小児では性比に相違があります.
成人喘息は非アトピー型,重症例が多いです.成人喘息の10%はアスピリン喘息を合併し
ます.小児ではアトピー型が95%を占めます.成人と小児では病型に相違があります.
成人喘息が治癒に至る確率は5%以下で,成人期以後の喘息はほとんど一生続きます.小
児では60-70%程度は治癒または軽快します.成人と小児では予後に相違があります.
日本における成人喘息の死亡数は,1995年までは年間6000人台でしたが,その後減少
し,2002年以後は3000人代まで減少しています.高齢者の死亡が多く,60歳以上で全体
の3分の2以上を占めています.
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橋本尚士(はしもとなおし)*
はしもと小児科
〒954-0112 新潟県見附市上新田町449-7
TEL0258-61-2400 予約専用61-2401 FAX61-2402
E-mail naoshi@po.next.ne.jp
URL http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/
メールマガジン「ぞうさん通信」発刊
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*新潟大学医学博士,日本小児科学会認定小児科専門医,
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
(2007年4月より,日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の屋外広告が解禁
されました.)
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